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シエンタは乗り降りしやすい?シニア世代にうれしい乗降性を検証

車選び
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シエンタは、地上から330mmの低い後席乗り込み口、フラットな床、スライドドアを組み合わせ、シニア世代でも乗り降りしやすいよう配慮された車です。

ただし、乗降性は床の低さだけでは決まりません。膝や腰の状態、座面の高さ、つかまりやすさ、普段使う駐車場まで含めて「自分の体で確かめる」ことが大切ですよ。

シエンタは乗り降りしやすい?330mmの低床が大きな理由

「シエンタって、高齢になっても乗り降りしやすいのかな?」

50代、60代になって次の車を考え始めると、燃費や価格と同じくらい、こうしたことが気になってきますよね。

若いころなら、少しくらい床が高くても、座面が低くても、それほど意識しなかったかもしれません。

ところが年齢を重ねるにつれて、車へ乗るときに足を高く持ち上げたり、降りるときに深い位置から立ち上がったりする動作が、毎日の小さな負担として積み重なってきます。

そこで注目したいのが、シエンタの後席です。

トヨタはシエンタの後席に低床&フラットフロアを採用し、乗り込み口の高さを地上から330mmとしています。

数字だけを見ると、「330mmって、そんなに重要なの?」と思うかもしれません。

けれども、乗り降りの場面を想像すると意味が見えてきます。

玄関を出入りするたびに高い段差をまたぐ家と、段差が低く、自然に一歩を出せる家では、毎日の負担が違いますよね。

車もよく似ています。

床が高い車では、まず片足を持ち上げて車内へ入れ、そこから体重を移して乗り込みます。一方、乗り込み口が低ければ、足を大きく上げる動作を減らしやすくなります。

特に、膝を高く上げる動きがつらくなってきた方にとって、乗車時の「またぐ高さ」が低いことは実用上のメリットになりやすいでしょう。

トヨタも、この330mmの低い乗り込み口について、子どもだけでなく、ご年配の方にも乗り降りしやすい設計として案内しています。

シエンタが「大きすぎないミニバン」として注目される理由はボディサイズだけではありません。

こうした人の動作に関わる部分まで含めて、日常生活へなじみやすい設計になっていることがポイントなんですね。

「床が低い=誰でも楽」ではない

ただし、ここは大切なので先にお伝えしておきます。

330mmという数字だけで「シエンタなら誰でも乗り降りが楽」と判断するのは早いです。

乗り降りしやすさは、床の高さだけで決まるものではありません。

実際には、

  • 乗り込み口まで足を上げる高さ
  • 座面まで腰を下ろす量
  • ドア開口部の広さ
  • 足を車外へ出しやすいか
  • 上半身をひねる必要がないか
  • 頭を大きくかがめずに済むか
  • 立ち上がるときにつかまれる場所があるか

といった条件が組み合わさって決まります。

たとえば、床が非常に低いセダンでも、座面まで低ければ、降りるときに「低い椅子から立ち上がる」ような動作が必要になります。

反対に背の高いSUVでは、座面から立ち上がりやすくても、乗り込む際に足を高く持ち上げる必要があることがあります。

つまり乗降性は、単純な「低さ比べ」ではないんですね。

シエンタを見るときも、330mmという数字を入口にしつつ、最終的には自分の膝、腰、足の動きと合うかを確かめることが大切です。

私は長く車を選ぶ方と接してきた経験から、カタログの数字以上に「降りる瞬間」の確認をおすすめしています。

乗るときは勢いで入れても、降りるときには腰を浮かせ、足を出し、体重を支えなければなりません。

ですから展示車では、座るだけでなく、何度か乗って降りてみてくださいね。


シエンタの後席はなぜ乗り降りしやすい?スライドドアとの組み合わせが効く

シエンタの乗降性を考えるうえで、330mmの低床と同じくらい重要なのがスライドドアです。

一般的なヒンジ式の後席ドアは、ドアそのものが外側へ開きます。

広い場所なら何の問題もありません。

ところがスーパーや病院、立体駐車場などで隣の車との間隔が狭いと、十分な角度までドアを開けられない場合がありますよね。

すると、人間のほうがドアに合わせることになります。

体を横へ向け、足を先に出し、ドアへぶつからないよう上半身をひねる。

若いころは気にならなかったこの動きが、膝や腰に不安が出てくると意外につらく感じることがあります。

その点、シエンタの後席スライドドアは、開くときにドアが大きく外側へ張り出しません。

そのため、隣の車との距離が限られた場所でも後席への出入り口を確保しやすいという利点があります。

低床とスライドドア。

この2つがセットになっていることが、シエンタの乗降性を考えるうえで大きなポイントです。

床だけ低くても、入口を十分に開けられなければ乗り降りしにくい。

入口だけ広くても、床が高ければ足を持ち上げなければならない。

シエンタは、この2つの負担を別々に減らそうとしているわけですね。

パワースライドドアは「高級装備」より日常動作を減らす装備

シエンタでは、仕様によってパワースライドドアも用意されています。

Zのハイブリッド車には、スマートキーを携帯した状態で足先をセンサー付近へ出し入れすることでドアを自動開閉できる、ハンズフリー機能付きのデュアルパワースライドドアが採用されています。

また、Zのガソリン車やGでは、ワンタッチ操作に対応するデュアルパワースライドドアが設定されています。

装備内容はグレードや時期によって変更される可能性がありますから、購入時には最新仕様をトヨタ販売店や公式情報で確認してください。

ここで大事なのは、「電動だから豪華」ということではありません。

シニア世代にとっては、腕で重いドアを動かす、荷物を持ち替える、体をひねるといった小さな動作を減らせることに意味があります。

たとえばスーパーから戻ってきて、両手に買い物袋を持っている場面。

片手へ荷物を寄せ、ドアを操作し、また荷物を持ち直す。

元気なときには何でもない動作ですが、それを週に何度も繰り返すと考えると、操作の少なさも立派な「使いやすさ」ですよね。

私はシニア向けの車選びでは、こういう毎日の1動作を減らせる装備をもう少し重視してもいいと考えています。


シエンタは高齢者が手を添えて乗り降りできる?アシストグリップも確認

乗り降りのしやすさを考えるとき、床やドアばかりに目が向きますが、もう一つ見逃したくないものがあります。

それが、手をどこへ置けるかです。

車から立ち上がるとき、ドアやシートへ手を添えている方は多いですよね。

これは無意識に行っていることもありますが、体重を移動するときの安心感に関わっています。

シエンタには、後席への乗り降りを補助する乗降用リヤアシストグリップが用意されています。

センターピラーの下側には、乗降時に手を掛けやすい形状が設けられています。

公式では子どもの乗降をサポートする装備として案内されていますが、「乗るとき、降りるときに手を添えられる」という考え方は、シニア世代にとっても重要でしょう。

前席側にも、ドア開閉時の操作を考えた工夫があります。

フロントドアのプルハンドルは比較的高い位置に配置され、ドアトリムにも手を掛けやすい形状が取り入れられています。

こういった部分は、スペック表では目立ちません。

カタログで見ると、「グリップが付いているんだな」で終わってしまうかもしれません。

しかし実際の乗り降りは、

ドアを開ける→足を出す→体を回す→手を添える→体重を移す→立ち上がる→ドアを閉める

という一連の動作です。

この流れの途中に「安心して手を置ける場所」があるだけでも、人によっては動きやすさが変わってきます。

私はシエンタの乗降性を評価するとき、330mmの低床だけを見るより、このように体の動きを途中で支える設計まで含めて見るべきだと考えています。

助手席ターンチルトシートという選択肢もある

さらに、足腰への負担が気になる方なら確認しておきたいのが助手席ターンチルトシートです。

これは助手席が回転しながら車外側へ向き、乗り降りするときの体の向きを変えやすくする装備です。

通常のシートでは、車に対して横向きに立ち、足を車内へ入れながら体を90度近く回して座ります。

降りるときは、その逆です。

ターンチルトシートでは、この「体をひねりながら足を出す」という動きを補助できるため、身体状況によっては通常シートより楽に感じられる可能性があります。

ただし、すべてのシエンタへ標準装備されるものではありません。

現在の記事で前提としている仕様では、ハイブリッド車のG・2WD・5人乗り、ガソリン車のGなど対象仕様が限られています。

グレード構成やメーカーオプションの設定は変更される場合があるため、必要な方は契約前に最新の設定条件を確認してください。

この装備を検討するときに私がおすすめしたいのは、「今必要か」だけで決めないことです。

50代後半や60代前半で次の車を買い、7年、10年と乗るなら、その間に体の状態が変わる可能性がありますよね。

シニア世代の車選びでは、現在の自分だけでなく、数年後の自分にも乗りやすいかを見る。

これは、燃費や下取り価格とは違う意味で、長く乗るための大切な視点だと思います。


室内高1300mmと2列目の余裕は乗降時にも意味がある

シエンタの乗り降りしやすさは、車外から見えるステップだけで決まるわけではありません。

車内へ足を入れたあと、体をどれだけ自然に動かせるかも重要です。

シエンタの室内高は1,300mmとされています。

トヨタは小さな子どもなら立った状態で着替えやすいほどの室内高として紹介しています。

もちろん、大人が車内で直立できる高さではありません。

それでも頭上空間に余裕があると、後席へ入る際に上半身を極端に丸めたり、頭を大きく下げたりする動作を抑えやすくなります。

ここも意外と重要なんですね。

乗り降りしにくい車では、

「足を持ち上げる」

「頭を下げる」

「腰を落とす」

「体をひねる」

という複数の動作を同時に求められることがあります。

若いころなら器用にこなせても、年齢を重ねるほど、同時にいくつもの動きをすることが負担になってきます。

シエンタは330mmの低床に加え、頭上にも一定の余裕を確保することで、足元だけでなく上半身の動きにも余裕を持たせる方向のパッケージになっていると考えられます。

また、2列目は足元空間にもゆとりを持たせた設計です。

足元が広ければ、降りる前に足の位置を整えやすくなります。

これは荷物を置けるという意味だけではありません。

特にシニアの方では、いきなり立ち上がるのではなく、まず体をドア側へ向け、両足をそろえてから立つほうが楽なことがあります。

その準備動作がしやすいことも、実際の乗降性では大切です。

7人乗りの3列目は「同じ感覚」で考えない

7人乗り仕様では、2列目シートを動かして3列目へアクセスできる仕組みがあります。

家族や友人を多く乗せられるのは、シエンタの魅力の一つですよね。

ただし、シニア世代の乗降性という観点では、2列目が乗りやすいからといって3列目も同じとは考えないほうがいいでしょう。

3列目へ移動するときは、2列目より体を動かす量が増えやすくなります。

シートの間を通ったり、姿勢を変えたり、足の置き場を探したりするためです。

高齢の両親を乗せる目的で7人乗りを検討しているなら、「人数が乗れるか」だけでなく、「誰がどこへ座るのか」まで考えてみてください。

私なら、足腰に不安がある方には原則として乗り降りしやすい2列目を使ってもらい、身体を動かしやすい人が3列目へ移る配置を考えます。

これはシエンタに限らず、3列シート車をシニア世代が使うときの大切な考え方です。


シニア世代がシエンタの実車で確認したい5つのポイント

ここまで見ると、シエンタは乗り降りしやすい条件がかなりそろっていることが分かります。

330mmの低床、フラットフロア、スライドドア、アシストグリップ、1,300mmの室内高。

それでも、私はカタログだけで乗降性を判断しないことをおすすめします。

人の体は、カタログのように同じ寸法ではありません。

身長も違えば、脚の長さも違います。

膝を曲げるのがつらい人もいれば、腰を低く落とすほうが苦手な人もいます。

左右どちらの足から乗りたいかでも感覚は変わります。

販売店で実車を見るなら、最低でも次の5点を確認してみてください。

  • 足を大きく持ち上げずに乗り込めるか
  • 座面へ腰を深く落としすぎずに座れるか
  • 降りるとき両足を無理なく車外へ出せるか
  • 立ち上がる際に手を掛けやすい場所があるか
  • 普段使う程度のドア開口でも乗り降りできるか

特に最後は、ぜひ試していただきたいところです。

展示車は、周囲に十分なスペースを取って置かれていることが多いですよね。

その状態でスライドドアを全開にすれば、多くの車は乗り降りしやすく感じます。

でも、普段の生活はショールームではありません。

病院の駐車場、スーパー、立体駐車場、自宅のカーポート。

実際には、隣に車や壁がある場所で乗り降りすることのほうが多いでしょう。

そこで、シエンタを見るときはスライドドアをあえて全開にせず、「普段ならこのくらいの幅かな」という位置で止めて乗り降りしてみてください。

そして前席についても、フロントドアを全開にしない状態で試してみましょう。

ここで覚えておきたいのが、

「車そのものの乗降性」と「自分の駐車環境での乗降性」は別物

ということです。

シエンタの後席がスライドドアで使いやすくても、自宅では運転席側が壁ぎりぎり、ということもあります。

反対に、運転席側に十分な余裕があり、助手席側だけ狭いケースもあります。

できれば自宅駐車場の横幅や、車から壁までのおおよその距離を把握したうえで販売店へ行くと、かなり現実的な確認ができますよ。


シエンタの乗降性をどう評価する?強みは「330mm」より動作全体にある

ここからは、モーターライフ・アドバイザーとしての私見です。

シエンタの乗り降りしやすさで一番分かりやすい数字は、確かに330mmの低い後席乗り込み口です。

しかし、私はシエンタの本当の強みは「330mmだから低い」という一点だけではないと考えています。

評価したいのは、

車外に立っている状態から、車内へ入り、座り、再び立って車外へ出るまでの一連の動きをまとめて考えていること

です。

乗降性を住宅にたとえるなら、床の高さだけを比べても十分ではありません。

玄関の段差が低くても扉が狭ければ入りにくいですよね。

反対に大きな玄関でも、段差が高く、つかまる場所がなければ足腰に負担が掛かります。

シエンタは、低い乗り込み口に加えて、スライドドア、グリップ、頭上空間、2列目の足元空間を組み合わせています。

いわば、

「玄関の段差を低くする」

「扉を大きく開けやすくする」

「手を添えられる場所を作る」

という複数の対策を一台の中へ入れているようなものです。

一つひとつを見ると派手ではありません。

でも車は、年に数回だけ乗るものではありませんよね。

買い物へ行く。

病院へ行く。

家族を迎えに行く。

旅行へ出かける。

そのたびに必ず「乗る」「降りる」を繰り返します。

だから私は、シニア世代にとって乗降性は燃費と同じくらい生活に直結する性能だと考えています。

「子育て向けの便利さ」はシニア世代にもそのまま役立つ

シエンタを見ていて興味深いと感じるのは、子育て世代向けと思われがちな装備が、そのままシニア世代の使いやすさにもつながっていることです。

330mmの低床。

スライドドア。

アシストグリップ。

広めの後席足元。

1,300mmの室内高。

小さな子どもにとっては「自分で乗り降りしやすい車」になります。

一方、年齢を重ねた方には「大きく足を持ち上げたり、無理に体をひねったりしなくて済みやすい車」へ意味が変わります。

ここには共通点があります。

人間に無理な動作をさせないことです。

子どもも、高齢者も、大きな段差や重いドアが苦手です。

荷物を抱えた人も同じです。

つまり、使う人の年齢ではなく、人間の体の動きそのものを考えた設計は、世代を越えて役に立つんですね。

私はここが、シエンタを50代・60代が検討するときの見逃せないポイントだと思います。

「子育てが終わったのに、またシエンタ?」

そう感じる方もいるかもしれません。

でも視点を変えると、子どものために便利だった装備が、今度は自分たち夫婦のための便利装備として生きてくる。

これは、かなり合理的な選択ではないでしょうか。

夫婦二人でも後席の乗降性を確認しておきたい理由

「夫婦二人なら、後席なんてほとんど使わないよ」

たしかに、その通りかもしれません。

日常では運転席と助手席しか使わないご夫婦も多いでしょう。

それでも、長く所有するつもりなら後席の乗降性も確認しておく価値があります。

なぜなら、50代、60代からの車は、使い方が途中で変わる可能性があるからです。

友人を乗せることがあるかもしれません。

高齢になった親を病院へ送ることもあるでしょう。

数年後には孫を乗せるかもしれません。

あるいは自分が運転せず、家族の運転する車へ後席から乗る場面が出てくる可能性もあります。

年齢を重ねるほど、車の価値は、

「自分が運転しやすいか」

だけではなく、

「自分が乗せてもらう側になっても使いやすいか」

まで広がっていきます。

この視点は、50代から先の車選びで意外と重要です。

購入時には運転席ばかり確認していたのに、10年後には助手席や後席を使うことが増えている。

そんなことも十分あり得ます。

低床とスライドドアを持つシエンタは、使う人の立場が変わったときにも対応しやすい。

私は、ここをシエンタの「長く乗る車」としての価値の一つだと考えています。


シエンタは乗り降りしやすい。ただし最後は「自分の体」が答えになる

結論として、シエンタはシニア世代にとって乗り降りしやすい条件を複数備えた車と評価できます。

特に分かりやすいのが、後席の乗り込み口を地上から330mmに抑えた低床設計です。

そこへフラットな床、スライドドア、乗降用リヤアシストグリップ、ゆとりのある後席、室内高1,300mmといった要素が組み合わされています。

さらに対象グレードや仕様では、パワースライドドアや助手席ターンチルトシートといった、乗降時の動作を助ける装備も選択肢になります。

ただし、この記事で一番お伝えしたいのは「シエンタなら大丈夫」と決めつけることではありません。

同じ330mmでも、人によって感じ方は違います。

膝を曲げにくい人。

腰を深く落とすのがつらい人。

足を高く上げるのが苦手な人。

小柄な人、大柄な人。

身体の状態によって、快適な座面高や乗り込み方は変わります。

だから販売店では、運転席へ一度座って終わりにしないでください。

乗る→座る→両足を出す→手を添える→立つ→ドアを閉める。

この一連の動作を、前席と後席で何度か繰り返してみましょう。

可能なら普段よく履いている靴で試すのがおすすめです。

靴底の厚さや足首の動かしやすさだけでも、乗り降りの感覚は変わります。

ご夫婦で使うなら、二人とも試してくださいね。

運転する人が「すごく楽」と感じても、助手席に乗る人には座面の位置が合わない場合があります。

また、将来ご両親を乗せる予定があるなら、可能であれば実際に乗ってもらうのが最も確実です。

車選びというと、燃費、価格、馬力、安全装備といった数字に目が行きがちです。

けれども50代、60代から長く付き合う一台なら、毎回ストレスなく乗り降りできることも、立派な車の性能です。

シエンタの330mmという低床設計は、その点で分かりやすい強みがあります。

そして、本当に重要なのは330mmという数字そのものではありません。

その330mmを、自分の体がどう感じるのか。

「よいしょ」と力を入れずに乗れるか。

降りるときに膝や腰へ違和感がないか。

数年先も、この動作なら無理なく続けられそうか。

そこまで確かめられれば、カタログスペックだけでは分からない「自分に合った車」が見えてきます。

シエンタが気になっている方は、ぜひご夫婦で実車へ乗ってみてくださいね。

「これなら毎日自然に乗れそうだな」

そう感じられるかどうか。

私は、その感覚こそシニア世代の車選びで大切にしてほしい判断材料だと考えています。


よくある質問

シエンタの後席乗り込み口の高さは何mmですか?

シエンタの後席乗り込み口は、トヨタの案内では地上から330mmです。

さらに低床&フラットフロアを採用しているため、床の高さだけでなく、大きな段差をまたぐ動作を減らしやすいことも特徴です。

シエンタは高齢者でも乗り降りしやすいですか?

シエンタには330mmの低い後席乗り込み口、スライドドア、乗降用リヤアシストグリップなど、高齢者の乗降と相性のよい設計が複数あります。

ただし、膝や腰の状態、身長、座面との相性には個人差があります。購入前には実車で「乗る・座る・足を出す・立ち上がる」まで確認することをおすすめします。

シエンタには乗り降りを助ける回転シートがありますか?

シエンタには対象仕様で、助手席が回転しながら乗降をサポートするターンチルトシートが設定されています。

すべてのグレードに装着できるわけではなく、設定条件は仕様変更などで変わる可能性があります。必要な方は、購入時に最新の対象グレードやメーカーオプション設定を確認しておきましょう。

杉原健一

モーターライフ・アドバイザー

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