60代に安全な車を選ぶなら、自動ブレーキ・踏み間違い抑制・見やすさ・扱いやすさに加え、JNCAPの衝突安全性能まで確認するのが基本です。
年齢だけで「シニア向け」を探す必要はありません。事故を防ぐ装備と、万一ぶつかったときに乗員を守る性能、その両方から自分の暮らしに合う一台を選んでみましょうね。
60代に安全な車とは?まず「予防安全」と「衝突安全」を分けて考える
60代に安全な車とは、単に自動ブレーキが付いている車ではありません。
事故を起こしにくくする「予防安全」と、事故が起きたときに身体を守る「衝突安全」の両方を確認できる車が、安心して選びやすい一台です。
この記事では、主に次の6項目で候補車を見ていきます。
- 衝突被害軽減ブレーキ
- ペダル踏み間違い時加速抑制
- 駐車支援や後方確認機能
- ACCや車線維持などの運転支援
- 視界・小回り・乗り降りのしやすさ
- JNCAPによる予防安全・衝突安全の客観評価
ここが、車の安全性を考えるうえで大切なところです。
自動ブレーキは「ぶつからないよう手助けする装備」で、エアバッグや車体構造などは「ぶつかった後の被害を減らすための備え」です。
たとえるなら、自動ブレーキは転びそうなときに差し出される手、衝突安全性能は転んだときのためのヘルメットのようなものですね。
どちらか一方だけで十分とは言いにくいのです。
国土交通省は2025年6月17日、乗用車について国際基準に適合したペダル踏み間違い時加速抑制装置の搭載を義務づけるため、道路運送車両の保安基準などを改正しました。
同省は、この装置を高齢者などによるブレーキとアクセルの踏み間違い事故を防止するために生まれた日本発の安全技術と説明しています。国土交通省
さらに2026年7月24日には、安全運転サポート車の枠組みを広げた「サポカー2.0」を国土交通省が発表しました。
従来の衝突被害軽減ブレーキや踏み間違い対策だけでなく、ドライバーモニタリングシステムなど、より高度な安全技術まで対象を広げていく方針です。国土交通省
つまり、車の安全技術は現在も進化しています。
だからこそ「安全装備が付いているか」だけでなく、何を、どこまで支援してくれるのかまで見ることが大切なんですね。
60代に安全な車の候補5台は?JNCAPも含めて比較
候補として比較しやすいのは、スズキ「スペーシア」、ホンダ「フィット」、スズキ「ソリオ」、トヨタ「アクア」、日産「サクラ」です。
ただし、ここでは単純な「おすすめランキング」にはしません。
住んでいる場所、駐車場の広さ、高速道路を使う頻度、乗せる人数が違えば、最適な車も変わるからです。
車種 向いている使い方 安全・扱いやすさの注目点 JNCAP評価の参考
スズキ スペーシア 買い物・通院・送迎 自動ブレーキ、踏み間違い抑制、スライドドア、広い視界 2023年総合★★★★☆・86%
ホンダ フィット 街乗りから高速まで Honda SENSING、踏み間違い対策、視界 2020年総合★★★★★・91%
スズキ ソリオ 軽より広さが欲しい人 小回り、スライドドア、踏み間違い抑制 2021年総合★★★★☆・78%
トヨタ アクア 日常+長距離 Toyota Safety Sense、駐車支援 2021年総合★★★★★・91%
日産 サクラ 近距離中心 軽EVの扱いやすさ、安全支援、静粛性 2022年総合★★★★★・92%
JNCAPは、独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が公開している自動車安全性能評価です。
ここでは予防安全だけでなく、前面衝突、側面衝突、後面衝突時の頚部保護なども含めて評価されます。
ただし、一つ注意してください。
JNCAPの点数は試験を行った年度・仕様の評価です。
2026年に販売されている現在の仕様と完全に同じとは限らず、評価年度によって採点基準も変わります。そのため、異なる年度の点数を単純に「91点だから78点より絶対に安全」と比較するものではありません。
私は、JNCAPを「優勝者を決めるランキング」ではなく、その車の安全性を客観的に見るための健康診断表のように使うのがよいと考えています。

スズキ「スペーシア」|街乗りと乗り降りのしやすさを重視
スペーシアは、買い物や通院、家族の送迎など、市街地中心の暮らしで使いやすい軽自動車です。
現在のスペーシアには「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」が設定され、車両や歩行者などとの衝突のおそれを検知すると警報やブレーキ支援を行います。
右左折時の対向車や横断する歩行者・自転車、出合い頭の車両への衝突回避支援も案内されています。スズキ
また、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、前進・後退時の低速時ブレーキサポート、フロント・リヤのパーキングセンサーなども用意されています。スズキ
60代の車選びで私が特に注目したいのは、電子装備だけではありません。
スペーシアはフロントピラーを細くして視界を確保する設計が案内され、後席にはスライドドアを採用しています。リヤステップ地上高は345mmとされ、後席には乗降グリップも設けられています。スズキ
「安全」というとセンサーばかりに目が行きますが、見やすく、乗り降りしやすく、狭い場所で扱いやすいことも毎日の事故リスクを下げるための大事な要素なんですね。
一方、JNCAP自動車安全性能2023では、スペーシア/スペーシア カスタムは総合★★★★☆、86%、169.75点/197点。
予防安全性能はAランク96%でしたが、衝突安全性能はBランク75%でした。NASVA
この違いは見逃したくありません。
予防安全装備が充実していることと、衝突試験での評価が同じ意味ではないことがよく分かりますね。
ホンダ「フィット」|視界と総合バランスを重視
フィットは、近所の買い物だけでなく、郊外や高速道路まで幅広く使いたい方が比較しやすいコンパクトカーです。
現行フィットにはHonda SENSINGが設定され、衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキなどが案内されています。
Hondaは誤発進抑制、後方誤発進抑制、近距離衝突軽減ブレーキを組み合わせて「踏み間違い衝突軽減システム」と呼んでいます。Honda Japan+1
さらに渋滞追従機能付きACCや車線維持支援システムなどもあり、高速道路を使う人にとっては疲労軽減を考える材料になります。Honda Japan
JNCAPでは、2020年評価のフィットが総合★★★★★、91%、174.40点/190点。
衝突安全性能はAランク87%、予防安全性能はAランク96%でした。NASVA
ただ、私はフィットを見るとき、安全装備表と同じくらい運転席からの見え方を確認してほしいと思っています。
運転席に座ったら正面だけを見るのではなく、右左折するつもりで斜め前方へ視線を動かしてみてください。
Aピラーの陰が気にならないか。
歩行者を探すときに首や上半身を大きく動かさなくても確認できるか。
カタログの「視界が良い」という言葉より、あなた自身の目で見やすいかどうかのほうが大切ですよ。
スズキ「ソリオ」|大きすぎない車を探す人向け
ソリオは、「軽自動車では少し狭い。でも大きなミニバンまでは必要ない」という方にちょうど検討しやすいサイズです。
主要諸元で最小回転半径は4.8mとされています。スズキ
数字だけなら地味に見えますが、住宅街の細い道やスーパーの駐車場では、この小回りの良さがじわじわ効いてきます。
安全装備が豪華でも、毎回の車庫入れで「大きいなあ」と緊張する車では疲れてしまいますよね。
JNCAPでは、2021年評価のソリオ/ソリオ バンディットが総合★★★★☆、78%、149.84点/190点。
予防安全性能はBランク87%、衝突安全性能もBランク78%でした。ペダル踏み間違い時加速抑制は当時の評価項目でレベル5となっています。NASVA
ここから分かるのは、ソリオの価値を「JNCAPの点数だけ」で決めないほうがよいということです。
小さな車体と広い室内、スライドドア、小回りの良さを必要とする生活かどうか。
そこまで含めて初めて、自分にとっての安全性が見えてきます。
トヨタ「アクア」|衝突安全と駐車支援も確認したい
アクアは、日常の買い物から少し長めのドライブまで、一台で幅広く使いたい方が検討しやすいコンパクトカーです。
トヨタはアクアを2025年9月1日に一部改良しており、現在の安全性能ページではToyota Safety Senseを案内しています。トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト+1
Toyota Safety Senseについて、トヨタは運転支援装置によって運転者を補助するシステムであり、安全運転そのものを代行する装置ではないと注意しています。トヨタマニュアル
アクアでは、グレードやオプションによって駐車支援機能の内容が変わります。
ですから中古車を含め、「アクアなら全部同じ」と思わず、実車ごとの装備表を確認したいところですね。
JNCAPでは2021年評価のアクアが総合★★★★★、91%、173.79点/190点。
衝突安全性能はAランク86%、予防安全性能はAランク96%でした。NASVA
アクアというと燃費へ目が向きやすいのですが、60代の車選びでは燃料代だけでなく、駐車するときの見やすさや安全支援まで含めて評価すると選び方が変わります。
毎日の駐車が楽なら、それはカタログ燃費とは別の「暮らしの燃費が良い車」と言ってもよいかもしれませんね。
日産「サクラ」|近距離中心ならEVも候補
サクラは、軽自動車サイズの電気自動車です。
自宅周辺での買い物、通院、駅への送迎など、比較的短い距離を中心に使う方なら候補になります。
そしてサクラについては、以前の記事より一歩踏み込んで、衝突安全の客観評価も確認しておきたいところです。
JNCAP自動車安全性能2022では、サクラは総合★★★★★、92%、184.92点/199点。
衝突安全性能はAランク88%で、前面衝突、側面衝突、後面衝突時の頚部保護などが評価されています。NASVA
軽自動車だから安全性を一括りに判断するのではなく、こうした試験結果まで確認しておくと比較材料が増えます。
ただし、サクラの場合は安全性能と同じくらい充電環境が重要です。
自宅で充電できるのか、日常の走行距離はどのくらいか、遠出をどれだけするのか。
この条件が合わないと、安全装備が自分に合っていても、車そのものが生活の負担になってしまいます。
つまりサクラは「60代だから向いているEV」ではありません。
近距離中心という生活スタイルとEVの使い方が一致する人に向く車と考えるのが自然でしょう。
踏み間違い防止と自動ブレーキは何が違う?
踏み間違い防止と自動ブレーキは、似たような装備に見えますが役割が違います。
簡単に言えば、踏み間違い防止は「アクセル操作のミス」を補う装備、自動ブレーキは「衝突しそうな状況」を検知して補う装備です。
ペダル踏み間違い時加速抑制装置は、アクセルを誤って強く踏み込んだ際などに、急加速を抑える方向に制御します。
国土交通省は2026年1月にも基準を強化し、停止状態だけでなくクリープ走行時への対応や、検知対象へ歩行者を加える内容などを公表しています。国土交通省
一方、衝突被害軽減ブレーキは、車両や歩行者などとの衝突のおそれを検知し、警報やブレーキ制御によって衝突回避や被害軽減を支援します。
どちらも心強い装備ですが、「付いているから大丈夫」ではありません。
センサーには見える範囲と見えない範囲があります。
雨、逆光、道路形状、対象物、速度などによって作動条件も変わります。
メーカー各社も、こうした運転支援装置には認識・制御能力の限界があり、過信しないよう案内しています。たとえばHondaもHonda SENSINGについて、各機能の能力には限界があると明記しています。Honda Japan
私は、安全装備を「もう一人の運転手」と考えるより、間違えそうな瞬間に横から袖を引いてくれる補助役くらいに考えるのがちょうどよいと思っています。

中古車で安全な車を選ぶなら?車名より「年式・グレード・装備」を見る
中古車で60代に安全な車を探すなら、車名だけで判断しないことが非常に大切です。
同じフィット、スペーシア、ソリオ、アクアでも、年式やグレード、改良時期、メーカーオプションによって安全装備の内容が違うことがあります。
確認する順番は、次のようにすると分かりやすいですよ。
年式 → グレード → 安全装備 → JNCAPの該当世代 → 実車確認 → 試乗
販売店で「自動ブレーキ付きですよ」と言われた場合も、そこで終わらせないようにしましょう。
「歩行者にも対応していますか」
「踏み間違い抑制は前進だけですか、後退にも対応しますか」
「駐車センサーは前後にありますか」
「ACCは付いていますか」
このくらい確認すると、中身がかなり見えてきます。
安全装備という言葉は、旅館の「夕食付き」と少し似ています。
夕食付きと書いてあっても、会席料理なのか定食なのか内容は違いますよね。
車も同じです。
「安全装備付き」という大きなくくりだけでは、中身までは分かりません。
さらにJNCAPを見るときも、現車との世代差を確認してください。
たとえばフィットの掲載評価は2020年、アクアは2021年、スペーシアは2023年です。
現在の販売車が改良を受けていれば、試験された仕様と装備内容が異なる可能性があります。
そのため、中古車ではJNCAPを「この車名は星5だからOK」と使うのではなく、どの世代が、どの年に、どんな評価を受けたのかまで見ると、ぐっと信頼できる比較になります。
60代の試乗では何を見る?高速道路より「低速の5分」を大切に
60代の車選びでは、加速の力強さより先に低速で自然に扱えるかを確認してほしいと思います。
日常で神経を使うのは、必ずしも高速道路だけではないからです。
スーパーの駐車場。
狭い住宅街。
交差点の右左折。
自宅の車庫。
こうした「速度は低いのに確認するものが多い場所」で、扱いやすい車かどうかが大切です。
試乗では販売店の案内に従い、安全な範囲で次の点を確認してみましょう。
まず、シートを自分の位置へ調整します。
その状態で、前方、左右斜め前、ドアミラー、後方を見ます。
「右左折のときにAピラーの陰が気になる」
「ミラーを見るたびに首を大きく動かす」
そんな違和感があれば軽く考えないでください。
次に駐車や切り返しです。
ハンドルを切ったときに、車体がどこを通るか想像しやすいでしょうか。
バックカメラは見やすいでしょうか。
センサーが鳴ったとき、「前なのか後ろなのか」「何が近いのか」が直感的に分かるでしょうか。
そして忘れたくないのが乗り降りです。
シートに座るときに腰が大きく落ち込まないか。
降りるときにハンドルやドアへ強くつかまらなくても立てるか。
安全装備は電子技術だけではありません。
身体に余計な負担をかけず、自然な姿勢で運転できることも、長く安全運転を続けるための立派な安全性能ですよ。
なお、自動ブレーキや踏み間違い抑制を確認するために、壁や車へ意図的に向かってアクセルを踏むような試験はしないでください。
安全支援装置は、体当たりテストで確かめるものではありません。
作動条件は取扱説明書や販売員の説明で確認し、体験設備などが用意されている場合は販売店の指示に従いましょうね。
私見:60代の安全な車選びは「二重の安全網」で考えたい
ここからは、長年ディーラーの店頭で多くのお客様の悩みを聞いてきた私自身の考えです。
私は、60代の車選びを「高齢者向けの車探し」と考えないほうがよいと思っています。
60歳と69歳では違いますし、同じ65歳でも、毎日近所へ買い物に出る方と、高速道路を使って夫婦旅行を楽しむ方では必要な車が違いますよね。
そこで、車を選ぶ前に一つだけ文章を完成させてみてください。
「この車で、これから5年間、誰と、どこへ、どのくらい走るのか」
「妻と二人で買い物や通院が中心」なら、コンパクトな車体、広い視界、踏み間違い抑制、駐車支援を優先できます。
「夫婦で高速道路を使って旅行したい」なら、そこへACCや車線維持支援、長時間座ったときの疲れにくさを加えたいですね。
「孫をよく乗せる」なら、後席の乗降性やスライドドア、そして衝突安全性能にも目を向けたいところです。
今回JNCAPを比較軸へ加えたことで、もう一つ見えてくることがあります。
事故を防ぐ性能が高い車と、衝突したときの評価が高い車は、必ずしも同じではありません。
スペーシアの2023年JNCAPでは予防安全性能96%に対し、衝突安全性能は75%でした。一方、フィットの2020年評価では衝突安全性能87%、アクアの2021年評価では86%です。NASVA+2NASVA+2
もちろん評価年度が異なるため単純比較はできません。
それでも、「自動ブレーキが最新だから安全」という一方向だけでは見えなかった部分を確認できます。
私はここを、二重の安全網として考えています。
一枚目は、自分の目、判断、運転操作。
二枚目は、自動ブレーキや踏み間違い抑制、車体構造、エアバッグなど車側の備えです。
人が確認し、車が補う。
そして万一避けきれなかったときには、車体側が人を守る。
この順番を理解して選ぶと、「安全装備が一番多い車」を探すのではなく、自分の運転と暮らしを一番うまく支えてくれる車を探せるようになります。
それが60代からの車選びでは、とても大切だと私は考えています。
まとめ
60代に安全な車を選ぶなら、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制、駐車支援、良好な視界、扱いやすい車体サイズをまず確認しましょう。
さらに、これまで見落とされがちだったJNCAPの衝突安全性能まで見ると、「事故を防ぐ力」と「事故時に守る力」の両面から比較できます。
候補5台では、スペーシアは街乗りと乗降性、フィットは視界と総合バランス、ソリオは小回りと室内空間、アクアは日常から長距離までの使いやすさ、サクラは近距離中心の生活との相性がポイントです。
ただし、JNCAPは評価年度が異なり、現行モデルのすべての仕様を直接比較したランキングではありません。
中古車も含め、年式・グレード・実際の安全装備を確認したうえで試乗することが欠かせません。
そして最後は、あなた自身の感覚です。
前が見やすい。
左右を確認しやすい。
駐車しやすい。
乗り降りしやすい。
警告の意味が分かりやすい。
こうした「何となく楽だな」という感覚は、カタログの数字には表れにくい一方、毎日の安全運転にはかなり大きく影響します。
60代からの車選びは、運転を諦める準備ではありません。
これまで積み重ねてきた経験に、新しい安全技術と客観的な衝突安全評価を加え、これからの暮らしに合う一台へ選び直すこと。
焦らず、予防安全と衝突安全の両方を見ながら選んでみてくださいね。
よくある質問
60代に一番優先したい安全装備は何ですか?
まずは衝突被害軽減ブレーキとペダル踏み間違い時加速抑制装置を確認してください。
駐車する機会が多い方なら、前後のパーキングセンサー、バックカメラ、全周囲カメラなどの優先度も高くなります。
ただし「安全な車」を総合的に選ぶなら、それだけでなくJNCAPなどで衝突安全性能も確認すると判断材料が増えます。
JNCAPで星5なら必ず安全な車ですか?
星5は重要な参考になりますが、それだけで現在販売されている車の安全性を断定することはできません。
評価年度によって試験方法や採点基準が異なり、改良によって現在の仕様が試験車と変わっている場合もあります。
JNCAPは順位表としてではなく、予防安全や衝突安全を客観的に確認する資料として活用するのがおすすめです。
60代には軽自動車とコンパクトカーのどちらが安全ですか?
一概にどちらが安全とは言えません。
狭い道路や駐車場を頻繁に使うなら、軽自動車の小ささが操作上の安心につながります。
一方、高速道路や長距離走行が多い方は、コンパクトカーも含めて運転支援、乗車姿勢、衝突安全性能などを比較したほうがよいでしょう。
車のカテゴリーより、自分の生活環境に対して無理なく確認・操作できるかを優先してくださいね。
杉原健一(すぎはらけんいち)/モーターライフ・アドバイザー



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