日産ノートE13系・オーラの収納グッズは、飲み物用のNZ816とスマホ用のNZ850を用途で選び、併用はできません。
どちらもセンターコンソールの助手席側に取り付ける専用品ですが、対応する持ち物と車両の調査時期が異なります。購入前に確認したい価格・寸法・適合条件と、助手席の使い勝手まで含めた選び方を整理します。
日産ノートE13・オーラの収納グッズはどちらを選ぶ?
飲み物の置き場を増やしたいならNZ816、スマホの固定場所を作りたいならNZ850が候補です。ただし、助手席の膝まわりに余裕がない場合は、購入を急がず設置位置から見直しましょう。
カーメイトの公式商品説明によると、両製品はノートE13/SNE13系と、ノート オーラFE13/FSNE13系の右ハンドル車を対象にしています。E12系は、この2製品の対象車両として記載されていません。
取り付ける場所は共通ですが、商品としての役割は別です。小物をまとめて入れる収納箱ではなく、飲み物またはスマホに専用の居場所を作る用品と考えると分かりやすいですね。
NZ816・NZ850の価格と適合条件を比較する
2026年10月4日に確認したカーメイト公式オンラインストア本店では、NZ816が税込3,480円、NZ850が税込3,980円でした。価格・送料・在庫は変動するため、最新の表示は公式で確認してください。
比較項目 NZ816 NZ850
主な用途 飲み物の置き場を追加 スマホの固定場所を追加
設置位置 センターコンソールの助手席側 センターコンソールの助手席側
対象ノート E13/SNE13、2020年12月~の右ハンドル車 E13/SNE13、2020年12月~の右ハンドル車
対象オーラ FE13/FSNE13、2021年8月~の右ハンドル車 FE13/FSNE13、2021年8月~の右ハンドル車
車両調査の注意 2021年10月現在。それ以降の車両は未調査との記載 調査日2023年7月以降の仕様変更車には適合しない場合があるとの記載
持ち物の主な条件 容器の直径または対角52~74mm、容器と中身の合計800g以下 幅64~86mm、高さ170mm以下、厚さ15mm以下、重さ350g以下が基本
本体外寸 高さ135×幅150×奥行145mm 高さ160×幅132×奥行164mm
本体重量 225g 200g
確認時の税込価格 3,480円 3,980円
価格は各商品ページの販売価格、寸法と本体重量は「製品スペック」「製品情報」、適合時期は購入前の注意欄に基づきます。対象年式の「~」だけを見て、現在までの全年式に対応すると判断しないことが大切です。
NZ850の基本条件にある高さ170mmについては、公式説明に、それ以上でも保持できるものの内装や装備と干渉する場合があるとの補足があります。高さだけで可否を決めず、取り付けた状態の上端まで確認する必要があります。
また、表の本体重量は用品そのものの重さです。NZ816の800g、NZ850の350gという数字は置く物の条件なので、混ぜて考えないようにしてください。
困りごと別に候補を絞る
飲み物を置くために、毎回スマホや財布を動かしているなら、まず現在の飲み物の置き場を確認します。既存の場所で足りないことが分かれば、NZ816を検討する順番です。
飲み物には困っておらず、スマホだけがコンソール上で落ち着かないなら、NZ850が検討しやすくなります。一方、鍵やレシートが散らかる悩みなら、どちらを購入しても細かな物の整理は別に必要です。
助手席に乗る人が膝をコンソールへ寄せて座る場合は、両製品とも慎重に判断したいところです。ここでは「どちらが便利か」より先に、「その場所を収納に使ってよいか」を確かめます。
筆者としては、この順番が無駄な購入を減らすと考えます。収納用品を選ぶときは、商品の多機能さより、今ある困りごとに役割が合っていることを優先したいですね。
NZ816とNZ850はなぜ同時に使えない?
専用ベースを共用してホルダー部分を付け替える仕組みなので、同じ場所で飲み物とスマホを同時に保持する組み合わせにはできません。
カーメイトのNZ850商品ページには、NZ816の専用ベースへNZ850のホルダーを取り付けられることと、両製品を同時使用できないことが記載されています。互換性があるという説明は、2つの収納場所が増えるという意味ではありません。
例えば、すでにNZ816を使っている方がNZ850を追加しても、そのベースで飲み物を支えながらスマホも支えられるわけではありません。スマホ用へ切り替えるときには、飲み物の置き場を別に確保する必要があります。
ここは、2製品を買う前に整理したい点です。「飲み物もスマホも置きたい」という希望は自然ですが、その希望をこの2製品だけで同時に満たせるとは限りません。
発売時期から分かる2製品の関係
NZ816の公式商品ページでは発売日を2021年12月中旬とし、カーメイトの企業サイトにも2021年12月の新製品案内が掲載されています。NZ850の公式商品ページに記載された発売日は2023年10月20日です。
先に登場した飲み物用の取り付け場所を、後のスマホ用でも活用できる構成になっています。本記事は、この既発売の2製品を比較するもので、2026年に新発売された用品の紹介ではありません。
私が注目するのは、共通ベースによって設置場所の用途を変更できる点です。ただし、使い分けの便利さは、交換する頻度や、交換後に行き場を失う持ち物があるかによって変わります。
旅行のときは飲み物用、普段はスマホ用と考える場合も、切り替えた後の配置まで決めておくと安心です。用品単体の使い勝手だけでなく、車内全体で置き場が成立するかを見る必要があります。
飲み物とスマホを同時に置きたい場合は?
同時に置きたいなら、既存の収納と追加用品で役割を分担します。今の飲み物用スペースが使えるなら追加位置をスマホへ、飲み物の置き場が不足しているなら追加位置を飲み物へ回す考え方です。
スマホをバッグにしまっておけば足りる使い方と、停車中の充電場所を固定したい使い方では、必要な用品も違います。画面を車内に出しておく必要があるかまで考えると、候補が絞りやすくなります。
そのうえで別のホルダーを追加する場合は、別製品の適合・固定方法・視界への影響を改めて確認してください。今回の2製品に関する条件を、取り付け方式の違う用品へそのまま当てはめることはできません。
NZ816はどんな水筒・カップに対応する?
NZ816は、容量表示より容器の外側の太さ、形状、中身を含めた重さで判断します。「500mlの水筒だから入る」とは限りません。
公式説明にある基本の対応範囲は、上から見た直径または対角の長さが52~74mmです。上に向かって広がるカフェカップなどは、底から79mmの位置で74mm以下という条件もあります。
また、800gを超える飲み物を置かないことが注意事項に示されています。水筒では容器本体と中身を合わせて判断し、くびれた形状などでは安定しない場合がある点も確認してください。
容量ではなく、普段使う容器を測る
同じ容量でも、細長い水筒と幅の広いタンブラーでは外形が異なります。容量は中に入る量、ホルダーの適合条件は外側の大きさなので、見ている数字の役割が違うのです。
測るときは、普段車へ持ち込む状態にします。取り外して使わないカバーや、容器に付いた出っ張りがある場合は、それも含めて置けるかを考えましょう。
円形なら外径、角のある容器なら対角の長さを確認します。カップが上へ広がる形なら、底の小ささだけを測って終わらないことがポイントです。
重量は、空の水筒だけを量ると判断を誤りやすくなります。普段入れる量の飲み物を入れて確認すれば、使う状態に近い条件で比較できます。
「入る」と「出し入れしやすい」は別に確認する
寸法条件を満たしていても、容器の形状や材質によっては出し入れしづらい場合があります。背の高い容器では、取り出すときに上へ持ち上げる空間も必要です。
筆者の提案としては、購入前に容器を予定位置の近くへ持っていき、停車中に持ち上げる動作を確かめてみるとよいでしょう。適合を証明する試験ではありませんが、周囲の物との位置関係を考える助けになります。
ボトルを置けても、取り出すたびに肘が当たったり、別の物をどけたりするなら、そこは使い勝手の課題です。容器が収まることをゴールにせず、戻すまでの動作を一続きで考えてください。
NZ850はケース付きスマホや充電に使える?
NZ850は、ケースを装着した状態で基本の寸法・重量条件を満たすスマホが候補です。ただし、ケースの形状、側面ボタン、充電端子の位置によって使い勝手が変わります。
公式説明では横向き保持はできず、背面の落下防止リングやケース形状によっては安定しない場合があります。また、アームで挟む位置はスマホ下端から約45~75mmなので、その範囲の側面ボタンにも注意が必要です。
機種名より、ケース込みの状態を優先する
商品ページに自分のスマホと同じ機種名があっても、ケースまで同じとは限りません。厚い保護ケースや背面の付属品があれば、本体だけの寸法から変わります。
幅と厚さを確認するときは、実際に使うケースを付けたまま測ります。ストラップがある場合も、挟み込みや抜き差しの邪魔にならないかを考えておきましょう。
側面ボタンの位置は、端末ごとの確認が必要です。ホルダーのアームが触れる範囲にボタンがある場合、押されたままにならないか、必要な操作ができるかが判断材料になります。
横向きで使うことが欠かせない方は、NZ850の用途と合いません。寸法が収まるかを細かく調べる前に、自分が必要とする向きで保持できるかを確かめるほうが効率的です。
充電ケーブルを差した状態まで考える
NZ850は下側の支えが2本に分かれた構造で、下部中央に端子があるスマホは充電しながら保持できる設計です。ただし、端子の位置やコネクターの太さによっては、その状態で充電できない場合があります。
購入前には、いつも使うケーブルをスマホへ差し、端子の張り出しを見ておきます。ケースが端子まわりを深く囲う形なら、差し込み部分も含めて考える必要があります。
ケーブルは、長ければ使いやすいとは限りません。余った部分が足元へ垂れたり、シートの動く部分へ入り込んだりする配置なら、経路を見直してください。
画面の見やすさと置き場の便利さを分ける
コンソール付近にスマホを固定すると、置き場が定まりやすくなります。一方、その位置が自分の姿勢で画面を確認しやすいかは、別の問題です。
ここは実車での確認が必要で、本記事では視線移動の量や操作のしやすさを測定していません。メーカーが示す設置の特徴を、そのまま全員の使いやすさに置き換えないようにしています。
私は、スマホホルダーを選ぶ際には「停車中に無理なく出し入れできるか」を先に見たいと考えます。取り付けや設定は安全な場所に停車して行い、走行中の操作や画面の注視を前提に配置を決めないことが大切です。
年式の適合と助手席の干渉はどう確認する?
確認は、車両への正式な適合、持ち物への対応、乗る人との干渉の3つに分けます。型式が一致しただけでは、この3つすべてを確認できたことにはなりません。
NZ816の商品ページでは2021年10月現在、それ以降の車両は未調査とされています。NZ850では、調査日2023年7月以降の仕様変更車に適合しない場合があるという注意が示されています。
この違いは、古い調査の製品が使えず、新しい調査の製品なら使えるという意味ではありません。購入する車両の仕様まで確認できているかを判断するための情報です。
メーカーへ伝える情報をそろえる
問い合わせでは、「ノートに乗っています」だけでなく、型式と年式、グレード、装着済み用品を伝えます。登録年だけで仕様が特定できない場合もあるため、分かる範囲で製造時期や改良前後の情報も添えましょう。
取り付け予定位置の写真があれば、内装の形状や既存用品を説明しやすくなります。写真を送れるかどうかは、メーカーの問い合わせ方法に従ってください。
質問は、「この車両仕様で取り付け可能か」「取り付け面にある用品が干渉しないか」と具体的にします。返答を受けたら、確認された車両条件と製品品番を一緒に控えておくと、後から判断を振り返りやすくなります。
本記事では、個別車両についてメーカーへ適合を問い合わせた結果は掲載していません。公式ページの記載確認と、個々の車両への回答は分けて扱っています。
紙模型では「物を入れた後の空間」も見る
購入前の寸法確認には、製品の外寸を目安にした紙模型が役立ちます。ただし、外寸は取り付け後の張り出しを完全に表すものではなく、紙模型で正式な適合や固定強度を確認できるわけでもありません。
私がおすすめしたいのは、本体だけでなく、容器やスマホを置いた後の空間まで見込む方法です。さらに、取り出す手が通る場所を考えると、実際の使い方に近い検討になります。
収納に必要な空間には、「用品の大きさ」「入れる物の大きさ」「出し入れする動作」の3層があります。商品写真だけでは最後の動作が見えにくいため、ここを自分の車で補うわけです。

助手席は、普段使う前後位置と背もたれの角度で確認します。乗る人が複数いるなら、それぞれの姿勢で膝の位置や乗り降りの動作を確かめましょう。
一人のときに当たらなくても、座席を前へ動かした人には近くなることがあります。助手席の同乗者にとって、足の置き方を制限されないかまで見ておきたいところです。
粘着テープを貼る前に確認を終える
両製品は専用ベースを粘着テープでコンソールへ取り付ける方式です。公式説明では、付属の清掃用品で取り付け部分を清掃し、車内温度15~35℃を目安に作業するよう案内されています。
NZ850では装着位置にオプション品がある車両へ取り付けできないことも記載されています。また、両製品とも取り外し時に専用ベースが破損する可能性が示されています。
そのため、購入前の空間確認と、貼り付け前の位置確認を済ませてから作業します。粘着式のベースを、置くだけの収納箱と同じ感覚で何度も移動できるとは考えないほうがよいでしょう。
取り付けは製品に付属する最新の説明書に従ってください。説明と実車の状態が合わない場合は、無理に位置を変えたり加工したりせず、メーカーへ確認する順番です。
日産ノートの収納選びで重視したいことは?
筆者としては、収納用品の価値は、追加した容量より出発準備で物を移し替える手間が減るかで見ると判断しやすいと考えます。飲み物を置くために財布を移し、充電するために鍵をどける状態なら、困っているのは容量だけではないからです。
NZ816とNZ850の比較でも、価格差だけを見て優劣は決められません。自分の持ち物に対応し、既存収納と役割を分担でき、同乗者の動きを妨げないことが、購入する理由になります。
今後スマホや水筒を買い替えた場合は、対応条件も見直しましょう。車が同じでも持ち物の形状は変わるため、購入時の使いやすさがそのまま続くとは限りません。
本記事は公式情報を確認した比較で、実車への装着試験、振動による保持性能の比較、膝との距離の実測は行っていません。そのため、装着感の優劣や「誰にでも使いやすい」といった評価はしていません。
日産ノートE13系・オーラでは、飲み物用のNZ816とスマホ用のNZ850が具体的な候補になります。用途を決め、年式ごとの適合を確認し、持ち物を入れた状態と助手席の動きまで確かめると、購入判断がまとまります。
収納は、車内の空いた場所をすべて埋める必要はありません。必要な物に戻しやすい居場所ができれば、それだけでも日々の使い勝手は変わるはずです。
よくある質問
NZ816とNZ850を両方取り付けて同時に使えますか?
カーメイトの公式説明では同時使用できません。専用ベースを共用してホルダー部分を付け替えるため、飲み物とスマホを同時に置きたい場合は、既存収納などと役割を分担します。
2026年式のノート・オーラにも取り付けられますか?
対象型式の記載だけでは確定できません。NZ816とNZ850には車両の調査時期に関する注意があるため、型式・年式・グレード・装着済み用品を伝え、メーカーへ最新の適合を確認してください。
日産ノートE12系にもNZ816・NZ850は使えますか?
両製品の公式対象には、ノートE13/SNE13とオーラFE13/FSNE13が記載されています。E12系用として選ぶ根拠はないため、E12系を正式に対象とする別製品を探す必要があります。
確認した公式情報
カーメイト公式オンラインストア本店の「NZ816 ノート専用ドリンクホルダー コンソール取り付け シルバー」では、販売価格、製品スペック、容器の対応条件、購入前の適合注意を確認しました。照合するときは、価格欄に加えて「お求めいただく前に」と「注意:必ずお読みください」の説明も確認してください。
カーメイト公式オンラインストア本店の「NZ850 ノート専用スマホホルダー コンソール取り付け シルバー」では、販売価格、製品情報、スマホの対応条件、充電端子の注意、共通ベースと同時使用不可の説明を確認しました。適合時期は「お求めになる前に」、寸法・重量・発売日は「製品情報」に掲載されています。
情報確認日は2026年10月4日です。ページの価格表示や説明は更新される可能性があるため、購入時には各製品品番で公式情報を再確認してください。
杉原健一(すぎはらけんいち)
モーターライフ・アドバイザー



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