ヴェゼルRV系のフロアマットは、適合と固定方法を確かめ、質感重視ならカーペット、泥対策なら縁高タイプを選びましょう。
純正は装着相談のしやすさ、社外品は価格や色の選択が比較のポイントになります。まず価格とセット範囲を見比べ、そのあとに自分の車へ取り付けられる条件と、無理なく続けられる手入れを確認していきましょうね。
ヴェゼルRV系の純正・社外フロアマットは、いくらで何が含まれる?
純正カーペットは35,200円から、純正オールシーズンマットは前後合計26,400円です。今回比較する社外のクラッツィオNew立体マットは、ラバータイプ16,500円、カーペットタイプ22,000円で、対象はRV3・RV5の2WDです。
この記事は、2021年に登場した2代目ヴェゼルのRV系を対象にしています。社外品の主比較は2WD向けであり、RV4・RV6の4WDにそのまま当てはめることはできません。
価格とセット範囲を先に比較する
以下は、2026年10月4日に確認した公開情報です。純正は取付費を含まない税込メーカー希望小売価格、クラッツィオは公式掲載の税込価格で、送料や取付費を含めた支払総額とは区別しています。
商品 税込掲載価格 セット範囲
Honda純正カーペット・スタンダード 35,200円 フロント・リア
Honda純正カーペット・プレミアム 49,500円 フロント・リア、エクステンションマット付き
Honda純正オールシーズン 前後各13,200円 フロント・リアは別売。両方で26,400円
Clazzio New立体マット・NEWラバー 16,500円 1列目2点・2列目3点。荷室なし
Clazzio New立体マット・カーペット 22,000円 1列目2点・2列目3点。荷室なし
Honda Accessの商品案内では、純正カーペットのセット内容と、オールシーズンマットの前後別売を確認できます。クラッツィオの適合検索では、EH-2012の価格と、前席・後席を合わせた5点構成が示されています。
表の金額は、購入時に変わる可能性があります。最新価格、送料、取付費、選択仕様による追加料金は、公式案内と販売元で確認してください。
用途別に選ぶなら、どれが候補になる?
質感を重視するなら純正カーペットなど、雨や泥への対応を重視するなら純正オールシーズン、または適合するEH-2012のNEWラバータイプが候補です。
純正の黒い足元で落ち着いた雰囲気に整えたい方は、スタンダードとプレミアムを見比べるとよいでしょう。色も選びたい2WDの方は、クラッツィオのカーペットタイプを検討できます。
濡れた靴や土の付いた靴で乗る機会が多ければ、縁高タイプの形状に注目してください。水や泥を受け止める範囲を考えると、価格だけの比較より目的に合った候補が見えてきます。
4WDの方は、まず純正用品の適用を販売店で照合する方法があります。社外品を選ぶ場合は、RV4・RV6への対応と固定方法を明示した商品を探す必要があり、今回のEH-2012は対象外です。
純正プレミアムの差額14,300円は、何に対して払う?
Honda Accessによると、スタンダードとプレミアムは、どちらもブラックで、消臭・抗菌加工とヒールパッドを備えています。プレミアムにはエクステンションマットが付属し、価格差は14,300円です。
この差額を、そのまま「汚れに強い順」「長持ちする順」と読むことはできません。筆者としては、足元の質感と付属部分に、どこまで価値を感じるかを考えるための差額だと捉えています。
踏み心地は、写真や価格から想像するより、実物を見たほうが判断しやすい部分です。可能なら販売店で素材感を確かめ、いつもの靴で使う場面を思い浮かべてみましょう。
また、消臭・抗菌加工があっても、砂や泥を取り除く手入れは必要です。加工の有無と、掃除を続けやすいかは、別々の物差しで比べてくださいね。
型式・年式・4WDの適合は、どこを確認すればよい?
車検証などで型式を確認し、駆動方式と商品の適合年式を照合してください。「ヴェゼル専用」「RV系用」という表示だけでは、購入条件を満たしたとは判断できません。
RV系にはガソリン車のRV3・RV4、e:HEVのRV5・RV6があり、今回紹介するクラッツィオNew立体マットはRV3・RV5の2WD向けです。初代RU系の方は、別の適合表で選び直しましょう。
純正用品の品番と、社外品の適合・固定を整理する
価格の表とは分けて、注文時に照合する情報をまとめました。純正の情報はHonda Accessのヴェゼル用商品ページを参照しており、同アクセサリーサイトでは撮影車両を2024年4月発売モデルと案内しています。
ただし、この撮影モデルの案内は、全品番の適用年式を示すものではありません。2021年発売時の車両や、その後の改良車への適用は、車台番号・年式・グレードを伝えて販売店で確認する必要があります。
商品・品番 適合確認の要点 運転席の固定
純正スタンダード:08P14-3M0-010D 所有車の年式・仕様を販売店で照合 専用ホルダー
純正プレミアム:08P15-3M0-010D 所有車の年式・仕様を販売店で照合 専用ホルダー
純正オールシーズン:前08P18-3M0-011/後08P19-3M0-001 前後それぞれの適用を照合 運転席は専用ホルダー
Clazzio New立体マット:EH-2012 RV3・RV5、2WD、2021年5月以降。4WD不可 Clazzio専用固定フック。純正フック非対応
純正の品番と固定指定はHonda Accessの商品案内、EH-2012の条件はクラッツィオの立体マット適合検索で確認しています。年式の開始月は各社の記載をそのまま扱い、車両の発売月から読み替えていません。
特に注意したいのは、同じ品番でも、商品カテゴリーの違う適合情報を流用しないことです。検索結果にシートカバーなどが混ざる場合があるため、「New立体マット」の適合欄であることまで確かめましょう。
Craft MartのLXシリーズは、参考候補としてどう見る?
Craft Martの公式商品ページに掲載されているRV系フロアマット・LXシリーズは、税込17,490円です。運転席・助手席・後席の計3枚で、表面はPP、裏面はフェルトと案内されています。
掲載適合は「RV系」「2021年4月~現行モデル」で、マットカラー、ヒールパッド、フットレストカバー、縁の色などの選択項目があります。足元の色や仕立てにこだわりたい方にとって、確認する価値のある商品でしょう。
一方、今回取得できた商品説明では、LXシリーズ固有の固定金具の仕様と、洗剤・洗浄・乾燥の詳細条件までは確定できませんでした。そのため、価格・適合・固定をそろえて比べる主比較からは分け、購入前確認が必要な参考候補としています。
他シリーズに固定金具の同梱表示があっても、それをLXシリーズへ転用することはできません。4WDの方も、広い「RV系」という表記だけで判断せず、自分の型式を伝えて適合を確認してください。
問い合わせるなら、「RV6のこの年式に対応するか」「運転席はどの金具で固定するか」「水洗いできるか」をまとめて尋ねると話が進みます。答えがそろってから、主比較の商品と同じ土俵に載せるのがよいと考えます。
フロアマットの固定と重ね敷きは、何に注意すればよい?
純正は専用ホルダー、EH-2012はClazzio専用固定フックを使い、純正フックには対応しません。運転席では、マットを置くだけで済ませず、指定の方法で固定することが基本です。
固定方法は、色や毛足より先に解決したい条件です。見た目が気に入っても、正しく取り付けられるか分からない状態では、安心して使うための判断材料が足りません。
裏面の滑り止めと、固定具は別の役割
裏面に滑り止めがある商品でも、それだけを理由に指定固定具を省いてはいけません。Hondaの2025年版ヴェゼル取扱説明書は、運転席のマットが前方へずれないよう、フロアアンカーで固定することを案内しています。
クラッツィオEH-2012を選ぶ場合は、専用フックの取り付け方も購入条件に含めて考えましょう。適合表に載っていることと、自分で取り付け手順を理解できることは、別の確認です。
車両の説明書と社外用品の説明に判断しにくい点があれば、販売元や取付先へ相談してください。今回参照した2025年版の車両説明書だけで、すべての年式と社外固定具の組み合わせを検証したわけではありません。
取り付け後は、停車状態で位置、固定部のかかり、ペダル周辺の干渉を確認します。手入れのために取り外した後も、同じ確認をしてから使うようにすると、作業の抜けを減らせます。
「純正同士で同時装着できる」は、任意の重ね敷きとは違う
Hondaの取扱説明書は、固定したフロアマットの上へ別のマットを重ねないよう案内しています。一方、Honda Accessの今回の純正カーペットとオールシーズンマットには、同時装着が可能という記載があります。
ここは、対象用品を指定方法で組み合わせる案内として理解してください。市販の防水マットを自由に載せてよい、という意味へ広げないことが大切です。
すでに純正カーペットを持っている方は、追加したい用品の品番を販売店へ伝えると確認しやすくなります。「雨の日だけ上に置きたい」という使い方も含めて相談し、取り付け方まで確かめましょう。
筆者としては、重ねるかどうかを個人の工夫だけで決めず、組み合わせの指定を確認することが重要だと考えます。足元は、収納用品のように空いた場所へ自由に置ける部分ではないからです。

雨・泥・砂の対策と、洗浄・乾燥はどう考える?
汚れ対策は「素材」「縁の形」「覆う範囲」、手入れは「外して掃除し、乾かして戻すまで」で比べましょう。防水性のある素材でも、覆われていない床や縁の外まで守れるわけではありません。
雨の日の買い物が中心なのか、土の付いた靴で乗るのか、汚れた道具を荷室へ積むのか。まず汚れる場所を分けると、必要な用品を絞りやすくなります。
カーペットと立体形状は、対立するものではない
純正オールシーズンマットは、ブラックの樹脂製で縁高タイプです。Honda Accessは、濡れた靴の水や汚れからフロアを守る用品として紹介しています。
クラッツィオには、立体形状のカーペットタイプもあります。したがって、「カーペットは平らで、ラバーだけが立体」という分け方では、商品の違いを正確に捉えられません。
同社のカーペットタイプには、ブラック、レッド、ボルドー、ブラウン、ブルー、ベージュの6色が案内されています。素材の好みと形状の役割を分けて考えると、見た目と汚れ対策の両方から比較できます。
私見ですが、フロアマットは「汚れをなくす用品」より、汚れを取り外して掃除できる場所へ集める用品と考えると、期待とのずれを減らせます。受け止めた汚れを、次にどう処理するかまでが選び方なのですね。
清掃は、乾いた汚れを取り除くところから始める
Hondaの2025年版ヴェゼル取扱説明書では、内装の清掃は掃除機で塵やほこりを取り除いてから行うよう案内されています。また、室内に水をかけないことや、有機溶剤・酸・アルカリ性の溶剤を使用しないことも示されています。
この車内清掃の案内は、取り外したマットすべての丸洗い方法を示すものではありません。マット側の洗浄条件は、その商品の手入れ案内で確認してください。
日常の砂や小石なら、まず車外へ持ち出して取り除く方法を考えましょう。水洗いする場合は、使用できる洗剤や道具を確かめ、車内の床へ水を流さないようにします。
飲み物をこぼしたときは、マットの表面だけでなく下の床も確認してください。目に見える汚れを拭き取っても、裏側に湿りが残っていると、問題を見落としてしまうことがあります。
素材の「速乾性」と、翌朝使えるかは別の話
Craft MartはLXシリーズの表面素材であるPPについて、速乾性などの特徴を説明しています。ただし、その素材説明から、裏面や縁を含むマット全体の乾燥時間を算出することはできません。
同じように、樹脂やTPEという素材名だけで、高圧洗浄、強い洗剤、熱を使った乾燥に対応すると判断しないでください。手入れ条件が示されていない項目は、購入前に販売元へ尋ねる必要があります。
乾燥では、表面だけでなく裏面や溝の水分にも目を向けます。商品の指定に従って乾かし、戻す前に床側にも汚れや湿りが残っていないか確認しましょう。
掃除の終わりは「きれいになった瞬間」ではなく、正しい位置へ戻して固定し終えたところです。この区切りを覚えておくと、取り外した後の作業を一続きで考えられますよ。
結局、どのヴェゼル用フロアマットを選ぶと使い続けやすい?
適合する商品から、質感、汚れの種類、掃除の場所、装着相談のしやすさを基準に選ぶと、暮らしに合う候補が残ります。初期価格だけで決めず、購入後の扱いまで想像することが大切です。
純正で装着相談もまとめたい方は、Hondaのカーペットとオールシーズンを販売店で比較する方法があります。RV3・RV5の2WDで、専用フックの取り付け条件を確認できる方は、クラッツィオEH-2012も候補になります。
私が重視するのは「翌朝までに戻せるか」
筆者としては、洗えるかどうかに加えて、次に車を使うまでに、乾いた状態で戻せるかを考えてほしいと思います。洗浄のしやすさだけでは、毎日の扱いやすさまで見えてこないからです。
自宅の駐車場で水を使える方と、集合住宅で洗い場まで移動する方では、手入れの負担が変わります。取り外した一枚を運ぶ距離、汚れを落とす場所、干す場所を順番に思い浮かべてみてください。
夜にしか掃除できず、翌朝には車が必要なら、普段の拭き取りや部分清掃で管理できるかが重要になります。休日に時間を取れる方なら、丸洗いをする日を決めて運用する方法も考えられるでしょう。
これは商品の乾燥性能を比較した結果ではなく、生活に合わせるための提案です。「洗える」という機能を、自分の予定の中で実際に使えるかへ置き換えると、選ぶ基準がはっきりします。
3枚構成と5点構成も、枚数だけで優劣は決まりません。大きな一枚を扱いやすいか、分割した部品を戻すほうが楽かは、保管場所や体の動かしやすさでも変わると考えます。
価格差は「ほしい役割」と結びつけて考える
純正スタンダードとクラッツィオのカーペットタイプでは、掲載価格に13,200円の差があります。ただし、この差額だけで品質や耐久性の上下を決めることはできません。
私なら、出費の理由を「足元の質感」「水や泥を受け止める形」「色の選択」「取り付けを相談できる窓口」に分けて考えます。何にお金を払いたいかが見えると、必要な機能と追加の好みを整理しやすくなります。
すでに適合するマットを持っている方は、新しく一式買う前に、困っている場所を見直してみましょう。運転席の摩耗、雨の日の水、後席の砂、荷室の汚れでは、必要な保護範囲が違います。
今回の主比較は足元用で、荷室の保護を含めていません。荷室も必要なら、ラゲッジマットを別に買う場合と、荷室を含むセットの場合で、最終的な構成と総額を比較してください。
人気ランキングは、知らなかった素材や形状を見つける入口になります。ただ、車用全体の順位から、自分のヴェゼルへの適合や固定方法まで判断することはできません。
筆者としては、使い始めた後に「掃除を後回しにした理由」を一つ記録しておくことも有効だと考えます。外しにくかったのか、干す場所に困ったのかが分かれば、次の買い替えで自分に必要な条件を選びやすくなるでしょう。
この比較で確認したことと、実測していないこと
本記事は、2026年10月4日に確認した公開仕様を整理した比較で、実車装着レビューではありません。Honda Accessの商品案内、クラッツィオの製品説明・立体マット適合検索、Craft MartのLXシリーズ公式商品ページを参照しています。
車両側の固定・清掃の説明には、Hondaの2025年版ヴェゼル取扱説明書を用いました。使用時には、所有車の年式・仕様に対応する説明書と、購入用品の取付・手入れ案内を優先してください。
実測していないのは、ペダル周辺の余裕、着脱に必要な力と時間、洗浄後の乾燥時間、長期の摩耗、臭いの変化です。各商品の丸洗い条件も一律に確認できていないため、「最も掃除が楽」「最も長持ちする」といった順位は付けていません。
まとめ:適合を入口に、暮らしに合う一枚へ絞る
ヴェゼルRV系のフロアマットは、質感重視ならカーペット系、雨や泥への対応を重視するなら縁高タイプが候補です。純正は品番と所有車の適用を照合し、クラッツィオEH-2012はRV3・RV5の2WD向けとして比較してください。
価格を見るときは、前後別売や荷室の有無、取付費までそろえましょう。そのうえで、取り外し、掃除、乾燥、再固定まで無理なく続けられるかを考えると、使うたびに納得できる一枚へ近づけます。
足元は、乗るたびに触れる身近な場所です。見た目の好みも大切にしながら、自分の車と毎日の暮らしに合う用品を選んでいきましょうね。
よくある質問
ヴェゼルRV4・RV6の4WDに、クラッツィオEH-2012の立体マットは使えますか?
今回比較したNew立体マットEH-2012は、RV3・RV5の2WD向けで、4WDは適合不可です。別カテゴリーの同品番や「RV系用」という表示と混同せず、立体マットの適合欄を確認してください。
純正オールシーズンマットは、前後セットで13,200円ですか?
フロント用とリア用がそれぞれ13,200円で、両方の掲載価格は合計26,400円です。取付費は含まれていないため、適用条件と購入時の総額を販売店で確認しましょう。
純正カーペットの上へ、社外の防水マットを重ねてもよいですか?
任意の重ね敷きは避けてください。Honda純正には同時装着を案内する組み合わせがありますが、社外品へ一般化せず、車両と用品の指定に従って取り付けましょう。
杉原健一(モーターライフ・アドバイザー)
読者の不安やこだわりに寄り添い、用品選びの疑問を公開資料で調べ直して、分かりやすくお伝えしています。本記事では、確認できた商品仕様と筆者の選び方の提案を分けて紹介しました。



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