50代男性の車選びは、安全性・快適性・扱いやすさ・趣味性・維持性の5軸で比べると、自分に合う一台を見つけやすくなります。
この記事では「50代男性に最も売れている車」ではなく、これから5年、10年と付き合いやすい車という視点から10台を比較しました。
先に結論をお伝えすると、今回の総合1位はスバル フォレスターです。
ただし、夫婦旅行ならフォレスター、上質さならクラウンスポーツ、大きすぎない高級車ならレクサス UX、街乗りなら日産 オーラ、趣味ならジムニーシエラやフェアレディZというように、用途が変われば「あなたの1位」も変わります。
価格・装備・燃費などは2026年8月15日時点で確認できるメーカー公式情報を中心に確認しています。グレードや改良時期によって仕様は変わるため、購入時には最新情報も確認してくださいね。
- 50代男性におすすめの車ランキングTOP10は?
- ランキングの採点基準
- 用途別なら50代男性にはどの車がおすすめ?
- 1位 スバル フォレスター|50代に弱点の少ない総合型SUV
- 2位 トヨタ クラウンスポーツ|上質さと走りを両立したい
- 3位 レクサス UX|大きすぎない高級SUV
- 4位 MAZDA3|運転席を自分の居場所にしたい人へ
- 5位 三菱 アウトランダーPHEV|旅行とアウトドアを広げる
- 6位 トヨタ RAV4|日常と遊びをつなぐSUV
- 7位 日産 オーラ|車は小さくしても満足感は下げない
- 8位 メルセデス・ベンツ Cクラス|輸入車を現実的に楽しみたい
- 9位 スズキ ジムニーシエラ|便利さではなく「好き」で選ぶ
- 10位 日産 フェアレディZ|合理性を少しだけ脇へ置く車
- 50代男性が車を選ぶときは何を重視すべき?
- SUV・セダン・コンパクトカーは50代男性ならどれが合う?
- 50代男性はリセールや中古車まで考えるべき?
- 私が考える50代男性の車ランキングの使い方
- 50代男性におすすめの車ランキングまとめ
- よくある質問
50代男性におすすめの車ランキングTOP10は?
総合力で選ぶなら1位はスバル フォレスターです。安全性、長距離移動、荷物、悪天候への対応をバランスよくまとめやすい点を評価しました。
今回のランキングは販売台数や50代男性の所有率を順位化したものではありません。
長年ディーラーで車選びの相談に接してきた経験を踏まえ、次の5項目を各5点、合計25点で評価した筆者独自ランキングです。
ランキングの採点基準
点数が「なんとなく」では、ランキングというより好きな車の順番になってしまいますよね。
そこで今回は、5点と1点の違いが分かるように基準を先に決めました。
- 安全性:衝突被害軽減、車線維持・逸脱抑制、後側方支援、高速道路での運転支援などを総合評価
- 快適性:シート、静粛性、乗り心地、長距離移動時の疲れにくさを評価
- 扱いやすさ:車幅、視界、取り回し、乗り降り、日常利用との相性を評価
- 趣味性:走る楽しさ、デザイン、アウトドア適性、所有する満足感を評価
- 維持性:燃費だけでなく車両価格、タイヤ、消耗品、日常利用の負担を含めて評価
5点は「この項目を重視する人へ積極的に薦めやすい」、4点は「平均以上で大きな弱点が少ない」、3点は「標準的」、2点以下は「用途によって負担や制約を感じやすい」という考え方です。
つまり、たとえばフェアレディZの安全性3点は「安全性が低い車」という意味ではありません。
SUVやファミリーカーまで含めて、50代が日常から長距離まで幅広く使う前提で相対評価した数字です。
順位 車種 安全性 快適性 扱いやすさ 趣味性 維持性 合計
1位 スバル フォレスター 5 5 4 5 4 23
2位 トヨタ クラウンスポーツ 5 5 4 4 4 22
3位 レクサス UX 5 4 5 3 5 22
4位 マツダ MAZDA3 4 4 5 5 3 21
5位 三菱 アウトランダーPHEV 5 5 3 5 3 21
6位 トヨタ RAV4 5 4 4 4 3 20
7位 日産 オーラ 4 4 5 3 4 20
8位 メルセデス・ベンツ Cクラス 5 5 4 3 2 19
9位 スズキ ジムニーシエラ 4 3 3 5 3 18
10位 日産 フェアレディZ 3 3 3 5 3 17
同点の場合は、通勤、買い物、夫婦旅行などより幅広い場面へ対応しやすい車を上位としています。
また、維持性5点は「最も安い」という意味でもありません。
燃料代だけを見るのではなく、車格に対する燃費、タイヤサイズ、普段使いのしやすさ、長く所有した場合の負担を含めています。
用途別なら50代男性にはどの車がおすすめ?
タイトルにもある「用途別」で先に整理しておきましょう。
用途 おすすめ1位 選んだ理由
総合バランス スバル フォレスター 安全・旅行・荷物・悪天候への対応力
上質さ トヨタ クラウンスポーツ 快適性と大人らしい満足感
高級車+扱いやすさ レクサス UX 全幅1,840mmで比較的日常へなじみやすい
街乗り 日産 オーラ コンパクトな車体と電動車らしい走り
夫婦旅行・アウトドア 三菱 アウトランダーPHEV PHEVと4WDの行動範囲
運転を楽しむ MAZDA3 日常性とドライビングのバランス
本格的な趣味車 ジムニーシエラ 独自の4WD性能とキャラクター
スポーツカー 日産 フェアレディZ 2シーターでもよければ趣味性が高い
こうして見ると分かりますよね。
「50代男性」という年齢だけで1位を決めるのではなく、これから車で何をしたいかによって順位を入れ替えるのが、このランキングの正しい使い方です。
1位 スバル フォレスター|50代に弱点の少ない総合型SUV
総合1位はスバル フォレスターです。
現行フォレスターは全長4,655mm、全幅1,830mm。1.8L直噴ターボと2.5LストロングハイブリッドのS:HEVが用意され、アイサイトX搭載グレードも設定されています。SUBARU公式では「Premium S:HEV EX」などにアイサイトXが用意されています。SUBARU オフィシャルWebサイト+1
私が1位にした理由は、一つの性能が突出しているからではありません。
高速道路、雨の日、買い物、夫婦旅行、アウトドアという50代以降のさまざまな生活へ、大きな無理なく対応しやすいからです。
「ミニバンほど大きくなくてもいい。でも旅行の荷物は積みたい」
「スポーツカーほど尖らなくてもいい。でも運転して退屈なのは嫌」
そんな相反する希望を、フォレスターは比較的うまく真ん中へ集めています。
2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している点も、現行型を評価するうえで参考になる客観情報の一つでしょう。SUBARU オフィシャルWebサイト
私が50代の車選びで特に見てほしいのは、速さより降りたあとに疲れが残っていないかです。
若いころなら目的地まで100km走ること自体が楽しかったのに、これからは到着してから温泉や食事を楽しみたい。
そう考えると、車の「優しさ」も立派な性能になってきますよね。
2位 トヨタ クラウンスポーツ|上質さと走りを両立したい
2位はトヨタ クラウンスポーツです。
クラウンスポーツは、クラウンクロスオーバーとは別に展開されるクラウンシリーズの一員です。トヨタ公式でも現在「クラウン(スポーツ)」として独立したモデルページが用意されています。トヨタ自動車WEBサイト
代表的な現行モデルは全長4,720mm、全幅1,880mm、全高1,565mmクラスです。
つまり小さな車ではありません。
それでも2位に置いたのは、50代で「実用車から少し上質な一台へ乗り換えたい」という人に分かりやすい価値があるからです。
子どもの送迎が減り、3列シートも不要になる。
すると荷室の最大容量より、静けさや乗り心地、運転席から見える景色にお金を使えるようになります。
私は、これも立派なダウンサイジングだと思っています。
ボディを小さくするだけがダウンサイジングではありません。
「必要人数」「必要荷物」「必要な機能」を整理して、余った予算を快適性へ移す。
50代だからこそできる車選びですよね。
一方で全幅1,880mmは、狭い機械式駐車場や住宅街では気を使います。
その点が、フォレスターとの差です。
3位 レクサス UX|大きすぎない高級SUV
3位はレクサス UX300hです。
2026年8月時点のUX300hは2.0Lエンジン+ハイブリッドシステムを採用し、2WDとE-Fourが用意されています。
“Shining Essence”の2WDはメーカー希望小売価格521万円からで、WLTCモード燃費は24.7km/L。ボディサイズは全長4,495mm、全幅1,840mm、全高1,540mmです。Lexus
この数字を見ると、UXの立ち位置が分かりやすいですね。
「高級SUVには興味がある。でも毎日巨大な車と格闘するのは避けたい」
そんな人へ向いています。
高級車を選ぼうとすると、不思議なもので「せっかくだから、もっと大きいほうへ」と考えがちなんです。
けれど車はホテルの部屋ではありません。
毎朝自宅の車庫から出し、スーパーの駐車場へ止め、細い道ですれ違います。
所有する満足感と、毎日の扱いやすさを両立すること。
UXを3位にした最大の理由はそこです。
クラウンスポーツより上質感の方向性は異なりますが、日常でのサイズ負担を抑えやすい点ではUXに分があります。
4位 MAZDA3|運転席を自分の居場所にしたい人へ
4位はMAZDA3です。
MAZDA3にはファストバックとセダンがあり、現行ラインアップでは複数のパワートレインが用意されています。マツダ公式では全長4,460mmのファストバックなどが案内されています。Mazda+1
SUV全盛の時代だからこそ、低めのボディを選ぶMAZDA3には大人っぽい魅力があります。
私が高く評価したのは扱いやすさと趣味性の両立です。
子どもが小さいころは、後席の広さ、スライドドア、荷室が主役だったかもしれません。
でも家族構成が変われば、運転席が主役になってもいいんですよね。
ステアリングを握ったときの姿勢。
信号待ちで見える内装。
駐車場へ戻ったときに「やっぱりいい形だな」と思えるデザイン。
車の価値は、荷室のリットル数だけではありません。
50代になって実用性の条件が一つ外れたなら、その余白を「好き」に使う。
MAZDA3は、その方向転換をしやすい車だと私は考えています。

5位 三菱 アウトランダーPHEV|旅行とアウトドアを広げる
5位は三菱 アウトランダーPHEVです。
現行モデルはツインモーター4WDとS-AWCを採用し、全長4,720mm、全幅1,860mm。5人乗りと7人乗りの仕様があります。三菱自動車
上級グレード「P」は2026年6月時点の公式ページでメーカー希望小売価格651万900円と案内されています。三菱自動車
この車が面白いのは、「今していること」より買ったあとにしたくなることが増えやすい点です。
冬に温泉へ行こう。
キャンプへ行こう。
少し遠い場所までドライブしてみよう。
そうやって車が休日の予定表へ入り込んでくるんですよね。
私は50代の買い替え相談では、「現在必要な条件」だけでなく「その車を買ったら何をしてみたいか」も大切だと考えています。
アウトランダーPHEVは、その問いへの答えが浮かびやすい車です。
弱点はサイズと価格。
街中の取り回しだけならレクサス UXやオーラのほうが楽でしょう。
ですから「大きな車が必要なのか」は試乗前に一度考えてみてくださいね。
6位 トヨタ RAV4|日常と遊びをつなぐSUV
6位はトヨタ RAV4です。
2026年3月発売モデルでは、PHEVのZが600万円、GR SPORTが630万円。トヨタ認定中古車の車両情報ではWLTCモード燃費21.5〜22.2km/Lと案内されています。トヨタ自動車WEBサイト
Zのボディサイズは全長4,600mm、全幅1,855mm、全高1,685mmです。トヨタ自動車WEBサイト
RAV4の良さは、アウトドアSUVの雰囲気を持ちながら、日常から離れすぎないこと。
登山靴ほど尖っていないけれど、普通のスニーカーより頼もしい。
そんな感覚でしょうか。
フォレスターとの差は、今回の評価では総合的な長距離適性と扱いやすさのバランス。
アウトランダーPHEVとの差は、PHEVならではの個性と多人数対応です。
ただし「休日はアウトドア、平日は普通に通勤」という人には、RAV4の中間的な立ち位置がむしろちょうどよく感じられるでしょう。
7位 日産 オーラ|車は小さくしても満足感は下げない
7位は日産 オーラです。
2026年8月15日時点の日産公式サイトでは、オーラの希望小売価格は282万1,500円からと案内されています。日産自動車+1
第2世代e-POWERを採用し、360°セーフティアシストなどの安全・運転支援技術も用意されています。
50代の車選びでは、「もう大きな車はいらないかな」と感じ始める人も多いでしょう。
そこで気をつけたいのが、車を小さくすることと、我慢することを同じにしないことです。
普段一人か二人で使うのなら、大きなSUVの後席と荷室を毎日空気だけ乗せて走る必要はありません。
サイズを減らして、そのぶん内装や静粛性、運転のしやすさへ価値を移す。
オーラは、その発想と相性がいい車です。
大きなスーツから安い服へ着替えるのではなく、今の身体に合う上質なジャケットへ仕立て直す。
私はそんなダウンサイジングが50代には似合うと思います。
8位 メルセデス・ベンツ Cクラス|輸入車を現実的に楽しみたい
8位はメルセデス・ベンツ Cクラスです。
2026年8月時点の日本向け公式サイトではCクラス セダンが引き続き展開され、C 200 Sports(ISG)など複数モデルが案内されています。Cクラス セダンの荷室容量は、C 200 Sports(ISG)の公式表示で455Lです。メルセデス・ベンツ
快適性と安全性は高く評価しました。
では、なぜ8位なのか。
理由は買った後まで含めた維持性です。
輸入車を選ぶとき、車両本体価格だけを見て「買える」と判断するのは少し危険なんですね。
タイヤ。
定期整備。
消耗部品。
保証が終わった後の修理。
これらを含めて、「5年後も笑って維持できるか」を考えたいところです。
クラウンスポーツと迷うなら、私はブランドの好みだけでは決めません。
購入予定の販売店で点検費用や保証内容まで聞き、所有期間全体の見積もりを作って比べることをおすすめします。
買った日の高揚感より、5年後の安心感。
50代になると、そこまで含めて「いい車」なんですよね。
9位 スズキ ジムニーシエラ|便利さではなく「好き」で選ぶ
9位はスズキ ジムニーシエラです。
2026年8月時点の公式サイトではメーカー希望小売価格227万1,500円から。JCグレードは全長3,550mm、全幅1,645mm、全高1,730mmです。スズキ+1
総合点では9位ですが、趣味性は5点満点です。
これは少し矛盾しているように見えますよね。
でも、そこが車選びのおもしろいところなんです。
舗装路だけを走るなら、もっと静かで快適な車はあります。
後席や荷室の便利さを求めても、別の選択肢があります。
それでも「ジムニーシエラじゃなければ嫌だ」という人がいる。
カメラや腕時計と同じで、合理性だけでは説明できない道具ほど、不思議と長く愛着が残るんですよね。
50代になって家族優先の条件が減ったなら、こういう車を選ぶ余白も生まれます。
ただし、乗り心地や後席、荷室の使い勝手まで含め、必ず実車で確認してください。
「好き」だけで短所が消えるわけではありません。
短所を知ったうえでも欲しいなら、それはかなり強い購入理由だと思います。
10位 日産 フェアレディZ|合理性を少しだけ脇へ置く車
10位は日産 フェアレディZです。
2026年8月時点の日産公式サイトでは、フェアレディZは549万7,800円から。標準車の一例ではWLTCモード燃費9.5km/Lと案内されています。日産自動車+1
総合点だけを見ると10位です。
後席はありません。
荷物にも制約があります。
街乗りでの扱いやすさや維持性だけなら、オーラやMAZDA3のほうが有利です。
それでもTOP10に残したのは、50代になることで逆に現実的になる車もあるからです。
子どもが小さいころ、2シーターは無理だった。
住宅ローンや教育費が優先で、スポーツカーなんて考えられなかった。
ところが子どもの独立などで乗車人数の条件が外れると、ずっと非現実的だった車が、突然候補へ入ってくることがあります。
私はフェアレディZを点数だけで選ぶ車だとは思いません。
休日の朝、用事もないのにキーを持ちたくなるか。
駐車場へ止めて、数歩歩いたあと振り返ってしまうか。
そういう感情も車の価値です。
ただし50代から長く所有するなら、低い着座位置への乗り降りは必ず確認してください。
「今日乗れる」ではなく、「5年後、10年後も楽しめそうか」まで考えるのがポイントです。
50代男性が車を選ぶときは何を重視すべき?
50代では燃費や価格だけでなく、疲れにくさ、安全装備、車幅、乗り降り、10年後の扱いやすさまで確認しましょう。
車は買った日の自分だけが乗るものではありません。
55歳で購入して10年間乗れば65歳です。
今は苦にならない大きな車幅。
低いシート。
重いドア。
これらが10年後にも同じように扱いやすいとは限りませんよね。
まず「車で何をしたいか」を3つ書く
車名を検索する前に、これから車でしたいことを3つだけ書いてみてください。
たとえば、
- 妻と月1回は温泉へ行きたい
- 平日は通勤と買い物に使う
- 65歳になっても乗り続けたい
この条件なら、最高出力よりも高速道路の疲れにくさ、駐車のしやすさ、安全装備のほうが重要になります。
一方、
- 一人で山やキャンプへ行きたい
- 運転そのものを楽しみたい
- 昔からスポーツカーに憧れている
なら、趣味性へ点数を多く配っていいでしょう。
今回のランキングをそのまま答えにするのではありません。
自分用の採点表へ書き換える。
それが一番失敗しにくい使い方です。
全幅は数字以上に日常へ効いてくる
今回あえて共通スペックで全幅を重視したのには理由があります。
車幅は毎日の生活で何度も付き合う数字だからです。
フォレスターは全幅1,830mm、UXは1,840mm、アウトランダーPHEVは1,860mm。
数センチの違いしかありません。
ところが自宅駐車場の柱、スーパーの白線、住宅街でのすれ違いとなると、この数センチが意外に効きます。SUBARU オフィシャルWebサイト+2Lexus+2
ここは最高出力と少し違います。
300馬力を毎日使う人は少ないでしょう。
でも車幅は、車庫から出すたびに毎日使う性能なんです。
50代から長く乗る一台なら、私は馬力表より先に車庫の幅を測ってもいいと思っています。
乗り心地はカタログより試乗で確認する
私は長年メーカー直営ディーラーの店頭で、お客様の車選び相談に接してきました。
その中で何度も見たのが、資料では第一候補だった車から、試乗後に別の車へ候補が変わる場面です。
「こっちのほうが腰が楽ですね」
「思ったより横が見やすい」
「こっちは乗り降りが楽だな」
こうした感想は、カタログだけでは出てきません。
確認したいのは、
- 座面の高さ
- 腰の支え方
- ペダルまでの距離
- 斜め後方の見え方
- ドアを開けるときの重さ
- 乗り降りするときの足腰への負担
- 駐車するときの車幅感覚
です。
試乗というと、ついアクセルを踏んで「速いな」と確認したくなります。
もちろん、それも楽しいですよ。
でも50代以降なら最後に一つ、車から降りたとき身体が楽かを確認してみてください。
ここは長く付き合うほど差が出ます。

安全装備は車名ではなく購入グレードで見る
安全装備も重要です。
ただし「フォレスターだから安心」「クラウンだから全部付いている」と、車名だけで判断するのはおすすめしません。
先進運転支援の内容は、グレードや年式、メーカーオプションによって変わるからです。
特に中古車では、
- 衝突被害軽減ブレーキ
- 車線維持・車線逸脱抑制支援
- 後側方の警戒機能
- 駐車支援カメラ
- 高速道路での運転支援
- ドライバー監視機能
などを購入する実車単位で確認してください。
たとえばフォレスターでもアイサイトXは搭載グレードが決まっています。SUBARU オフィシャルWebサイト+1
運転支援はドライバーに代わって何でもしてくれる機能ではありません。
それでも高速道路や渋滞、駐車など、疲れやすい場面で負担を減らす助けにはなります。
SUV・セダン・コンパクトカーは50代男性ならどれが合う?
夫婦旅行ならSUVや快適性の高い車、街乗りならコンパクトカー、運転そのものを楽しむならセダンやスポーツカーも候補です。
50代の車選びが難しくなる理由は、選択肢が少ないからではありません。
逆なんです。
子どもの送迎や大人数乗車といった条件が減り、自由度が増えるから迷います。
夫婦旅行ならフォレスターやクラウンスポーツ
高速道路を使う旅行が増えるなら、フォレスター、クラウンスポーツ、アウトランダーPHEVなどが候補になります。
見るべきなのは荷室だけではありません。
2時間運転して到着したあと、まだ遊ぶ元気が残っているか。
これが大切です。
旅行の目的は運転ではありませんよね。
到着した先で温泉へ入り、おいしいものを食べ、観光する。
車から降りた時点で「今日はもうホテルへ行こう」となったら、少しもったいない。
だから私は50代以降の長距離車では、最高出力と同じくらいシートや静粛性を重視します。
街乗り中心ならコンパクトカーも立派な正解
普段が通勤と買い物中心なら、大きなSUVを所有する必要はありません。
今回ならオーラが分かりやすい候補です。
子どもが独立して乗車人数が減ったのなら、コンパクトカーへ替えることは「格下げ」ではありません。
必要なくなった大きさを手放し、
燃料。
タイヤ。
駐車。
洗車。
毎日の取り回し。
そうした小さな負担を減らしていく選択です。
私はむしろ、生活が変わったのに昔と同じサイズを買い続けることのほうが不自然な場合もあると思っています。
趣味車なら「実用性8割・好き2割」で考える
私が車選びの相談で使いやすいと思っている考え方が、実用性8割・好き2割です。
100%合理的な車は、確かに困りません。
でも休日にわざわざ乗りたい車になるとは限らないんですよね。
反対に好き100%だと、毎日の買い物や家族との外出が苦痛になることがあります。
だから8割は現実です。
残り2割を、
「この形が好き」
「山へ行きたい」
「一度Zに乗ってみたかった」
「ジムニーを所有したかった」
という気持ちへ渡す。
私は、この2割が意外に大事だと思っています。
10年後に「まだこの車好きだな」と思わせてくれるのは、カタログでは測れない部分だったりするんですよね。
50代男性はリセールや中古車まで考えるべき?
リセールは確認してよい項目ですが、将来高く売れそうという理由だけで車を決めるのはおすすめしません。
中古車価格は、走行距離、状態、事故歴、モデルチェンジ、国内外の需要などで変わります。
現在人気がある車でも、10年後の価格を確約することはできません。
ですから順番は、
欲しい車を3台に絞る → その3台でリセールも比べる
くらいがちょうどいいでしょう。
最初から「値下がりしない車」を探し始めると、自分が乗りたい車ではなく、次の買い手が欲しがりそうな車を選ぶことになります。
それでは少し寂しいですよね。
50代なら「購入価格」より「所有コスト」で考える
ここは今回の記事で特にお伝えしたいところです。
車の負担は購入価格だけではありません。
たとえば400万円で買った車を10年所有するなら、
購入価格だけではなく、
- 燃料
- 自動車税などの税金
- 任意保険
- 車検
- タイヤ
- 消耗品
- 整備
- 修理
- 最後の売却価格
まで含めて考えたほうが現実に近くなります。
つまり比較したいのは、値札ではなく「10年間で財布から出ていく金額」なんですね。
これは高級車や輸入車ほど重要です。
購入時に100万円安くても、維持費が大きければ差は縮まります。
反対に購入価格が少し高くても、燃費がよく長く気持ちよく乗れ、売却時に一定の価値が残れば、所有期間全体では納得しやすい場合があります。
中古車は安さより購入後1〜2年を見る
中古車なら、本体価格の安さだけで判断しないでください。
見るべきなのは、
- 修復歴
- 点検整備記録
- タイヤの残量と製造年
- ブレーキなど消耗部品
- バッテリーの状態
- 先進安全装備の仕様
- 保証期間
- 保証対象
です。
10万円安い車を買っても、半年後にタイヤ、バッテリー、ブレーキなどの交換が重なれば、差額は簡単に消えてしまいます。
「今日いくらで買えるか」ではなく、「2年後までにいくら使いそうか」。
この見方ができるだけで、中古車選びはかなり落ち着きます。
中古車に慣れていなければ、メーカー認定中古車も一度比較してみるといいでしょう。
保証や認定基準はメーカーや車両によって違いますので、契約時には最新条件を確認してくださいね。
私が考える50代男性の車ランキングの使い方
ここからは私見です。
「50代男性 車 ランキング」と検索すると、同年代が選んでいる正解の車を知りたくなりますよね。
でも私は、50代ほど他人の1位を自分の1位にしないほうがいい年代だと考えています。
20代は予算。
30代、40代は子どもの人数、チャイルドシート、送迎、荷物。
こうした外側の条件が、かなり強く車を決めます。
ところが50代になると、それまでの条件が少しずつ外れていきます。
そのとき初めて、
「SUVに乗ってみたかった」
「今度は小さくても上質な車がいい」
「妻と旅行へ行きたい」
「一度スポーツカーを所有してみたい」
という自分自身の希望が前へ出てきます。
選択肢が増えるから、かえって迷うんですね。
定食一択だった店が、突然100品のメニューを出してきたようなものです。
だから車名を見る前に、10年後の休日を想像してみてください。
夫婦で温泉へ行っているでしょうか。
近所の買い物が中心でしょうか。
キャンプへ行っているでしょうか。
一人で海沿いを走っているでしょうか。
その景色が見えてくると、必要な車幅、荷室、座面の高さ、安全装備がかなり絞れてきます。
そして最後に少しだけ「好き」を残す。
私はその順番が、50代の車選びには合っていると思っています。
今の自分に似合う車ではなく、10年後の自分とも仲良くできる車を選ぶ。
ランキングを見るときも、この視点を一つ加えてみてくださいね。
50代男性におすすめの車ランキングまとめ
50代男性におすすめの車を、安全性・快適性・扱いやすさ・趣味性・維持性の5項目で比較した結果、今回の総合1位はスバル フォレスターとしました。
幅広い使い方への対応力が高く、夫婦旅行、日常利用、荷物、悪天候、安全支援といった条件を一台へまとめやすいからです。
一方で、上質さならクラウンスポーツ、大きすぎない高級SUVならレクサス UX、街乗りならオーラ、運転を楽しむならMAZDA3、アウトドアならアウトランダーPHEVやRAV4も魅力があります。
趣味を優先するなら、ジムニーシエラやフェアレディZという答えもあります。
大切なのは、ランキングで何位だったかだけではありません。
自分にとって安全性・快適性・扱いやすさ・趣味性・維持性のどれが一番大切なのか。
そこが決まれば、他人の1位ではなく、自分の1位が見えてきます。
最後は必ず実車に触れ、シート、視界、車幅感覚、乗り降りまで確認してみてください。
焦らなくて大丈夫ですよ。
これから5年、10年と駐車場を見るたび、「これを選んでよかったな」と思える車をゆっくり探してみましょうね。
よくある質問
50代男性に一番おすすめの車は何ですか?
今回の5項目による独自評価では、スバル フォレスターを総合1位としました。
安全性、長距離移動、荷物、日常利用、趣味への対応を一台でまとめやすいためです。
ただし街乗り中心ならオーラ、高級感ならクラウンスポーツ、趣味ならジムニーシエラやフェアレディZなど、用途によって最適な1位は変わります。
50代男性はSUVとセダンのどちらがおすすめですか?
乗り降り、荷物、旅行、アウトドアを重視するならSUVが候補になりやすく、低めの着座姿勢や落ち着いたスタイル、運転感覚を好むならセダンも魅力があります。
ボディタイプだけで決めず、自宅駐車場、年間走行距離、同乗人数、10年後の乗り降りまで含めて比較してみてください。
50代でスポーツカーを買うのは遅いですか?
年齢だけを理由に遅いとはいえません。
子どもの独立などで乗車人数の条件が減り、むしろ50代から2ドアスポーツカーが現実的になる方もいます。
ただし乗降性、荷物、維持費、今後何年乗りたいかは確認しておきましょう。生活に無理がなく、試乗して身体への負担にも問題がなければ、十分選択肢になります。



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