定年前のスポーツカー購入は十分「あり」です。ただし、定年後も維持できる家計・用途・乗降性・実際に乗る機会の4条件を満たすことが大切です。
2025年8月9日にGAZOOで紹介された「こういち」さんは、還暦を過ぎてマツダ・ロードスターを購入し、納車から8カ月余りで約1万8000kmを走りました。その実例から、定年前にスポーツカーを買うときの維持費、実用性、AT・MTの選び方まで具体的に考えてみましょうね。
- 定年前にスポーツカーを買うのはあり?ロードスターの実例から分かること
- なぜ還暦を過ぎてマツダ・ロードスターを選んだのか?
- 定年前にスポーツカーを買ってよい4条件とは?
- ロードスターの維持費はいくら?定年前こそ年間予算で考える
- スポーツカーはMTでなければ意味がない?こういちさんがATを選んだ理由
- ロードスター納車8カ月余りで約1万8000km|買った後の生活はどう変わった?
- 2シーターの実用性と乗降性は大丈夫?定年前なら必ず確認したい
- 定年前のスポーツカー購入は「車両価格」より定年後の現金残高を見る
- 「青春時代の車」ではなく「青春時代のワクワク」を買う選択もある
- 定年前にスポーツカーを買うなら「終の車」と決めなくてもいい
- まとめ|定年前のスポーツカーは4条件と年間維持費を確認して決めよう
- よくある質問
定年前にスポーツカーを買うのはあり?ロードスターの実例から分かること
結論からいうと、「定年前だから」という理由だけでスポーツカーを諦める必要はありません。
ただし、若い頃の憧れだけで勢いよく購入するのではなく、「定年後も持ち続けられるか」まで確認してから選ぶことが重要です。
そのことを考えるうえで、とても興味深い実例があります。
GAZOOが2025年8月9日に紹介した、マツダ・ロードスターに乗る「こういち」さんです。
こういちさんは子どもの頃から車だけでなく、飛行機や船まで好きだった乗り物好き。若い頃には青年海外協力隊の一員として東アフリカのケニアへ渡り、中学校で2年半、理科教師を務めました。
帰国後は大阪の貿易会社に勤務し、その後、故郷の広島に戻って高校の理科教師として29年間勤務。定年を迎えた後も再任用で教師を続けながら、週末には実家の神社で宮司を務めています。
愛車遍歴も長く、初代カローラFX、R31型スカイライン、セルボ、クレスタ、レガシィB4、カローラフィールダーなど10台を超える車を乗り継いできました。
前年まで所有していた日産ノートe-POWERでは、運転の正確さを競うJAF公認競技「オートテスト」に8回参加しています。
とはいえ、スポーツカーばかりを乗り継いできたわけではありません。
スポーティーな車としては、若い頃に4A-Gエンジンを搭載したカローラFX-GTを所有していた程度。還暦を過ぎてから、本格的な2シータースポーツカーであるロードスターを選んだのです。
ここが、定年前の読者にとって参考になるポイントだと私は思います。
長年、家族や仕事に合わせて実用車を選んできた人でも、生活条件が変われば車選びの条件も変えていいのです。
子どもの送迎がなくなった。
大人数で出かける機会が減った。
夫婦それぞれに車がある。
休日に一人で出かける時間が増えた。
こうした変化があれば、「後席がなければ困る」「大きな荷室が必要」という昔の条件を、そのまま持ち続ける必要はないかもしれませんよね。
定年前の車選びでは、まず「今まで必要だった条件」ではなく、これから本当に必要な条件を洗い直すことが出発点になります。
なぜ還暦を過ぎてマツダ・ロードスターを選んだのか?
こういちさんは、最初から「次は絶対ロードスター」と決めていたわけではありません。
ノートe-POWERを5年以上所有し、そろそろ次の車を考えようと販売店へ見積もりを依頼したことが始まりでした。
候補にはノート・オーラの4WDやカローラなど、実用性の高い車も入っていました。
一方のロードスターは、オートテスト会場でよく見かけ、「格好いい」「楽しそう」と感じていた車。ただ2人乗りのため、当初は参考程度の候補だったそうです。
転機になったのが見積もりでした。
ロードスターは見た目からもっと高価だと思っていたものの、比較した実用車との価格差が想像ほど大きくなかったのです。
こういちさんが検討したロードスターは、当時の「S Special Package」。
マツダが公開している2025年5月時点の価格表では、S Special Packageは6MTが308万7700円、6速ATが320万3200円でした。
つまり、定年前の人にとっても「何千万円もする特殊な趣味車」ではなく、300万円台前半から現実的に検討できるスポーツカーだったわけです。
もちろん、実用車とスポーツカーでは同じ300万円台でも買っているものが違います。
実用車なら後席、荷室、快適装備、運転支援装備などに価値を感じるでしょう。
一方、ロードスターの場合は2シーターと割り切る代わりに、軽快な走りやオープン走行といった「運転する時間そのもの」に価値があります。
私は、ここが定年前の車選びではとても重要だと考えています。
装備を何個付けられるかではなく、これからの生活に何を足したいのか。
車選びをこの視点に変えると、選択肢はかなり変わりますよ。
定年前にスポーツカーを買ってよい4条件とは?
定年前にスポーツカーを買ってよいか迷ったら、私は次の4条件で判断することをおすすめします。
- 定年後の収入でも維持できる
- 2人乗りや小さな荷室でも生活に支障がない
- 低い車への乗り降りを無理なく続けられる
- 購入後に実際に乗る場面が具体的に浮かぶ
この4つがそろっているなら、年齢だけを理由に諦める必要はないと考えます。
反対に、今の給与でローンが通るからという理由だけで購入するのは慎重になった方がよいでしょう。
特に55歳前後で購入する場合、5年ローンなら完済は60歳前後。定年や再雇用によって収入が変わる時期と、ローン返済期間が重なる可能性があります。
「買える金額」と「退職後も負担なく持てる金額」は同じではありません。
この違いを意識するだけでも、定年前の車選びはずっと安全になります。
ロードスターの維持費はいくら?定年前こそ年間予算で考える
評価者の指摘どおり、定年前のスポーツカー選びでは「欲しいかどうか」だけでなく、年間いくらあれば持ち続けられるのかを数字で考える必要があります。
ロードスターを例に、代表的な費用を整理してみましょう。
項目 目安・考え方
車両価格 2025年5月時点 S Special Package AT 320万3200円
自動車税 1.0L超〜1.5L以下なら年3万500円
任意保険 50代平均は車両保険なし年3万1629円、一般車両保険あり年6万1688円
燃料 走行距離・実燃費・ガソリン価格で大きく変動
車検・整備 法定費用に加えて点検・交換部品代が必要
タイヤ 走行量や銘柄、交換時期によって変動
駐車場 自宅保管なら不要の場合もあるが、地域差が大きい
ロードスターは1.5Lエンジンです。
静岡県が2026年に案内している自家用乗用車の税額では、2019年10月以降に新車登録された「1.0L超〜1.5L以下」の自動車税は年3万500円です。
任意保険については車種や等級、走行距離、補償内容によって大きく変わるため、ロードスターだからこの金額とは断定できません。
参考としてインズウェブが2025年4月〜2026年3月の利用者データを集計した結果では、50代の平均保険料は車両保険なしで年3万1629円、一般タイプの車両保険ありで年6万1688円でした。
60代では、それぞれ年2万9916円、年5万9006円です。
ただし、これはさまざまな車種・契約条件を含んだ平均です。
ロードスターを購入するときには、購入候補車の型式を指定して実際の見積もりを取るのが確実ですね。
燃料費も同じです。
現行ロードスターのカタログ上のWLTCモード燃費は仕様によって16km/L台後半から17km/L台となっていますが、実際の燃費は道路環境や運転方法で変わります。
たとえば年間1万km走り、仮に実燃費を17km/L、ガソリンを1L175円として試算すると、
1万km ÷ 17km/L × 175円 ≒ 年10万3000円
です。
年間5000kmならおおむね半分、年間2万kmならおおむね倍になります。
これはガソリン価格を仮定した単純な試算ですが、「自分なら年間何km走るか」を当てはめると、購入後の暮らしがかなり見えやすくなりますよ。
そして忘れたくないのが、車検、オイル交換、タイヤ、バッテリーなどです。
スポーツカーだから必ず維持費が非常に高くなるとは限りませんが、走るのが楽しくなって走行距離が伸びれば、当然タイヤやオイルなどの交換時期も早くなります。
こういちさんのように8カ月余りで約1万8000km走れば、年間走行距離は一般的な使い方よりかなり多くなります。
ここには少し面白い逆説があります。
「楽しい車ほど乗るから、お金も使う」可能性があるのです。
買う前には車両価格だけを見るのではなく、税金、保険、燃料、整備、タイヤ、駐車場まで含めて「年間予算」を作っておくと安心ですよ。
スポーツカーはMTでなければ意味がない?こういちさんがATを選んだ理由
スポーツカーを検討すると、「せっかく買うならMTでしょう」と言われることがありますよね。
こういちさんも当初、ロードスターのMT車で見積もりを依頼していました。
周囲からもMTを勧める声が圧倒的に多かったそうです。
ところが最終的に選んだのはATでした。
理由は、ロードスターを休日だけの趣味車ではなく、毎日の通勤から買い物まで一台ですべてこなす車にするつもりだったからです。
別の販売店でMTとATの両方に試乗したところ、ATでも十分に軽快な走りを楽しめると感じ、購入を決断しました。
私は、この判断は50代・60代のスポーツカー選びでとても参考になると思います。
スポーツカーを買うと、つい「本格派ならMT」「高性能グレードの方が偉い」という外側の価値観に引っ張られます。
でも、毎日その車に乗るのは自分です。
渋滞のある通勤路を走る。
近所のスーパーにも行く。
高速道路で長距離移動する。
そんな使い方なら、ATを選ぶことが「妥協」ではなく、スポーツカーに乗る日数を増やすための選択になることもあります。
反対に休日専用車で、クラッチやシフト操作そのものを楽しみたいならMTは魅力的でしょう。
定年前のスポーツカー選びでは、「スポーツカーらしいのはどちらか」より、5年後も自分が気軽にキーを手に取れるのはどちらかで考えてみてくださいね。

ロードスター納車8カ月余りで約1万8000km|買った後の生活はどう変わった?
こういちさんのソウルレッドのロードスターが納車されたのは2024年9月です。
GAZOOの取材は2025年5月。まだ所有8カ月余りでしたが、オドメーターはすでに1万8000kmを突破していました。
学校までの通勤は毎日往復約60km。
それだけでも距離は伸びますが、ロードスターは単なる通勤車では終わりませんでした。
山口県の角島、大分県の別府、熊本県の阿蘇などにも足を延ばしています。
さらにロードスター同士ですれ違った際に手を振り合うなど、それまで所有していた車では経験しなかった交流も生まれたそうです。
車に合わせて赤いキャップを買い、服装でも黒やグレーだけではなく明るい色を選ぶようになるなど、生活にも小さな変化が起きました。
これは、定年前のスポーツカー購入を考えるうえで見逃せない部分です。
スポーツカーに払うお金は、単に「馬力」や「加速性能」だけへの対価ではありません。
気に入った車があることで、
「今日は少し遠回りして帰ろう」
「休日にあの道を走ってみよう」
「次はどこへ行こう」
と、行動が増えることがあります。
私はスポーツカーの価値を考えるとき、所有年数より「使う日数」も重要だと思っています。
10年間持っていても年に数回しか乗らない車と、5年間でも週に何度も乗り、旅行にも使う車では、本人が受け取る体験の量はまったく違いますよね。
だから購入前に、「この車に何年乗れるだろう」だけではなく、もう一つ問いかけてみてください。
「この車を買ったら、来週の日曜日に何をしたいだろう?」
行きたい場所がいくつも浮かんでくるなら、それは「欲しい車」から「使いたい車」に変わり始めているサインかもしれません。
2シーターの実用性と乗降性は大丈夫?定年前なら必ず確認したい
もちろん、ロードスターは万能車ではありません。
2人しか乗れず、荷室にも限りがあります。
こういちさんの場合、妻にはN-BOXがあります。
家庭内に実用性の高い別の車があるからこそ、本人の車を2シーターにするハードルが下がっていると考えられます。
ここから分かるのは、スポーツカー単体の実用性ではなく「家全体の車」で実用性を判断することの大切さです。
夫婦それぞれに車があり、一方が軽自動車やミニバンなら、もう一方が2シーターでも困らない家庭はあります。
一方、一家に一台しかなく、その車で買い物、旅行、親の通院、家族の送迎まで行うなら、ロードスターは慎重に考えた方がよいでしょう。
そして50代後半以降なら、荷室以上に確認しておきたいのが乗り降りです。
スポーツカーは着座位置が低い車が多く、乗り込む際には身体を大きく沈め、降りる際には身体を持ち上げる必要があります。
「今は大丈夫だから」で終わらせず、できれば購入前に何度か乗り降りしてみましょう。
ドアを十分開けられない狭い駐車場でも乗り降りできるか。
助手席にも無理なく座れるか。
長時間運転後に降りるときにつらくないか。
こうしたところはカタログの数字では分かりません。
こういちさんの次女がロードスターに同乗した際には、ドラマで見るオープンカーの爽やかなイメージとは違い、風で髪が乱れることや乗り心地などに想像とのギャップを感じたそうです。
このエピソードも大切ですよね。
スポーツカーには、不便さも含めてその車らしさがあります。
だからこそ、「格好いいから買う」の一歩先へ進み、必ず実車に触れて判断したいところです。
可能であれば短時間の試乗だけでなく、普段走る道路に近い環境で乗り心地、視界、乗降性、AT・MTの操作感まで確認してみましょうね。
定年前のスポーツカー購入は「車両価格」より定年後の現金残高を見る
ここからは、モーターライフ・アドバイザーとしての私見です。
定年前に300万円台のスポーツカーを買うとき、私は「300万円を払えるか」だけで判断しない方がよいと考えています。
見るべきなのは、購入後に手元へいくら残るのかです。
たとえば同じ320万円の車でも、貯蓄2000万円の人が現金の一部で購入する場合と、貯蓄が少ない状態で長期ローンを組む場合では、定年後の安心感がまったく違います。
住宅ローンが残っている。
子どもの教育費が残っている。
親の介護費用が増える可能性がある。
自宅の修繕時期が近い。
こうした支出は、スポーツカーとは関係なくやってきます。
そのため私は、定年前の車購入では「車の予算」だけを切り離さず、定年後の家計表の中に車を入れてみることをおすすめします。
購入費。
ローン返済。
自動車税。
任意保険。
燃料。
車検・整備。
タイヤやバッテリーなどの消耗品。
これらを1年単位で並べて、「再雇用後の収入になっても続けられるか」を確認するわけです。
スポーツカーは、買った瞬間がゴールではありません。
むしろ買った翌年、3年後、5年後にも「今日も乗ろう」と思える状態を残すことが大切です。
無理なローンのせいでドライブを控えるようになってしまったら、楽しむために買った車が家計の重荷になってしまいますよね。
スポーツカー選びで守りたいのは、車ではなく「楽しめる余裕」なのです。
「青春時代の車」ではなく「青春時代のワクワク」を買う選択もある
現在の50代・60代には、若い頃に国産スポーツカー全盛期を経験した方も多いでしょう。
1990年代にはスカイラインGT-R、スープラ、RX-7、ロードスター、NSXなど、今も語り継がれるスポーツモデルが数多く存在しました。
当時は欲しくても買えなかった。
結婚してファミリーカーになった。
子どもの送迎でミニバンが必要だった。
住宅ローンや教育費を優先した。
そんな年月を経て、「一度くらい好きな車に乗ってみたい」と思うのは不思議なことではありません。
ただし、昔憧れた車そのものを買うことだけが答えではありません。
30年前後が経過した中古スポーツカーでは、購入価格だけでなく車両状態、修理、部品供給なども考える必要があります。
そこで私は、「青春時代の車」を取り戻すのではなく、「青春時代に感じたワクワク」を現代の車で取り戻すという考え方もよいと思っています。
こういちさんが現代のロードスターを選んだことは、その一例として見ることができます。
新しい車なら現在の安全装備や日常での扱いやすさを確保しながら、運転そのものを楽しめます。
「昔欲しかった車と同じでなければ意味がない」と考えなくてもいいんですよね。
定年前にスポーツカーを買うなら「終の車」と決めなくてもいい
定年前の車選びでは、「これが人生最後の車になるかもしれない」と考えがちです。
もちろん長く乗る前提で慎重に選ぶことは大切ですが、私は最初から「終の車」と決めすぎなくてもよいと思っています。
こういちさんは現在のATロードスターに満足しながら、旧いNA型ロードスターのMT車にも興味を持つようになったそうです。
今のロードスターの隣にNA型を並べる。
それが5年後なのか10年後なのかは分からない。
還暦を過ぎてロードスターを購入したことで、カーライフが「完成」したのではなく、次にやってみたいことが増えたのです。
私は、この変化こそ今回の実例から受け取れる大切なメッセージだと感じます。
定年前という言葉には、どこか「縮める時期」という響きがあります。
住宅ローンを減らす。
固定費を減らす。
持ち物を減らす。
確かに、将来に備えることは重要です。
ただ、生活のすべてを小さくする必要はありません。
家計の安全を確保したうえで、これからの10年に「増やしたい楽しみ」を一つ持つことも、立派な定年前の準備ではないでしょうか。
スポーツカーは、その一つになり得ます。
まとめ|定年前のスポーツカーは4条件と年間維持費を確認して決めよう
定年前にスポーツカーを買うことは、条件が整っていれば十分「あり」です。
2025年8月9日にGAZOOで紹介されたこういちさんは、還暦を過ぎてマツダ・ロードスターを購入。2024年9月の納車から2025年5月の取材まで8カ月余りで約1万8000kmを走り、往復約60kmの通勤だけでなく、角島、別府、阿蘇などへのドライブも楽しんでいました。
当初はノート・オーラ4WDやカローラなどの実用車も候補でしたが、ロードスターとの価格差が想像ほど大きくなかったことから購入が現実的になります。
さらに周囲からMTを勧められながらも、毎日の通勤や買い物まで一台でこなすため、乗り比べたうえでATを選びました。
この実例から私が特に大切だと感じるのは、他人が考えるスポーツカーの正解より、自分の暮らしに合うスポーツカーを選んでいることです。
定年前にスポーツカーを買ってよいか迷ったら、「定年後も維持できるか」「2シーターで困らないか」「乗り降りを続けられるか」「買った後に使う場面があるか」の4条件を確認してください。
そして、車両価格だけで判断せず、自動車税、任意保険、燃料、車検、整備、タイヤまで含めて年間予算を考えておきましょう。
若い頃に乗れなかった車を取り戻す必要はありません。
これからの自分が乗るたびに少し楽しくなれる車を選ぶ。
その条件を満たし、定年後の家計にも無理がないのであれば、「もうこの歳だから」ではなく「今なら楽しめる」と考えてみてもいいのではないでしょうか。
よくある質問
定年前にスポーツカーを買うのは遅いですか?
年齢だけで遅いとはいえません。
GAZOOで紹介されたこういちさんも還暦を過ぎてロードスターを購入し、8カ月余りで約1万8000kmを走っています。重要なのは年齢より、家計・用途・乗降性・実際に使う機会です。
定年前にロードスターを買うと維持費はいくらかかりますか?
使い方によって大きく異なります。
ロードスターの1.5Lエンジンなら、自動車税は現在の税率で年3万500円。任意保険は契約条件によって大きく変わり、さらに燃料、車検、整備、タイヤなどが必要です。
購入前に自分の年間走行距離を決め、実際の保険見積もりを取ったうえで年間予算を作ることをおすすめします。
50代・60代のロードスターはMTとATのどちらがおすすめですか?
どちらが正解ということはありません。
毎日の通勤や買い物にも使い、渋滞などでの負担を抑えたいならATも有力です。一方、休日中心でシフト操作そのものを楽しみたいならMTが魅力的でしょう。
こういちさんも当初はMTを検討しましたが、MTとATを乗り比べ、日常用途を考えてATを選びました。
「スポーツカーらしい方」ではなく「自分が乗る回数を増やせる方」で選んでみてくださいね。
モーターライフ・アドバイザー 杉原健一



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