ヴェゼルの純正アクセサリーは、充電する席、小物の置き場所、荷物が触れる面から選ぶと必要な用品を絞れます。
この記事は、2021年に登場した2代目ヴェゼルのRV系を検討対象に、Honda Accessの公式掲載用品6点を比較します。初代向けの適合一覧ではなく、RV系でも年式・グレード・車台番号による確認が必要で、掲載価格は税込・取り付け工賃別です。
ヴェゼルの純正おすすめアクセサリー6選は、何が違う?
前席の充電、後席の充電、小物整理、荷室床面の保護、後席背面の保護、積み下ろし時の保護という用途で選び分けます。6点を全部そろえるための一覧ではなく、自分の不便に合うものを見つけるための比較です。
商品情報は2026年10月3日にHonda Accessのヴェゼル用公式ページで確認しました。価格は消費税10%込みのメーカー希望小売価格で、必要な取り付け費用は別途見積もりが必要です。
純正用品 税込参考価格・工賃別 主な仕様・設置場所 向いている用途
USB PDチャージャー 12,100円。本体・必要アタッチメント込み Type-C・1口・最大45W。センターコンソールボックス内 対応機器を前席付近で有線充電したい
USBチャージャー 11,000円 Type-C・2口・5V・各最大3A。コンソールのリア席側 後席に充電場所を用意したい
センタートレーマット 4,950円 ブラック・ケーブルホルダー付き。前席上段トレー部 小物とケーブルの置き場所を整えたい
ラゲッジトレー 14,300円 防水性のある縁高タイプ 濡れた荷物から荷室床面を守りたい
シートバックトレー 19,800円 後席背もたれの背面に装着 後席を倒して長い荷物を積みたい
ラゲッジソフトトレー 16,500円 クッション付きブーツリップを装備 荷室保護に加え、積み下ろし時にも保護部分を使いたい
充電用品2点の仕様・価格はHonda Accessの「USB PDチャージャー」「USBチャージャー」、小物整理用品は「センタートレーマット」の各商品ページによります。USB PDの12,100円は本体だけの価格ではありません。
荷室関連3点の仕様・価格は、同社の「ラゲッジトレー」「シートバックトレー」「ラゲッジソフトトレー」の各商品ページで確認しています。特に床面用のラゲッジトレーとラゲッジソフトトレーは同時使用できないため、購入候補として比較する関係です。
この6点を選んだ基準は?
選定基準は、公式に商品名・品番・価格・用途が示されていて、日常の不便と結び付けて比較できることです。充電・小物整理・荷室保護にテーマを絞り、見た目を整えるグリルやイルミネーションは今回の6選から外しました。
また、市販品は優劣を判断できるだけの適合確認や比較試験を行っていないため、同じ表に混ぜていません。純正品だけを扱うことは、純正ならどの用途でも最良という意味ではありません。
この記事では、実車への装着、充電速度の測定、収納部の採寸、素材の耐久試験は行っていません。以下の評価は公式仕様に基づく用途別の判断であり、実際に使った体験レビューとは区別してお読みくださいね。
ヴェゼルの適合は、年式・型式だけで判断できる?
RV系という型式のまとまりだけでは、6商品の装着可否を確定できません。同じヴェゼルでも、改良時期や既存装備、取り付け場所の仕様を商品ごとに照合する必要があります。
Honda Accessの「対応車台番号について」には、RV4-110、RV5-120、RV6-110という表記が掲載されています。ただし、同ページは「一部を除く」としており、掲載用品すべてに無条件で適合するという説明ではありません。
ここにある表記を、自分の車の車台番号全体や、販売店で使う詳細な適用条件の代わりにしないことが大切です。「RV5だから使える」「2024年式だから全部付く」とは判断せず、車検証の車台番号全体と商品品番を照合してください。
今回確認した各商品ページには適用タイプの案内がありますが、本記事ではグレード別の適用表示を十分に読み取れていません。そのため、商品別の全適合グレードや、適用される車台番号の始まり・終わりは確定情報として掲載していません。
一方、商品ごとの確認事項は整理できます。充電用品は取り付け場所と既存端子、センタートレーマットは前席上段トレーの仕様、荷室用品は保護したい面と併用条件を確認します。
シートバックトレーでは、チャイルドシートに関係するトップテザー取付金具の使用も重要です。ラゲッジソフトトレーでは、荷室床面との適合だけでなく、ブーツリップを広げた状態で保護したい場所を覆えるかを確認してください。
初代ヴェゼルの所有者は、初代用の用品情報から探す必要があります。2代目向けと同じ商品名でも、品番や形状が同じとは限りません。
中古車で購入した方は、年式に加えて後付け用品も見ておきましょう。標準装備が少ないグレードでも、前の所有者が充電用品や荷室トレーを装着している場合があり、現車の確認が重複購入を防ぐ助けになります。
ヴェゼルの充電用品は、USB PDと後席用のどちらが合う?
最大45Wの給電を必要とする対応機器ならUSB PD、後席の近くに充電口を用意したいならリア席側のUSBチャージャーが候補です。性能の数字と、使いたい席を分けて考えると選びやすくなります。
USB PDチャージャーは、対応機器と配線経路で選ぶ
Honda Accessによると、USB PDチャージャーはUSB Type-C・1口、5〜15V、最大3A、最大45Wの充電専用品です。アームレスト付センターコンソールボックス内に取り付けます。
本体は品番08U57-PS0-000・9,900円、取付アタッチメントは08U57-3M0-A00A・2,200円で、合計12,100円です。標準取付時間は1.3時間ですが、これは作業時間の目安であり、工賃の金額ではありません。
固有の注意点は、ナビとの通信機能がないことと、対応機器でも急速充電や充電そのものができない場合があることです。また、ケーブルの種類によっては、アームレストを閉じる際に挟み込む可能性があります。
この用品は、端末側の充電条件が合い、コンソール内という設置場所を活かせる方に向くと考えます。スマートフォンだけでなく別の対応機器も充電したい場合は、端末メーカーが示す必要電力や給電条件も確認したいですね。
配線については、端末を「ボックス内に置く」のか「外のトレーに置く」のかで使い方が変わります。外へ出すなら、端子から端末までの距離だけでなく、ふたの開閉部分を通るかが判断材料です。
確認するときは停車中に、普段使うケース付き端末とケーブルを用意し、販売店に配線経路を相談してください。装着済みの展示車などで確認できる場合は、ふたを無理に閉じず、挟み込み・端子への負担・余ったケーブルの収まりを見てみましょう。
ここは筆者が実車で確認した結果ではなく、公式の挟み込み注意から組み立てた確認手順です。出力だけを比べるより、毎回の出し入れまで想像したほうが、購入後の使い方を判断しやすいと考えます。
後席用USBチャージャーは、既存端子がない場合に検討する
純正USBチャージャーは、品番08U57-3M0-000B・11,000円です。USB Type-C・2口、5V、各最大3Aで、コンソールボックスのリア席側に取り付けます。
標準取付時間は0.8時間で、充電専用のため音楽再生には使えません。消費電流が3A以下でも充電できない機器があると、公式商品ページで案内されています。
選ぶ理由は、後席の人が前席側から長いケーブルを引かずに充電できる位置を用意することです。後席に家族や友人を乗せる頻度が低ければ、優先順位は下げてもよいでしょう。
ただし、2026年10月3日に確認したHondaの「装備・室内空間」では、e:HEV Z、e:HEV Z・PLaYパッケージ、e:HEV RSに、後席用USBチャージャーのType-C・2個付が標準装備とされています。過去の同名グレードに一律適用せず、まず自分の車のコンソール後方を確認してください。
既に端子があるなら、「充電口が足りない」のか「充電条件が合わない」のかを切り分けます。前者は口数の問題ですが、後者は端末やケーブルとの組み合わせを見直す必要があり、端子を追加するだけで解決するとは限りません。
ヴェゼルの小物整理は、センタートレーマットで足りる?
小物を置く場所はあるけれど、滑りやケーブルの収まりが気になるなら候補になります。収納量そのものを増やしたい場合は、別の方法を考える必要があります。
センタートレーマットは、既存トレーを使いやすくする用品
センタートレーマットはブラックで、品番08P10-3M0-010A・4,950円です。フロントコンソールアッパートレー部に取り付け、充電時に使うケーブルホルダーを備えています。
Honda Accessは、置いた小物類が滑りにくくなると説明しています。収納箱を増設する商品でも、スマートフォンを走行中に固定するホルダーでもありません。
この用品は、収納不足というより「置き方の不便」に対応するものだと考えます。棚を増やす前に、今ある棚の上を整えるような選び方ですね。
例えば、ケーブルの先端がトレーから落ちてしまうなら、ケーブルホルダーが検討理由になります。一方、大きなティッシュ箱や複数のポーチを収めたい場合は、マットを追加しても必要な空間は増えません。
採寸では、物の大きさと取り出す動作を分ける
筆者は今回、ヴェゼルのトレー寸法を実測していません。数値を推測する代わりに、購入前はケース付きスマートフォンなど、実際に置く物の寸法と扱い方を確認することを提案します。
停車中に普段の運転姿勢へシートを合わせ、置きたい物をトレーに仮置きしてください。スマートフォンなら本体の幅・長さだけでなく、充電端子に差したコネクターの出っ張りも含めて見ます。
次に、隣の物を動かさずに取り出せるか、ケーブルを引っ張らずに持ち上げられるかを確認します。「収まる」と「扱いやすい」は似ていますが、毎日の使い勝手では違いが出る部分です。
紙で形を再現する場合は平面の目安にとどめ、厚みや重さ、滑りやすさまで確認できたとは扱わないでください。仮置きした紙や不要な物は走行前に取り除きましょう。
追加収納を考える場合も、まず既存収納の使い道を決めるのがよいと思います。Hondaの室内紹介には上下2段のコンソールトレーなどが示されており、置き場所の役割を分ける余地があります。
ヴェゼルの荷室保護は、トレー3種類をどう選ぶ?
床面の濡れ対策、倒した後席背面の保護、積み下ろし時の保護という違いで選びます。価格の高い順に並べても、自分に必要な用品は決まりません。
ラゲッジトレーは、濡れた荷物を積む用途に向く
ラゲッジトレーは、品番08U45-3M0-000・14,300円、標準取付時間0.1時間の縁高タイプです。公式ページでは、防水性があり、濡れた荷物を積む用途が紹介されています。
ラゲッジソフトトレーとの同時使用はできません。また、走行時には荷物をしっかり固定する必要があり、トレーを敷くことと荷物固定は別の対策です。
雨に濡れた道具や汚れの付いた用品を積む機会があるなら、目的が分かりやすい候補です。反対に、乾いた買い物袋が中心なら、汚れの程度と掃除の手間を考えて必要性を判断してもよいでしょう。
縁の高さや受け止められる水量は、今回確認した商品説明では数値を把握できていません。防水性のある保護用品を、水を大量にためて運べる容器と読み替えないようにしてください。
シートバックトレーは、長い荷物が触れる後席背面を守る
シートバックトレーは、品番08P30-3M0-001・19,800円です。後席背もたれの背面に装着し、長い荷物を積む際の汚れや傷から保護します。
標準取付時間は0.2時間ですが、トップテザー取付金具を使う場合は、その金具部分を切り取るため0.4時間になると案内されています。チャイルドシートを使用する方は、必要な固定金具が使える状態になるかを取り付け前に確認してください。
選定の境目は、荷物が荷室床面だけに収まるか、倒した背もたれまで伸びるかです。後席を倒すことがあっても、荷物が背面に触れない使い方なら、追加の必要性は別に考えられます。
ラゲッジトレーとの商品代合計は34,100円です。ただし、これは工賃を含まない単純合計であり、セットの支払総額を示すものではありません。
ラゲッジソフトトレーは、ブーツリップを使う場面で判断する
ラゲッジソフトトレーは、品番08U45-3M0-001A・16,500円です。Honda Accessによると、荷室を傷や汚れから守り、クッション付きのブーツリップを備えています。
公式ページにはブーツリップの使用時と収納時の状態が掲載されています。一方、ラゲッジトレーとの同時使用はできません。
選ぶ前に見たいのは、荷物を載せ終わった状態だけでなく、持ち上げたり引き出したりする途中の動きです。ブーツリップは荷室開口部側へ広げて使う部分ですが、どこまで覆えるかは現物や販売店の資料で確かめてください。
例えば、荷物の底や角が積み下ろしの途中で開口部付近に触れるなら、そこを保護できるかが判断材料になります。荷室内に置いたあとの床面保護だけで十分なら、縁高トレーとの用途の違いを見直しましょう。
なお、今回確認した商品ページでは、ソフトトレーの詳しい素材組成、寸法、洗濯・水洗いの可否、使用できる洗剤までは確認できていません。名称の「ソフト」だけから布製・丸洗い可能・完全防水と判断せず、用品の取扱説明書で手入れ方法を確認してください。
日常的に汚れた道具を積む方ほど、保護性能と同じくらい清掃のしやすさが気になりますよね。取り外し方や乾燥方法を購入前に確認しておくと、手入れまで含めて選びやすくなります。

荷室用品は、荷物を運ぶ途中の接触も確認する
ここで提案したいのは、普段の荷物について「載せる途中」「積載中」「降ろす途中」の3場面を確認する方法です。これは筆者の確認案であり、今回の実車検証結果ではありません。
後席を起こした状態と倒した状態で、荷物の底・角・持ち手がどこに触れるかを見ます。荷室床面に収まる物でも、降ろす途中では開口部付近に触れることがあるためです。
また、ヴェゼルは後席座面を跳ね上げる使い方もできます。Hondaが紹介するシートアレンジを活かす場合でも、荷室用トレーが後席足元まで保護するとは考えず、実際に荷物を置く面を確認してください。
保護する面を決めることは、用品の数を増やすためではありません。触れない場所まで覆うより、普段の荷物が汚れや傷を付けやすい場所を見つけるほうが、予算の使い道を判断しやすいと考えます。
人気ランキングと見積もりは、購入判断にどう使う?
人気は候補を知る材料、購入の決め手は自分の用途と取り付け後の総額です。過去の受注順位と、現在の車への必要性を分けて読むことが大切です。
2024年ランキングでは、ラゲッジトレーが注目された
株式会社ホンダアクセスは、2024年8月8日に新型ヴェゼル用純正アクセサリーの人気アイテムランキングを発表しました。2024年4月26日発売の改良モデルについて、発売から同年6月末までの受注データを集計しています。
フロアカーペットマット、ナビ、ドライブレコーダーなどの新車付属品は対象外です。第1位はフロントグリル、第2位はエキパイフィニッシャー、第3位はブラックエンブレムで、トップ10はドレスアップ用品が占めました。
今回の6選との接点は、ラゲッジトレーです。同発表では、トップ20に入った唯一のユーティリティー用品として紹介され、HuNTパッケージを選ぶユーザーを中心に人気だったと説明されています。
この結果からは、見た目を楽しむ需要に加え、アウトドア用途で荷室を守りたい需要もあったと読み取れます。ただし、受注ランキングは使用後の満足度調査でも、2026年現在の推奨順位でもありません。
見積もりでは、商品代以外の条件をそろえる
購入前の確認は、次の3点にまとめられます。商品ごとに同じ注意書きを読み直すより、この材料をそろえて相談するほうが具体的です。
- 車検証の型式・車台番号全体、年式・グレード、既存装備を確認する。
- 商品名と品番を伝え、必要部品、併用条件、加工の有無を照合する。
- 商品代、必要なアタッチメント、取り付け工賃を含む総額と保証条件を確認する。
標準取付時間が短い商品でも、支払額を自分で一律計算することはできません。作業内容や販売店の料金により見積もりが変わるため、充電用品とトレー類を同じ条件で比較しましょう。
保証について、Honda Accessは純正用品を原則3年間・6万km保証と案内していますが、一部商品は除かれます。購入先、取り付け先、保証の起算日や対象条件は、販売店発行の純正用品保証書で確認してください。
価格、仕様、品番、設定、在庫は変更される可能性があります。この記事の価格は予算の目安とし、最新条件は公式情報と販売店の見積もりで確認しましょう。
筆者の考察:用品は「どこで困るか」から選びたい
私が今回の6点で大切だと感じたのは、便利さを商品名だけで判断しないことです。充電なら端末までの配線、小物整理なら取り出す動作、荷室保護なら荷物が触れる場所まで考えると、必要な用品が具体的になります。
最大45Wでも置き場所と配線が合わなければ使いにくく、収納マットを追加しても収納量は増えません。荷室床面を守っていても、長い道具が倒した後席に触れるなら、別の面を考える必要があります。
一方、既存の後席USBや収納で足りている方は、用品を追加しなくても構いません。私は、不便を一つ具体的に挙げ、その不便に対応する1点から検討する選び方が、判断を落ち着かせてくれると考えます。
今後、同乗者や荷物が変われば必要な用品も変わるでしょう。現在の用途に合わせて整え、変化したときに見直せる余地を残すことも、長く乗る車では意味のある選択です。
ヴェゼルの純正おすすめアクセサリー6選は、前席充電のUSB PD、後席用USB、小物整理のセンタートレーマット、保護する面が異なる3種類のトレーです。
既存装備と商品別の適合条件を確認し、工賃を含む総額で比較してください。日常のどこで困っているかを見つけるところから、使いやすい車内を整えてみましょうね。
よくある質問
ヴェゼルのUSB PDチャージャーは何Wで、いくらですか?
公式仕様は最大45Wです。2026年10月3日に確認した税込参考価格は、本体9,900円と必要アタッチメント2,200円の合計12,100円で、工賃は別途必要です。機器によっては充電できない場合もあります。
ラゲッジトレーとシートバックトレーは、両方必要ですか?
全員に両方が必要というわけではありません。荷室床面を守りたいならラゲッジトレー、後席を倒して長い荷物を積み、背もたれ背面にも接触するならシートバックトレーを追加候補にできます。
ラゲッジトレーとラゲッジソフトトレーは同時に使えますか?
Honda Accessは、両商品の同時使用はできないと案内しています。濡れた荷物向けの縁高タイプを優先するか、クッション付きブーツリップを使いたいかで選び分けてください。
モーターライフ・アドバイザー 杉原健一



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