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定年後は中古車がいい?60歳から中古車を選ぶメリットと注意点

車選び
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定年後の中古車は、3〜5年落ちを一つの出発点に、安全装備・支払総額・保証・車両状態を確認して選ぶと、購入費と安心を両立しやすくなります。

60歳からは「安い中古車を買う」より、70歳前後まで無理なく使える一台を、老後資金を残しながら選ぶという考え方が大切ですよ。

  1. 定年後は中古車がいい?60歳から選ぶメリットとは
    1. 2025年調査では100万〜200万円台の比較的新しい中古車もある
    2. 中古車なら同じ予算で装備を一段上げられることがある
  2. 60歳で中古車を買うなら何年落ちがいい?
    1. 3〜5年落ちを出発点にする理由
    2. 同じ車名でも年式・グレードで安全装備は違う
  3. 定年後の中古車は何を確認すれば失敗を減らせる?
    1. 「車両価格」ではなく「支払総額」を見る
    2. 修復歴・整備・保証は3点セットで確認する
    3. 120万円と150万円なら「買った直後の出費」まで比べる
  4. 60歳から重視したい安全装備と乗りやすさとは?
    1. 70歳・75歳の免許更新制度も考えておく
    2. 最新の警察庁資料でも操作不適は注目点
    3. 乗り降りのしやすさは必ず実車で試す
    4. 小さい車へ替えることは「我慢」ではない
  5. 中古EVは定年後に向いている?日産サクラの注意点
  6. 新車と中古車、60歳ならどちらを選ぶべき?
  7. 私が考える60歳からの中古車選びで大切な3つの視点
  8. まとめ|定年後の中古車は年式・安全性・支払総額・出口で選ぼう
  9. よくある質問
    1. 60歳から中古車を買うなら何年落ちがおすすめですか?
    2. 定年後の中古車はいくらくらいを目安にすればいいですか?
    3. 中古車で一番先に確認する項目は何ですか?
    4. 75歳まで運転する予定なら安全装備は何を重視すべきですか?

定年後は中古車がいい?60歳から選ぶメリットとは

結論からいうと、定年後に中古車を選ぶ大きなメリットは、車に使うお金を抑えながら、必要な安全装備や使いやすさを確保できる可能性があることです。

定年や再雇用を迎える60歳前後は、現役時代とは家計の見え方が変わりますよね。

毎月の給与が下がる方もいれば、退職金を受け取る方、年金受給開始までの生活費を考える方もいるでしょう。

そんな時期だからこそ、私は「買える車」だけではなく、買ったあとにお金を残せる車を見ることが大切だと考えています。

たとえば、300万円の新車と180万円の中古車で迷った場合、単純な車両価格の差は120万円です。

もちろん年式、装備、保証、車両状態が異なるため「中古車の方が120万円得」と単純には言えません。

ただし、その差額を手元に残せれば、タイヤ交換や車検だけでなく、住宅修繕、医療・介護への備え、旅行や趣味などにも使えます。

長年メーカー直営ディーラーの店頭でお客様の相談を受けてきた経験から感じるのは、「買える金額」と「買ったあとも安心できる金額」は違うということです。

定年後は、この違いが現役時代以上に大きくなります。

2025年調査では100万〜200万円台の比較的新しい中古車もある

中古車のガリバーが2025年9月16日に更新した「シニアにおすすめの車ランキング10車種」では、安全性、乗り降りのしやすさ、維持費などを踏まえた候補として、スペーシア、フィット、サクラ、アクア、ソリオなどが紹介されています。中古車のガリバー

同記事に掲載された中古車相場の例は次のとおりです。

車種 掲載時の中古車相場例 対象年式例 主な特徴
スズキ スペーシア 約150万〜200万円 2023年式 スライドドア、安全装備
ホンダ フィット e:HEV 約140万〜190万円 2020年式 視界、室内の使いやすさ
日産 サクラ 約130万〜210万円 2023年式 軽EV、静粛性
トヨタ アクア 約160万〜220万円 2021年式 燃費性能、扱いやすさ
スズキ ソリオ 約110万〜170万円 2022年式 スライドドア、広い室内

ただし、ここは誤解しないでくださいね。

これは2025年9月時点で同記事に掲載された参考相場で、2026年8月現在の特定車両の販売価格を示すものではありません。中古車価格は走行距離、グレード、装備、修復歴、地域、ボディカラー、需給などで変わります。中古車のガリバー

つまり、この数字から読み取るべきなのは「この金額で必ず買える」ではなく、定年後でも比較的新しい世代の中古車を100万〜200万円台で探せるケースがあるということなんですね。

中古車なら同じ予算で装備を一段上げられることがある

中古車には、購入価格を抑える以外の使い方があります。

たとえば200万円という予算なら、新車の廉価グレードを選ぶだけでなく、数年落ちの上級グレードを探す方法もあります。

私は60歳以降なら、内装の豪華さより次のような機能を優先して比較したいですね。

  • 衝突被害軽減ブレーキ
  • ペダル踏み間違い時の加速抑制機能
  • 車線逸脱警報や車線維持支援
  • アダプティブクルーズコントロール(ACC)
  • バックカメラや360度周辺確認カメラ
  • ブラインドスポットモニター

ただし、先進安全装備には作動条件や限界があります。

付いているから事故を防げる、と考えるのではなく、人の運転を補助する機能として使うことが大前提ですよ。

定年後の中古車は、「とにかく安く買う道具」ではありません。

同じ予算の中で、安全性と使いやすさにお金を振り向けるための選択肢と考えると分かりやすいでしょう。


60歳で中古車を買うなら何年落ちがいい?

60歳から中古車を探すなら、私はまず3〜5年落ち程度を比較の出発点にする方法が分かりやすいと考えています。

ただし、「3〜5年落ちなら安心」という意味ではありません。

中古車は年数だけでは判断できないため、安全装備、走行距離、整備履歴、修復歴、保証、価格を合わせて判断することが必要です。

3〜5年落ちを出発点にする理由

3〜5年落ち程度なら、新車より価格が下がっている車両を探しながら、比較的新しい世代の安全装備を備えた候補を見つけやすくなります。

また、60歳で5年落ちの中古車を買って10年間乗れば、70歳の時点で15年落ちです。

一方、60歳で10年落ちを購入して15年間乗れば、75歳時点では25年落ちになります。

もちろん、25年乗っても元気な車はあります。

しかし長期保有になるほど、エアコン、ゴム部品、電装品、足回りなど、年数による劣化への対応が増える可能性があります。

ですから私は、単純な「何年落ち?」ではなく、

購入時の車齢+自分が乗る予定年数

で考える方法をおすすめしています。

3〜5年落ちは、その計算を始めるときの目安の一つなんですね。

同じ車名でも年式・グレードで安全装備は違う

ここは中古車選びで非常に重要です。

「フィットは安全装備が充実している」

「スペーシアなら安心」

と車名だけで判断してはいけません。

同じ車種でも、世代、改良時期、グレード、メーカーオプションによって搭載される機能が異なるからです。

たとえばガリバーが2025年9月16日に更新した記事では、2023年11月登場の3代目スペーシアについて、衝突被害軽減ブレーキの検知対象が車両や歩行者だけでなく、自転車や自動二輪などにも広がったことが説明されています。中古車のガリバー+1

つまり、「スペーシア」と検索するだけでは十分ではありません。

購入候補を見つけたら、販売店に次の4点を確認してみましょう。

  • 初度登録年月
  • 正式なグレード
  • 型式・世代
  • 欲しい安全装備が実車に付いているか

中古車サイトで同じ車種なのに20万円、30万円と価格が違うと、「安い方でいいかな」と思ってしまいますよね。

でも、その価格差が走行距離だけでなく、安全装備やグレードの差である場合もあります。

安い車ほど「なぜ安いのか」を確認する。

これは中古車選びで覚えておいて損のない習慣ですよ。


定年後の中古車は何を確認すれば失敗を減らせる?

定年後の中古車購入では、車両価格より先に、支払総額・修復歴・整備・保証・消耗品・安全装備を確認しましょう。

「120万円」と表示された車と「145万円」の車を見れば、どうしても120万円に目が行きますよね。

しかし中古車では、値札の数字だけ比べても本当の負担額は分かりません。

※画像はAIによるイメージ

「車両価格」ではなく「支払総額」を見る

中古車購入で最初に覚えておきたいのが、支払総額です。

一般社団法人 自動車公正取引協議会によると、2023年10月1日から中古車の販売価格表示に関する改正規約が施行され、販売価格を表示する場合は「車両価格+諸費用」を「支払総額」として表示するルールになりました。自動車公正取引協議会 公式ホームページ+1

ここでいう諸費用には、保険料、税金、登録等に伴う費用などが含まれます。自動車公正取引協議会 公式ホームページ

また、定期点検整備や保証を付けて販売する場合、その費用は車両価格に含めて表示する考え方が示されています。自動車公正取引協議会 公式ホームページ+1

つまり、

「車両本体130万円」

だけを見て比較するのではなく、

「結局、この条件でいくら払えば乗り出せるのか」

を見ることが大切なんですね。

ただし県外登録、店頭以外への納車、購入者が希望するオプションなどでは追加費用が発生する場合があります。表示されている支払総額の条件も確認しましょう。自動車公正取引協議会 公式ホームページ+1

修復歴・整備・保証は3点セットで確認する

中古車を見るときに、「走行距離3万kmなら大丈夫」と考える方は少なくありません。

でも、走行距離だけでは車の状態は分かりません。

購入候補では少なくとも次を確認してください。

  • 修復歴の有無
  • 点検整備記録簿を確認できるか
  • 定期点検整備付きか、整備なしか
  • 保証付きか、保証なしか
  • 保証期間と走行距離の上限
  • 保証対象となる部品
  • タイヤの残り溝と製造時期
  • バッテリーの状態
  • ブレーキや足回りの状態
  • エアコンや電装品の作動
  • 警告灯の点灯がないか
  • 納車までに交換・整備される部品

特に「保証付き」という文字だけで安心しないことです。

エンジンから電装品まで幅広く対象になる保証もあれば、対象部品が限定されているものもあります。

保証があるかではなく、何がどこまで保証されるかを見る。

この一段深い確認が、購入後の安心につながりますよ。

120万円と150万円なら「買った直後の出費」まで比べる

たとえば120万円の中古車と150万円の中古車があったとします。

30万円差なら、120万円を選びたくなりますよね。

しかし120万円の車で、

タイヤ交換。

バッテリー交換。

ブレーキ整備。

車検。

などが短期間に重なれば、実質的な差は縮まります。

反対に150万円の車に十分な保証と納車前整備が付き、消耗品の状態も良ければ、数年間の安心まで含めると評価が変わることがあります。

中古車では、買う日の値段ではなく、買ってから2〜3年程度の支出まで想像すると比較しやすくなります。


60歳から重視したい安全装備と乗りやすさとは?

定年後は、豪華さよりも踏み間違い対策、周囲確認、乗降性、視界、取り回しを優先すると、長く付き合いやすい車を選べます。

60歳の今は何の問題もなくても、10年後には70歳です。

だからといって「高齢になったら危険」と決めつける必要はありません。

ただ、年齢とともに自分の身体や運転環境が変わる可能性を見越しておくことには意味があります。

70歳・75歳の免許更新制度も考えておく

警察庁の令和7年版警察白書では、免許更新期間が満了する日の年齢が70歳以上の場合、高齢者講習の対象になります。

また75歳以上では認知機能検査が必要で、一定の違反歴がある75歳以上の普通自動車対応免許保有者には運転技能検査も義務付けられています。警察庁

警察庁の「認知機能検査について」でも、更新期間満了日の年齢が75歳以上のドライバーは認知機能検査等を受ける仕組みで、記憶力や判断力を測定すると説明されています。警察庁

60歳で車を買い10年乗れば70歳。

15年乗れば75歳。

ですから、60歳の中古車選びでは「今運転しやすいか」だけでなく、将来の自分でも扱いやすそうかという視点を加えておきたいですね。

最新の警察庁資料でも操作不適は注目点

警察庁が2026年6月25日に公表した資料では、令和7年(2025年)の自動車第一当事者による死亡事故について、75歳以上では人的要因のうち「操作不適」が33.1%でした。

75歳未満では操作不適が10.7%で、75歳以上ではその割合が高くなっています。さらに75歳以上では操作不適169件のうち、アクセルとブレーキの踏み間違いが31件、約26%を占めています。警察庁

これは「75歳以上なら危険」という意味ではありません。

事故には道路環境、健康状態、走行状況などさまざまな要因がありますし、年齢だけで個人の運転能力を判断することはできません。

ただし、60歳から長く乗る車を選ぶ際に、ペダル踏み間違い時の加速抑制や衝突被害軽減ブレーキを確認する理由の一つにはなるでしょう。

私は、こうした装備を「年を取ってから付けるもの」と考えない方がよいと思っています。

60代から使い方に慣れておけば、警報音や表示、作動条件にも早めに慣れられますからね。

乗り降りのしやすさは必ず実車で試す

乗降性は、スペック表だけでは判断しにくい部分です。

座面が低いスポーツタイプでは腰を深く落とす必要がありますし、車高の高いSUVでは足を大きく上げる車種もあります。

ガリバーの「高齢者も快適な車選び」でも、シートが低すぎても高すぎても乗り降りしにくくなるため、座面の高さやグリップ位置を実車で確認することが勧められています。中古車のガリバー

販売店では、一度座って終わりにしないでください。

運転席に乗る。

降りる。

もう一度乗る。

助手席にも乗る。

家族を乗せるなら後席にも座る。

これくらい試してみましょうね。

「展示場では気にならなかったのに、毎日だとつらい」という小さな違和感を減らせます。

小さい車へ替えることは「我慢」ではない

定年を機にミニバンや大型SUVからコンパクトカー、軽自動車へ乗り換える方もいるでしょう。

長く大きな車に乗ってきた方ほど、

「年を取ったから小さい車にするみたいで寂しいな」

と感じるかもしれません。

でも私は、サイズダウンを後退だとは思いません。

仕事用の革靴から、休日に歩きやすい靴へ履き替えるようなものです。

子どもの送迎や通勤が終わり、主な用途が買い物、通院、趣味、夫婦でのお出かけになったのであれば、車も暮らしに合わせて変えてよいんですね。

もちろん、高速道路を使って旅行することが多い方なら、単純に小ささだけで決める必要はありません。

シートの疲れにくさ、ACC、車線維持支援、荷室、高速走行時の安定感なども比較しましょう。

「何歳だからこの車」ではなく、「これからどこへ行くからこの車」と考える。

私はこの選び方が好きです。


中古EVは定年後に向いている?日産サクラの注意点

中古EVは、自宅充電ができ、日常の走行距離が比較的短い方なら定年後の候補になります。

ただし、中古価格の安さだけで飛びつくのはおすすめしません。

ガリバーが2025年9月16日に更新したシニア向けランキングでは、日産サクラの2023年式中古車相場例を約130万〜210万円、一充電走行距離を180km(WLTCモード)と紹介しています。中古車のガリバー

同社の車種比較ページでも、サクラの一充電走行距離は180km(WLTCモード)とされています。中古車のガリバー

近所の買い物。

通院。

家族の送迎。

趣味の外出。

こうした日常利用が中心で、自宅で充電できる方なら、EVの静かさや滑らかな発進は魅力になるでしょう。

一方、長距離旅行が多い方、自宅充電設備を用意しにくい方には合わない可能性があります。

中古EVでは次を確認してください。

  • 自宅充電が可能か
  • 1日の平均走行距離
  • 長距離移動の頻度
  • 駆動用バッテリーの状態
  • 駆動用バッテリー保証の残り
  • 普通充電・急速充電の使い方
  • 自宅への充電設備設置費用

EVはガソリンスタンドへ寄る代わりに、生活の中へ「充電」を組み込む車です。

ですから、車に自分を合わせるのではなく、自分の暮らしに充電が自然に入るかで判断してくださいね。


新車と中古車、60歳ならどちらを選ぶべき?

60歳だから中古車、新車はもったいない、という決まりはありません。

何年乗るか、安全装備、予算、保証への安心感を決めたうえで、新車と中古車を同じ条件で比較するのが合理的です。

中古車が向きやすいのは、たとえば次のような方です。

  • 老後資金をできるだけ手元に残したい
  • 新車であることには強くこだわらない
  • 数年落ちでも安全装備が充実していればよい
  • 5〜10年程度で再度乗り換える可能性がある
  • 同じ予算で上級グレードも比較したい

反対に、「これから15年ほど乗りたい」「車両履歴への不安を減らしたい」「最新の安全装備を確実に選びたい」という方なら、新車も十分に合理的です。

大切なのは順番です。

最初に「新車」「中古車」を決めるのではありません。

まず、

予算→何歳まで乗るか→用途→必要な安全装備→維持費

を決めます。

その条件を満たす車を、新車と中古車の両方から探しましょう。

この順番にすると、「値引きされたから」「安い中古車を見つけたから」という売り場での勢いに流されにくくなりますよ。


私が考える60歳からの中古車選びで大切な3つの視点

ここからは、ディーラーの店頭で多くの車選びの相談に向き合ってきた経験も踏まえた私見です。

定年後の中古車選びでは、特に「残すお金」「出口」「安全装備への慣れ」の3点を意識したいと考えています。

一つ目は、車を買ったあとにお金を残すことです。

定年後は、現役時代のように「来月も同じ給与が入ってくる」とは限りません。

だからこそ、車そのものに予算いっぱいを使うのではなく、修理や生活の変化に対応できる余白も残したいところです。

二つ目は、「最後の一台」と決めつけないことです。

60歳で買った車を必ず75歳まで乗り続ける必要はありません。

60歳で今の暮らしに合う車へ替え、68歳、70歳になったときに、その時点の体力や生活環境を見て再検討する。

私は、その方が自然だと思います。

「人生最後の車だから」と考え過ぎると、必要以上に高価な車を選んだり、反対に「最後だから安い車でいい」と妥協したりしやすくなるからです。

そして三つ目が、安全装備に早めに慣れることです。

ACC、車線維持支援、360度カメラ、各種警報機能は便利ですが、どんな状況でも運転を代わってくれるものではありません。

作動条件もあれば、限界もあります。

だからこそ比較的余裕のある60代のうちから、自分の車が何をしてくれるのか、逆に何をしてくれないのかを理解しておく。

安全装備を「任せる機能」ではなく「自分を補ってくれる道具」として使いこなす。

これが70代まで運転を続ける可能性のある方には、大切な準備になると私は考えています。


まとめ|定年後の中古車は年式・安全性・支払総額・出口で選ぼう

定年後の中古車は、購入費を抑えながら必要な安全性や使いやすさを確保できる、有力な選択肢です。

60歳から探すなら、3〜5年落ち程度を比較の出発点にしつつ、年式だけで決めず、安全装備・グレード・整備履歴・修復歴・保証を確認するとよいでしょう。

また、2023年10月から中古車の販売価格表示は「支払総額」が基本となっています。車両価格の安さだけではなく、実際に購入するために必要な費用を含めて比較してください。自動車公正取引協議会 公式ホームページ+1

そして60歳から10年乗れば70歳、15年乗れば75歳です。

だからこそ、

「この車は安いか?」

だけではなく、

「70歳の自分でも扱いやすいか?」

まで考えてみてくださいね。

定年後の中古車選びで目指すのは、一番安い一台ではありません。

必要な安全性があり、日々無理なく使えて、生活の変化があれば手放したり乗り換えたりできる一台です。

車に使わなかったお金で旅行へ出かけてもいいですし、趣味や家族との時間に使うのも素敵ですよね。

中古車を選ぶことは、車を我慢することではありません。

これからの暮らしに必要な車へ、お金の使い方を組み替えること。

それが、60歳から中古車を選ぶ大きな意味だと私は考えています。


よくある質問

60歳から中古車を買うなら何年落ちがおすすめですか?

一律の正解はありませんが、3〜5年落ち程度から候補を探し始めると比較しやすいでしょう。

ただし、年式より安全装備、整備履歴、修復歴、保証、車両状態を優先してください。

60歳で10年間乗る予定なら、「購入時の車齢+10年」で手放す時点の車齢も確認しておくと判断しやすくなりますよ。

定年後の中古車はいくらくらいを目安にすればいいですか?

収入、貯蓄、住居費などで異なるため、一律の金額はありません。

参考としてガリバーが2025年9月16日に更新したシニア向けランキングでは、2020〜2023年式のフィット、スペーシア、サクラ、アクア、ソリオなどに100万〜200万円台の中古車相場例が掲載されていました。中古車のガリバー

ただし中古車相場は変動します。

「いくらまで買えるか」より、「買ったあとに生活予備資金をどれだけ残せるか」から予算を決めるのがおすすめです。

中古車で一番先に確認する項目は何ですか?

価格を見るなら、まず車両価格ではなく支払総額を確認しましょう。

そのうえで、初度登録年月、グレード、安全装備、修復歴、点検整備記録簿、定期点検整備の有無、保証内容、タイヤやバッテリーなどの消耗品を確認してください。

自動車公正取引協議会によると、中古車の販売価格は2023年10月1日から「支払総額」で表示する規約が施行されています。自動車公正取引協議会 公式ホームページ+1

75歳まで運転する予定なら安全装備は何を重視すべきですか?

衝突被害軽減ブレーキに加えて、ペダル踏み間違い時の加速抑制機能、周辺確認カメラ、車線逸脱警報などを優先して比較するとよいでしょう。

警察庁が2026年6月25日に公表した令和7年の死亡事故分析では、75歳以上の自動車運転者について人的要因の33.1%が操作不適で、操作不適169件のうち31件がアクセルとブレーキの踏み間違いでした。警察庁

ただし安全装備は運転者に代わるものではありません。作動条件と限界を理解し、補助機能として使ってくださいね。

モーターライフ・アドバイザー 杉原健一

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