PR

70代のタント選び|高齢者に向く理由と購入前に確認したいポイント

タント風軽自動車の大きく開いたスライドドアから買い物袋を載せ乗り降りを確認する70代夫婦 車選び
記事内にアフィリエ イト広告が含まれています

70代のタント選びでは、街乗り中心ならXを第一候補、価格優先ならL、高速道路や坂道が多いならXターボと考えると選びやすいでしょう。

2026年8月改良後のタントは、ミラクルオープンドアやスマートアシストを備えながら、L・X・Xターボで価格や快適装備、動力性能に違いがあります。大切なのは「高齢者向け」という言葉だけで決めず、ご本人が毎日迷わず扱える一台かを実車で確かめることです。

70代におすすめのタントはどのグレード?

結論から先にお伝えすると、多くの70代の方にはXを基準に検討するのがおすすめです。

Lより価格は上がりますが、日常で使う快適装備とのバランスを取りやすく、「安さだけで選んで後から不便を感じる」という失敗を避けやすいからです。

一方、近所の買い物や通院が中心で、装備はできるだけシンプルなほうがよいという方ならLも候補になります。

高速道路を使った旅行、長い坂道、複数人乗車が多いなら、ターボエンジンを搭載するXターボまで比較してみましょう。

2026年8月発売モデルの2WDメーカー希望小売価格とWLTCモード燃費は、次のようになっています。

グレード 2WD価格 WLTC燃費 70代で向いている使い方
L 1,496,000円 22.6km/L 価格優先・近距離中心
X 1,628,000円 22.6km/L 街乗り中心・快適性も重視
Xターボ 1,793,000円 20.9km/L 高速道路・坂道・遠出が多い

2026年8月モデルでは、LとXの価格差は13万2,000円、XとXターボの差は16万5,000円です。

この差を「高い・安い」だけで見るより、これから何年間、どんな場面で使うかに置き換えて考えることが大切なんですね。

たとえば72歳で購入して7年間乗れば79歳です。

購入直後には気にならなかったドア操作や乗降動作が、数年後には負担になることもあります。反対に、ほとんど使わない装備へ予算をかけても意味がありません。

私なら、70代のタント選びは次のように整理します。

  • X:第一候補。普段使いと快適性のバランスを取りたい人
  • L:予算を抑え、操作をシンプルにしたい人
  • Xターボ:高速道路や坂道を頻繁に走る人

ここまで絞ったうえで実車を比べると、「グレードが多くて何を選べばいいのか分からない」という迷いがかなり小さくなりますよ。

価格や装備は変更される可能性がありますので、契約時にはダイハツ公式情報と販売店で最新仕様を確認してください。


タントが70代に向いている理由は?

タントが70代でも検討しやすい理由は、軽自動車サイズの扱いやすさ、大きな乗降開口部、スライドドア、安全運転支援を一台で確認できることにあります。

2026年8月モデルの2WD車は、全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,755mm。室内高は1,370mmです。

全幅1,475mmという軽自動車規格のサイズは、住宅街やスーパーの駐車場でも扱いやすさにつながる数字です。

ただし、「軽自動車だから運転しやすい」と一括りにはできません。

視界の感じ方やハンドルの重さ、シート位置、左前方の距離感などには個人差があります。数字が小さくても、本人が車両感覚をつかみにくければ扱いやすい車とは言えません。

タントで特徴的なのが「ミラクルオープンドア」です。

一般的な車では助手席ドアと後席ドアの間にセンターピラーがありますが、タントは助手席側のセンターピラーを前後のドアへ内蔵しています。

助手席ドアと左後席のスライドドアを両方開けると、中央に柱が残らない大きな開口部を作れるわけです。

ここで、ひとつ整理しておきたいことがあります。

狭い駐車場でドアを外側へ大きく振り出さずに済む利点は、主に後席スライドドアの特徴です。

一方、ミラクルオープンドアならではの強みは、前後ドアを開いたとき中央の柱が邪魔になりにくく、人や荷物を前後方向へ動かしやすいことにあります。

この2つは似ているようで、少し意味が違います。

スーパーの駐車場ではスライドドアが便利。

家族の乗降を横から支えたり、大きな荷物を出し入れしたりするときにはミラクルオープンドアが便利。

そう考えると分かりやすいですよね。

70代の車選びでは、この「何となく便利そう」を、自分の生活のどこで便利なのかまで落とし込むことが大切です。

たとえば、よく行く場所がスーパー、病院、薬局なら、乗り降りを一日に何度も繰り返します。

自宅で乗る、病院で降りる、病院から乗る、薬局で降りる、また乗る、自宅で降りる。

一回一回は数秒でも、毎日のこととなると小さな負担が積み重なります。

タントはその「毎日繰り返す動作」を実車で検証しやすい車だと私は考えています。


L・X・Xターボの違いを70代目線でどう見る?

70代のタント選びでは、カタログ装備をすべて暗記する必要はありません。

見るべきなのは、運転するたび、乗るたび、降りるたびに使う機能の違いです。

特にLとXでは、「エンジンは同じ自然吸気なのだから安いLで十分」と考えたくなるかもしれません。

しかし、日常の快適装備を含めると、Xを基準に見たほうが判断しやすいでしょう。

タントではグレードによってパワースライドドアをはじめとする装備内容が異なります。

70代では、このパワースライドドアの使い勝手を軽く見ないほうがよいと私は考えます。

手動スライドドアでももちろん開閉できますが、買い物袋を持っているとき、肩や腕を大きく動かしたくないとき、雨の日に早く乗り込みたいときには、電動開閉の便利さが効いてきます。

ただし、「電動なら必ず良い」というわけでもありません。

スイッチ操作を分かりにくいと感じる方もいますし、閉まり始めるタイミングに慣れが必要な場合もあります。

販売店ではスタッフから説明を受けるだけでなく、ご本人が自分で3回ほど開け閉めしてみるのがおすすめです。

「説明を聞けば使える」と「考えなくても使える」は別物なんですね。

運転席周辺の操作も同じです。

シフト、エアコン、ライト、ドア、駐車時に使う画面やスイッチなどを一通り触り、「どこだったかな」と毎回探さずに操作できそうかを確認してみてください。

70代から長く使う車では、豪華さよりも操作の分かりやすさそのものが装備の価値になることがあります。

Xターボについては、快適装備だけでなく動力性能の違いがポイントです。

2026年8月モデルのXターボは最高出力64ps、最大トルク100N・mのターボエンジンを搭載します。

LとXの自然吸気エンジンは最高出力52ps、最大トルク60N・mです。

数字だけ見ると難しく感じますが、簡単にいえば、ターボのほうがアクセルを深く踏み込まずに速度を乗せやすい場面が増えます。

高速道路の合流、長い上り坂、二人以上で荷物を積んだ旅行では違いを感じやすいでしょう。

反対に、毎日の用途が自宅から数kmのスーパーや病院で、平坦な市街地が中心なら、Xターボを積極的に選ぶ必要性は低くなります。

燃費も2WDでXがWLTC22.6km/L、Xターボが20.9km/Lです。

つまり、街乗りならX、高速や坂道ならXターボという分け方は、価格だけでなくエンジン特性から見ても分かりやすい基準になります。

※画像はAIによるイメージ

タントのスマートアシストは70代の安全運転に役立つ?

現行タントには「スマートアシスト」が採用され、ダイハツは17種類の予防安全機能を案内しています。

代表的なものには、衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキ機能、ブレーキ制御付誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、車線逸脱抑制制御機能、ふらつき警報、路側逸脱警報機能などがあります。

スマートアシスト搭載車は「サポカーS<ワイド>」にも適合しています。

サポカーS<ワイド>では、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトという4つの先進安全装置が基準として示されています。

70代で注目したいのは、やはり踏み間違いへの備えですよね。

ただし、ここで気を付けたいのは、安全装備が付いているから事故を防げると考えないことです。

スマートアシストはあくまで運転を支援する仕組みで、天候や道路状況、対象物、速度などによって作動には限界があります。

私は安全装備を見るとき、「何種類あるか」よりも、作動したとき本人が理解できるかを見ることをおすすめします。

警告音が鳴ったときに何の警告か分かるか。

メーターの表示を確認できるか。

機能を解除したり戻したりするときに迷わないか。

これは意外に重要です。

最新の家電でも、機能が多いほど使いやすいとは限りませんよね。

車も似ています。

便利な機能がたくさんあっても、「今なぜ音が鳴ったの?」と毎回不安になってしまえば、運転そのものが疲れてしまいます。

ですから試乗時には、販売店スタッフに「この警告が出たらどうすればいいですか?」と聞いてみてください。

可能ならバック駐車も行い、画面とミラーと目視をどのように組み合わせるのか確認しましょう。

安全装備は運転を代わってくれる存在ではありません。

確認を補ってくれる、もう一組の目くらいに考えるとちょうどよいでしょう。


70代がタントを買う前に何を試乗で確認する?

タントを買う前には、加速や乗り心地だけでなく、「乗る・見る・曲がる・止める・降りる」の5つを試すことをおすすめします。

これはスペック表では分からない「本人との相性」を判断するためです。

まず「乗る」。

運転席には一度ではなく、できれば3回ほど乗り降りしてください。

足を大きく持ち上げていないか、身体を強くひねっていないか、シートから立ち上がるときに膝や腰へ負担を感じないかを確認します。

次に「見る」。

シートとハンドルを普段運転する姿勢へ合わせ、前方だけでなく、左右、斜め前、斜め後ろまで見てみましょう。

タントは極細Aピラーなど視界を考えた設計も採用していますが、見やすさの感じ方は人によって違います。

「メーカーが見やすいと言っているから大丈夫」ではなく、自分の目で確かめることが大切です。

次が「曲がる」。

Xターボ2WDなど14インチタイヤ装着仕様では、最小回転半径4.4mというスペックが確認できます。

小回りしやすさを示す数字としては魅力的ですが、重要なのは数字そのものより、左前輪の位置や車幅を本人がつかみやすいかです。

可能なら広い幹線道路だけでなく、住宅街に近い速度域でも確認してください。

そして「止める」。

ここはぜひバック駐車を2回試してほしいところです。

1回目は販売店スタッフにカメラや警告表示の使い方を教えてもらいながら。

2回目は、なるべく普段どおりに自分でやってみます。

確認するのは、白線内へ入ったかどうかだけではありません。

後方を目視しやすいか。

ミラーから距離感をつかめるか。

画面を見過ぎて周囲への注意が減らないか。

ハンドルを戻すタイミングが分かりやすいか。

こうした部分に注目してください。

最後が「降りる」です。

できれば20~30分ほど試乗した後に、もう一度乗降を確認しましょう。

展示車へ乗り込んだ瞬間には楽に感じても、しばらく座った後では「足を外へ出しづらい」「立ち上がるとき少し力がいる」と感じることがあります。

ここで見るべきなのは、今日できたかではなく、数年後も無理なく繰り返せそうかです。

車は一日に一度だけ座る椅子ではありません。

買い物へ行くだけでも、自宅で乗る、店で降りる、買い物後に乗る、自宅で降りると最低4回は乗降します。

その小さな動作を何年間も続ける生活道具だと考えると、試乗の見方が変わってきますよ。


70代のタント選びで本当に大切なのは何?

ここからは私なりの考察です。

70代のタント選びでは、私は装備の多さより「本人が考え込まず自然に扱えること」を優先したいと考えています。

スマートアシストがある。

スライドドアがある。

バックカメラがある。

もちろん、どれも便利な装備です。

しかし運転席へ座った瞬間に「左側が分かりにくい」「シフト操作で迷う」「警告音が少し怖い」「降りるとき膝に力がいる」と感じるなら、その違和感は無視しないほうがよいでしょう。

車選びを調べていると、つい「高齢者におすすめの車種」というランキングへ答えを求めたくなります。

けれども同じ70代でも、毎日運転する方と週に一度しか乗らない方では条件が違います。

身長も違えば、足腰の状態も違います。

自宅駐車場が広い方もいれば、古い住宅街の狭い車庫へ毎日入れる方もいます。

ですから、70代におすすめのタントは一つでも、70代全員におすすめできるタントは一つではないのだと思います。

そのうえで、今回のグレード選びを改めて整理すると、私はXを「基準車」として考えるのが分かりやすいと思います。

Xへ乗ってみて、「この装備は必要ない、もっとシンプルでいい」と感じたらLへ下げる。

反対に、「高速道路でもう少し余裕が欲しい」と感じたらXターボへ上げる。

この順番なら、最初から価格表を見て迷路に入りにくいんですね。

そして70代で新車を購入するなら、購入時の年齢だけでなく、車を手放す予定の年齢まで考えることも大切です。

72歳で7年間乗るなら79歳。

75歳で5年間乗るなら80歳です。

「今は問題なく開けられる手動ドア」「今は気にならない乗降動作」が、数年後も同じとは限りません。

だからこそ私は、試乗を「車の性能を見る時間」ではなく、数年先まで含めた自分の暮らしを試す時間として使ってほしいと思っています。

もし本人や家族が、以前より車庫入れで苦労する、道を間違えることが増えた、周囲の確認に不安を感じるといった変化に気付いているなら、車を替えることだけで解決しようとしないことも重要です。

警察では、高齢ドライバー本人や家族が運転について相談できる全国共通の安全運転相談ダイヤル「#8080」を案内しています。

安全装備のある車へ買い替えることと、運転を安全に続けられる状態かを確認することは別の話です。

タントを選ぶにしても、まずは「安全に出掛け続けられること」が一番ですからね。


まとめ|70代のタントはXを基準に選ぶと分かりやすい

70代でタントを選ぶなら、街乗り中心ではXを第一候補、価格優先ならL、高速道路や坂道をよく走るならXターボという考え方が分かりやすいでしょう。

2026年8月モデルの2WD価格は、Lが149万6,000円、Xが162万8,000円、Xターボが179万3,000円です。

燃費はLとXがWLTC22.6km/L、Xターボが20.9km/Lとなっています。

タントには全長3,395mm・全幅1,475mmという軽自動車サイズ、大開口を作れるミラクルオープンドア、後席スライドドア、スマートアシストといった特徴があります。

ただし、装備表だけで決めないことが大切です。

販売店では、乗降を3回、バック駐車を2回ほど試してみてください。

パワースライドドアの操作、前後左右の視界、左側の車幅感覚、警告表示の分かりやすさも確認しましょう。

そして最後は、「70代向けと紹介されているから」ではなく、この車なら自分が何年後も自然に使えそうかで判断してください。

タントXを基準にLとXターボを前後へ比較していけば、自分に必要な装備と予算のバランスも見えやすくなります。

車選びは、豪華な一台を探す競争ではありません。

毎日の買い物や通院、夫婦での外出を、これからも気負わず続けられる一台を探すことです。

その視点で実車を確かめたうえで「これなら大丈夫」と感じられるなら、タントは70代の暮らしにも取り入れやすい選択肢になるでしょう。


よくある質問

70代がタントを買うなら一番おすすめのグレードはどれですか?

街乗りや買い物、通院を中心に使うなら、Xを第一候補にすると選びやすいでしょう。

価格を優先し装備をシンプルにしたいならL、高速道路や坂道を頻繁に走るならXターボまで比較するのがおすすめです。

タントLとXではどちらが70代に向いていますか?

価格だけならLが有利ですが、日常の快適性まで含めるならXを基準に比較したほうが判断しやすいでしょう。

特にスライドドアなど毎日使う装備は、グレードごとの標準装備・メーカーオプションを実車と最新装備表で確認してください。

70代ならターボのタントを選んだほうが安全ですか?

ターボだから安全性が高いという意味ではありません。

Xターボは高速道路の合流や坂道などで加速に余裕を感じやすい一方、近距離の街乗り中心なら自然吸気のXでも十分検討できます。安全装備だけでなく、ご本人がアクセル操作や速度調整をしやすいほうを選びましょう。

杉原健一

モーターライフ・アドバイザー

コメント