フリードの純正ドラレコは、ナビ連携ならDRH-264ND、スマホ中心ならDRH-254SFを軸に選ぶと整理しやすいです。
この記事では2026年9月19日時点のHonda Access公表情報をもとに、現行フリード向け純正ドライブレコーダーの前後2カメラモデルを比較します。価格だけでなく、3列目との位置関係や映像確認のしやすさまで見ていきましょうね。
フリード純正ドライブレコーダーはどれを選べばいい?
2026年9月19日時点でHonda Accessがフリード向けに案内している前後2カメラの主な選択肢は、「DRH-264ND+後方録画カメラ」と「DRH-254SF 2個セット」です。
DRH-264NDは2026年発売モデルで、ナビとスマートフォンの両方との連携に対応します。一方、DRH-254SFは2024年発売モデルで、スマートフォンとの連携を中心としたモデルです。
まず結論を整理すると、選び分けは次のようになります。
- ナビ画面でも映像を確認したい:DRH-264ND+後方録画カメラ
- スマートフォン中心で使いたい:DRH-254SF 2個セット
- 後方も記録したい:最初から前後2カメラセットを選ぶ
- 3列目をよく使う:リアカメラと乗員・荷物との位置関係を実車で確認する
ここで重要なのが、フロント用を先に購入して、あとから前後2カメラセット用の後方カメラだけを追加する使い方はできないという点です。
「まず前だけ付けて、必要になったら後ろも」という買い方がしにくいため、後方録画が必要かどうかは購入時に決めておくことが大切なんですね。
フリードは通勤だけでなく、買い物、子どもの送迎、旅行など、一台を家族で幅広く使うことも多いクルマです。
後方からの状況まで残したいと考えるなら、最初から前後2カメラを候補にしたほうが選び直しを防ぎやすいでしょう。
ただし、ドライブレコーダーは前後2カメラなら何でも記録できるという装置ではありません。
Honda Accessも、すべての状況で映像の記録を保証するものではないと案内しています。ドラレコは「事故を完全に説明してくれる装置」ではなく、万一の状況を確認するための材料を増やす装備と考えておくのがよいでしょう。
DRH-264NDとDRH-254SFの違いは?
DRH-264NDとDRH-254SFは、どちらもフルHDの前後録画に対応しますが、画角、画素数、GPS、記録媒体、ナビ連携などに違いがあります。
Honda Accessが2026年9月19日時点でフリード向けに公表している主な仕様を整理すると、次のようになります。
項目 DRH-264ND+後方録画カメラ DRH-254SF 2個セット
録画 前後同時録画 前方・後方録画
画像サイズ 1920×1080/1280×720 1920×1080/1280×720
画角 水平128°×垂直70° 水平117°×垂直63°
画素数 約200万画素 300万画素(センサー400万画素)
HDR 対応 対応
フレームレート 27.5FPS 27FPS
GPS ナビ内蔵GPSを利用 本体内蔵GPS
スマホ連携 Wi-Fi 無線LAN
ナビ連携 対応 録画映像のナビ再生不可
記録媒体 32GB 前後各16GB
標準モード録画時間 約180分 約180分
長時間モード録画時間 約350分 約360分
駐車時録画 約30分+衝撃検知 約30分+衝撃検知
メーカー希望小売価格 71,852円※ 61,600円
※DRH-264ND前後2カメラセット本体70,400円と、Honda Accessのフリード向け掲載構成にあるサードシートフックアタッチメント1,452円の合計です。別途必要部品や取付費が発生する場合があります。
2026年9月19日時点のHonda Accessのフリード向け案内では、DRH-264ND前後セットは本体70,400円、サードシートフックアタッチメント1,452円で合計71,852円。DRH-254SF 2個セットは61,600円とされています。
ただし、価格だけを見てDRH-254SFのほうがお得と即断するのはおすすめしません。
DRH-264NDは水平128度と比較的広い画角を持ち、ナビとの連携にも対応します。DRH-254SFは水平117度ですが、300万画素という特徴があります。
つまり、「200万画素対300万画素」という一つの数字だけで優劣を決められる比較ではないんですね。
DRH-264NDは標準モードで1920×1080、長時間モードで1280×720。HDRに対応し、常時録画時間は標準モード約180分、長時間モード約350分です。
イベント記録は約20秒で、衝撃前約12秒、衝撃後約8秒を記録し、20件まで保存する仕様になっています。
DRH-254SFも標準モード1920×1080、長時間モード1280×720でHDRに対応。標準モード約180分、長時間モード約360分の常時録画が案内されています。
イベント記録は同じく約20秒、前約12秒・後約8秒で20件です。
ここまで数字が並ぶと、家電量販店でテレビのスペック表を見ているような気持ちになってしまいますよね。
そこで私なら、「画質の数字」より先に「撮った映像を自分がどう見るのか」を考えます。
この違いこそ、フリードで2機種を選び分ける大きなポイントです。
フリードのドラレコはナビ連携とスマホ連携のどちらが使いやすい?
映像確認の方法を重視するなら、ナビでも確認したい人にはDRH-264ND、スマートフォン中心で問題ない人にはDRH-254SFという考え方が分かりやすいでしょう。
DRH-264NDはスマートフォンアプリ「withDR 2」に対応し、録画した動画の再生や本体設定の変更ができます。
さらにナビとの連携にも対応しているため、「スマートフォンだけに頼りたくない」という方には魅力があります。
一方、DRH-254SFは「withDR」に対応し、スマートフォンから録画映像の確認や設定変更ができます。
ただしHonda Accessは、DRH-254SFで記録した動画はナビでは再生できないと案内しています。
スマートフォンとの接続にも条件があります。
DRH-254SFでは、エンジン(パワー)スイッチがオンで、GPSを受信して停車中と判断され、なおかつ録画中である場合に無線LAN接続ができます。
DRH-264NDについても、走行中にスマートフォンとWi-Fi接続すること自体はできますが、走行中は映像やファイルリストを見ることができません。
安全を考えれば当然ともいえる仕様ですが、購入前に知っておけば「つながっているのに映像が見られない」と戸惑わずに済みますよね。
私がディーラーの店頭でお客様の相談を受けていた頃にも、用品選びでは「性能が高いものが欲しい」という相談と同じくらい、実際に使い始めてから「これ、どうやって操作するの?」という戸惑いがありました。
特にこうした電子用品は、購入時には説明を理解したつもりでも、数カ月後に初めて必要になったときには操作を忘れていることがあります。
だからこそ、ドラレコを取り付けたら何も起きていない日に一度、「録画されているか確認する→映像を見る→必要な映像を保存する」ところまで試しておくことをおすすめします。
これはカメラの性能表には載らない部分ですが、実際に使ううえではとても大切です。
家族でフリードを共有しているなら、主に運転する人だけでなく、できればもう一人が確認方法を知っておくと安心でしょう。
フリードでは3列目とHonda SENSINGへの配慮も確認すべき?
フリードでは、ドラレコの性能だけでなく、フロントカメラと後方カメラが車内のどこに付くかも重要です。
Honda Accessは純正ドライブレコーダーについて、Honda SENSINGや電装品への影響を検証し、エアバッグに影響しない取付位置にも配慮していることを純正品の特徴として案内しています。
最近のクルマのフロントガラス周辺には、安全運転支援システムに関係する機器があります。
そのため、「空いている場所にドラレコを付ければよい」という昔ながらの感覚では考えにくくなっています。
純正品を見るときはカメラ単体の画質だけではなく、フリードとの組み合わせを前提に装着位置が設定されていることも比較材料にしたいところです。
フリード向けDRH-264NDでは、本体が助手席側、後方録画カメラがリアウインドウ上部の運転席側に取り付けられます。
DRH-254SFもフロント用が助手席側、後方録画用がリアウインドウ上部の運転席側です。
そして、ここにフリードならではの確認ポイントがあります。
Honda AccessはDRH-254SFについて、フリードの3列目シート右側に乗車した状態の後方カメラ位置を示したうえで、乗員の座る位置や荷物の配置によって後方録画用カメラと接触する場合があると注意を促しています。
接触した場合には故障などの原因になるおそれがあります。
これは「水平117度」「300万画素」といった数字だけを比較していると、なかなか気づけない部分ですよね。
フリードでも、3列目をほとんど使わず荷室を広く取る家庭と、家族や友人を乗せて3列目を頻繁に使う家庭では条件が違います。
そのため私は、3列目を使う方ほど販売店で実車を確認してほしいと思います。
実際に3列目へ座ってみる。普段積む荷物を思い浮かべながらリアウインドウ周辺を見る。カメラがどの位置に付くのか確認する。
こうした数分のチェックが、取り付け後の「こんな場所に来るとは思わなかった」を防いでくれます。
なお、DRH-264ND前後セットでは、リアカメラ no 水滴クリーナーやトランクサイドボックスとの同時装着、リア席モニターとの同時装着などによって、必要となるサードシートフックアタッチメントの条件が変わります。
Honda Accessの掲載では別途クリップが必要になることも示されています。
つまり71,852円という掲載価格だけを見て「これが取付費まで含めた最終金額」と考えないほうがよいでしょう。
自分のフリードのタイプや装着済みオプションを販売店へ伝え、必要部品と取付費を含めた総額を確認する。
このひと手間が、価格比較ではとても重要です。
駐車時録画とmicroSDカードで注意することは?
DRH-264NDとDRH-254SFは、いずれもエンジン(パワー)スイッチオフ後の約30分間と、衝撃検知による駐車時録画に対応しています。
Honda Accessの案内では、スイッチオフから約30秒後に駐車時録画を開始し、設定によって1分後または3分後へ変更できます。
衝撃を検知した場合は、約4秒後から約60秒間の動画を最大10件記録する仕組みです。
ただし、「駐車時録画対応=駐車している間ずっと必ず記録される」という意味ではありません。
バッテリー上がりを防止するため、バッテリー状態などによって正常に録画されない場合があります。
また、高温時には内部部品を保護するため一時的に記録を停止し、温度が下がると録画を再開する場合があります。
真夏の炎天下に置かれることもある車載機器ですから、こうした保護動作があることは購入前に理解しておきたいですね。
もう一つ重要なのがmicroSDカードです。
DRH-264ND、DRH-254SFとも、microSDカードの容量がいっぱいになると古い動画から消去し、新しい動画を記録していく上書き方式です。
衝撃を検知して記録した動画も、設定された保存上限を超えると古いものから上書きされます。
そのため、事故やトラブルなどで残しておきたい映像ができた場合は、「ドラレコの中にあるから大丈夫」と長期間放置しないことが大切です。
Honda Accessは、残したい動画や静止画についてmicroSDカードを抜き、パソコンなどへ保存するよう案内しています。また、ドライブレコーダーに同梱されたmicroSDカードを使用するよう案内しています。
DRH-264NDでは、記録映像の再生中やドライブレコーダーの設定画面を表示している間は録画できない点にも注意しましょう。
GPSも万能ではなく、受信環境によって車速や自車位置を記録できなかったり、正しく表示できなかったりする場合があります。
Honda Accessのサポート情報には、記録したはずのデータが見つからない場合や、信号機を映像で確認できない場合、自車位置や速度がずれる場合などについても案内があります。
つまり、純正品であっても「取り付けたから、あとは何年も放置して大丈夫」というものではありません。
私は、洗車や点検のついででも構わないので、ときどき録画状態を確認する習慣を持つほうが安心だと考えています。
DRH-264NDとDRH-254SFは結局どちらがおすすめ?
結論はシンプルです。ナビでも映像を確認したいならDRH-264ND、スマートフォン中心で使えて購入時の本体価格を抑えたいならDRH-254SFが比較しやすい選択肢です。
そして後方録画が必要なら、どちらも購入時から前後2カメラセットを選ぶことが重要です。
DRH-264ND+後方録画カメラが向いていると考えやすいのは、ナビ連携を重視する方です。
水平128度×垂直70度、約200万画素、32GBという仕様で、スマートフォンだけでなくナビとの連携にも対応します。
対してDRH-254SF 2個セットは、水平117度×垂直63度、300万画素で、前後それぞれ16GB。本体内蔵GPSを備え、スマートフォンとの連携に対応します。
2026年9月19日時点のメーカー希望小売価格は61,600円で、フリード向けに掲載されているDRH-264ND前後セットの71,852円より低く設定されています。
ただし両者は機能や構成が同一ではないため、約1万円の価格差だけで優劣を判断するものではありません。
ここで私が最も重視したいのは、家族の中で「誰が映像を取り出すのか」まで考えて選ぶことです。
フリードは一人だけで運転するとは限りませんよね。
夫婦で交代して運転する家庭なら、二人とも映像を確認できるでしょうか。スマートフォンを買い替えたあとでもアプリを設定できるでしょうか。必要な動画をパソコンへ保存できるでしょうか。
こうしたところまで考えると、ドラレコの「使いやすさ」はボタンの数だけでは決まりません。
個人的には、ドラレコは「画素数競争」より「必要な瞬間に必要な映像へたどり着けるか」で選んだほうが、実用品として満足しやすいと考えています。
300万画素だから自動的にDRH-254SF、128度だから自動的にDRH-264NDという選び方ではなく、画角、映像確認方法、ナビ連携、価格、3列目の使い方を一緒に考えてみてください。
そして購入前に、販売店で3つ確認しておくと分かりやすいでしょう。
前後カメラの実際の取付位置、録画映像を見るまでの操作、取付費と必要部品を含めた総額です。
特にフリードの場合、3列目とリアカメラの位置関係まで確認するという視点は、一般的なドラレコ比較だけでは抜けやすいポイントです。
ここはファミリーカーとして使う方ほど大切にしたいですね。
なお、Honda Accessが公開している用品情報は車両のタイプや装備、同時装着するアクセサリーなどによって適用条件が変わる場合があります。
この記事で紹介した価格・仕様・適用情報は2026年9月19日にHonda Accessのフリード用ドライブレコーダー商品情報および用品使い方サポートを確認した内容です。購入時には、ご自身のフリードの年式・タイプ・装備を販売店へ伝え、最新の適用条件と見積もりを確認してください。
まとめ:フリード純正ドラレコは「映像をどう見るか」で選ぼう
フリードの純正ドライブレコーダーで前後録画を考えるなら、主な候補はDRH-264ND+後方録画カメラとDRH-254SF 2個セットです。
DRH-264NDは約200万画素、水平128度で、ナビとスマートフォンの連携に対応。DRH-254SFは300万画素、水平117度で、スマートフォン連携を中心に使うモデルです。
2026年9月19日時点のフリード向け掲載価格は、DRH-264ND前後セットが必要なサードシートフックアタッチメントを含め71,852円、DRH-254SF 2個セットが61,600円です。取付費や追加部品は別途確認が必要です。
そして忘れたくないのが、フロント用を選んだあとに前後セット用の後方カメラだけを追加できないことです。
後ろも残したい可能性があるなら、購入前にじっくり考えてみてくださいね。
またフリードでは、後方カメラと3列目乗員・荷物との位置関係もチェックポイントです。
「前後を撮れるか」「自分で映像を確認できるか」「車内で邪魔にならないか」。
この3つを実車で確かめて選べば、数字の大きさだけに振り回されず、自分の使い方に合った一台を見つけやすくなるでしょう。
よくある質問
フリード純正ドライブレコーダーは前後2カメラがおすすめですか?
後方の状況も記録したい方には前後2カメラが有力な選択肢です。DRH-264ND、DRH-254SFとも、フロント用を購入したあとに前後セット用の後方カメラだけを追加することはできないため、購入時に後方録画の必要性を検討しておきましょう。
DRH-264NDとDRH-254SFの大きな違いは何ですか?
DRH-264NDは約200万画素・水平128度で、ナビとスマートフォンとの連携に対応します。DRH-254SFは300万画素・水平117度でスマートフォン連携に対応しますが、記録した動画をナビで再生することはできません。
フリード純正ドラレコは駐車中も録画できますか?
DRH-264NDとDRH-254SFはいずれも、エンジン(パワー)スイッチオフ後約30分間の録画と衝撃検知による駐車時録画に対応しています。ただし、バッテリー状態や高温などによって正常に録画されない場合があるため、駐車中の映像を常に記録できることを保証する機能ではありません。
杉原健一
モーターライフ・アドバイザー



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