フィット クロスターは、濡れた荷物に純正トレイ、後席の切り替えに着脱式収納、充電不足にUSB PDが候補です。
ただし、現行クロスターには標準の収納や後席用USB端子があるため、追加用品は「今の装備で足りないこと」に合わせて選びます。荷室保護・収納・充電の三つに絞り、2026年10月1日に確認したHonda公式資料と、旧年式の情報を分けて整理しました。
フィット クロスターのおすすめアクセサリーは何から選ぶ?
毎回困っていることに合う用品を一つ選び、標準装備で解決できない部分だけを補うのがおすすめです。
泥の付いた靴や濡れた道具を積む方と、家族のスマホを充電したい方では、先に買うものが違います。まずは次の比較表で、ご自身の使い方に近い候補を見つけてみましょうね。
困っていること おすすめ候補 追加できる役割 価格の目安
濡れた道具や泥汚れを荷室に持ち込む 純正ラゲッジトレイ 防水性のある縁高タイプで荷室床を保護 税込11,000円・取付費別
荷室床の傷や汚れを防ぎ、柔らかい素材を選びたい 純正ラゲッジソフトトレイ 床面保護と荷物への衝撃緩和 税込11,000円・取付費別
後席を倒すたびに小物を片付ける 持ち手付きの着脱式収納箱 小物をまとめて移動・持ち出し 商品によって異なる
前席付近に対応機器の充電口を増やしたい 純正USB PDチャージャー 最大45WのType-C充電口を1口追加 部品代合計12,100円・取付費別
Type-Aの充電口が必要 純正USBチャージャー Type-Aの充電口を1口追加 税込6,600円・取付費別
純正用品の価格は、2026年10月1日に確認した税込メーカー希望小売価格です。トレイの仕様と価格、充電用品の仕様と部品代はHonda Accessの商品ページに基づいています。
長い適合条件は、表だけで判断しないようにしましょう。注文前には年式・型式・車台番号、e:HEVかガソリン車か、FFか4WDか、既存装備をまとめ、販売店で必要部品と取付費を含む総額を確認してください。
価格・仕様・部品供給は変わることがあります。以下の品番は候補を特定するための情報であり、すべての年式のクロスターへの装着を保証するものではありません。
現行クロスターには、何がすでに付いている?
現行のHonda公式「装備・室内空間」では、e:HEV CROSSTARにアームレスト付センターコンソールボックスと、後席用USBチャージャーのType-C端子2個が標準装備とされています。シートバックスマートフォンポケットも標準装備です。
つまり、現行車で「収納が少ない」「USB端子がない」と一律に考えると、用途の重なる用品を買う可能性があります。まず標準収納へ日常の小物を収め、充電したい機器を手持ちのケーブルで接続してみることが出発点ですね。
一方、後席の端子が2個あっても、前席のスマホまでケーブルを引くと扱いにくい場合があります。充電用品を追加する理由は、口数だけでなく、使う席と端子の位置が合っているかでも変わります。
この記事では、公式商品ページ、車両の装備ページ、改良発表、現行の保証案内を照合しました。実車での装着試験・収納箱の固定試験・充電速度の測定は行っておらず、使い勝手の提案は資料と利用場面を組み合わせた判断です。
荷室保護にはラゲッジトレイとソフトトレイのどちらがよい?
濡れた荷物を積む用途が中心なら縁高のラゲッジトレイ、柔らかい素材による床面保護を重視するならソフトトレイが候補になります。
同じ荷室保護用品でも、選ぶ理由は少し違います。「汚れに強そう」という印象だけで決めず、普段積んでいる荷物を思い浮かべてみましょう。
濡れたアウトドア用品には縁高タイプが向く?
Honda公式では、ラゲッジトレイを防水性のある用品として案内しています。雨で濡れた道具や泥の付いた荷物を積む方には、役割がはっきりした候補です。
税込メーカー希望小売価格は各11,000円、取付費別です。公式掲載の品番は、e:HEVのFF用が「08U45-TZA-001A」、e:HEVの4WD用が「08U45-TZA-001B」、ガソリン車用が「08U45-TZA-001」と分かれています。
たとえば雨天のキャンプから帰るとき、濡れた収納袋と普段の買い物袋を同じ床に置くのは気になりますよね。荷室床を保護する場所が決まっていれば、汚れた物を置く判断もしやすくなります。
ただし、防水性のあるトレイは密閉容器とは違います。液体を直接ためたり、濡れた物を長期間放置したりする使い方ではなく、荷物側でも袋や容器を使って汚れを分けると扱いやすいでしょう。
トレイを選ぶ際は、掃除の動作まで考えておきたいところです。取り外したトレイを洗える場所、乾かす場所、車内へ戻すまでの置き場があれば、保護用品として続けて使いやすくなります。
ソフトトレイは何が違う?
ラゲッジソフトトレイは、柔らかい素材で荷室床の傷や汚れを防ぎ、荷物への衝撃も緩和する用品です。Honda公式の商品説明では、縁高タイプとは異なる特徴が示されています。
税込メーカー希望小売価格は各11,000円、取付費別です。品番はガソリン車・e:HEVのFF用が「08U45-TZA-001F」、e:HEVの4WD用が「08U45-TZA-001E」とされています。
価格が同じなので、値段だけで優劣を付ける必要はありません。濡れた物への対応を先に考えるのか、床面保護と素材の柔らかさを重視するのかで選ぶと、理由が明確になります。
なお、ラゲッジトレイとラゲッジソフトトレイは同時装着できません。二つを重ねる前提で注文せず、どちらか一方を選びましょう。
床の保護と、荷室開口部・バンパー上面の保護も別の役割です。箱を積むときにどこへ接触しそうかを、空の軽い箱で確認すれば、必要な保護場所を絞れますよ。
クロスターの着脱式収納は寸法と固定をどう確認する?
箱の外寸だけでなく、後席操作・床下へのアクセス・固定のしやすさを確認することが、使いやすい収納選びにつながります。
現行クロスターには標準のセンターコンソール収納があります。それでも荷室用の着脱式収納を検討する意味は、洗面道具、予備ケーブル、靴などを用途別にまとめ、車外へ一度に持ち出せることです。
具体的にはどんな収納箱が候補になる?
少量の小物をまとめるなら、持ち手付きの折り畳み箱が候補です。使わない日に畳めるので、自宅での保管場所を小さくしたい方にも向いていると考えます。
汚れた靴や掃除道具を分けたいなら、拭き掃除のできる樹脂製のふた付き箱も候補になります。ただし、ふたがあることだけで防水・密閉と判断せず、商品の仕様を確認してくださいね。
今回、特定の商品を「クロスター専用品」として推奨できる装着検証はしていません。そのため、商品名だけを買い物の答えにせず、次の測り方で候補を絞ることをおすすめします。
幅・奥行き・高さはどこを測ればよい?
まず、後席を通常の位置にした状態で、箱を置きたい場所の幅・奥行き・高さを測ります。荷室全体の最大幅ではなく、出っ張りや内張りを含めた、実際に箱が収まる範囲を見ることが大切です。
商品の寸法は「内寸」ではなく「外寸」で照合しましょう。ふたの張り出し、持ち手、留め具まで含めないと、本体は入っても持ち上げにくい場合があります。
たとえば外寸が幅40cm・奥行き30cm・高さ25cmの箱を検討するなら、同じ大きさの空箱を使って収まりを確認できます。この数値は測り方の例であり、クロスターへの適合寸法ではありません。
箱を置いた後は、ふたを開けられるか、持ち手へ手を入れられるか、荷室から無理なく取り出せるかを見ます。ぴったり入ることと、毎回取り出しやすいことは別ですよね。
Honda公式の荷室紹介には最大幅などの数値がありますが、掲載されている測定車両はe:HEV ZのFFです。その寸法をクロスターの収納箱選びへそのまま当てはめず、ご自身の車で測るほうが確実です。
後席操作と床下へのアクセスはどう試す?
空箱を置いた状態で、後席の背もたれを倒す・起こす動作を確かめます。座面を跳ね上げて使う方は、その動作でも箱や固定具が干渉しないか見ておきましょう。
床下の収納や車載工具へアクセスする必要がある車両では、箱を何個どかすと開けられるかも確認します。点検や片付けのたびに全荷物を降ろす構成は、普段の使いやすさを損ねかねません。
筆者としては、後席をよく動かす方には、まず一箱から始める方法を勧めます。収納量を増やす前に、「箱を一つ移せば荷室を広げられるか」を確かめるためです。

走行中に動かないようにするには?
滑り止めマットは、置き場所のずれを減らす補助として考えます。マットだけで急ブレーキ時の移動まで防げるとは判断できません。
荷物固定に使用できる車両側の箇所が取扱説明書で確認できる場合は、その用途に合うベルトなどで固定する方法を検討します。固定具の使用方法・荷重条件に従い、内装部品へ自己判断でベルトを掛けないようにしましょう。
適切な固定方法が確認できないときは、重い物を箱に詰め込まず、販売店へ相談してください。箱のふたが閉まっていても、箱全体が動けば安全な収納にはなりません。
持ち運びのしやすさも、実際に入れる物で変わります。取り出すたびに持ち上げるのが大変なら、箱を小さくするか、用途別に二つへ分けるほうが負担を減らせます。
収納は「たくさん入る箱」を探すだけの作業ではありません。必要なときに動かせて、走行前には適切に固定できる箱を選ぶことが、クロスターのシートアレンジを活かす条件だと考えます。
USB充電用品は標準端子に何を追加できる?
現行クロスターの後席用Type-C端子2個で足りるかを確かめ、前席の位置や必要な充電仕様に不足があれば追加を検討します。
後席で家族のスマホを充電するだけなら、標準端子と対応ケーブルで目的を満たせる可能性があります。一方、運転席近くに充電口が欲しい、対応するタブレットなども充電したい、という場合は追加用品を比べる意味があります。
USB PDチャージャーが向くのはどんな場面?
純正USB PDチャージャーは、Type-Cが1口、5〜15V、最大3A・最大45Wの充電用品です。取付位置はセンターロアーカバーで、前席付近へ充電口を追加できます。
本体「08U57-PS0-000」は税込9,900円、取付アタッチメント「08U57-TZA-000A」は税込2,200円です。部品代合計は税込12,100円・取付費別で、標準取付時間は0.8Hと案内されています。
検討しやすいのは、後席の充電口を同乗者が使い、前席でも別の機器を充電したい場面です。また、対応機器を前席で使う際に、後席から長いケーブルを引きたくない方にも候補になります。
ただし、標準端子の出力を今回確認した装備紹介ページだけで確定できないため、「追加すれば標準端子より必ず速い」とは言えません。現在の端子の仕様は、対象車両の取扱説明書で確認しましょう。
最大45Wも、接続した機器がいつでも45Wで充電されるという意味ではありません。Honda公式では、Type-C対応機器でも急速充電できない場合や、消費電力45W以下でも充電できない機器があると説明しています。
USB PDは、対応機器と充電器が充電条件をやり取りする仕組みです。端子の形が合うことに加え、機器の対応仕様とケーブルの条件もそろえる必要があります。
Type-AのUSBチャージャーを選ぶ理由は?
手持ちの機器やケーブルがType-Aを前提としている場合は、純正USBチャージャーが候補になります。こちらは1口、5V・最大2.5Aの仕様です。
品番は「08U57-TZA-000」、税込メーカー希望小売価格は6,600円・取付費別、標準取付時間は0.4Hです。対象装備として「Honda CONNECT for Gathers+ナビ装着用スペシャルパッケージ」または「Honda CONNECTディスプレー」が案内されています。
仕様の電圧と電流を掛けると、上限は12.5W相当です。これは計算上の値であり、スマホへの実際の充電速度を測った結果ではありません。
Type-Cの用品を選ぶほうがよいのか、Type-Aを残すほうが便利なのかは、使う機器次第です。新しい端子だから買うのではなく、今後も持ち歩く機器を並べて判断してみましょう。
ナビ連携やケーブルの取り回しはどう考える?
ここで紹介した純正USB PDチャージャーとUSBチャージャーは、どちらも充電専用品です。音楽再生やナビとの通信を目的とする接続口とは役割が異なります。
スマホのナビ連携も使う方は、車両・ナビ側の接続条件を別に確認してください。「充電できるから通信もできる」と考えないことが、購入後の行き違いを防ぎます。
ケーブルは、スマホの置き場所から端子まで無理なく届き、シフト操作や足元を妨げない経路を選びます。停車中に接続し、前席の位置を動かしても引っ張られないか確かめておくと安心です。
私なら、まず手持ちの機器を標準端子で使い、残った不便を言葉にします。「口数が足りない」「位置が遠い」「対応する充電仕様が足りない」のどれかが分かれば、追加費用の意味も見えやすくなるからです。
旧用品・ミラー・保証はどう扱い、何を優先すればよい?
旧用品は参考情報として分け、購入候補は現在の装備と用途から決めることが大切です。
元の記事では、MOTAの小鮒康一さんによる2020年4月24日公開・同年6月25日更新の純正用品紹介を取り上げていました。荷室保護、コンソール収納、オートリトラミラー、テーブル、USB充電という用途は、今も用品を考える手掛かりになります。
ただし、その紹介に登場する旧コンソール用品、開口部の保護用品、ダンボール製テーブルなどは、今回、現在の供給と個別車両への適合を確定していません。当時の価格を現在の購入価格として使わず、必要なものだけ用品名を販売店へ伝えて相談する扱いにします。
オートリトラミラーは追加する必要がある?
2024年9月5日発売の一部改良車では、オートリトラミラーが全グレード標準装備になりました。Hondaの2024年8月1日付発表では、クロスターへのアームレスト付センターコンソールボックス追加も確認できます。
そのため、この改良後の車両では、2020年のおすすめを見てミラー用品を買い足す前に、標準機能の作動条件や設定を確認しましょう。旧年式で追加したい場合は、部品供給と装備との組み合わせを相談することになります。
また、Hondaは2026年7月9日にマイナーモデルチェンジを発表し、7月10日発売のクロスターをハイブリッド専用タイプに変更しました。以前のガソリン車向け情報と現行新車向け情報を分ける必要があります。
ここで重要なのは、年式が新しいほど用品を増やすべき、ということではありません。標準装備が増えた車ほど、追加する理由を狭く具体的にできるという点です。
純正用品の保証はどの資料で確認する?
Honda Accessの現行保証案内では、新車向け純正用品は3年間・6万km、中古車向け専用開発用品は1年間・2万kmと区別されています。Honda販売会社での購入や、取付が必要な製品の施工条件があり、消耗品や別扱い保証の製品は除外されます。
「中古車へ後付けする用品」がすべて1年間・2万kmになる、と読み替えないことも大切です。購入対象の製品区分と、販売店発行の純正用品保証書を優先して確認してください。
保証の長さだけで選ぶより、故障や不具合があった際の相談先が分かることも購入判断の材料になります。見積もりの段階で、対象商品の保証条件まで尋ねておくと整理しやすいですね。
用品選びでは「収納量」より何を評価したい?
筆者としては、クロスターのアクセサリーを評価するなら、出発準備と帰宅後の片付けを合わせて見ることが重要だと考えます。車内に収まっている瞬間だけでは、日常の便利さを判断しきれないからです。
たとえば大きな収納箱は、一度に多くの物を運べます。しかし、後席を倒すたびに重い箱を降ろし、自宅に置く場所も探すなら、収納量の増加が負担につながる場合があります。
反対に、一箱を持ち出すだけで荷室を切り替えられ、濡れた物をトレイ側へ分けられる構成なら、準備と片付けの動作をまとめられます。これは実車試験による結果ではなく、使い方からの評価ですが、購入前にも確かめられる視点です。
収納箱なら「後席操作の前に何を動かすか」、トレイなら「帰宅後にどこで洗うか」、充電用品なら「毎回どこへケーブルをつなぐか」を思い浮かべてみてください。便利さを具体的な動作へ置き換えると、見た目や品数に流されにくくなります。
今後も車両の標準装備や用品構成は変わる可能性があります。それでも、手持ちの装備を使い、不足を一つずつ補い、休日の後に使い勝手を振り返る方法は続けられます。
フィット クロスターのおすすめアクセサリーは、濡れた荷物には純正ラゲッジトレイ、シートアレンジを活かすなら着脱式収納、前席の充電不足には対応するUSB用品が基本候補です。価格だけでなく、守る場所・動かしやすさ・端子の位置をそろえて比較しましょう。
最初から全部そろえなくても大丈夫です。次の休日に困ることを一つ減らすところから、愛車の使い心地を整えていきましょうね。
調査に使った公式資料と情報の時点
用品の価格・仕様・品番は、Honda Accessの「ラゲッジトレイ」「ラゲッジソフトトレイ」「USB PDチャージャー」「USBチャージャー」の各商品ページを2026年10月1日に確認しました。参照先はHonda公式サイトの「フィット」から「アクセサリー」の各商品ページです。
標準収納と後席用USB端子は、Honda公式「フィット/装備・室内空間」を同日に確認しました。保証条件はHonda Access「四輪車用アクセサリー 保証について」の現行案内を参照しています。
年式による変更は、Honda企業情報サイトの2024年8月1日付「『FIT』を一部改良し発売」と、2026年7月9日付「『FIT』をマイナーモデルチェンジし発売」を参照しました。両資料とも確認日は2026年10月1日です。
よくある質問
フィット クロスターの純正ラゲッジトレイはどれでも同じですか?
同じではありません。公式掲載では、縁高タイプはe:HEVのFF・4WDとガソリン車で品番が分かれています。ソフトトレイも品番区分が異なるため、車両情報と商品品番を照合してください。
現行クロスターにUSB充電用品を追加する必要はありますか?
現行クロスターには後席用Type-C端子2個が標準装備されています。そこで用途を満たせるなら追加を急ぐ必要はありません。前席で使いたい場合や、対応する充電仕様が不足する場合に追加を検討しましょう。
純正USB PDチャージャーは12,100円で取り付けまでできますか?
税込12,100円は、2026年10月1日に確認した本体と取付アタッチメントの部品代合計です。取付費は含まれないため、販売店で支払総額の見積もりを取ってください。
杉原健一(すぎはらけんいち)|モーターライフ・アドバイザー



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