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定年前にロードスターを買うべき?50代後半だから考えたい購入タイミング

定年前の50代後半がマツダ ロードスターを今買うか定年後まで待つか考える場面 車選び
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定年前のマツダ ロードスター購入は、生活・家計・身体・時間の4条件がそろっているなら、定年後まで待たず検討する価値があります。

2025年8月9日にGAZOOで紹介された「こういち」さんは、還暦を過ぎてロードスターを購入し、2025年5月の取材時点で納車から8カ月余りながら走行距離は1万8000kmを突破しました。最後には本人が「もっと早く買っておけば良かった」と振り返っています。

定年前にマツダ ロードスターを買うべき?判断する4条件とは

「ロードスターには一度乗ってみたい。でも、もう50代後半。定年前に趣味の2人乗りスポーツカーを買っていいのだろうか」

そんな迷いがありますよね。

結論から言えば、55歳や60歳といった年齢だけで決める必要はありません。

定年前にロードスターを買うか迷ったら、まず次の4条件で考えてみてください。

判断軸 今買いやすい状態 待った方が安心な状態
生活 2人乗りでも困らない 家族送迎や多人数乗車が多い
家計 定年後まで維持できる見通しがある 退職後の収入や大きな支出が読めない
身体 低い車への乗降や運転姿勢に無理がない 腰・膝などに乗降時の不安がある
時間 今から行きたい場所や楽しみ方がある 他に優先したいことがある

この4つがそろうなら、「定年したら買おう」と日付だけを理由に先延ばしする必要性は低くなります。

反対に、どれか一つでも大きな不安があるなら、憧れだけで急いで契約する必要はありません。

マツダ ロードスターは、現行のソフトトップ車で乗車定員2名のオープンスポーツです。2026年9月時点のマツダ公式サイトでは、ROADSTERは税込295万9000円からとなっています。

つまり「ちょっと趣味車を足す」というより、家計によっては300万円前後以上の大きな買い物になるわけです。

だからこそ、50代後半では「買えるか」よりも、買ったあとも気兼ねなく楽しめるかが重要になります。


還暦を過ぎてロードスターを買った「こういち」さんに何が起きた?

今回、定年前後のロードスター購入を考えるうえで参考になるのが、GAZOOが2025年8月9日に公開した、マツダ ロードスターオーナー「こういち」さんの事例です。

時系列を先に整理すると、2024年9月ごろにロードスターが納車され、2025年5月に取材、同年8月9日に記事が公開されています。

こういちさんは広島県安芸高田市の神社の息子として育ちました。

若い頃には青年海外協力隊の一員として東アフリカのケニアへ渡り、中学校の理科教師を2年半経験しています。

帰国後は大阪の貿易会社に勤務し、その後故郷へ戻って高校の理科教師として29年間勤務。定年後も再任用で教師を続け、週末には実家で宮司を務めていました。

これまでの愛車も、いわゆるスポーツカー一筋ではありません。

初代カローラFX、R31型スカイライン、セルボ、クレスタ、レガシィB4、カローラフィールダーなど10台を超える車を乗り継いできました。

ロードスターの直前には日産ノートe-POWERを所有し、運転の正確さなどを競うJAF公認競技「オートテスト」に8回出場しています。

そのオートテスト会場でロードスターを目にする機会があり、スタイルや運転の楽しさが気になるようになったそうです。

ただし、最初からロードスター一本に決めていたわけではありません。

買い替え候補の本命として考えていたのは、日産ノート・オーラの4WDやカローラといった実用性の高い車でした。

ロードスターは当初、比較候補の一台という位置付けだったんですね。

ところが販売店から見積もりを取って比較したところ、オーラやカローラは上級グレードに運転支援機能を多く付けた仕様だった一方、ロードスターは当時のS Special Package。

想像していたほど価格差が大きくなく、「これなら買える」と気持ちが動いたことが購入への転機になりました。

さらに、還暦を過ぎたことも背中を押します。

「一度こういう車に乗ってみるのもいい」と考え、ロードスター購入へ踏み切ったのです。

ここから私が感じるのは、暮らしが変わったら、車選びの条件も一度リセットしてよいということです。

子育て期なら後席や大きな荷室は大切ですよね。

しかし子どもが独立し、夫婦それぞれに車があるなど生活環境が変われば、以前は致命的だった「2人乗り」が、必ずしも弱点ではなくなる場合があります。

50代後半は、単に年齢を重ねた時期ではありません。

「家族のための車」から「自分が乗ってみたかった車」へ、選択基準を変えやすくなる時期でもあると私は考えています。


定年前にロードスターを買うメリットは?「元気に楽しめる時間」も考えたい

定年前に買うメリットとして分かりやすいのは、現役時代の収入があるうちに資金計画を立てられることです。

ただし、もう一つ忘れたくないのが、ロードスターを身体的に無理なく楽しめる時間を増やせることです。

こういちさんのロードスターは2024年9月ごろに納車されました。

2025年5月の取材時点では、まだ8カ月余りしか所有していなかったにもかかわらず、オドメーターはすでに1万8000kmを突破しています。

平日は学校まで毎日往復60km。

休日には山口県の角島や、大分県の別府、熊本県の阿蘇などへロードスターで出掛けていました。

つまり、「仕事を辞めたらロードスターを楽しもう」ではありません。

仕事を続けながら、すでにロードスターのある生活を楽しんでいるわけです。

例えば57歳の人が「60歳になってから買おう」と考えれば、その間は3年間です。

年間1万kmほどドライブする人なら、単純計算では3年間で3万kmに相当する時間があります。

もちろん、走行距離が多ければ充実するという意味ではありません。

ここで考えたいのは、お金だけでなく、元気に出掛けられる年月にも限りがあるということです。

マツダの公表諸元では、ロードスターは全高1235mm、最低地上高140mm、乗車定員2名という低くコンパクトなスポーツカーです。

一般的な背の高いSUVやミニバンとは、乗り込むときの身体の動きがかなり違います。

腰を落として座り、降りるときには低い位置から身体を持ち上げます。

今は何ともなくても、5年後や10年後も同じ感覚で乗降できるとは限りません。

だからといって「60代になったら乗れない」という意味ではありませんよ。

年齢より個人差の方がはるかに大きいため、実車で確かめることが大切です。

私が定年前の購入を考えるときに重視したいのは、あと何年支払うかだけでなく、あと何年この車を身体ごと楽しめそうかという視点です。

預金残高は数字で見えますが、元気に遠くまで走れる時間の残高は見えません。

だからこそ「退職するまで待つのが正解」と機械的に決めるのではなく、今の身体と暮らしも含めて考えてみたいところです。


定年後まで待つべき人は?約300万円の車を「退職後も持てるか」で考える

一方、ロードスターは「早く買った者勝ち」の車ではありません。

定年後の収入がまだ読めないなら、待つことには大きな意味があります。

2026年9月時点で、マツダ ロードスターのソフトトップ車はメーカー希望小売価格295万9000円からです。

グレードやオプション、ボディカラーなどによって総額は上がりますし、販売価格は販売会社によって異なります。購入時には必ず最新の見積もりを確認してください。

さらに車は、買えば終わりではありません。

毎年・毎月の維持には、燃料費、自動車税種別割、自動車保険、車検、点検、タイヤ、バッテリーなどのお金がかかります。

ロードスターのソフトトップ車は1.5Lエンジンです。

2019年10月1日以降に初回新規登録された自家用乗用車で、総排気量1L超〜1.5L以下なら、自動車税種別割の標準税率は年3万500円です。

任意保険については、年齢、等級、補償範囲、車両保険の有無などによって差が大きいため、「ロードスターなら年間○万円」と一律には言えません。

ここは購入候補の車両が決まった段階で、実際の条件を使って見積もるのが確実です。

ローンも同様です。

例えば300万円を年3%で借りた場合、概算では5年返済なら月約5万3900円、7年なら月約3万9600円となります。

57歳で7年返済を始めれば、完済は64歳ごろ。

60歳で給与体系が変わる会社なら、定年前の3年間だけでなく、定年後の4年間も返済することになります。

ここを見落とさないことが大切なんですね。

50代後半なら、私は次を一度紙に書き出してみることをおすすめします。

  • ロードスターの支払総額はいくらになるか
  • ローンを利用するなら何歳で完済するか
  • 60歳以降の手取り収入はどの程度になりそうか
  • 住宅ローンなど他の固定費はいくら残るか
  • 税金・保険・車検・消耗品を払っても余裕があるか
  • 車購入後も生活防衛用のお金を残せるか
  • ドライブ旅行や高速料金まで含めて楽しむ余裕があるか

大事なのは、今の給料ならローン審査に通るかではありません。

60歳、65歳になっても「今日は天気がいいから走りに行こう」と気軽にキーを持てるかどうかです。

車両代を払うためにドライブ代を削り続ける状態になれば、せっかくロードスターを所有していても楽しみにくくなりますよね。

定年後の収入、退職金、年金、再雇用条件などがまだ分からない方なら、数字が見えてから判断するのも十分合理的です。

憧れを先延ばしすることと、生活を守るために準備することは同じではありません。

待つ理由が明確なら、その数年間も立派な購入準備期間になります。

※画像はAIによるイメージ

50代後半のロードスターはATかMTか?こういちさんがATを選んだ理由

「ロードスターを買うなら、やっぱりMTじゃないの?」

そう言われることがありますよね。

ですが、こういちさんが選んだのはAT車でした。

当初はMTで見積もりを依頼し、周囲からもMTを勧められていたそうです。

それでも最終的にATを選んだのは、ロードスターを休日だけの趣味車ではなく、毎日の通勤から買い物まで一台で使う予定だったからです。

購入前には別の販売店でMTとATの両方を試乗しています。

そこでATでも十分に軽快に走れると感じ、AT購入を決断しました。

私はこの部分こそ、50代後半のロードスター選びで参考にしたいポイントだと思います。

「ロードスターらしい仕様」を選ぶより、自分がロードスターに乗る回数を増やせる仕様を選ぶ方が大切だからです。

MTでギアを選ぶ操作そのものが楽しみなら、もちろんMTは魅力的でしょう。

一方で、毎日の通勤、渋滞、買い物などにも使うならATが合う人もいます。

50代後半だからATという話でもありません。

重要なのは5年後、10年後まで想像し、

「どちらなら面倒に感じず、今日はロードスターで行こうと思えるか」

で決めることです。

なお、2026年9月時点のラインアップでも、グレードによってMT・ATの設定状況が異なります。

価格や仕様も変更される可能性があるため、検討時点のマツダ公式情報と販売店の見積もりで確認してくださいね。


定年前に買って後悔しないため、試乗では何を確認する?

50代後半でロードスターを検討するなら、試乗で最初に確認したいのは最高出力でもコーナリング性能でもありません。

自分の身体と生活に合うかです。

マツダによると、2025年度にロードスターを購入した人のうち、購入前に試乗または体感した人は81.7%でした。

ロードスターのように着座位置や乗降感覚が一般的な乗用車と大きく異なる車では、カタログだけで決めない方が安心でしょう。

まず乗り降りは、一度だけで判断しないでください。

私は次のように確認するのがおすすめだと考えています。

  • 何度か乗り降りして腰や膝に無理がないか
  • ドア開口部をまたぐとき、足が引っ掛からないか
  • 降車時に身体を持ち上げる動作がつらくないか
  • 自然なシート位置でハンドルを操作できるか
  • ATならブレーキとアクセルを自然に踏み替えられるか
  • MTならクラッチを奥まで踏んでも腰や膝が不自然にならないか
  • 屋根を閉じた状態でも頭上や視界に圧迫感がないか
  • 普段のバッグや買い物用品、旅行用品が収まりそうか

特に大事なのが、幌を閉じた状態でも確認することです。

ロードスターを想像すると、青空の下を屋根を開けて走る姿が浮かびますよね。

でも実際には雨、真夏、冬、高速道路など、屋根を閉めて乗る時間もあります。

「オープンなら最高だった」だけではなく、クローズ状態でも日常車として付き合えるかを確かめたいところです。

そして夫婦で使う予定なら、できれば二人で試乗してください。

GAZOOの記事では、こういちさんの奥さまは自分のN-BOXを持っており、ロードスターにはあまり乗りたがらないと紹介されています。

次女も一度オープン走行を経験したものの、思い描いていた爽やかなイメージとは違い、乗り心地や風で髪が乱れることに驚いたそうです。

微笑ましいエピソードですが、車選びとして見ると重要です。

自分一人の趣味車なら満点でも、夫婦旅行の車としては評価が変わる可能性があるからです。

助手席に乗る人にも、乗り降り、乗り心地、荷物の置き場所を確認してもらいましょう。

2人乗りのロードスターでは、「荷物はとりあえず後席へ」ができません。

ここまで含めて実生活を再現することが、購入後の「こんなはずじゃなかった」を減らしてくれます。


私見|ロードスターを買う日は「定年の日」ではなく4条件がそろった日

ここからは筆者としての考えです。

私は、ロードスター購入のベストタイミングを「55歳」「60歳」「65歳」と年齢だけで決める必要はないと考えています。

その人にとって生活・家計・身体・時間の4条件がそろった日が、一つの購入タイミングだからです。

同じ57歳でも、子どもが独立して夫婦二人になった人と、まだ家族の送迎をしている人では条件が違います。

住宅ローンなどの固定費が少ない人と、これから大きな支払いが続く人でも結論は変わります。

だから「50代後半でもロードスターを買って大丈夫ですか?」という問いに、私は年齢だけで「大丈夫」「やめた方がいい」とは答えられません。

ただ、今回のこういちさんの事例には、一つ大きなヒントがあります。

ロードスターを手に入れてから、毎日往復60kmの通勤に使い、休日には角島、別府、阿蘇まで出掛けました。

ロードスター同士がすれ違う際に手を振り合うなど、それまでの車では経験しなかった楽しみも生まれています。

そして記事の最後で、こういちさんは「もっと早く買っておけば良かった」と振り返りました。

もちろん、この言葉だけを切り取って「ロードスターは早く買うべきだ」と一般化するのは適切ではありません。

こういちさんには、2人乗りでも生活が成立し、毎日の移動にも使え、長距離ドライブを楽しめる環境がありました。

条件が違えば答えも変わります。

それでも、この事例から私は50代後半の車選びでは、お金の残高だけでなく『楽しめる時間の残高』も考えてよいと感じます。

仮に3年間待てば300万円多く貯められる人なら、「待つ」という判断にも大きな意味があります。

反対に、家計に十分な余裕があり、2人乗りで困らず、身体にも問題がなく、すでに行きたい場所がいくつも浮かんでいる人なら、「定年前だから」という理由だけで3年間待つ必要があるのかは考えてみてもよいでしょう。

この考え方で大切なのは、衝動買いを正当化しないことです。

「人生は一度きりだから買う」だけでは、50代後半の大きな買い物として少し心配です。

家計を確認する。

実車に何度も乗り降りする。

必要ならATとMTを比べる。

一緒に乗る人にも試してもらう。

そのうえで、

「この車なら、定年後も生活を崩さず楽しめそうだ」

と思えるなら、購入時期としてかなり条件が整っていると考えられます。

ロードスターは、契約した瞬間がゴールではありません。

買ったあとも気軽にガレージから出し、「今日は少し遠回りして帰ろう」と思える状態で持ち続けることが、満足度につながるのではないでしょうか。


まとめ|定年前のロードスターは「生活・家計・身体・時間」で判断しよう

定年前にマツダ ロードスターを買うべきか迷ったら、生活・家計・身体・時間の4条件で判断してみてください。

2025年8月9日にGAZOOで紹介されたこういちさんは、還暦を過ぎてロードスターを購入。2024年9月ごろの納車から2025年5月の取材まで8カ月余りで1万8000km以上を走り、通勤だけでなく角島、別府、阿蘇へのドライブも楽しんでいました。

一方、2026年9月時点のロードスターは295万9000円からで、購入後も税金、保険、車検、燃料、消耗品などが必要です。

ですから判断基準は「今なら買える」ではなく、「定年後も無理なく持ち、楽しみ続けられるか」に置くのが安心です。

条件がそろっているなら、定年の日付だけを理由に待つ必要はありません。

まだ家計や生活条件に不安があるなら、焦らず準備してから買うことも立派な選択です。

憧れを諦める必要も、憧れのために生活を苦しくする必要もありません。

その間にある、あなた自身が安心してアクセルを踏めるタイミングを探してみてくださいね。


よくある質問

定年前の50代後半でマツダ ロードスターを買うのは遅いですか?

遅いとは限りません。

GAZOOで紹介されたこういちさんも還暦を過ぎてロードスターを購入し、納車から8カ月余りで1万8000km以上を走っていました。

年齢そのものより、2人乗りで困らないか、定年後も維持できるか、無理なく乗り降りできるかを確認することが大切です。

ロードスターは定年後まで待って買った方が安心ですか?

退職後の収入や退職金、年金、再雇用条件がまだ分からない場合は、待つことで家計判断をしやすくなります。

一方、すでに定年後まで資金計画が立ち、生活・身体面にも問題がないなら、「定年するまで」という理由だけで購入を延期する必要性は低くなります。

50代後半ならロードスターはATとMTのどちらがおすすめですか?

年齢ではなく使い方で選びましょう。

こういちさんは当初MTを検討していましたが、通勤や買い物にも一台で使うことを考え、MTとATを乗り比べたうえでATを選びました。

操作そのものを楽しみたいならMT、日常での扱いやすさを重視するならATも有力です。できれば実際に両方を試して、自分が長く乗り続けたいと思える方を選んでくださいね。

杉原健一

モーターライフ・アドバイザー

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