ソリオの収納グッズは、前席の小物整理、後席のティッシュ収納、荷室の荷物固定を分けて選ぶのが基本です。
鍵や駐車券にはトレーを活かす用品、後席には必要な物だけを取り出せるケース、荷室には固定できるボックスやネットが候補になります。収納を増やす前に、型式と装備を確認し、座席の移動やスイッチ操作を妨げない物を選びましょうね。
ソリオの収納グッズは、どこから選ぶとよい?
まずは、前席・後席・荷室のうち、いちばん困っている場所を一つ決めましょう。前席なら小物の区分け、後席ならティッシュの定位置、荷室なら荷物が動かない仕組みを優先すると、候補を絞りやすくなります。
「収納が多い車なのに、なぜか物が見つからない」ということはありますよね。そんなときは、箱の数よりも、使う物と置き場所の組み合わせを見直すほうが役立つ場合があります。
たとえば、鍵と駐車券を同じ深い箱へ入れているなら、必要なのは容量ではなく区分けです。後席のティッシュが床へ落ちてしまうなら、大きな収納ポケットより、取り出し口を一定の位置に保てるケースのほうが目的に合います。
荷室では、洗車用品をまとめたいのか、買い物袋の移動を抑えたいのかで選択が変わります。前者は持ち出せる箱、後者は固定用のネットというように、困りごとを具体的な動作へ置き換えてみてください。
純正収納の役割を決めてから追加する
2026年10月1日に確認したスズキ公式「ソリオ/ソリオ バンディット 室内空間」には、運転席のインパネアッパーボックス、助手席側のインパネトレー、グローブボックス、助手席シートアンダーボックスなどが紹介されています。センターのインパネアンダーボックスは取り外せて、ゴミ箱としても利用できます。
こうした収納があるなら、最初に「駐車券はここ」「予備のケーブルはここ」と役割を決めるのがよいでしょう。同じ物をあちこちへ置く習慣が残っていると、追加した収納も探し物の場所になってしまいます。
収納を家の部屋にたとえるなら、グッズを買うことは増築です。増築の前に、今ある部屋の使い道を決めると、本当に不足している場所が見えてきますね。
今回の調査範囲は?
この記事では、スズキの公式車両情報・用品案内と、メーカーまたは販売店の個別商品ページを確認しています。実車での採寸、装着試験、販売元への適合照会は行っていないため、以下の操作確認や採寸例は購入前の判断方法として紹介します。
寸法や耐荷重が公開情報から確認できない商品については、数値を補っていません。価格の比較よりも、確認できた品番、取り付け方法、適合説明、使えなくなる機能を重視して候補を整理しています。
ソリオの収納グッズ4候補は、用途別にどう違う?
前席の小物には純正トレーマット、後席のティッシュには汎用ケース、前席中央の収納には条件付きのコンソール、荷室の固定には純正ネットが候補になります。収納容量を増やす用品と、今ある収納を使いやすくする用品は、役割が違います。
次の表は、2026年10月1日に確認した公開情報を用途別に整理したものです。装着試験に基づくランキングではありません。
用途 候補 適合条件 寸法/固定 注意点
前席の小物の滑り止め スズキ純正インパネトレーマット/9914F-83S00 公式用品案内のMG・MX・MZ・MV向け。注文時は自車の車台番号で照合 シリコン製。外寸・固定の詳細は販売会社で確認 収納容量は増えない
後席のティッシュ収納 セイワ「ティシュカバー プレミアム」/WA39 汎用品。ソリオの型式別適合保証は確認できない 製品サイズH260×W130×D65mm。取り付けベルト・ステー付属 収納できる箱はW240×D120×H65mmまで。ヘッドレスト一体型シートには取り付け不可
前席中央の収納 SASUKE projectコンソール/商品番号10007323 販売店はMA15S・MA26S・MA36S・MA46S・MA27S・MA37Sを記載 両面テープ付きベルクロで固定。外寸・内寸・耐荷重は取得した説明文では確認できない MA27S・MA37Sはシートヒータースイッチ使用不可との販売店説明
荷室の荷物固定 スズキ純正リヤゲートネット 公式用品案内のMG・MX・MZ・MV向け。注文時は車両・既存用品を照合 二重ネット。取り付け作業あり。寸法・耐荷重の数値は公開案内では確認できない ソフトトレー、フルカバータイプのラゲッジマット、4WD用スペアタイヤ固定キットと同時装着不可
純正トレーマットの品番はスズキの2025年5月版アクセサリーカタログ、用途や装着対象の表示は公式用品ページで確認できます。セイワWA39の寸法と取り付け条件、SASUKE projectの商品番号と適合説明も、それぞれの個別ページに記載されています。
表の読み方で大切なのは、空欄に相当する情報を都合よく解釈しないことです。外寸や耐荷重が分からないコンソールを、収納量の多さだけで第一候補にするのは避けたいところですね。
価格は本体と取り付けを分けて考える
スズキ公式用品ページの確認時点の本体価格表示は、インパネトレーマットが4,840円、リヤゲートネットが10,890円です。リヤゲートネットには取り付け作業時間の目安として1.0hが示されており、本体の表示額だけで取り付けまで済むとは判断できません。
税込・税抜の区分、取り付け費、必要部品を含む支払総額は、注文前の見積書で確認してください。販売会社によって価格や取り付け費が異なる場合があり、価格・在庫・仕様の最新情報はメーカーや販売元の公式案内で確認しましょう。
セイワWA39はメーカー希望価格がオープンプライスです。SASUKE projectの候補も、今回確かめられた情報では現行価格を確定できないため、古い価格例を購入予算の基準にはしていません。
ソリオの型式と2025年の仕様変更は、どう確認する?
適合確認は、車検証の型式を起点に、初度登録年月、グレード、駆動方式、取り付け場所の装備を照らし合わせます。「ソリオ専用」「新型対応」という商品名だけで決めないことが大切です。
確認の順番は、型式、商品番号、対象年式、装備条件です。似た商品名が並んでいても、同じ商品番号の説明を読んでいるかまで確かめると、取り違えを減らせます。
2025年1月16日の変更で何が関係する?
スズキは2025年1月16日、ソリオとソリオ バンディットを一部仕様変更して発売しました。外観やエンジンの変更に加え、ソリオHYBRID MZとバンディットHYBRID MVには、電動パーキングブレーキとブレーキホールドが採用されています。
収納用品選びとの関係は、車名が同じでも、装備条件を以前の車両と同一に扱えないことです。前席中央へ用品を置く場合は、自車の操作部や電源の位置を見て、以前の適合説明をそのまま引き継がないようにしましょう。
ただし、この発表だけから「すべての収納形状が変わった」「以前の用品はすべて使えない」とまでは言えません。仕様変更の有無と、個々の用品の装着可否は別に確認する必要があります。
MAD7Sの車両なら、適合欄にMA27S・MA37Sとあるだけの商品を、同じソリオだからという理由で選ばないでください。販売元には車検証の型式と商品番号を伝え、該当車両について回答してもらうと話が具体的になります。
型式ごとの説明をどう読む?
MA15S、MA26S・MA36S・MA46S、MA27S・MA37S・MA47S、MAD7Sという表記は、ひとまとめにせず、自車と一致する記載を探します。複数型式に対応する商品でも、使えなくなる機能まで同じとは限りません。
とくに汎用のティッシュケースや荷室ボックスは、商品名にソリオと書かれていても、内装に合わせて作られた専用品とは限りません。取り付け部の形、必要な空間、固定方法で判断する用品です。
問い合わせでは、「ソリオに付きますか」よりも、「型式MAD7S、○年登録、○○グレードに、商品番号○○を付けた場合、どの操作部に影響しますか」と聞くほうが有効です。寸法だけでなく、残したい機能を伝えるのがポイントですよ。
前席の収納は、トレーマットとコンソールのどちらがよい?
鍵や駐車券の整理が目的なら、既存トレーを活かす用品から検討しましょう。前席中央のコンソールは収納をまとめやすい一方、通り道と座席周辺の操作に影響するため、選ぶ前に条件を詰める必要があります。
小物が動く悩みと、小物を入れる場所が足りない悩みは似ていますが、解決方法は違います。トレーが空いているのに物が転がるなら、大きな箱を増やすよりマットを試すほうが理にかなっています。
純正トレーマットが向く使い方
純正インパネトレーマットは、助手席側のトレーを小物の置き場所として活かしたい方の候補です。鍵などの定位置を作る補助として考え、重い物を固定する道具とは分けて使いましょう。
滑り止めがあっても、急な減速などで物が動かない保証にはなりません。壊れやすい物や重い物を置く場合は、車両の取扱説明書に沿った収納場所を選ぶ必要があります。
駐車券だけを置くなら、上に別の物を重ねないことも大切です。収納用品の性能だけでなく、「何を置かないか」を決めると、取り出しやすさが保ちやすくなりますね。
SASUKE projectのスイッチ干渉は確認できた?
商品番号10007323の販売店ページには、MA27S・MA37Sへの設置が可能である一方、シートヒータースイッチは使用できないと記載されています。また、付属の両面テープ付きベルクロで固定する説明があります。
これは、ソリオのコンソールすべてに共通する注意ではなく、該当商品の販売店説明です。MA27S・MA37Sでシートヒーターを使う方には、収納の便利さと引き換えになる重要な条件ですね。
この商品を検討する場合、外寸、ふたを開けたときの高さ、前後への張り出しを販売元に確認してください。寸法が分からないままでは、座席を動かせる範囲まで判断できません。
MA37Sで操作確認をするなら?
MA37Sで前席中央へコンソールを置く想定なら、運転席を普段の位置に合わせ、シート側面のスイッチへ指を入れる余地を見ます。次に、座席を前後へ動かしたときに箱へ接触しないか、シートベルトのバックルを自然に扱えるかを確認します。
これは実車検証の結果ではなく、購入前に行う確認例です。商品の寸法が分かれば、紙や段ボールで外形を再現し、停車中に必要な空間を確かめられます。
固定方法についても、接着面の素材と、取り外した際の扱いを確認したいところです。箱が入ること、固定できること、普段の操作を保てることを、それぞれ別の条件として考えましょう。
前後席の移動に中央の通り道を使う方なら、コンソールを置かずに小物を整理する選択にも価値があります。収納を増やした後で不便に気づくより、いつもの乗り方を先に思い出しておきたいですね。
後席と荷室は、どんな収納グッズを選ぶ?
後席は取り出す物を絞った薄い収納、荷室は動かしたい荷物と固定したい荷物を分ける収納が向いています。座席を動かすたびに付け直しが必要になる配置は、日常の手間も含めて評価しましょう。
後席と荷室はつながっていますが、役割は違います。後席の収納は同乗者が使う場所、荷室の収納は荷物を積み下ろしする場所として考えると、置き方が整理しやすくなります。
後席のティッシュにはセイワWA39が候補
セイワWA39は、取り付けベルトとステーを備えた汎用ティッシュカバーです。2026年10月1日に確認したメーカー個別ページでは、製品サイズはH260×W130×D65mm、収納できるティッシュ箱はW240×D120×H65mmまでとされています。
ここでは、製品の外側のサイズと、入れられる箱のサイズを取り違えないようにしてください。普段買っている箱を測れば、使い始めてから「中身が入らない」と困る可能性を減らせます。
ソリオでの取り付け位置は、ベルトが届くことだけでは決められません。前席を普段の位置へ戻し、後席に座った状態で、膝、既存ポケット、テーブルの動きとの重なりを見ましょう。
紙を引くとケースが持ち上がるなら、見た目は収まっていても使い方に合っていない可能性があります。空のケースだけでなく、ティッシュを入れて一枚取り出す動作まで確かめることが大切です。
さらに、ベルトを通す位置でヘッドレストの調整を妨げないかも見てください。取り付け後に座席を動かす習慣がある家庭では、どの位置でも使えるかが使い勝手を左右します。
荷室は箱の容量より固定と持ち出しやすさを見る
洗車用品のようにまとめて持ち出す物には、取っ手付きのボックスが候補になります。買い物袋などの散乱を抑えたい場合は、箱を増やさず、固定用ネットを検討する方法もあります。
スズキ公式のリヤゲートネットは、荷物を固定する二重ネットとして紹介されています。ただし、ソフトトレーやフルカバータイプのラゲッジマット、4WD用スペアタイヤ固定キットとは同時装着できないため、既存用品との組み合わせ確認が必要です。
床面を汚れから守る用品と、荷物を固定する用品は、両方欲しくなりますよね。それでも、この組み合わせでは同時装着条件があるため、どちらの困りごとを優先するか決めてから注文するのがよいでしょう。
箱を使う場合も、箱の中で物がまとまることと、箱自体が動かないことは別です。重い物を入れるなら、収納量だけでなく、固定方法と持ち上げられる重さを考えてください。

荷室奥行き550mm・715mmはどう使う?
2026年10月1日に確認したスズキ公式の現行ソリオ/ソリオ バンディット室内案内では、5名乗車時の荷室奥行きは、後席が最後方で550mm、最前方で715mmという社内測定値です。これは掲載モデルと測定条件についての数字で、MA15Sなど過去の型式へそのまま当てはめることはできません。
この数字から分かるのは、後席位置によって使える奥行きが変わることです。715mmだけを見て箱を選ぶと、同乗者の足元を広くした日に置き方を変える必要が出てきます。
箱が収まる最大の状態より、普段乗る状態で収まるかを優先しましょう。 家族が乗る日のたびに箱を移すなら、収納が新しい作業を増やしてしまいます。
MAD7Sで採寸するなら、何を測る?
MAD7Sのソリオで荷室ボックスを選ぶ想定なら、まず後席を普段の位置に合わせます。その状態で、床面の前後方向、左右方向、背もたれの傾斜を含む高さ方向を測り、床下のふたを開く範囲も確認します。
たとえば、外寸が前後370mm、左右580mm、高さ320mmと仮定した箱なら、その大きさを紙や段ボールで再現してみます。この寸法は採寸方法を説明するための例で、特定商品の仕様やMAD7Sへの装着結果ではありません。
同じ箱でも向きを変えれば、前後方向に必要な寸法が370mmから580mmへ変わります。底面だけが入っていても、上部が背もたれに当たる場合があるため、高さまで見る必要があります。
最後に、バックドアが閉まるか、床下収納を開けられるか、普段積む袋が残った場所へ入るかを確かめます。仮置き用の段ボールは大きさを確認する道具であり、走行時の固定具には使わないでください。
ソリオの収納で、便利さをどう評価すればよい?
筆者としては、増えた容量よりも、「取る・戻す・座席を動かす」という三つの動作が楽になるかで評価するのがよいと考えています。収納した瞬間だけでなく、次に使う場面まで見れば、買った後の満足度を判断しやすくなるからです。
前席の小物トレーは、取り出しやすくても、戻す場所が曖昧なら散らかりやすくなります。後席のケースは、紙を取りやすくても、座席を動かすたびに位置を直すなら、その手間が残ります。
荷室ボックスも、用品が一つにまとまるだけでは十分とは限りません。買い物のたびに重い箱を持ち上げることになるなら、固定収納より持ち出しやすい小さな箱のほうが合う場合があります。
「置ける空間」と「使える空間」は違う
今回の商品説明でとくに注目したのは、SASUKE projectのコンソールが、対象型式への設置とスイッチの使用制限を同時に示していることです。これは、適合という言葉を「すべての機能を普段どおり使える」という意味に広げてはいけない具体例だと受け止めています。
車内には、空いているように見えて、指を入れる、座席を動かす、ふたを開けるために必要な空間があります。その余白を収納で埋めると、容量は増えても、使える機能が減ることがあります。
そこで購入前には、用品が占める空間に加え、手や部品が動く空間を確認してみてください。コンソールならふたを開く範囲、後席ならテーブルを展開する範囲、荷室なら床下のふたを持ち上げる範囲です。
この見方をすると、大きさの違う商品を容量だけで競わせる必要がなくなります。自分が残したい動作を保てる物が、その車にとって使いやすい収納になりますね。
家族で使うなら戻しやすさも大切
一人で使う車と、家族で使う車では、収納の分かりやすさにも違いがあります。自分だけが知っている深いポケットより、誰でも同じ場所へ戻せる小さなケースのほうが役立つこともあります。
ティッシュ、ゴミ、予備のケーブルをそれぞれ一か所にまとめ、同乗者にも置き場所を伝えてみましょう。収納の区画を増やすより、使う人同士で役割を共有するほうが、車内の整理が続きやすいと考えています。
また、毎日使う物と、月に一度しか使わない物を同じ場所へ集めないことも有効です。よく使う物に取り出しやすい位置を譲るだけで、追加用品が必要なくなる場合もあります。
長年のディーラーでの対話経験を踏まえ、私は「何を買いたいか」だけでなく、「今、どの動作が面倒か」を言葉にすることを大切にしています。ただし、今回紹介した商品の装着経験を示すものではなく、判断は公開情報と購入前の確認に基づくものです。
今後用品を追加する際も、車両の仕様変更や既存用品の組み合わせで条件が変わる可能性があります。以前使えた経験だけに頼らず、商品番号と自車の条件を合わせて確認する習慣が役立つでしょう。
ソリオの収納グッズは、前席なら小物整理、後席ならティッシュの定位置、荷室なら荷物の固定から考えると選びやすくなります。今回の4候補も、用途と適合条件がそれぞれ異なるため、同じ基準で順位を付けるより、自分の困りごとに合うかで判断してください。
最初は、いちばん探してしまう物を一つ決めるところから始めましょう。型式と寸法を確かめ、普段の操作を保ちながら、取って戻せる場所を一つ作るだけでも、車内の使い方を見直すきっかけになりますよ。
よくある質問
ソリオの収納グッズは「専用」と書いてあれば装着できますか?
商品名だけでは判断できません。自車の型式、年式、グレード、既存用品を適合説明と照合し、取り付け後に使えなくなる機能も確認してください。
SASUKE projectのコンソールでシートヒーターが使えなくなりますか?
商品番号10007323の販売店説明では、MA27S・MA37Sはシートヒータースイッチ使用不可とされています。他の商品やMAD7Sへ同じ条件を当てはめず、該当の商品番号で確認しましょう。
60Lの収納ボックスならソリオの荷室に入りますか?
容量だけでは分かりません。外寸と置く向き、普段の後席位置、背もたれの傾斜、床下収納を開ける余地を確認し、収納したい物については内寸も見てください。
杉原健一(モーターライフ・アドバイザー)


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