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55歳のSUV買い替え候補|CX-5とフォレスターの広さ・使い勝手

明るい背景に2026年国内仕様の3代目CX-5と第6世代フォレスターを並べ、後席の座席配置と荷室、駐車場での取り回しを示す落ち着いたSUV比較イラスト 車選び
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CX-5 L・4WDとフォレスターSPORT EX Black Selectionは、座席分割と取り回しが選ぶ軸です。

2026年の国内仕様を比べると、CX-5は後席中央を倒せる使い方、フォレスターは小さめの車幅と最小回転半径が注目点になります。

後席の座り心地や荷物の持ち上げやすさは、寸法だけでは決まりません。確認できた設計差を整理しながら、長く付き合う一台を選んでいきましょうね。

2026年のCX-5とフォレスターは、どの仕様を比較する?

比較対象は、3代目CX-5の「L・4WD」と、第6世代フォレスターの「SPORT EX Black Selection」です。フォレスターは2026年5月改良仕様を基準にし、従来仕様やS:HEV系と区別します。

マツダは2026年5月21日、新型CX-5の国内販売を開始しました。9年ぶりの全面刷新で、デザインや走りに加え、後席と荷室の実用性を見直しています。

メーカー発表では、ホイールベースを先代から115mm延長し、後席の膝前・頭上空間と乗り込みやすさを改善したと説明しています。先代の後席が気になっていた方も、改めて検討する意味のある変更です。

比較の出発点は、ベストカーWebが2026年8月8日に掲載した「新型CX-5対フォレスター!! 人気国産SUVのポイントは上質感か悪路性能か?」です。

同記事では、CX-5 L・4WDが430万6,500円、フォレスターSPORT EX Black Selectionが430万1,000円で、差額は5,500円と紹介されています。本革シートなどを備えるCX-5と、運転支援や路面への対応を重視するフォレスターという対比が中心です。

ただし、購入判断では「同じ約430万円だから装備の多いほう」という見方だけでは足りません。毎日の駐車、家族の乗り降り、旅行用品の積み下ろしまで含めると、価値を感じる場所が変わるからです。

フォレスターについて、本記事はCタイプに当たる2026年5月改良仕様として比較します。照合にはSUBARUの「主要装備表」「諸元表」の2026年5月版を使い、SPORT EX Black Selectionの掲載を確認しています。

このグレード名は以前の仕様にもあるため、中古車や在庫車では名前だけで判断せず、適用時期と装備表を合わせてください。価格は比較元記事掲載時点の税込車両本体価格であり、現在の価格・受注状況・購入総額は公式情報と販売店で確認しましょう。

なお、筆者が両車を同条件で試乗・実測した比較ではありません。メーカーの国内向け資料と比較元記事を基に、確認できた違いから使い方を考察しています。


サイズと取り回しは、フォレスターが選びやすい?

車体寸法と最小回転半径では、フォレスターに小さく取り回せる材料があります。特に、自宅周辺の道や駐車場が狭い方は、先に確かめたい部分です。

以下は2026年国内仕様の比較です。CX-5はL・4WD、フォレスターはSPORT EX Black Selectionを対象とし、室内高はサンルーフなしの条件で整理しています。

比較項目 CX-5 L・4WD フォレスターSPORT EX Black Selection
全長 4,690mm 4,655mm
全幅 1,860mm 1,830mm
全高 1,695mm 1,730mm
ホイールベース 2,815mm 2,670mm
最小回転半径 5.6m 5.4m
最低地上高 205mm 220mm
室内長 1,890mm 1,950mm
室内幅 1,592mm 1,540mm
室内高 1,299mm 1,270mm
乗車定員 5人 5人

SUBARUの2026年5月版「諸元表」では、フォレスターの全長・全幅・全高、ホイールベース、最低地上高、最小回転半径を確認できます。室内寸法や最低地上高などには社内測定値の注記があります。

CX-5に対し、フォレスターは全長が35mm短く、全幅が30mm狭い関係です。ただし、車幅差を左右に分けた片側15mmが、そのままドアを開ける余裕になるわけではありません。

最小回転半径の差も、駐車に必要な通路幅の差とは別です。タイヤの軌跡に加え、車体前端の張り出し、ミラー、隣の車との位置関係が関わります。

私は、狭い場所を毎日使うなら、この小差を軽く扱わないほうがよいと考えます。旅行で年に数回感じる便利さより、毎朝の切り返しのほうが、暮らしへの影響が大きい場合もありますよね。

一方、長いホイールベースだけを理由にCX-5を候補から外す必要もありません。自宅の進入路で問題なく扱えれば、後席や荷物のために配分された空間を選ぶ余地があります。

購入前には、駐車枠の幅だけでなく、入口の幅、前面道路、後方の壁、ゲートを開く空間まで測りましょう。カタログの長方形が収まることと、毎日無理なく使えることは分けて考えたいところです。


後席の広さと乗り降りは、何を比べればよい?

後席は、CX-5の室内幅と新型での空間拡大、フォレスターの室内長と乗降動線が注目点です。公表寸法は車内全体の指標なので、後席の膝前空間の順位には読み替えません。

数値上はCX-5の室内幅が52mm大きく、フォレスターの室内長が60mm長くなっています。しかし、座面の位置、前席の厚み、床の形によって、人が使える余裕は変わります。

たとえば、膝前に隙間があっても、前席の下へ足先を入れにくければ、長距離で姿勢を変えづらくなります。逆に、寸法以上に足を自然に置ける座席なら、落ち着いて過ごせるかもしれません。

後席調整機構では、フォレスターの2026年5月版「主要装備表」2ページに、リヤシートリクライニングと、ワンタッチフォールディング機能付き6:4分割可倒式リヤシートが全車標準装備として記載されています。

一方、CX-5の後席リクライニング角度と、両車の後席前後調整量については、今回確認できた国内向け資料から同条件の数値をそろえられていません。したがって、角度や調整量の大小を推奨理由にはしません。

乗り降りでは、SUBARUは大きく開くドアに加え、開口部と足元スペースの広さを説明しています。CX-5も新型でシートへのアクセスを改善しており、両車とも座ってからの広さだけを見ればよい設計ではありません。

ここで試したいのは、ドアを全開にできる展示場だけの動作ではなく、隣に車があるときの動作です。開けられる幅を控えめにして、頭を下げる量、腰をひねる量、足を抜く順番を確かめてみましょう。

50代から長く乗る車を選ぶなら、「今なら乗れる」から一歩進めて、「荷物を持った日でも面倒に感じないか」を見たいところです。年齢で体力を決めつけず、ご自身が繰り返す動きで評価するのですね。

後席をよく使うご家族には、運転席を筆者役の人に合わせた後、その位置を動かさず座ってもらうと比較が安定します。頭上、足先、太ももの支え、背もたれの好みまで見ると、寸法表の先にある違いが分かります。

サンルーフを付ける場合は、注文する条件で確認してください。CX-5では室内高の公表値が変わるため、サンルーフなしの展示車で得た印象をそのまま当てはめないことが大切です。


荷室は何Lより、四人で何を積めるかが重要?

荷室選びの中心は、必要な座席を残した積み方です。CX-5の中央分割と、フォレスターの6:4分割では、同じ四人乗車でも乗員と荷物の配置が変わります。

容量については、CX-5の発売発表が466L、フォレスターSPORT系の商品説明がサブトランクを含め512Lです。床下収納の算入範囲を統一できていないため、差の46Lを、そのまま主荷室の広さの差として扱いません。

まずは荷室床面に置く物を考えましょう。旅行かばん、買い物かご、クーラーボックスは、容量よりも底面の形と開口部の通りやすさが効いてきます。

フォレスターは荷室開口幅と床面寸法を確認できる

SUBARUの「諸元・スペック」にある「ボディ・荷室サイズ」では、荷室開口部最大幅1,250mm、荷室フロア長928mm、ホイールハウス側のフロア幅1,100mm、荷室高887mmを掲載しています。

このうち荷室高887mmは、開口部そのものの高さとは別の項目です。また、最大開口幅が1,250mmでも、同じ幅の箱がどの高さでも通るという意味ではありません。

CX-5について、以前の記事に載せていた荷室奥行994mm・幅1,050mmは、今回、国内仕様の測定位置まで追跡できる資料で再確認できなかったため、直接比較から外します。海外仕様の寸法で国内仕様の空欄を埋めることもしません。

両車の荷室開口寸法を同じ条件でそろえられていない以上、ここから開口部の勝者は決められません。ただ、フォレスターは公表図を使い、手持ちの荷物の寸法と照合するところまで準備できます。

CX-5の中央分割は、後席左右を使いたい人に合う

CX-5は後席中央を倒して釣りざおなどを通せる構成です。マツダの国内向け商品説明でも、後席中央を倒した長尺物の積載例が示されています。

たとえば、前席に二人、後席左右に一人ずつ座り、細長いケースを中央へ通す使い方です。後席の二人が左右の席をそれぞれ使いたい場合、中央だけ開けられることに価値があります。

フォレスターは6:4分割なので、片側を倒す場合は残した側に後席乗員を配置します。SUBARUも四人乗車でスノーボードを積む例を示しており、四人と長い物を運べないわけではありません。

ただし、大人二人が残った後席側に無理なく座れるか、シートベルトを正しく使えるかは、体格と荷物で変わります。四人乗れることと、四人が好みの位置に座れることは別なのですね。

長尺物はケースに収め、重い部分を低く、できるだけ荷室側へ置くのが検討の出発点です。前席の操作、後席乗員の腕や肩、シートベルトに干渉しない配置を確認してください。

固定には、取扱説明書で荷物固定用として指定されたフックと、その用途に合うベルトを使います。小物を掛けるフックや内装部品を固定点として使わず、固定点の位置・許容荷重まで販売店で確認しましょう。

中央を通せても、安全に固定できなければ、その積み方は選べません。この条件を満たせるかどうかが、CX-5の中央分割を推すかどうかの分かれ目です。

※画像はAIによるイメージ

積むときより、帰宅後の取り出しまで再現したい

CX-5は荷室間口を先代比で18mm下げています。これはフォレスターとの高さの差ではなく、CX-5自身の世代交代での改善です。

重い物の扱いやすさは、持ち上げる高さに加えて、体から離して持つ距離でも変わります。奥に押し込める広さがあっても、帰宅後にかがんで引き出す動作が負担なら、使い方を変える必要があります。

フォレスターには床下収納や荷室のフック、用品取り付け用のユーティリティナットがあります。小物の定位置を作りやすい一方、床下の物は上に荷物を載せると取り出しにくくなります。

私は、普段使う物を手前、予備用品を床下へ分ける方法が合理的だと考えます。収納場所が多いことより、使う順番と取り出す順番が合っていることのほうが、日常では助かるからです。


快適装備と運転支援は、どこで選び分ける?

CX-5 Lは前席の快適装備、フォレスターSPORT EX Black Selectionは後席ヒーターやアイサイトXなどが比較点です。いずれも対象グレードの話として判断します。

比較元記事によると、CX-5 Lには本革シート、前席シートベンチレーション、12スピーカーのBOSEサウンド、15.6インチセンターディスプレイなどが標準装備されています。夏場の蒸れや車内で過ごす時間を重視する方には、使い道を想像しやすい装備です。

一方、SUBARUのグレード説明では、SPORT EX Black Selectionに前後席のシートヒーター、前席パワーシート、アイサイトXなどが挙げられています。後席に人を乗せる冬の旅行も含めて考えると、快適性は前席だけの比較ではありません。

電動ゲートはCX-5だけの選ぶ理由にはなりません。CX-5 Lはハンズフリー機能付きパワーリフトゲート、対象のフォレスターもキックセンサー式ハンズフリーパワーリヤゲートを備えます。

比較するなら、開閉の速さだけでなく、スイッチへ手が届くか、屋根の低い車庫で使えるか、後ろに立つ余裕があるかを見ましょう。便利な機能も、ご自宅で使える条件がそろってこそ役立ちます。

悪路への対応を重視するなら、フォレスターの最低地上高220mmとX-MODEは候補にする根拠になります。ただし、同条件で走破性を検証した記事ではないため、「どんな悪路でもフォレスターが上」とは断定しません。

視界についても同じです。窓や柱の設計に加えて、ご自身の座高と運転姿勢で見え方が変わるため、交差点の斜め前と車線変更時の斜め後ろを試乗で確かめてください。

運転支援は作動条件のある補助機能です。機能名の多さより、自分がよく走る道路で何が使え、どの操作を引き続き担うのかまで説明を受けると、納得して選びやすくなります。


長く乗るならどちら?推奨が変わる条件と保有費用

私見では、最初に「自宅で無理なく扱えること」、次に「必要な席と荷物が両立すること」を確かめ、その後に快適装備を選ぶ順番がおすすめです。日常の制約を先に通すと、装備の魅力に判断を引っ張られにくくなります。

四人で長いケースを運び、後席の二人が左右に座りたいなら、CX-5の中央分割が有力です。ただし、ケースが中央に収まらない、乗員に触れる、適切に固定できない場合は、この推奨は成立しません。

二人乗車が中心で後席を大きく倒せるなら、中央分割の重要度は下がります。その場合は、フォレスターの取り回しや、荷物の整理方法のほうが暮らしに合う可能性があります。

逆に、フォレスターを第一候補にしていても、現車確認でCX-5のほうが腰をひねらず乗れ、普段の駐車も問題なければ、選択を変えて構いません。寸法上の小ささより、ご自身の動作が楽なことを優先する考え方です。

確認には、普段使う買い物かごと、空の旅行かばんを持参できるか販売店へ相談してみましょう。重い物で無理をせず、まずは形と届く距離を確認すれば十分に判断材料になります。

  • 運転席を合わせる: ペダルとハンドルを合わせ、前方・斜め後方の見え方を確認する。
  • 後席へ移る: 前席位置を保ち、膝前、足先、頭上と乗降動作を見る。
  • 必要な席を残す: いつもの人数で使う座席配置を作ってから荷物を置く。
  • 帰宅後を再現する: 奥のかばんと床下用品を取り出し、扱いにくい動作を記録する。
  • 自宅条件と照合する: 駐車、ドア開閉、ゲート開閉の余白を確かめる。

50代の買い替えで長期保有を考えるなら、購入価格の5,500円差より、保有期間全体の支出が大切です。たとえば55歳で購入して10年乗る想定なら、65歳までの支払いと維持費を並べると、生活との関係が見えます。

これは両車の実際の費用を示す試算ではありませんが、年間の支出差が仮に3万円なら10年間で30万円です。小さく見える差でも、毎年繰り返す支出は車両本体価格の差より大きくなります。

見積もりでは、税金、保険、点検、タイヤ交換、冬用装備、必要な用品を同じ条件にそろえましょう。通信機能などを継続利用する場合は、有料になる時期と料金も確認しておくと安心です。

燃料代は「年間走行距離÷想定する実燃費×燃料単価」で考えられます。カタログ燃費をそのまま実燃費とせず、ご自身の通勤距離や市街地走行の割合に合わせ、少し余裕を持った予算にしておきたいですね。

今回の比較から私が感じるのは、CX-5を上質さ、フォレスターを実用性という一言だけで分けにくくなったことです。新型CX-5は後席と荷室の使い方を広げ、フォレスターも乗員の快適装備を備えています。

選ぶ軸は、どの席を残し、何を積み、どこで毎日扱うかです。そこに合った車を選べば、見た目や装備への満足も、暮らしの中で長く楽しみやすくなると考えます。

CX-5は中央分割とLの快適装備、フォレスターは小さめの車幅・回転半径と荷室の整理機能が比較の出発点です。後席と荷室の最終判断は、いつもの人数と荷物を重ねて確かめてみてくださいね。

比較に使った資料と確認範囲

マツダの2026年5月21日発表「新型『MAZDA CX-5』の販売を開始」では、商品概要の「室内空間/荷室」「パワートレイン」を参照しました。後席空間の改善、ホイールベースの先代比115mm延長、荷室466L、荷室間口の先代比18mm低下を確認しています。

マツダ国内向け「MAZDA CX-5」商品ページでは、「室内空間」「荷室」の説明を参照しました。後席中央を倒す積載例、Lのハンズフリー機能付き電動ゲートを確認する一方、荷室開口寸法と後席調整角度の直接比較は行っていません。

SUBARUの「フォレスター主要装備表 EQUIPMENT(2026.05)」では、1ページの足回り・操作性、2ページのシート・内装を参照しました。「フォレスター諸元表 SPECIFICATIONS(2026.05)」は1ページの寸法・性能、2ページの注記を参照しています。

SUBARU公式「諸元・スペック」の「ボディ・荷室サイズ」と、「室内空間装備」の「荷室・収納性」も参照しました。Webページは2026年10月18日の確認内容で、数値の測定位置や装備条件は各説明に合わせています。

ベストカーWebの2026年8月8日掲載記事は、比較グレード、掲載時点の価格、快適装備の比較を参照しました。メーカー資料で同条件に補完できなかった項目は、未確認のまま優劣を付けていません。


よくある質問

CX-5とフォレスターは、どちらの後席が広いですか?

室内幅はCX-5、室内長はフォレスターが大きい公表値です。ただし後席だけの寸法ではないため、運転席位置をそろえ、膝前と足先、頭上を実車で比べる必要があります。

四人で釣りやスキーに行くならCX-5が便利ですか?

後席左右に一人ずつ座り、中央へ細長い荷物を通したい場合は候補になります。荷物が開口部に収まり、乗員に干渉せず、指定の固定点で安全に固定できることが条件です。

フォレスターS:HEVも同じ荷室と考えてよいですか?

同じとは限りません。本記事の中心は1.8LターボのSPORT EX Black Selectionなので、S:HEVを検討する場合は、床下収納を含む容量と装備をそのグレードで確認してください。

モーターライフ・アドバイザー 杉原健一

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