フォレスターを最後の車に選ぶのは十分アリです。ただし、全幅1830mmを無理なく扱え、10年後の乗降・維持費・使い方まで納得できる人に向くSUVです。
第6世代フォレスターは2025年4月17日に国内発表され、2026年5月21日の改良で1.8Lターボ車に「Touring」「Touring EX」が追加されました。2026年9月現在は、過去の予想ではなく、実際に販売されている仕様を基準に「最後の車として本当に合うのか」を判断できます。
- フォレスターを最後の車に選ぶのはアリ?現行型の数字から結論を確認
- フォレスターは大きすぎる?全幅1830mmより「駐車後の余白」を確認しよう
- フォレスターを70代まで乗るなら安全性能は強み?JNCAPでは95%を獲得
- フォレスターの維持費は重い?年間走行距離別に燃料費を計算
- 最後の車ならどのグレード?Touring・Touring EX・S:HEVを選び分ける
- フォレスターの荷室は夫婦旅行に十分?484〜512Lの余裕が長期所有に効く
- フォレスターは2026年にどう変わった?C型予想ではなく確定情報で見る
- フォレスターを最後の車にする前に試乗で確認したい7項目
- 私が考えるフォレスターの「最後の車」としての価値
- まとめ|フォレスターを最後の車にするなら「グレードより余裕」で決めよう
- よくある質問
フォレスターを最後の車に選ぶのはアリ?現行型の数字から結論を確認
結論からいえば、旅行や遠出を続けたい50代・60代には有力候補ですが、狭い住宅街と近距離利用が中心なら慎重に選びたい車です。
「次に買う車は、できれば10年くらい乗りたい」。
50代後半から60代になると、そんな考え方が少しずつ現実味を帯びてきますよね。
そこで最初に確認したいのが、2026年9月時点の現行フォレスターです。
項目 現行フォレスターの主な数値
全長 4655mm
全幅 1830mm
全高 1730mm
最低地上高 220mm
最小回転半径 5.4m
荷室容量 S:HEV 484L/ガソリン512L
Touring WLTC燃費 13.6km/L
X-BREAK S:HEV WLTC燃費 19.1km/L
Touring 3,850,000円
Touring EX 3,993,000円
X-BREAK S:HEV 4,378,000円
Premium S:HEV EX 4,642,000円
全長4655mm、全幅1830mm、全高1730mm、最低地上高220mmというボディサイズは、SUBARUの現行フォレスター主要諸元で確認できます。最小回転半径は5.4mです。
(出典:SUBARU「フォレスター 諸元・スペック」)
2026年5月21日の改良では1.8L直噴ターボ車にTouringとTouring EXが追加され、Touringは385万円、Touring EXは399万3000円となりました。
同時にスマートリヤビューミラーの画質向上、ワイヤレス充電器の給電性能強化、ストロングハイブリッド車へのAC100V/1500Wアクセサリーコンセント標準化なども実施されています。
(出典:株式会社SUBARU「フォレスター改良モデルを発表」2026年5月21日)
ここで最後の車として私が最も気にしたいのは、最高出力でも豪華装備でもありません。
全幅1830mmと最小回転半径5.4mを、日常生活の中で気楽に扱えるかどうかです。
高速道路や郊外を走るとき、このサイズは安心感や室内のゆとりにつながります。
一方、自宅駐車場や昔ながらの住宅街、狭めのスーパーでは、1830mmという車幅が毎日の緊張材料になることもあります。
最後の車は「今、運転できるか」だけで選ばないほうがいいんですね。
私なら、今より少し身体の動きがゆっくりになったときにも、面倒に感じず乗り続けられるかまで想像します。
この視点を入れると、フォレスターが自分に向くかどうかがかなり見えやすくなりますよ。
フォレスターは大きすぎる?全幅1830mmより「駐車後の余白」を確認しよう
全幅1830mmだけを見て「大きすぎる」と決める必要はありません。重要なのは、1830mmの車体と自宅・生活道路・駐車場の相性です。
フォレスターを検討している方からすると、「今は運転できるけれど、70代まで考えると大きいかな」と不安になりますよね。
ただ、同じ1830mmでも環境によって負担はまるで違います。
前面道路が広く、自宅駐車場にも余裕がある家なら、毎日それほど意識しないかもしれません。
反対に、壁際へ寄せなければならない駐車場や、バックで細い道路へ出る家では、たった数十cmの違いが毎日のストレスになります。
ここでぜひ見てほしいのが、車を停めた後に何cm残るかです。
たとえば駐車スペース幅が2500mmなら、単純計算では1830mmのフォレスターを中央に置いた場合、左右に残るのは合計670mm。
均等なら片側335mmです。
もちろん実際にはドアミラー、壁、柱、隣の車、駐車位置などがあるため、この数字をそのまま乗降スペースとして使えるわけではありません。
駐車枠が2700mmなら左右合計870mm、均等で435mm。
3000mmなら左右合計1170mm、均等で585mmです。
こうして数字にすると、「車体が枠に収まるか」と「楽に降りられるか」は別問題だと分かりますよね。
ドアを少しだけ開けて身体を横向きにして降りる。
買い物袋を抱えたまま壁との間をすり抜ける。
若いうちは何とも思わなかった動作でも、長期所有では負担になることがあります。
駐車後に残る余白も、最後の車では立派な性能です。
SUBARUは現行フォレスターについて、大きく開くドアや乗降しやすさに配慮した設計を紹介しています。
ただし、ここで注意したいことがあります。
最低地上高220mmという数字と、乗り降りするときの床面やシート座面の高さは同じものではありません。
最低地上高は車体下部と路面との間隔を示す数値で、「220mmだから乗り降りが高い」「低い」と直接判断することはできないんですね。
現行フォレスターの乗降性を判断するなら、カタログ数値だけではなく実車で確認する必要があります。
私なら販売店で、
- 運転席から3回ほど続けて乗り降りする
- 助手席でも同じ動作をする
- 頭を大きく下げないと乗れないかを見る
- 足を高く持ち上げる必要がないか確認する
- 降りるときに身体をドアへ引っ張られないかを見る
- 半分程度しかドアを開けられない状態も試す
このあたりを確認します。
「一度乗れたから大丈夫」ではなく、繰り返しても楽かがポイントですよ。

フォレスターを70代まで乗るなら安全性能は強み?JNCAPでは95%を獲得
現行フォレスターの安全性能は、最後の車として大きな魅力です。JNCAP「自動車安全性能2025」では総合95%、184.62点/193.8点でファイブスター大賞を受賞しています。
第6世代フォレスターには、ステレオカメラに加え、広角単眼カメラと前側方レーダーを組み合わせた新世代アイサイトが採用されました。
さらに、フォレスターとして初めて高度運転支援システム「アイサイトX」も設定されています。
(出典:株式会社SUBARU「新型『フォレスター』を発表」2025年4月17日)
安全性能については、数字でも確認できます。
フォレスターは国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構NASVAによるJNCAP「自動車安全性能2025」で、2026年2月にファイブスター賞を受賞しました。
その後、2025年度に評価されたファイブスター車の中で最高得点だったことから、2026年5月28日に「ファイブスター大賞」となっています。
つまり別々の安全試験を2回受けて受賞したというより、同じ2025年度JNCAP評価において、まず最高評価のファイブスターを獲得し、年度評価がそろった段階で最高得点車として大賞になったと理解すると分かりやすいでしょう。
評価結果は総合95%、184.62/193.8点。
内訳は予防安全性能99%の85.40/85.8点、衝突安全性能91%の91.22/100点、事故自動緊急通報装置は8/8点です。
(出典:NASVA「自動車安全性能2025 スバル フォレスター」/2026年5月28日公表資料)
かなり高い評価ですよね。
ただし、NASVA自身も予防安全技術について、ドライバーを支援するものであり万能ではないと注意を促しています。
ここは、最後の車選びで特に大切です。
安全装備は、扱いにくい車を無理に運転するための装置ではありません。
見切りがいい。
車幅感覚をつかみやすい。
自分の身体に合う。
そのうえでアイサイトなどが支えてくれる。
この順番が安心につながります。
SUBARUは「0次安全」という考え方のもと、ドライバーから周囲を見やすくする視界設計にも力を入れています。
さらにデジタルマルチビューモニターを使えば、狭い場所で死角になりやすい車体周辺を画面で確認できます。
全幅1830mmのフォレスターでは、こうした装備は単なる高級機能ではなく、毎日の負担を減らす道具として意味がありますね。
高速道路をよく使う方なら、アイサイトXを搭載するTouring EXやS:HEVのEX系グレードは、最後の車として検討価値が高いと私は考えます。
フォレスターの維持費は重い?年間走行距離別に燃料費を計算
燃費だけでS:HEVを選ぶ必要はありません。年間走行距離が少ない人はTouring、高速や長距離を多く走る人ほどS:HEVの燃費差を活かしやすくなります。
2026年9月時点で、TouringとTouring EXのWLTCモード燃費は13.6km/L。
X-BREAK S:HEVは19.1km/L、Premium S:HEV EXは18.5km/Lです。
(出典:SUBARU「フォレスター グレード一覧」)
では、この燃費差は実際にどのくらいなのでしょうか。
分かりやすくするため、ここではガソリン1L=180円と仮定した単純計算例を出してみます。
実際の燃料価格や実燃費は地域、季節、道路状況、運転方法などで変わるため、購入時の確定費用ではありません。
Touringの13.6km/LとX-BREAK S:HEVの19.1km/Lを比較すると、おおよその年間燃料費は次のようになります。
年間走行距離 Touring 13.6km/L X-BREAK S:HEV 19.1km/L 年間差
5000km 約6万6200円 約4万7100円 約1万9100円
1万km 約13万2400円 約9万4200円 約3万8200円
1万5000km 約19万8500円 約14万1400円 約5万7100円
年間5000kmなら、燃料費差は約1万9000円。
10年間でも単純計算なら約19万円です。
年間1万kmでは10年間で約38万円、年間1万5000kmなら約57万円ほどになります。
一方、車両本体価格はTouringが385万円、X-BREAK S:HEVが437万8000円なので、その差は52万8000円です。
仮に燃料価格を180円/L、カタログ燃費どおりに走るという単純条件だけで考えると、10年間の燃料差だけでこの52万8000円を埋めるには、年間走行距離はおおよそ1万4000km前後が一つの目安になります。
もちろん、これは「S:HEVなら何kmで元が取れる」という断定ではありません。
実燃費は変わりますし、燃料価格も変動します。
装備差、走行フィール、下取り価格、整備費なども含めていません。
でも、ここから一つ大切なことが分かります。
年間3000〜5000kmほどしか走らない方が「燃費がいいから」という理由だけでS:HEVを選ぶなら、車両価格差まで一度計算しておきたいんですね。
反対に、旅行や帰省で年間1万5000km前後走るなら、燃料消費量の差は長期所有で無視しにくくなります。
タイヤも確認しておきましょう。
Touring/Touring EXには18インチアルミホイールが採用されています。
Premium S:HEV EXは235/50R19のオールシーズンタイヤと19インチアルミホイールです。
(出典:SUBARU「フォレスター グレード一覧」)
タイヤ4本の交換価格はメーカー、銘柄、店舗、時期によってかなり変わります。
最後の車として買うなら、新車価格だけでなく販売店で「このサイズのタイヤ4本を交換すると現在いくらくらいか」まで聞いておくと安心です。
退職後も維持するつもりなら、購入時の数十万円より、毎年・数年ごとに出ていくお金を気持ちよく払えるかのほうが大切になってきますよ。
最後の車ならどのグレード?Touring・Touring EX・S:HEVを選び分ける
最後の車として私が選び分けるなら、低走行ならTouring、高速支援を重視するならTouring EX、長距離が多いならX-BREAK S:HEV系をまず比較します。
2026年5月の改良でTouringとTouring EXが加わったことで、現行フォレスターは「最後の車」としてかなり選びやすくなりました。
以前は「せっかくならS:HEV」「安全支援が欲しいから上級グレード」と価格が上がりやすかったのですが、現在は目的に応じて整理できます。
近距離中心・年間走行距離が少ないならTouring
Touringは385万円で、1.8L直噴ターボ、WLTC13.6km/Lです。
18インチホイールを採用し、後席左右シートヒーターや運転席シートポジションメモリー機能など実用装備も備えています。
年間走行距離が5000km程度までで、近所の買い物や週末ドライブが中心なら、私はまずTouringから考えます。
燃費だけのためにS:HEVへ約50万円上乗せする必要があるかを冷静に考えられるからです。
「最後の一台だから一番高いもの」ではなく、使わない機能へお金を払わないことも長期所有の安心だと思います。
高速道路をよく使うならTouring EX
Touring EXは399万3000円。
Touringとの差は14万3000円です。
大きな違いはアイサイトXを搭載すること。
長距離旅行や高速道路を定期的に利用する方なら、この14万3000円差は検討しやすい範囲だと私は感じます。
もちろん支援機能に任せきりにはできません。
それでも、旅行から帰る夕方の高速道路など、疲労が出やすい場面で運転負荷を軽くしてくれる装備には意味があります。
夫婦旅行を続けたい方なら、Touring EXは「価格と長距離支援のバランス」が取りやすいグレードでしょう。
年間走行距離が多いならX-BREAK S:HEV
X-BREAK S:HEVは437万8000円で、WLTC19.1km/L。
年間1万kmを大きく超えて走る方なら、S:HEVの燃料消費量の少なさが効きやすくなります。
旅行だけでなく、帰省、趣味、アウトドアなどで距離が伸びる人ですね。
荷室容量はS:HEVが484Lで、ガソリン車512Lより28L少なくなります。
ここは「ハイブリッドなら全部上」というわけではありません。
荷物を最大限積みたい方はガソリン車の512Lも魅力になります。
上質さとアイサイトXを求めるならPremium S:HEV EX
Premium S:HEV EXは464万2000円、WLTC18.5km/Lです。
19インチホイールを備える上級S:HEVで、アイサイトXも搭載しています。
装備や質感に満足して長く乗りたい方には魅力があります。
一方、最後の車として費用負担を抑えたい方に、私は「上級だから」という理由だけでは勧めません。
タイヤサイズも含め、購入後の費用まで確認したうえで選びたいグレードです。
私なら選択基準をこう整理します。
走らないならTouring。高速を使うならTouring EX。距離を走るならS:HEV。
非常に単純ですが、最後の車選びではこのくらい目的をはっきりさせたほうが迷いにくいですよ。
フォレスターの荷室は夫婦旅行に十分?484〜512Lの余裕が長期所有に効く
夫婦旅行や趣味を続けたい人には、フォレスターの荷室は大きな強みです。S:HEVで484L、ガソリン車で512Lあり、日常だけでなく生活の変化にも対応しやすい容量があります。
現行フォレスターの荷室開口部最大幅は1250mm。
荷室フロア幅はホイールハウス部分で1100mm、荷室フロア長は928mmです。
(出典:SUBARU「フォレスター 諸元・スペック」)
夫婦二人のスーパーへの買い物だけなら、毎日512Lを使い切ることはまずないでしょう。
では無駄かというと、私はそうとも思いません。
最後の車は、今週の使い方だけではなく、これからの休日を受け止める道具でもあるからです。
旅行のスーツケース。
ゴルフバッグ。
キャンプ用品。
趣味の道具。
家族の荷物。
こうしたものを「積めるかな」と毎回悩まなくていい余裕があります。
定年後に時間が増え、「せっかくだから車で遠くへ行こう」と生活が変わる可能性もありますよね。
小さい車へ乗り換えたことで外出範囲まで小さくなってしまうなら、それが本当に理想とは限りません。
私はここに、SUVを最後の車にする意味があると考えています。
「歳を取ったら小さい車」という考え方は分かりやすいのですが、全員に当てはまるわけではありません。
身体的に無理なく扱え、駐車環境にも余裕があり、旅行や趣味に荷室を使うなら、あえてSUVの余裕を残すことが暮らしの行動範囲を保ってくれるケースもあるんですね。
これが、フォレスターを最後の車として見るときの大切な視点だと思います。
フォレスターは2026年にどう変わった?C型予想ではなく確定情報で見る
2026年のフォレスターで確認すべきなのは、予想された「C型」ではなく、2026年5月21日にSUBARUが正式発表した改良内容です。
第6世代フォレスターの日本仕様は2025年4月17日に発表されました。
当初はストロングハイブリッドのX-BREAK、Premiumと、1.8L直噴ターボのSPORTを中心とする構成でした。
(出典:株式会社SUBARU「新型『フォレスター』を発表」2025年4月17日)
その後、2026年5月21日に改良モデルが正式発表され、1.8Lターボ車へTouringとTouring EXが追加されました。
同時に、
- 全車標準のスマートリヤビューミラーの画質向上
- ワイヤレス充電器の給電性能強化
- S:HEVへのAC100V/1500Wアクセサリーコンセント標準化
- Touring/Touring EXへの18インチアルミホイール採用
- 運転席シートポジションメモリー機能
- 後席左右シートヒーター
- ETC2.0車載器キット
など、実用面の見直しも行われました。
(出典:株式会社SUBARU「フォレスター改良モデルを発表」2026年5月21日)
過去には「2026年2月ごろにC型になるのでは」「Wildernessが日本へ導入されるのでは」といった予想情報も見られました。
しかし2026年9月時点で最後の車を選ぶなら、将来予想を購入判断の中心に置く必要はありません。
現在正式に販売されているTouring、Touring EX、X-BREAK S:HEV系、Premium S:HEV系を比べれば十分です。
次の改良を待つ。
さらに次の安全装備を待つ。
もっと燃費が良くなるまで待つ。
そう考えると、車はいつまでも買えませんよね。
最後の車だからこそ未来を当てるのではなく、今売っている車が、自分のこれからの暮らしに合っているかで判断するほうが現実的だと思います。
フォレスターを最後の車にする前に試乗で確認したい7項目
試乗では走りの良さより、毎週繰り返す動作が楽かどうかを確認することが重要です。
フォレスターを本気で最後の車候補にするなら、私は次の7項目を試します。
- 運転席へ3回続けて乗り降りする
- 助手席でも乗降し、夫婦なら二人とも確認する
- バック駐車して全幅1830mmの感覚を見る
- 左側の縁石や壁との距離感を確認する
- デジタルマルチビューモニターと目視を併用する
- 荷室へ普段使う旅行バッグを載せる想定で確認する
- 自宅駐車場に近い狭さで、ドアをどこまで開けられるか試す
特に避けたいのが、販売店を出て広い幹線道路を一周して「乗り心地がいいですね」で終わる試乗です。
フォレスターの加速や直進安定性が気持ちいいことは大切です。
でも、所有してから何百回も繰り返すのは別の場面です。
自宅から出る。
狭い交差点を曲がる。
スーパーへ停める。
ドアを開ける。
荷物を積む。
家へ戻って壁の横へ駐車する。
最後の車は、休日の絶景ドライブより火曜日の夕方で採点する。
私はこの考え方をおすすめしています。
火曜日の買い物が楽なら、休日の旅行はもっと楽しめます。
反対に、毎日の駐車で「今日も気を使うな」と思うようなら、どれほど高速道路で快適でも乗る回数が減ってしまうかもしれません。
夫婦で使うなら、必ず運転を交代してください。
「自分は慣れているから問題ない」ではなく、二人とも扱えること。
この条件を満たせるなら、フォレスターのサイズはむしろ安心感へ変わってくると思います。
私が考えるフォレスターの「最後の車」としての価値
ここからは私見です。
フォレスターを最後の車として評価するとき、私は「70歳なら大きすぎる」「60歳だからまだSUVで大丈夫」という年齢だけの決め方はしたくありません。
見るべきなのは、年齢ではなく余裕の残量だと考えています。
駐車場に余裕がある。
乗り降りが楽。
維持費にも余裕がある。
車幅感覚にも余裕がある。
高速道路を走ったあとにも疲労の余裕が残る。
この余裕があるなら、70代でフォレスターに乗ることを数字だけで否定する理由はありません。
逆に、今の時点ですでに駐車場がぎりぎりで、乗り降りのたびに身体をねじり、年間3000kmしか走らず、維持費にも負担を感じるなら、「最後の一台だからSUV」と無理をする必要はないでしょう。
現行フォレスターには、JNCAP総合95%という安全性能があります。
新世代アイサイトがあります。
アイサイトXがあります。
荷室484〜512Lがあります。
最低地上高220mmとAWDによるSUVらしい行動範囲もあります。
そのため私は、これからも夫婦旅行や趣味を続けたい人ほど、フォレスターを最後の車にする意味が大きいと考えます。
小型車にすれば駐車は楽になるでしょう。
燃料やタイヤの負担も小さくなる場合があります。
でも、「車で遠くへ行こう」という気持ちまで小さくなるなら、それが最善とは限りません。
人生後半の車選びでは、事故を避けるための安全だけでなく、暮らしを狭くしないための余裕も大切ではないでしょうか。
一方で、その余裕をほとんど使わない人にとっては、1830mmという車幅や400万円前後の購入費用が目立ってきます。
だからこそ、良い車と自分に良い車は分けて考える必要があります。
フォレスターは良いSUVです。
しかし「最後の車として誰にでもおすすめ」とは私は思いません。
毎日の買い物でも扱いやすく、旅行の日には頼もしく、維持費を払っても気持ちが重くならない。
その3つがそろう人にとって、フォレスターはかなり魅力的な最後の車候補です。
まとめ|フォレスターを最後の車にするなら「グレードより余裕」で決めよう
フォレスターを最後の車に選ぶことは十分に現実的です。
第6世代フォレスターは2025年4月17日に発表され、2026年5月21日の改良でTouringとTouring EXが追加されました。
現行型は全長4655mm、全幅1830mm、全高1730mm、最小回転半径5.4m。
荷室容量はS:HEVが484L、ガソリン車が512Lです。
X-BREAK S:HEVはWLTC19.1km/L、Touringは13.6km/L。
安全面ではJNCAP「自動車安全性能2025」で総合95%、184.62/193.8点を獲得し、ファイブスター大賞を受賞しています。
これだけを見ると、とても魅力的ですよね。
ただ、最後の車として最も大切なのはスペック表の豪華さではありません。
自宅へ楽に停められるか。身体に無理なく乗り降りできるか。退職後も維持できるか。そして、この車でまだ出掛けたいと思えるか。
ここを確認してみてください。
年間走行距離が少ないならTouring。
高速道路をよく使い運転支援を重視するならTouring EX。
長距離利用が多く燃費を重視するならX-BREAK S:HEV系。
上質感とアイサイトXまで求めるならPremium S:HEV EX。
私は、このように使い方から逆算する選び方が分かりやすいと思います。
最後の車だから最上級グレードを買う必要はありません。
逆に、年齢だけを理由に小さな車へ乗り換える必要もありません。
試乗するときは、10年後の自分が火曜日の夕方、買い物袋を積んで自宅の駐車場へ戻ってくる姿を想像してみましょう。
すっと停められる。
無理なくドアを開けられる。
荷物を降ろしても疲れない。
そして次の休日には「この車で少し遠くへ行こうか」と思える。
そこまで想像して違和感がなければ、フォレスターは長く付き合える一台になってくれる可能性が高いと私は考えていますよ。
よくある質問
フォレスターは最後の車として大きすぎませんか?
現行フォレスターは全長4655mm、全幅1830mm、最小回転半径5.4mです。
大きすぎるかどうかは年齢より、自宅駐車場と生活道路で決まります。試乗では駐車できるかだけでなく、停めたあとにドアを十分開けられるかまで確認してください。
TouringとTouring EXなら最後の車にはどちらがおすすめですか?
近距離中心なら385万円のTouringでも十分検討できます。
高速道路を頻繁に利用するなら、399万3000円でアイサイトXを搭載するTouring EXを私は優先して比較します。価格や仕様は変更される場合があるため、契約時にはSUBARU公式の最新情報を確認してください。
S:HEVは燃費だけで選んでもいいですか?
燃費だけで決めるのはおすすめしません。
X-BREAK S:HEVはWLTC19.1km/L、Touringは13.6km/Lですが、車両価格にも差があります。年間走行距離が少ない人は価格差を回収しにくいため、年間走行距離と長期の燃料費をセットで考えると判断しやすくなります。
杉原健一
モーターライフ・アドバイザー



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