
この記事では、MLB球場の広さを紹介します。
球場に来て大きさや迫力を感じるのは、スタンドを含めた施設を見た時ですが、球場の広さを感じる時は、選手たちがプレーしているグラウンドを見た時ですね。
ですのでここでは、実際に選手たちがプレーする、ファウルゾーンも含めたグラウンドの総面積でランキングしました。
この記事を読めば、
- MLBの全30球団の本拠地球場の広さ
- 日本の主なNPB本拠地との比較
- MLBの球場のおもしろさは広さだけじゃない
このようなことが分かりますので、ぜひ最後まで読んで、MLBの球場のおもしろさを知ってください。
MLBの球場の広さランキング
MLBの全30球団が本拠地にしている球場の広さを、日本の主な球場と比較しながら紹介します。
MLBの球場の広さランキング:1位~10位
MLB球場の広さベスト10です。
順位 | 球場 | 面積 | 本拠とするチーム |
---|---|---|---|
1 | オークランド・アラメダ・ カウンティ・コロシアム | 13,613㎡ | オークランド・アスレチックス |
2 | コメリカ・パーク | 13,258㎡ | デトロイト・タイガース |
3 | クアーズ・フィールド | 13,200㎡ | コロラド・ロッキーズ |
4 | チェイス・フィールド | 13,091㎡ | アリゾナ・ダイヤモンドバックス |
5 | ブッシュ・スタジアム | 13,046㎡ | セントルイス・カージナルス |
6 | カウフマン・スタジアム | 12,931㎡ | カンザスシティ・ロイヤルズ |
7 | ローンデポ・パーク | 12,870㎡ | マイアミ・マーリンズ |
8 | ロジャーズ・センター | 12,706㎡ | トロント・ブルージェイズ |
9 | トロピカーナ・フィールド | 12,563㎡ | タンパベイ・レイズ |
10 | ギャランティード・レート・ フィールド | 12,517㎡ | シカゴ・ホワイトソックス |

日本で一番広いと言われる「札幌ドーム」の面積は、なんと14,089㎡で、1位の「オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム」を圧倒していますね。
MLBの球場の広さランキング:11位~20位
MLB球場の広さTOP10に、惜しくも入れなかった10球場です。
順位 | 球場 | 面積 | 本拠とするチーム |
---|---|---|---|
11 | T-モバイル・パーク | 12,426㎡ | シアトル・マリナーズ |
12 | グローブライフ・フィールド | 12,384㎡ | テキサス・レンジャーズ |
13 | アメリカンファミリー・ フィールド | 12,302㎡ | ミルウォーキー・ブルワーズ |
14 | シティ・フィールド | 12,277㎡ | ニューヨーク・メッツ |
15 | エンゼル・スタジアム・ オブ・アナハイム | 12,274㎡ | ロサンゼルス・エンゼルス |
16 | オラクル・パーク | 12,269㎡ | サンフランシスコ・ジャイアンツ |
17 | トゥルーイスト・パーク | 12,177㎡ | アトランタ・ブレーブス |
18 | PNCパーク | 12,155㎡ | ピッツバーグ・パイレーツ |
19 | ナショナルズ・パーク | 12,120㎡ | ワシントン・ナショナルズ |
20 | ターゲット・フィールド | 12,107㎡ | ミネソタ・ツインズ |

よく日本で広さの基準になる「東京ドーム」は12,447㎡で、11位の「T-モバイル・パーク」より若干広いです。
MLBの球場の広さランキング:21位~30位
最後に、広さがいまいちな(?)な10球場です。
順位 | 球場 | 面積 | 本拠とするチーム |
---|---|---|---|
21 | シチズンズ・バンク・ パーク | 12,081㎡ | フィラデルフィア・フィリーズ |
22 | オリオール・パーク・ アット・カムデン・ヤーズ | 12,071㎡ | ボルチモア・オリオールズ |
23 | ペトコ・パーク | 11,972㎡ | サンディエゴ・パドレス |
24 | ヤンキー・スタジアム | 11,906㎡ | ニューヨーク・ヤンキース |
25 | ミニッツメイド・パーク | 11,881㎡ | ヒューストン・アストロズ |
26 | ドジャー・スタジアム | 11,868㎡ | ロサンゼルス・ドジャース |
27 | プログレッシブ・フィールド | 11,800㎡ | クリーブランド・ガーディアンズ |
28 | グレート・アメリカン・ ボール・パーク | 11,693㎡ | シンシナティ・レッズ |
29 | リグレー・フィールド | 11,638㎡ | シカゴ・カブス |
30 | フェンウェイ・パーク | 11,492㎡ | ボストン・レッドソックス |

ちなみに、日本のプロ野球本拠地で一番面積が小さいのは、横浜スタジアムで12,284㎡です。
こちらの記事で、MLBの球場を一覧でくわしく紹介しています。
MLBの球場の広さだけじゃないおもしろさ
MLBの球場は、かつての市街地にはめ込むように建設されており、日本の球場のように均一な扇形ではなく、いびつな形をしている球場が多く、単純に広さだけでホームランや長打の出やすさが表しきれないのが特徴です。
これは、1992年に開場したオリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズが、レトロ回帰をコンセプトに建設され、その外観がファンに受け、前年比と比べて100万人もの観客を増やしたためです。
変な方向を向いた外野のフェンスに当たって、あらぬ方向に転がった打球を、外野手が追いかけている間に長打になるシーンをよく観ますね。
これは、
- レンガと鉄鋼を合わせた外観
- 他のスポーツとの併用が普通であったスタジアムを野球専用に
- 左右非対称のフィールド
これらを組み合わせた「新古典主義」と呼ばれるボールパークが主流になったためで、オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズが新球場建設ブームの火付け役となり、「プログレッシブフィールド」や「クアーズフィールド」、「マーリンズパーク」と、新古典主義と取り入れた球場が続々と建設されています。
唯一無二のいびつなMLB球場を紹介した記事はこちらです。
MLBの球場の広さランキング:まとめ
MLBの球場の広さ、日本の主な球場と比較しながらをランキング形式で紹介しました。
また、球場の広さ以外にも、野球を観戦しているファンを楽しませる「新古典主義」も紹介しました。
テレビ中継やネット配信で試合を観る時、こんなところにも気にしながら、球場がどんな形をしているのか注意して観るのも楽しいですよ。
なお、球場の面積を測るために、こちらのサイトを使用させていただきました。

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