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50代の趣味にできる車とは?休日が楽しみになる一台の選び方

車選び
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50代の趣味車は、休日に何を楽しみたいかを決め、車幅・価格・維持費まで比べて選ぶと後悔しにくくなります。

2026年8月時点の現行車を軸に、MAZDA3、レクサスUX、フォレスター、クラウンスポーツ、アウトランダーPHEV、フェアレディZの6台を、同じ物差しで比べてみましょう。

  1. 50代の趣味にできる車とは?まず「休日に何をしたいか」で選ぼう
    1. 50代だから高級車を選ぶ必要はない
  2. 50代の趣味車おすすめ6選|価格・車幅・定員・用途を比較
    1. MAZDA3|走る時間そのものを楽しみたい50代におすすめ
    2. レクサスUX300h|上質さと日常の使いやすさを両立したい人向け
    3. フォレスター|キャンプ・登山・釣りまで趣味を広げたい人向け
    4. クラウンスポーツ|夫婦で長距離旅行を楽しみたい人向け
    5. アウトランダーPHEV|車を「移動する基地」にしたい人向け
    6. フェアレディZ|若いころの憧れを楽しみたい人向け
  3. 50代の趣味車で失敗しない条件は?「サイズ・維持費・身体」で見る
    1. 試乗では加速より「30分後の自分」を確認する
    2. 車幅はカタログだけでなく「いつもの駐車場」で判断する
    3. 燃費だけでなく年間維持費で比べる
    4. 安全装備は「今の自分」だけで考えない
  4. 50代の趣味車は中古でもいい?走行距離より履歴を見よう
  5. 50代でスポーツカーを趣味にするのは遅い?年齢より生活との相性で決めよう
  6. 私が考える50代の趣味車の選び方|「休日が増える一台」が正解
  7. まとめ|50代の趣味にできる車は「好き」と「使える」の交点で選ぼう
  8. よくある質問
    1. 50代の趣味車で一番おすすめなのはどのタイプですか?
    2. 50代でフェアレディZのようなスポーツカーを買うのは遅いですか?
    3. 50代の趣味車は新車と中古車のどちらがおすすめですか?

50代の趣味にできる車とは?まず「休日に何をしたいか」で選ぼう

50代で趣味にできる車を探すなら、最初に決めたいのはメーカーでもボディタイプでもありません。

その車を手に入れたあと、休日をどう過ごしたいかです。

長年ディーラーの店頭でお客様と話していると、「SUVが欲しい」「スポーツカーに一度は乗りたい」と車種から相談が始まることはよくありました。

ところが、「誰と乗りますか」「休日はどこへ行きますか」「自宅の駐車場は広いですか」と話していくと、最初に希望していた車とは別の一台が候補になることも珍しくなかったんですよね。

たとえば、趣味車が欲しいという同じ言葉でも、実際の目的はこんなに違います。

  • 一人で海や山へ走りに行きたい
  • 夫婦で温泉や観光地を巡りたい
  • キャンプ、釣り、登山をもっと楽しみたい
  • 若いころ憧れたスポーツカーに乗りたい
  • 洗車や手入れまで含めて所有する時間を楽しみたい

ここを飛ばして人気車だけを追いかけると、「すごくいい車なのに、なぜか休日に乗らない」という少し寂しいことが起こります。

私が考える趣味車の分かりやすい基準は、用事がない日にもキーを持ちたくなるかです。

買い物なら近所のスーパーで済むのに、「今日はちょっと海沿いまで行ってみるか」と思わせてくれる。そんな一台なら、車は移動手段から趣味へ変わっていきます。

50代だから高級車を選ぶ必要はない

50代は年齢だけを見ると、比較的収入の高い層に当たります。

国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」は民間事業所の給与所得者を対象とした統計ですが、もちろん平均給与がそのまま個人の「車に使えるお金」を意味するわけではありません。住宅費、教育費、介護、老後資金など、家計は人によって大きく異なります。国税庁

だから私は、車選びで「いくらまで借りられるか」より、いくらなら気持ちよく持ち続けられるかを重視してほしいと思っています。

せっかく趣味の車を買っても、タイヤ交換や保険更新のたびに財布を開くのが怖くなり、遠出まで控えてしまったら本末転倒ですよね。

価格が高いほど趣味性が高いわけでもありません。

300万円前後の車でも毎週走りたくなるなら、その車は700万円の車以上に、その人の生活を豊かにしてくれる可能性があります。


50代の趣味車おすすめ6選|価格・車幅・定員・用途を比較

今回の6台は、「高級」「速い」といった一つの基準で選んだわけではありません。

一人で走る、夫婦で旅行する、アウトドアへ行く、憧れをかなえるという、50代の休日に多い使い方を分担できるように選びました。

なお、価格・仕様は2026年8月16日時点で確認できるメーカー公表情報を基準にしています。グレード、駆動方式、オプション、改良時期によって変わるため、購入時は必ず最新のメーカー公式情報と販売店見積もりをご確認ください。

車種 新車価格の目安 全幅 定員 主な動力 おすすめの休日 主な注意点
MAZDA3 約236.5万円~ 1,795mm 5人 ガソリン/ハイブリッド系 一人・夫婦のドライブ 後席・荷室はSUVほど広くない
レクサスUX300h 約521万円~ 1,840mm 5人 2.0Lハイブリッド 街乗り・夫婦旅行 荷室と後席は実車確認推奨
フォレスター 400万円前後~が中心 1,830mm 5人 1.8Lターボ/2.5Lハイブリッド 登山・釣り・雪道 車幅と車高を駐車場で確認
クラウンスポーツ 約570万円~ 1,880mm 5人 HEV/PHEV 上質な長距離旅行 6台中でも車幅が大きめ
アウトランダーPHEV 500万円台~が中心 1,860mm 5人/7人仕様あり PHEV キャンプ・給電・旅行 大きさと充電環境を確認
フェアレディZ 500万円台~が中心 約1,845mm 2人 3.0L V6ツインターボ 運転そのもの 2人乗り・燃料・タイヤ費用

数字を横に並べると、趣味車選びで意外に重要なことが見えてきます。

たとえばレクサスUXは「コンパクトSUV」と呼ばれることがありますが、全幅は1,840mmあります。一方、MAZDA3は1,795mmです。わずか45mmの差に見えても、左右の余裕が少ない駐車場では毎日の感覚が変わります。

レクサスUX300hは2026年の公式情報で5人乗り、2.0Lハイブリッドを採用し、グレードによってWLTCモード23.4~26.3km/Lなどが示されています。Lexus

そして趣味車では、こうした小さな違いがとても大切です。

カタログの中では数センチでも、自宅の壁とドアの間では数センチが大事件になりますからね。

MAZDA3|走る時間そのものを楽しみたい50代におすすめ

「旅行先そのものより、そこへ向かう道が好きなんです」

そんな方なら、MAZDA3はとても分かりやすい候補です。

2026年8月16日に確認したマツダ公式情報では、MAZDA3はメーカー希望小売価格236万5,000円から。ファストバックのボディサイズは全長4,460mm、全幅1,795mm、全高1,440mmで、WLTCモード燃費は仕様により14.6~17.7km/Lと案内されています。Mazda

ドライバーを中心に考えたコックピットや、運転姿勢、操作性への配慮もメーカーが明確に打ち出しているポイントです。Mazda

私がMAZDA3を趣味車として面白いと感じるのは、405PSのような派手な数字がなくても「運転する理由」を作りやすいところです。

休日の朝、片道10分の喫茶店ではなく、わざわざ40km先の店まで行く。

高速道路へすぐ乗らず、景色のいい下道を選ぶ。

こうした移動そのものを遊びに変えたい人には相性がいいでしょう。

反対に、後席へ大人を頻繁に乗せたり、キャンプ道具を大量に積んだりするならSUVのほうが向いています。

一人、あるいは夫婦二人で乗ることが中心で、大きすぎない車を楽しみたい50代におすすめです。

レクサスUX300h|上質さと日常の使いやすさを両立したい人向け

「少し上質な車には乗りたい。でも、大型SUVを毎日扱うのは疲れそう」

そんな方にはレクサスUX300hがあります。

2026年9月1日発売予定の“Shining Essence”も発表されており、2WDは521万円から、AWDは547万5,000円から。5人乗りで、全長4,495mm、全幅1,840mm、全高1,540mmです。トヨタ自動車グローバルサイト+1

2WDの“Shining Essence”ではWLTCモード24.7km/L、AWDでは23.4km/Lと公表されています。Lexus

ここで大切なのは、「コンパクト」という言葉だけで判断しないことです。

全長は比較的抑えられていますが、全幅1,840mmですから、昔の5ナンバー車から乗り換えると横幅はかなり違って感じるでしょう。

私なら試乗のとき、幹線道路だけで終わらせません。

可能なら販売店周辺の細い道、右左折、駐車まで試して、「これなら毎週気軽に出せる」と思えるかを確認します。

高級感があるのに出庫するたび緊張する車より、普通の日にも自然に乗れる上質な車のほうが趣味は長続きしやすいんですよね。

フォレスター|キャンプ・登山・釣りまで趣味を広げたい人向け

車そのものだけでなく、車を使って別の趣味も広げたいならフォレスターは有力です。

現行フォレスターは全長4,655mm、全幅1,830mm、全高1,730mm、最低地上高220mm、最小回転半径5.4m。2.5Lエンジン+2モーターのストロングハイブリッドと1.8L直噴ターボなどが用意されています。SUBARU オフィシャルWebサイト

現行型は「2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞しています。SUBARU オフィシャルWebサイト

フォレスターの面白さは、「悪路を攻めるSUV」という単純な話ではありません。

山へ行く。

雨の日にキャンプへ行く。

冬に温泉へ行く。

荷物を積んで遠出する。

つまり、天候や目的地を理由に休日を諦めにくくする車として見ると、その価値が分かりやすくなります。

私が店頭で車選びのお話をしていたころも、SUV選びではカタログ上の悪路性能以上に「荷物を積んだまま家族で出かけやすいか」「見切りがよく安心して運転できるか」といった日常の相談が大きな割合を占めていました。

購入前には、自宅駐車場の横幅だけでなく高さも測っておきましょう。

ルーフボックスを使いたい方なら、車両だけでなく装着後の高さまで考えることが大切ですよ。

クラウンスポーツ|夫婦で長距離旅行を楽しみたい人向け

「車そのものも眺めて楽しみたい。でも休日にはパートナーと遠出したい」

そんな50代にはクラウンスポーツが合いやすいでしょう。

2026年8月時点のトヨタ公式サイトでは、クラウンスポーツは570万円(税込)からのグレードが掲載され、ハイブリッドとPHEVが設定されています。5人乗りです。トヨタ自動車WEBサイト+1

上位のPHEVでは770万円(税込)の設定も確認できるため、6台の中でも購入予算は高めです。トヨタ自動車WEBサイト

そして忘れてはいけないのが、全幅約1,880mm級のボディです。

高速道路では大きさが安心感につながりやすい一方、自宅周辺の細い生活道路や古い立体駐車場では話が変わります。

私はこのタイプの車を選ぶとき、試乗で乗り心地だけを確認するのは少しもったいないと思っています。

自宅から旅行先までの200kmは快適でも、自宅前の最後の200mで毎回冷や汗をかくようでは、気軽に乗りにくくなるからです。

クラウンスポーツは、スポーツカーとは違う形で趣味にできる車です。

目的地へ着くまでの数時間を上質な休日に変えるという楽しみ方ですね。

アウトランダーPHEV|車を「移動する基地」にしたい人向け

キャンプ、長距離旅行、電動走行、車内での休憩。

一台の車にいろいろな遊び方を求めるなら、アウトランダーPHEVは独特の魅力があります。

PHEVはエンジンと駆動用バッテリー、モーターを組み合わせるため、短距離の日常利用と長距離移動を一台でこなしたい人に向く仕組みです。

アウトランダーPHEVでは三菱自動車が長年磨いてきたS-AWCを採用し、駆動力や制動力を統合的に制御する考え方が特徴です。

また最大1,500WクラスのAC電源を活用できる仕様は、キャンプなどで車を「電源のある拠点」として使いたい人には大きな魅力でしょう。

コーヒーメーカーを持っていく。

電気ケトルを使う。

車のそばに椅子を置いて、景色を眺めながら休む。

こうなると車は、目的地まで人を運んで役目を終える道具ではありません。

玄関ごと休日へ持っていける小さな基地のような存在になります。

ただし、全幅1,860mm級のボディは決して小さくありません。

さらにPHEVを検討する場合は、車両価格だけでなく「自宅で充電できるのか」「日常の走行距離ならどの程度電動走行を活用できそうか」まで確認して初めて、本来のメリットを判断できます。

7人乗り設定がある仕様でも、3列目を頻繁に使うのか、非常用と割り切るのかによって評価は変わります。

「装備が多いから得」ではなく、自分が実際に使う機能にお金を払うという視点で選んでみてくださいね。

フェアレディZ|若いころの憧れを楽しみたい人向け

「合理的に考えればSUV。でも、昔からZに一度乗ってみたかった」

そういう気持ちは、私は大切にしていいと思っています。

フェアレディZは3.0L V型6気筒ツインターボを搭載し、最高出力298kW(405PS)、最大トルク475N・m。6速MTと9速ATが設定されています。日産自動車

WLTCモード燃費は10.2km/Lで、市街地モード6.6km/L、郊外10.9km/L、高速道路12.6km/Lと公表されています。日産自動車

数字だけを見ても、今回の6台の中では明らかに方向が違います。

5人乗れません。

大きな荷物を積むことを最優先した車でもありません。

低い車ですから、SUVのように「よいしょ」と楽に乗り込む感覚とも違います。

それでも、エンジンをかけること自体が楽しみになる。

MTならギアを選ぶことが遊びになる。

休日の朝に「今日はどこを走ろう」と地図を見たくなる。

フェアレディZは、移動の便利さではなく運転そのものを目的にできる車です。

だからこそ、購入前にはぜひ二度、三度と乗り降りしてください。

最初は興奮していますから「全然平気」と感じます。

少し時間を置いてもう一度乗ると、「この低さを5年後も楽しめるかな」という冷静な感覚が出てくるんですよね。

パートナーと乗る予定があるなら、助手席にも実際に座ってもらいましょう。

趣味車は一人で選んでも、休日は二人で過ごすことがありますからね。


50代の趣味車で失敗しない条件は?「サイズ・維持費・身体」で見る

50代の趣味車選びでは、乗り心地、安全性、維持費、10年後の扱いやすさまで確認しておきたいところです。

若いころなら「格好いいから多少不便でもいい」と押し切れたかもしれませんが、趣味を長く続けるなら、好きな気持ちと現実の両方を見るほうが満足しやすくなります。

試乗では加速より「30分後の自分」を確認する

試乗に行くと、アクセルを踏んだときの加速やハンドルの感触に意識が向きますよね。

ですが私が50代の方に特に見てほしいのは、身体と車が自然になじむかです。

シートに座ったとき、腰が落ち着くか。

肩に力が入らないか。

ブレーキを踏むために脚を不自然に伸ばさなくていいか。

後方確認で首を大きくひねらなくても周囲を把握しやすいか。

乗り降りしたとき膝や腰に負担を感じないか。

ディーラー時代、「試乗した瞬間はすごく気に入ったけれど、日常で乗ると少し疲れる」という相談を受けることがありました。

車の第一印象は、靴の試着に少し似ています。

鏡の前では格好いい。でも一日歩いたら足が痛い。それでは結局、玄関で選ばなくなりますよね。

趣味車も、最初の5分が楽しいかと同じくらい、2時間後にも乗っていたいかを想像してみてください。

車幅はカタログだけでなく「いつもの駐車場」で判断する

今回の6台を見ると、MAZDA3の全幅1,795mmに対し、UXは1,840mm、フォレスターは1,830mm、さらにクラウンスポーツやアウトランダーPHEVは1,800mm台後半です。MAZDA3とフォレスターの公表寸法もメーカー情報で確認できます。Mazda+1

数値だけではピンと来ない方も多いでしょう。

そこでおすすめしたいのが、購入候補車の全幅をメモして、普段使うスーパー、病院、駅前駐車場などを実際に見に行く方法です。

駐車枠に入るかではなく、入れたあと自分が普通にドアを開けられるかを見ます。

これが、カタログ比較には出にくい50代の趣味車選びの重要ポイントです。

車は駐車できても、人間が降りられなければ困りますからね。

※画像はAIによるイメージ

燃費だけでなく年間維持費で比べる

「燃費のいい車なら維持費も安い」と考えがちですが、趣味車では必ずしもそう単純ではありません。

確認したいのは、次の合計です。

  • 燃料代または充電費用
  • 自動車税などの税負担
  • 任意保険
  • 車検・法定点検
  • タイヤ
  • オイルやブレーキなどの消耗品
  • 駐車場代
  • ローンを利用する場合の利息

たとえば休日専用で年間3,000km程度しか走らないなら、燃費差による燃料代の違いより、大径タイヤ1回の交換費用のほうが大きく感じられるケースもあります。

特にSUVやスポーツカーはタイヤサイズが大きくなりやすいため、見積もりのときには車両本体価格だけではなく「このグレードのタイヤ4本はいくらくらいか」まで販売店で聞いておくと安心です。

私は昔から、月々のローン金額だけで判断する車選びには慎重です。

買えるかではなく、タイヤを替える月にも笑っていられるか。

趣味として持つなら、こちらのほうがずっと大切だと思っています。

安全装備は「今の自分」だけで考えない

50代で購入した車を7年乗れば、当然60代になります。

ですから、安全装備は「今は運転に自信があるから不要」と考えるより、少し先の自分まで含めて選びたいところです。

衝突被害軽減ブレーキ、後側方車両の警告、車線維持を支援する機能、駐車時の支援などは、車種だけでなくグレードや年式によって内容が異なります。

運転支援機能は、車に運転を任せる魔法ではありません。

私は「長距離ドライブに一人、口数の少ない助手が乗ってくれる」くらいに考えると分かりやすいと思っています。

もちろん最終的に安全確認をするのはドライバーです。

中古車を買う場合は特に、「この車名なら付いているはず」と思い込まず、一台ごとの装備を確認してくださいね。


50代の趣味車は中古でもいい?走行距離より履歴を見よう

50代の趣味車は、新車だけに絞る必要はありません。

予算内で少し上のクラスを狙いたい場合は、3~5年程度の高年式中古車やメーカー系認定中古車も有力です。

たとえば同じ予算でも、新車の実用車を選ぶのか、数年落ちのプレミアム車やスポーツカーを選ぶのかで、休日の楽しみ方は大きく変わります。

ただし中古車では、「走行距離が少ない=安心」と単純には考えないほうがいいでしょう。

私が現場で車を見るときに大切だと感じてきたのは、距離だけではなくどんな履歴を持っている車かです。

確認したいのは次のような部分です。

  • 修復歴の有無
  • 点検整備記録簿
  • 定期点検の実施状況
  • タイヤの残量や製造時期
  • ブレーキなど消耗品の状態
  • 内外装の傷や劣化
  • 保証の範囲と期間
  • 年式による安全装備の違い

年間1万km程度を定期的に走り、きちんと点検されてきた車と、走行距離は少なくても長期間ほとんど動かされなかった車では、見るべきポイントが違います。

中古車選びに慣れていない方なら、メーカー系認定中古車も検討しやすいでしょう。

一般の中古車より価格が高く見える場合はありますが、「どこを確認したらいいのか分からない」という不安を減らすことにも価値があります。

趣味車は、安く買えた瞬間がゴールではありません。

休日の朝、安心してキーを持って出かけられる状態が続くことまで含めて選びたいですね。


50代でスポーツカーを趣味にするのは遅い?年齢より生活との相性で決めよう

50代からスポーツカーを趣味にしても、年齢だけを理由に遅いと考える必要はありません。

大切なのは、昔の自分が欲しかった車ではなく、今の自分が楽しめる車かを確認することです。

フェアレディZには405PSのV6ツインターボという明確な魅力があります。日産自動車

ただ、趣味として何年も楽しむなら、馬力表より先に確認したいものがあります。

乗り降り。

運転姿勢。

視界。

荷物。

助手席。

自宅駐車場。

燃料費。

タイヤ代。

こうして書くと少し夢がなくなるように感じるかもしれません。

でも私は逆だと思っています。

現実を先に確認しておけば、納車後は思い切り夢を楽しめるからです。

「腰が心配だからスポーツカーは全部やめる」という必要もありませんし、「憧れだから細かいことは考えない」と無理をする必要もありません。

一度乗って、降りる。

少し店内で話して、もう一度乗る。

できればパートナーにも助手席へ座ってもらう。

この二度目の乗り降りが、意外といい判断材料になるんですよ。

そして、スポーツカーだけが趣味車ではありません。

MAZDA3で海沿いを走るのも趣味。

フォレスターで登山へ出かけるのも趣味。

アウトランダーPHEVをキャンプの基地にするのも趣味。

クラウンスポーツで夫婦旅行を楽しむのも立派な趣味です。

車種の格ではなく、その車によって休日の行動が増えるかで考えてみましょうね。


私が考える50代の趣味車の選び方|「休日が増える一台」が正解

ここからは、長年ディーラーでお客様の相談を受けてきた経験を踏まえた私見です。

50代の趣味車で私が大切にしたいのは、80%の現実と20%のわがままです。

自宅駐車場に入る。

維持費を無理なく払える。

身体に負担が少ない。

必要な人数が乗れる。

安全面にも納得できる。

ここまでが80%です。

残りの20%には、「このデザインが好き」「このエンジンに乗ってみたかった」「駐車場で振り返って見てしまう」といった、少し非合理な気持ちを残します。

100%合理的に選ぶと、車選びが冷蔵庫選びのようになることがあります。

反対に100%夢だけで選ぶと、毎月の支払い、狭い駐車場、乗り降りの大変さが少しずつ楽しさを削ってしまうことがあります。

この間にあるのが、大人の趣味車だと私は考えています。

そして、もう一つ私が重視したい基準があります。

「その車を買ったことで休日が何日増えそうか」です。

フォレスターを買ったから、今まで行かなかった山へ行く。

アウトランダーPHEVを買ったから、キャンプを始める。

MAZDA3を買ったから、日曜日に海沿いを走る。

UXを買ったから、夫婦で少し遠いレストランまで出かける。

クラウンスポーツを買ったから、年に数回だった旅行が月一回になる。

フェアレディZを買ったから、日曜日の朝6時が待ち遠しくなる。

こういう変化が起きたなら、その車はもう十分に趣味の道具です。

馬力や価格では測れないんですよね。

今回の6台を用途で一台ずつ選ぶなら、私は次のように整理します。

一人で走る楽しさならMAZDA3。

大きすぎない上質感ならレクサスUX。

アウトドアならフォレスター。

夫婦の長距離旅行ならクラウンスポーツ。

キャンプと電動生活ならアウトランダーPHEV。

運転そのものを主役にするならフェアレディZ。

どれが一番偉いという順位ではありません。

車選びは、ゴルフクラブのようなものです。

飛距離が出るドライバーだけで18ホールを回れないように、車も使い方によって最適な一本が変わります。

だからこそ、「世間で人気だから」ではなく、自分の休日に一番出番が多い一台を選んでくださいね。


まとめ|50代の趣味にできる車は「好き」と「使える」の交点で選ぼう

50代の趣味にできる車を選ぶなら、最初に決めたいのは車種ではなく、その車でどんな休日を過ごしたいかです。

一人や夫婦で走る楽しさならMAZDA3、上質さと日常性ならレクサスUX、アウトドアならフォレスター、長距離旅行ならクラウンスポーツ、キャンプや給電まで楽しむならアウトランダーPHEV、運転そのものを趣味にするならフェアレディZが候補になります。

ただし、価格や見た目だけでは決めないでください。

車幅、乗降性、乗車定員、タイヤ、燃料、充電環境、安全装備、駐車場まで確認したうえで、「それでもこの車が好きだな」と思えるかが大切です。

80%は現実的に、20%だけわがままに。

そのくらいが、50代から長く楽しめる趣味車にはちょうどいいと私は考えています。

用事がない朝にもキーを持ちたくなる。

そんな一台を、無理のない予算でじっくり探してみてくださいね。


よくある質問

50代の趣味車で一番おすすめなのはどのタイプですか?

一番おすすめのタイプは、休日に何をしたいかで変わります。

運転そのものならスポーツカーやハッチバック、登山・釣り・キャンプならSUV、夫婦旅行なら乗り心地や静粛性、日常との両立を重視した車が選びやすいでしょう。

50代でフェアレディZのようなスポーツカーを買うのは遅いですか?

年齢だけを理由に諦める必要はありません。

ただしフェアレディZは2人乗りで、405PSのV6ツインターボを搭載する本格的なスポーツカーです。日産自動車

購入前に乗降性、運転姿勢、燃料代、タイヤ代、自宅駐車場まで確認し、数年先まで無理なく楽しめそうか判断しましょう。

50代の趣味車は新車と中古車のどちらがおすすめですか?

最新の安全装備や新車保証、好みの仕様を選びたいなら新車が分かりやすいでしょう。

一方、予算内で上位クラスや憧れの車種を狙いたいなら、高年式中古車やメーカー系認定中古車も有力です。中古車は走行距離だけでなく、修復歴、整備記録、消耗品、保証内容まで確認してください。

杉原健一|モーターライフ・アドバイザー

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