プロ野球の試合数の変遷を紹介!時代によって変わる試合数

プロ野球

この記事では、プロ野球の試合数の変遷を紹介します。

1936年に現在のプロ野球の原型となるリーグ戦が始まって、今年2022年で87年になります。

紆余曲折を経て、現在のプロ野球の形ができあがりました。

この記事を読めば、以下の事が分かります。

  • 当時の球団数
  • その球団の年間の試合数=各球団試合数
  • リーグ全体の年間の試合数=総試合数

プロ野球の試合数の変遷【1リーグ時代】1936~1949

1939年2月9日、大日本東京野球倶楽部(現在の読売ジャイアンツ)と名古屋野球倶楽部(現在の中日ドラゴンズ)が名古屋で行ったのが初めての試合でした。

年度球団数試合数総試合数備考
19365⇒7
下の表
149
春季26
夏季24
秋季99
3季制
19378前期56
後期49
前期224
後期196
2季制
19388前期35
後期96
前期140
後期432
2季制
19399104468
19409104469引分再試合1
1941884340引分再試合4
19428105420
1943884336
1944635105
1945中止
19468105420
19478119476
19488140560
19498140542打切18

※プロ野球の最初の年1936年の公式戦の内容は次のようになっています。

春季総当たり5試合ずつの短期リーグ戦
夏季東京・大阪・名古屋でトーナメント戦
秋季東京大会はリーグ戦2回
大阪大会はリーグ戦2回+トーナメント戦1回
名古屋大会でトーナメント戦1回

春季と夏季は順位を決めませんでしたが、秋季は勝ち点制で順位を決め、勝ち点で並んだ東京巨人軍と大阪タイガースが優勝決定戦を行い、2勝1敗で東京巨人軍が優勝しています。

現在のような長期のリーグ戦は1937年から2季制で行われ、春季に東京巨人軍が首位、秋季に大阪タイガースが首位、年度優勝決定戦では、4勝2敗で大阪タイガースが優勝しています。

プロ野球の試合数の変遷【2リーグ時代】

プロ野球の再編問題で、新チームの加盟に反対するチームが集まってセントラルリーグ、賛成していたチームがパシフィックリーグに分裂して2リーグ制となりました。

2リーグ制になった経緯と当時の各リーグの所属チームは、こちらをご覧ください。

プロ野球の試合数の変遷【セ・リーグ】

年度球団数試合数総試合数備考
19508140563打切7
19517120386打切34
19527120420
19536130385打切5
19546130390
19556130390
19566130390
19576130390
19586130390
19596130390
19606130390
19616130390
19626130401引分再試合11
19636140420
19646140420
19656140420
19666130401引分再試合11
19676130406引分再試合16
19686130401引分再試合11
19696130390
19706130390
19716130390
19726130390
19736130390
19746130390
19756130390
19766130390
19776130390
19786130390
19796130390
19806130390
19816130390
19826130390
19836130390
19846130390
19856130390
19866130390
19876130390
19886130390
19896130390
19906130393引分再試合3
19916130393引分再試合3
19926130392引分再試合2
19936130394引分再試合4
19946130390
19956130391引分再試合1
19966130390
19976135407引分再試合2
19986135406引分再試合1
19996135405
20006135407引分再試合2
20016140420
20026140420
20036140420
20046140414ストライキ
20056146546うち交流戦36
20066146546うち交流戦36
20076144504うち交流戦24
20086144504うち交流戦24
20096144504うち交流戦24
20106144504うち交流戦24
20116144504うち交流戦24
20126144504うち交流戦24
20136144504うち交流戦24
20146144504うち交流戦24
20156143483うち交流戦18
20166143483うち交流戦18
20176143483うち交流戦18
20186143483うち交流戦18
20196143483うち交流戦18
20206120360感染症に
より削減
20216143483うち交流戦18
20226143483うち交流戦18

2007年からは、2004年から行われていたパ・リーグのプレーオフ二倣い、セ・リーグもシーズン終了後に上位3チームによるプレーオフを実施することになり、名称もクライマックスシリーズとしました。

ぺんどら
ぺんどら

セパ交流戦で、いつもは対戦しないチームとの試合はワクワクします。

プロ野球の試合数の変遷【パ・リーグ】

年度球団数試合数総試合数備考
19507120420打切62
19517120358
19527108403引分再試合25
19537120420
19547140560
19558140569引分再試合9
19568154616
19577132462
19586130390
19596130408引分再試合18
19606130402引分再試合12
19616140420
19626130398引分再試合8
19636150450
19646150450
19656140420
19666130404引分再試合14
19676130405引分再試合15
19686130406引分再試合16
19696130390
19706130390
19716130390
19726130390
19736前期65
後期65
前期195
後期195
2季制
19746前期65
後期65
前期195
後期195
2季制
19756前期65
後期65
前期195
後期195
2季制
19766前期65
後期65
前期195
後期195
2季制
19776前期65
後期65
前期195
後期195
2季制
19786前期65
後期65
前期195
後期195
2季制
19796前期65
後期65
前期195
後期195
2季制
19806前期65
後期65
前期195
後期195
2季制
19816前期65
後期65
前期195
後期195
2季制
19826前期65
後期65
前期195
後期195
2季制
19836130390
19846130390
19856130390
19866130390
19876130390
19886130390
19896130390
19906130390
19916130390
19926130390
19936130390
19946130390
19956130390
19966130390
19976135405
19986135405
19996135405
20006135405
20016140420
20026140420
20036140420
20046135399ストライキ
20056146516うち交流戦36
20066146516うち交流戦36
20076144504うち交流戦24
20086144504うち交流戦24
20096144504うち交流戦24
20106144504うち交流戦24
20116144504うち交流戦24
20126144504うち交流戦24
20136144504うち交流戦24
20146144504うち交流戦24
20156143483うち交流戦18
20166143483うち交流戦18
20176143483うち交流戦18
20186143483うち交流戦18
20196143483うち交流戦18
20206120360感染症に
より削減
20216143483
20226143483

1952年、パ・リーグでは、全球団総当たりで予選リーグ108試合が行われた後、上位4球団で決勝リーグ12試合が行われ、両方の総合成績で順位が決まりました。

1973年から1982年のパ・リーグは、前期65試合、後期65試合に分けて行われ、それぞれの首位球団が5試合制のプレーオフで年間優勝チームを決め、年間優勝チームが日本シリーズに進出しました。

パ・リーグでは、セ・リーグに先んじて、2004年からシーズン上位3球団チームによるプレーオフが実施されていて、2007年からはクライマックスシリーズという名称で行われるようになりました。

ぺんどら
ぺんどら

むかしのパ・リーグは、観客の少ない球場でやっているイメージがありましたが、いろいろと工夫を重ねて、最近では観客も多いですし、見ていてプレーに迫力がありますよね。

こちらの記事では、MLBの試合数について解説しています。

まとめ

プロ野球の試合数の変遷を紹介いたしました。

プロ野球が始まったばかりの頃は、チーム数も試合数も手探りの状態で、毎年のように変化していたのが分かります。

2リーグに分裂後も、引き分け再試合を導入したり、パリーグでは2シーズン制を採用したり、プロ野球ファンのとって魅力ある存在になるために努力していることも分かりますね。

今後も、どのような施策を提案してくれるのかも楽しみです。

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