フィット4代目前期の小物収納はNZ809が候補ですが、後期・マルチコンソール装着車は対象外です。
WA133の隙間ポケットとDZ574のメガネケースは、フィットへの個別適合を確認できていません。この記事では、純正収納の使い分けから3製品の寸法・除外条件まで整理し、愛車で何を確認すればよいかをお伝えします。
フィット4代目前期の収納グッズは、どの車が対象?
対象は、主にHondaが「2020年2月発表・2022年9月終了モデル」として紹介する4代目前期フィットです。2022年のマイナーチェンジ以降や、3代目以前のフィットへ、そのまま適合を広げることはできません。
Hondaの過去モデル資料は、2022年9月時点の収納装備を説明しています。一方、用品には独自の対象期間や除外条件があるため、車両側の資料と商品側の資料を両方見る必要があります。
NZ809の対象期間は、登録年月だけで判断できる?
登録年月だけでは判断できません。 カーメイトのNZ809は、右ハンドルのGR1~GR8、2020年2月~2022年10月を対象として記載する一方、マイナーチェンジ後の車両を除外しています。
ガソリン車・e:HEV、2WD・4WDが挙げられていますが、マルチコンソール装着車には取り付けできません。カーメイトのNZ596「フィット専用 スマートフォントレイ」との併用も不可です。
Hondaの「2022年9月終了」と、用品ページの「2022年10月まで」は、表記の目的が異なります。境目の車両では、月の数字を都合よく読み替えず、変更前の仕様であることを確認しましょうね。
車検証で型式を確認し、現在のコンソールを写真に撮っておくと、販売元へ相談しやすくなります。中古車の場合は、前の所有者が取り付けた用品も含めて確認してください。
ここで大切なのは、「フィット用だから合う」という判断を一段細かくすることです。車種名、変更前後、装着済み用品の3つがそろって、初めて購入候補を絞れます。
この記事では、何を確認している?
この記事は、2026年10月1日に確認したHonda・Hondaアクセス・カーメイト・セイワの公式資料を基にしています。製品寸法、収納可能寸法、取り付け方法、除外条件を照合して整理しました。
筆者による実車装着、座席横の隙間測定、バイザー開閉の検証、走行中の固定性能の試験は行っていません。したがって、以下の配置例は実測レビューではなく、公開仕様から考えた選択例です。
メーカーが示す条件と、愛車で確かめる使い勝手を分けて読むと、判断しやすくなりますよ。「確認できていない」という情報も、購入を急がないための大切な材料です。
純正収納には、何をどこへ振り分けるとよい?
前席で使う小物、後席の人が使う物、予備用品を分けると、追加収納が必要な場所を見つけやすくなります。まずは既存の収納へ仮置きし、困りごとが残る場所だけを補いましょう。
Hondaの対象資料には、インパネアッパーボックス、スマートフォントレー、グローブボックス、前席のドリンクホルダー、ドアボトルホルダーなどが掲載されています。中央のテーブルコンソールは、かばんや上着を置く場所として説明されています。
前席の小物は、どの収納へ置く?
インパネアッパーボックスは、前席のインパネにある収納です。例えば予備の小物をまとめる候補になりますが、以下の用途例は筆者の配置案であり、Hondaが個々の持ち物の収納を保証するものではありません。
グローブボックスには、日常的に取り出さない書類や予備ケーブルなどをまとめる方法が考えられます。物を詰め込みすぎず、ふたを正常に閉じられるかまで確かめてください。
スマートフォントレーは、スマートフォンの置き場を考える出発点になります。ケースを付けた状態で収まるか、充電コードが操作部分や足元へ垂れないかを確認しましょう。
前席のドリンクホルダーとドアボトルホルダーは、飲み物の定位置として先に使いたい場所です。ここを鍵や小物で埋めると、飲み物の置き場を別に増やすことになり、整理が遠回りになる場合があります。
ドアプルポケットは前席と後席左右に掲載されていますが、小物を置くならドア操作を妨げないことが前提です。降車時に持ち出す物を置いた場合は、回収し忘れない流れも決めておきたいですね。
メガネは、まず保護ケースごと既存の収納へ収まるか試してください。問題なく出し入れできれば、頭上へ新たなケースを取り付ける必要がなくなる可能性があります。
後席の収納や充電装備は、全車で同じ?
全車で同じとは限りません。対象資料では、シートバックスマートフォンポケット、助手席シートバックポケット、運転席シートバックポケットなどに「タイプ別設定」の表示があります。
アームレスト付センターコンソールボックス、ワイヤレス充電器、急速充電対応の充電用USBジャック2個も、タイプ別設定として紹介されています。掲載写真に写っているから愛車にも付いている、と判断しないことが大切です。
後席用のポケットがある車なら、後席の人が使う小物を前席中央へ集めずに済む場合があります。助手席シートバックポケットは薄い冊子などの候補になりますが、実物の形状と車両の取扱説明書を確認してください。
タイプ名だけで装備を推測するより、現車と、その車の主要装備表を照合するほうが確実です。特に中古車では、標準装備と後付け用品を分けて確認しましょうね。
収納配置を考える際は、使う人にも注目してください。運転席の人が使わない物まで運転席の近くへ集めると、必要な物の置き場が狭くなってしまいます。
NZ809・WA133・DZ574は、どんな違いがある?
NZ809は対象車のテーブルコンソールへ小物置き場を足す専用品、WA133は座席横の隙間対策、DZ574はメガネを覆うケースです。3製品は役割が異なるため、同じ「収納グッズ」として容量だけで比較しないことがポイントです。
以下の価格は2026年10月1日の確認情報です。H・W・Dはメーカーの表記をそのまま使い、本体外寸と収納できる物の寸法を区別しています。
製品・用途 本体寸法・収納寸法 取り付けと適合の要点 確認時の価格
カーメイト NZ809 フィット専用 マルチ収納ポケット/小物の定位置を追加 本体H90×W130×D110mm。開口90×26mm、深さ約70mm 対象の純正テーブルコンソールへ粘着テープ固定。右ハンドルGR1~GR8の前期が候補。後期・マルチコンソール装着車は不可。NZ596と併用不可 公式ストア税込1,980円
セイワ WA133 ウレタンシート隙間埋め+ポケット/隙間への落下対策 公式の製品サイズH417×W67×D35mm。1個当たりかセット全体かの明記は確認できず バックルを指定部分へ通し、座席横へ差し込む。運転席用・助手席用のセット。フィットへの個別適合未確認 オープンプライス
カーメイト DZ574 サングラスケース フルカバータイプ/メガネの置き場 本体H85×W182×D121mm。メガネはツルを閉じて高さ51×幅160×厚み70mmまで サンバイザー奥側からクリップ固定。フィットへの個別適合未確認。頭部・ガラス・ミラーとの干渉確認が必要 公式ストア税込1,980円
価格、在庫、送料は変動します。購入時の最新情報と装着条件は、各メーカー・販売元で確認してください。
NZ809は、大きな収納を増やしたい人にも向く?
NZ809は、小物の定位置を一つ増やす用途から考えたい製品です。開口90×26mm、深さ約70mmで、メーカーも複数の小物をまとめる収納力はないと説明しています。
ここでは、本体の幅130mmと開口の幅90mmを混同しないことが大切です。本体外寸に収まりそうな財布やスマートフォンでも、実際の入り口を通るとは限りません。
購入前には、収納したい物をケースやカバー付きの状態で測りましょう。入り口を通るかに加え、停車中に無理なく取り出せる形かを考えると、用途のずれを減らせます。
取り付けは付属の脱脂用クリーナーと粘着テープを使う方式です。仮置きの段階で指定位置とバッグの重なりを確認し、貼り付け作業は製品の説明に従ってください。
専用設計は、取り付け位置を選びやすい利点があります。ただし、収納したい物まで専用寸法になるわけではないので、「車への適合」と「持ち物の収まり」は別に見る必要があります。
WA133の製品サイズは、どう読み取る?
セイワ公式ページは、製品サイズとパッケージサイズを別々に掲載しています。ただし、製品サイズH417×W67×D35mmが「1個当たり」なのかを明示する文言は、今回確認したページと説明書では見つけられませんでした。
したがって、本記事では1個当たりと断定しません。寸法の定義を購入判断に使う場合は、販売元へ確認してください。
WA133は、発泡ウレタン製の隙間埋めとポケットを組み合わせた製品です。小物が落ちることに困っているなら、収納量を増やすことより、落下する経路を塞げるかが判断の中心になります。
ただし、柔らかい素材であることは、どんな隙間にも合うという意味ではありません。フィットへの装着可否は未確認なので、寸法だけを頼りに購入を決めないようにしましょう。
DZ574は、手持ちのメガネが入れば使える?
メガネが入ることと、車に取り付けられることは別です。DZ574は、ツルを閉じた状態で高さ51mm・幅160mm・厚み70mmまでのメガネを収納できるとメーカーが示しています。
本体外寸はH85×W182×D121mmです。収納可能寸法を満たしていても、頭上にこの本体を置く空間が確保できるか、バイザーを下ろせるかを確認しなければなりません。
また、メーカーは走行中のメガネの出し入れを禁止しています。高温による変形を避けるため、メガネを入れたまま放置しないことも求めているので、車内に置きっぱなしの保管庫として考えないでください。
WA133とDZ574は、購入前にどこを確認する?
WA133は座席横の形状とバックル操作、DZ574はバイザーの厚さと開閉時の空間を確認します。どちらも、静止した一か所で収まるだけでは判断が完了しません。
確認は安全に駐車して行ってください。以下でいう出し入れのしやすさは停車中の使い勝手であり、走行中に小物を探すことを勧めるものではありません。
WA133の隙間幅は、何mmなら装着できる?
今回確認した公式ページと説明書には、取り付け可能な隙間幅の最小値・最大値は見当たりませんでした。メーカー公表値を確認できないため、測定値を販売元へ伝えて相談する必要があります。
製品のD35mmを、そのまま「35mmの隙間が必要」と読み替えることもできません。素材の変形やシート形状を含めた取り付け条件が必要だからです。
測る位置は、取り付け候補の前端、バックル付近、後端に分けて記録すると役立ちます。座席を普段の運転位置へ合わせ、どの位置で測った数字なのかが分かる写真も残しましょう。
セイワの説明書は、バックルを本体の指定部分へ通し、隙間へ押し込む方法を示しています。シート形状に応じて前後位置を調整し、本体をシート面より上へ出さないことも条件です。
装着を検討する際は、ベルトを正常に着脱できるか、解除ボタンを押せるか、座席の調整操作を妨げないかを見ます。複数人で運転する車なら、それぞれの座席位置で確認してください。
説明書どおりに収まらない場合は、押し込み方を工夫して使い続けるのではなく、使用を見合わせましょう。説明書は分解・改造・後加工も禁止しているため、切って合わせる方法は選べません。
DZ574は、バイザーの厚さだけ測ればよい?
厚さに加えて、ケースを付けた状態で動かす空間が必要です。今回確認した公式商品ページには、取り付け可能なバイザー厚の数値範囲は見当たらず、この点も販売元への確認が必要です。
確認したいのは、クリップを差す位置、バイザーミラーとの重なり、ケースのふたを開く方向です。バイザーを閉じた状態と下ろした状態で、頭部、ガラス、内装へ接触しないかを見ます。
メーカーは、頭部との接触や視野への影響、バイザーを下ろした際のフロントガラスとの接触を注意事項に挙げています。内装などに当たることで、ケースのふたが開く場合もあると説明しています。
購入前の相談では、バイザーの厚さと形状、ミラーの位置、普段の着座姿勢が分かる情報を用意するとよいでしょう。外寸だけで「付きそう」と決めるより、動かすときの条件まで伝えるほうが具体的です。

販売元には、何を伝えると相談しやすい?
「フィットに使えますか」だけでなく、対象車と困っている箇所を具体的に伝えましょう。回答の前提がそろうと、確認すべき条件も明確になります。
- 車検証で確認した型式と、モデル変更前後の仕様。
- 現在のコンソールと、追加されている用品の名称・型番。
- WA133なら、測定位置ごとの隙間幅とバックル周辺の写真。
- DZ574なら、バイザーの厚さ・ミラー位置・開閉時の空間。
- 収納したい物の、ケースやカバーを含めた外寸。
販売元から条件付きの回答があった場合は、その条件を愛車で再確認してください。「同じ車種で使えた」という他の人の例より、自分の車の装備と形状が一致するかが重要です。
バッグを中央に置く人は、NZ809・仕切り・追加なしをどう選ぶ?
中央へ通勤バッグを置くなら、広い置き場を残して小物だけを分ける案が出発点です。バッグを置かず複数の小物を整理したいなら、仕切りを使う案が候補になります。
私が重視したいのは、収納容量の合計より、一つの物を取るために別の物を動かす回数です。これは実車試験による評価ではなく、収納の配置と製品の役割から考えた判断軸です。
例えば、鍵を取るたびにバッグを持ち上げる配置なら、鍵の置き場を一つ移す意味があります。反対に、今の収納で取り出して戻す動作が済んでいるなら、用品を増やしても改善するとは限りません。
通勤バッグを中央に置き、小物一つだけが散らばる場合は?
対象の純正テーブルコンソール車で、除外条件に当たらなければ、NZ809を検討できます。中央全体を区切る前に、困っている小物だけを別の置き場へ移す考え方です。
ただし、バッグの側面や持ち手がポケットに重なるなら、専用品でも目的に合わない可能性があります。貼り付け前に普段のバッグを置き、収納物を取り出す動作まで考えてください。
小物が開口寸法に合わない場合や、既存の収納へ移すだけで解決する場合は、追加なしが合理的です。用品を買わない選択も、整理の結果として十分に意味がありますよ。
バッグを中央に置かず、複数の小物を分けたい場合は?
中央へバッグを置かず、小物ごとの区画が必要なら、Hondaアクセスのマルチコンソールが候補になります。品番は08U60-TZA-A10で、4枚の仕切りを置く物に合わせて調節する用品です。
「FITアクセサリーカタログ22.05」の掲載価格は税込9,900円ですが、2022年5月時点の参考価格で、取り付け費は別です。現在の供給状況、価格、愛車への装着条件はHonda販売店で確認してください。
同カタログでは、マルチコンソールとアームレスト付センターコンソールボックス、コンソールスマートフォントレイ、ティッシュボックストレイ、トラッシュボックスの同時装着は不可とされています。仕切りを選ぶことは、他の中央用品との組み合わせを選び直すことでもあります。
NZ809もマルチコンソール装着車では使えません。小型ポケットを足す案と、中央を仕切る案は、順番に買い足すのではなく、最初にどちらの使い方を優先するか決めたいですね。
すでに中央用品がある場合や、収納で困っていない場合は?
すでにマルチコンソールやNZ596がある車では、NZ809を候補から外します。既存用品を取り外す前に、その用品で担っている役割が失われないかを考えてください。
メガネをケースに入れてグローブボックスなどへ置き、停車中に問題なく使えているなら、DZ574の追加を急ぐ必要はありません。隙間への落下で困っていなければ、WA133も購入目的を確認してからでよいでしょう。
ティッシュとケーブルは、取り出す向きと戻し先を一緒に決めます。助手席に人が乗ったときの使い方も考え、ケーブルの余りが足元や座席の可動部へ入り込まない配置にしてください。
筆者としては、収納用品を選ぶ前に、普段の持ち物で「置く・取り出す・戻す」を一度通してみる方法を勧めます。容量不足に見えた問題が、置き場所の重なりだったと分かれば、必要な用品を絞れるからです。
今後用品を追加するときも、新しい収納だけを見るのではなく、既存の置き場に生まれる不便まで確認しましょう。4代目前期フィットの中央空間は、バッグ用にも小物用にも使えるからこそ、用途を先に決めることが大切だと考えます。
フィット4代目前期の収納グッズ選びでは、NZ809の対象車・除外条件を先に確認し、WA133とDZ574は個別適合未確認の候補として検討してください。本体寸法だけでなく、収納物の寸法、バックル操作、バイザー開閉まで照合する必要があります。
中央にバッグを置くなら小物一つを分ける案、バッグを置かず複数の小物を整理するなら仕切りを使う案が出発点です。今の収納で動作が完結するなら追加なしも選び、毎日の乗り降りが自然になる配置を目指してみましょうね。
よくある質問
NZ809は、2022年登録のフィットなら取り付けられますか?
登録年だけでは判断できません。NZ809は右ハンドルGR1~GR8を対象にしていますが、マイナーチェンジ後とマルチコンソール装着車は不可で、NZ596との併用もできないため、実際の仕様を確認してください。
WA133は、隙間幅が35mmならフィットで使えますか?
D35mmは公式の製品サイズ表記で、取り付け可能な隙間幅を示す数字ではありません。フィットへの個別適合と隙間幅の許容範囲は確認できていないため、バックル周辺の形状や測定値を販売元へ伝えて相談してください。
DZ574は、メガネが収納可能寸法以内なら取り付けられますか?
メガネの収まりと車への取り付けは別です。ツルを閉じて高さ51×幅160×厚み70mm以内かを確認したうえで、バイザー厚、ミラーとの干渉、開閉時の頭部・ガラス・内装との接触を確認してください。
公式資料を照合するときは、どの情報を探せばよい?
車両の収納配置はHondaの「荷室・収納|インテリア|フィット(2022年9月終了モデル)」、純正用品の品番と同時装着条件はHondaアクセスの「FITアクセサリーカタログ22.05」で確認できます。以下の資料はいずれも2026年10月1日に確認しました。
NZ809の対象期間・除外条件・開口寸法は、カーメイト公式オンラインストアの「NZ809 フィット専用 マルチ収納ポケット」で確認できます。WA133はセイワの公式製品ページと取扱説明書、DZ574の収納可能寸法と接触注意事項はカーメイト公式の商品ページに掲載されています。
資料を探す際の公式ドメインは、Hondaが「honda.co.jp」、カーメイト公式ストアが「ps.carmate.co.jp」、セイワが「seiwa-c.co.jp」です。商品ページでは型番を照合し、購入時には更新された条件も確認してください。
モーターライフ・アドバイザー 杉原健一
本記事では公式の車両資料・用品カタログ・製品ページ・取扱説明書を照合し、装着条件と配置案を分けて整理しました。実車装着や独自測定を行ったレビューではありません。



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