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10年落ち・13年落ち・15年落ちの車は売れる?年式別の買取事情と査定のポイント

横長16対9の高品質3Dイラスト。明るく清潔な中古車査定センターに、10年落ちを象徴するホワイトのコンパクトカー、13年落ちを象徴するシルバーのミニバン、15年落ちを象徴する深いブルーのSUVを横並びに配置。手前には査定書類、整備記録簿、電卓、車の鍵を整然と並べ、古い車にも異なる 車売却
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10年落ち・13年落ち・15年落ちの車でも売却は可能です。ただし、買取価格は年式だけでなく、車種・走行距離・整備状態・中古車市場の需要によって大きく変わります。

2026年では2016年式が約10年落ち、2013年式が約13年落ち、2011年式が約15年落ちです。過去には15年以上経過した車が150万円を超えて売れた事例もありますが、一般的な車にその金額が当てはまるわけではありません。

「古い車だから値段がつかないのでは?」と心配になりますよね。今回は、実際に公表された買取実績を手がかりに、年式別の査定ポイント、13年経過後の税金、売却と乗り続ける場合の費用まで整理していきます。

  1. 10年落ち・13年落ち・15年落ちの車はいくらで売れる?年式別の違い
    1. 2026年11月時点の買取相場は分かる?
    2. 古い車の査定額はなぜ大きく違う?
  2. 10年落ちの車は売れる?2016年式の査定ポイント
    1. 10年落ちでも買取価格が残る理由
    2. 走行距離10万kmを超えたら査定額はゼロ?
    3. 10年落ちの査定で評価されやすい条件
    4. 10年落ちは今売るべき?乗り続けるべき?
  3. 13年落ちの車は買取できる?2013年式の実績と税金
    1. 2013年式の車にはどんな買取実績がある?
    2. 13年落ちになると自動車重量税はいくら上がる?
    3. 自動車税種別割も13年経過で増える?
    4. 13年落ちは車の寿命なの?
  4. 15年落ちの車は売れる?2011年式と過去の高額買取事例
    1. 15年以上経過しても高額で売れた車は?
    2. 一般的な古い車はいくらで売れる?
    3. 15年落ちで動かない車にも価値はある?
  5. 古い車は下取り・買取・廃車のどれが得?査定で損を防ぐ方法
    1. ディーラー下取りと買取店の違い
    2. 査定額より実際の受取額を見る
    3. 下取り額と新車値引きを分けて比較する
    4. 修復歴と単なる部品交換歴は違う
    5. 契約後の減額やキャンセル条件も確認する
  6. 10年落ち・13年落ち・15年落ちは売るべき?2年間の費用で考察
    1. 13年落ちの車をあと2年間乗るといくらかかる?
    2. 新旧の車を同じ条件で比較するとどうなる?
    3. 10年落ち・13年落ち・15年落ちで判断基準はどう変わる?
    4. 修理費が20万円なら買い替えたほうが得?
    5. 私が考える古い車の本当の価値
  7. まとめ:10年落ち・13年落ち・15年落ちでも車の価値は残る
  8. よくある質問
    1. 10年落ちで走行距離10万kmを超えた車でも売れますか?
    2. 古い車の査定にはどんな書類が必要ですか?
    3. ローンが残っている13年落ちの車でも売れますか?
    4. 15年落ちで車検切れの車でも買取できますか?
    5. 古い車は査定前にキズを修理したほうがよいですか?
    6. 13年落ちの車は税金が上がる前に売るべきですか?
    7. 情報の確認について

10年落ち・13年落ち・15年落ちの車はいくらで売れる?年式別の違い

10年落ち・13年落ち・15年落ちの車には、いずれも買取価格がつく可能性があります。ただし、年式だけで共通の相場を示すことはできません。

まずは、2026年11月時点での年式と、査定で重視したいポイントを確認しましょう。

比較項目10年落ち13年落ち15年落ち
2026年の年式目安2016年式2013年式2011年式
買取の可能性ありありあり
主な査定ポイント走行距離・国内需要・整備状態車種の需要・修理履歴・車両状態専門市場・希少性・部品価値
税金の注意点通常の税負担が中心条件によって経年重課重課対象となる車種がある
比較したい売却先ディーラー・買取店ディーラー・買取店買取店・専門店・廃車買取
売却判断の中心現在の査定額と今後の値下がり修理費と税負担再販売価値と引き取り費用

※年式は初度登録年を基準とする概算です。正確な経過年数は初度登録年月と確認時期によって異なります。

この表で注目していただきたいのは、年式が古くなるにつれて、車の価値を判断する視点も変わってくることです。

10年落ちでは一般的な中古車としての需要が期待できます。一方、15年落ちでは、車種によって専門市場や部品としての価値が重要になる場合があります。

2026年11月時点の買取相場は分かる?

結論として、この記事で扱う資料だけでは、2016年式・2013年式・2011年式の車を同じ査定時期、同じ走行距離条件で比較した最新の買取相場は確認できません。

そのため、過去の個別取引価格を2026年現在の平均相場として紹介することは避けます。

例えば、同じ2013年式でも、一般的なコンパクトカーと人気のSUVでは中古車としての需要が異なります。

さらに、走行距離が5万kmの車と15万kmの車では、整備状態や今後の修理リスクに違いが生まれる可能性があります。

つまり、「13年落ちだから一律に何万円」という考え方では、愛車の本当の価値を見誤ってしまうのですね。

現在の査定額を知るには、少なくとも次の情報をそろえる必要があります。

  • メーカー・車種・グレード
  • 初度登録年月
  • 走行距離
  • 駆動方式・エンジンの種類
  • 修復歴と整備履歴
  • 内外装や機関系統の状態
  • 査定時期と売却条件

長年ディーラーでお客様の相談に接してきた立場から、私が特に重視したいのは、年式だけで判断を終わらせないことです。

中古車の価値は、車が何年走ったかという過去の数字だけでなく、これから誰がどのように使えるかという将来の需要にも左右されます。

古い車の査定額はなぜ大きく違う?

中古車の査定価格には、車両そのものの状態に加えて、再販売先の需要が関係します。

例えば、国内で通勤用として販売しやすいコンパクトカーと、特定の愛好家から支持されるスポーツモデルでは、評価されるポイントが異なります。

また、海外で需要がある車種では、輸出を前提とした価格がつく可能性もあります。

ただし、輸出需要は国ごとの輸入規制、為替、輸送費、市場環境によって変動するため、海外で人気があるという理由だけで高値を期待するのは早計です。

私は、古い車の査定を「年齢による減点競争」ではなく、「次の買い手との相性を探す作業」と考えています。

そのため、1社の査定額だけで愛車の価値を決めず、販売ルートの異なる業者を比較することが重要なのです。


10年落ちの車は売れる?2016年式の査定ポイント

2016年式の約10年落ちの車でも、国内中古車として再販売できる状態なら買取対象になる可能性があります。

特に、エンジンや変速機などの主要部分に大きな不具合がなく、整備履歴が確認できる車は、年式だけで価値がなくなるわけではありません。

10年落ちでも買取価格が残る理由

中古車を購入する人が、必ずしも新しい車を求めているとは限りません。

通勤用のセカンドカー、初めて購入する車、予算を抑えたい家庭など、比較的安価な中古車を必要とする人もいます。

例えば、トヨタのアクアやシエンタ、ホンダのフィットやN-BOXなどは、用途が分かりやすい車種です。

ただし、これらの車種でも、2016年式の現在の買取価格を一律に示せるわけではありません。

車種名だけでなく、グレードや走行距離、事故による損傷の有無、消耗品の状態などが関係するからです。

走行距離10万kmを超えたら査定額はゼロ?

10万kmを超えたからといって、買取価格が必ずゼロになるわけではありません。

走行距離は重要な査定材料ですが、車の状態を示す唯一の数字ではないためです。

例えば、走行距離が少なくても、長期間ほとんど動かしていなかった車では、バッテリーやタイヤ、ゴム部品などが劣化している場合があります。

反対に、10万kmを超えていても、定期的な点検や必要な部品交換が行われていれば、再販売できる可能性があります。

私が注目したいのは、走行距離そのものよりも、その距離に至るまでにどのような管理が行われてきたかです。

整備記録簿は、その車がどのように維持されてきたかを伝える大切な資料になります。

10年落ちの査定で評価されやすい条件

査定前には、車の状態を次のように整理しておくとよいでしょう。

  • 定期点検の履歴が確認できる
  • エンジンや変速機に大きな不具合がない
  • エアコンなどの主要装備が正常に作動する
  • 内装の著しい汚れや破損が少ない
  • 修復歴や重大な故障について正確に説明できる
  • スペアキーや純正部品などが残っている

これらの条件がそろえば必ず高額査定になるわけではありませんが、査定担当者が車両状態を判断する材料になります。

なお、査定額を上げようとして、事前に高額な修理を行う必要があるとは限りません。

例えば、外装の傷を直すために数万円かけても、その費用と同じだけ査定額が上がるとは限らないからです。

まず現状のまま査定を受け、修理する場合としない場合の価格差を確認する方法が合理的でしょう。

10年落ちは今売るべき?乗り続けるべき?

10年落ちの車で考えたいのは、現在の査定額と、今後の値下がりや修理費の見込みです。

例えば、現在30万円の査定額がついたとしても、2年後に同じ金額で売れる保証はありません。

ただし、査定額が下がることだけを理由に買い替えると、新しい車の購入費用が家計の負担になる場合があります。

私なら、現在の査定額を確認したうえで、次の車検までに必要な整備費用を見積もります。

大きな故障がなく、これからも安心して使える状態なら、乗り続けることも十分に合理的です。

一方、修理費が増え始めている場合や、家族構成の変化によって車の使い方が合わなくなった場合は、売却を考える理由になります。

10年落ちは、必ず買い替える時期ではありません。

愛車の現在価値と、これからの暮らしに必要な性能を見直す節目と考えてみましょうね。


13年落ちの車は買取できる?2013年式の実績と税金

2013年式の約13年落ちの車でも買取は可能です。過去には同年式の車で12万円から185万円まで、車種によって大きく異なる買取実績が紹介されています。

ただし、これらは個別車両の過去の実績であり、2026年11月現在の13年落ち車の買取相場ではありません。

2013年式の車にはどんな買取実績がある?

カーセブンが2026年3月13日更新の情報として紹介した2013年式車両の過去の買取実績には、次のような例があります。

車種・グレード走行距離公表された買取実績
トヨタ シエンタ ダイス リミテッド48,800km12万円
トヨタ アクア S90,400km25万円
トヨタ ウィッシュ 1.8 S114,000km55万円
トヨタ ランドクルーザープラド TX75,100km185万円
ホンダ N-BOX カスタム G Lパッケージ38,500km85万円
スズキ ジムニー XG ターボ129,600km18万円

※カーセブンの2026年3月13日更新情報として元記事に掲載された過去の個別実績です。各車両の成約年月、修復歴、装備などの詳細条件は本記事では確認できていません。掲載金額は2026年11月時点の査定額を保証するものではありません。

この表から分かるのは、同じ2013年式でも車種によって買取価格が大きく異なるということです。

例えば、走行距離48,800kmのシエンタが12万円だった一方、75,100kmのランドクルーザープラドには185万円という実績があります。

また、114,000km走行したウィッシュには55万円、129,600km走行したジムニーには18万円という価格がついています。

走行距離が短い車ほど必ず高く売れるわけではないことが分かりますね。

ただし、これらの価格差を車種の人気だけで説明することはできません。

車両状態、修復歴、グレード、装備、査定時の市場環境なども関係するためです。

私がこの実績から読み取るのは、古い車の査定では「何年乗ったか」以上に「その車を欲しい人がいるか」が重要になるということです。

なお、2013年式という情報だけでは、各車両が売却時に何年経過していたかは確定できません。

2013年式の過去の買取実績と、2026年現在の13年落ち車の相場は別の情報として考えてください。

13年落ちになると自動車重量税はいくら上がる?

13年落ちの車で気になるのが、税金の負担ですよね。

国土交通省が公表している自動車重量税の税額表では、エコカー以外の自家用乗用車について、一定の経過年数に応じて税額が変わる仕組みがあります。

例えば、車両重量1.0トン超~1.5トン以下の自家用乗用車では、2025年時点の継続検査用税額表に次の金額が示されています。

経過年数自動車重量税・2年分
13年未満24,600円
13年経過34,200円
18年経過37,800円

※エコカー以外の自家用乗用車の例です。エコカー減税の適用状況や車両区分などによって税額は異なります。2026年の実際の税額は、国土交通省の最新の継続検査用税額表で確認してください。

この条件では、13年経過によって2年分の重量税が9,600円増えます。

年間に換算すると4,800円の負担増です。

ただし、ここで注意したいのが、13年経過の判定方法です。

自動車重量税は、初度登録年月と継続検査を受ける時期などによって、適用される税額が決まります。

そのため、2013年式だから2026年のすべての車検で同じ税額になるとは限りません。

実際の納税額は、車検証に記載された初度登録年月や車両重量を確認して判断する必要があります。

自動車税種別割も13年経過で増える?

一般的なガソリン車やLPG車では、初度登録から一定期間が経過すると、自動車税種別割が重課される制度があります。

例えば、2019年9月以前に初度登録された、排気量1.0リットル超~1.5リットル以下の自家用乗用車では、標準税額34,500円に対し、重課後39,600円となる例があります。

この場合、年間の増加額は5,100円です。

先ほどの重量税の増加額4,800円と合わせると、年間9,900円の負担増に相当します。

ただし、これは両方の重課が適用される特定条件の車について、重量税を年換算した計算例です。

すべての13年落ち車に当てはまる金額ではありません。

また、ガソリンハイブリッド車や電気自動車など、経年重課の対象から除外される車種もあります。

自動車税種別割の重課は課税年度と初度登録年月の関係で判定され、自動車重量税とは判定の仕組みが異なります。

軽自動車税種別割にも別の重課制度があるため、普通車と同じ金額で計算しないようにしましょう。

13年落ちは車の寿命なの?

13年という数字を聞くと、そろそろ車の寿命なのではと不安になりますよね。

自動車検査登録情報協会が公表した令和6年3月末の統計では、軽自動車を除く乗用車の平均使用年数は13.32年でした。

前年より0.10年短くなった一方、10年前と比較すると0.68年長くなっています。

ただし、この数字は車が故障して走れなくなるまでの平均年数ではありません。

登録抹消に関する統計から算出されるもので、一時抹消も含まれるため、機械的な寿命を直接示す数字ではないのです。

13年を超えたから危険になるわけでも、必ず買い替えなければならないわけでもありません。

私が重視したいのは、今後必要になる整備の内容です。

例えば、エアコンや変速機、冷却系統、足回りなどに大きな不具合が重なれば、修理費が高額になる可能性があります。

反対に、必要な整備を終えていて車両状態が良好なら、乗り続ける選択にも合理性があります。

13年落ちは寿命の宣告ではなく、これからの維持費を確認する節目と考えると分かりやすいですね。


15年落ちの車は売れる?2011年式と過去の高額買取事例

2011年式の約15年落ちの車でも売却できる可能性があります。一般的な中古車としての需要が限られていても、専門市場や部品としての価値が残る場合があるためです。

ただし、15年落ちの車がすべて高額で売れるわけではありません。

ここでは、実際に公表された古い車の買取成立事例から、どのような違いがあるのかを確認します。

15年以上経過しても高額で売れた車は?

ユーカーパックが公表した過去の買取成立事例には、登録から15年以上経過した車があります。

ただし、以下は2011年式の2026年現在の買取実績ではありません。

車種初度登録売却年月売却時の経過年数買取成立額
ホンダ シビック タイプR2007年9月2022年11月約15年2か月150.9万円
スバル フォレスター STiバージョン2006年2月2022年2月約16年166.4万円
三菱 ランサー GSR エボリューション102008年7月2021年2月約12年7か月171.3万円

※ユーカーパックの公表情報として元記事に掲載された過去の個別成立事例です。経過年数は初度登録年月と売却年月から計算した概算です。2026年11月現在の相場ではありません。

このうち、シビック タイプRは走行距離157,839kmで150.9万円という実績でした。

走行距離が15万kmを超えていても、高額な買取が成立した例です。

また、フォレスター STiバージョンは64,533km走行し、登録から約16年で166.4万円の買取が成立しています。

一方、ランサーエボリューション10は171.3万円という実績ですが、売却時点では約12年7か月経過です。

そのため、15年落ちの買取実績として扱うことは正確ではありません。

この表から判断できるのは、年式が古くても高額な取引が成立した車があるということです。

一方、2011年式の一般的な乗用車が2026年現在いくらで売れるかは、この表から判断できません。

私が注目するのは、古いスポーツモデルなどでは、年式による価値の低下が一般的な乗用車と同じように進むとは限らない点です。

ただし、これらの高額実績が希少性や海外需要だけによるものかどうかは、個別の査定条件が分からないため断定できません。

一般的な古い車はいくらで売れる?

高額なスポーツモデルの事例を見ると、15年落ちでも100万円以上で売れるように感じるかもしれません。

しかし、一般的な乗用車では数万円程度の査定になる場合もあります。

ガリバーが2025年1月31日に公開した情報では、2024年10月23日時点の過去の買取実績として、2009年式の車について次のような価格が紹介されています。

車種・グレード公表された過去の買取実績
ダイハツ タント カスタムXリミテッド5万円以下~14.1万円
スズキ ジムニー ワイルドウインド18.1万~47.9万円
トヨタ プリウス Gツーリングセレクション12.7万~29.3万円
三菱 パジェロ ロング スーパーエクシード47.2万~97.3万円
日産 キューブ 15X Mセレクション5万円以下

※2009年式車両の過去実績です。2026年時点では年式が約17年落ちに相当しますが、各車両の実際の売却年月や経過年数は、この情報だけでは確定できません。2011年式の15年落ち車の現在相場ではありません。

同じ2009年式でも、キューブでは5万円以下という実績がある一方、パジェロでは97.3万円までの実績が紹介されています。

この違いは、古い車の買取価格を年式だけで判断できないことを示しています。

ただし、掲載された価格帯の車両について、走行距離や修復歴などの条件が統一されているわけではありません。

したがって、この表を使って「パジェロはキューブより必ず高く売れる」と結論づけることもできません。

私が大切だと考えるのは、愛車と同じ車種・グレードの査定情報を探し、できるだけ条件をそろえて比較することです。

15年落ちで動かない車にも価値はある?

エンジンがかからない車や車検が切れている車でも、買取や引き取りの対象になる場合があります。

なぜなら、車には走行するための価値だけでなく、部品や金属資源としての価値も残っているからです。

例えば、再利用可能なエンジン部品、外装部品、ホイール、金属素材などが評価される可能性があります。

ただし、すべての車に必ず買取価格がつくわけではありません。

車両状態や保管場所によっては、積載車による運搬費用や処分費用が必要になる場合もあります。

ここで気をつけたいのが、「査定額ゼロ」と「車の価値が完全にゼロ」は同じ意味ではないことです。

一般的な中古車として再販売するのが難しくても、別の販売ルートでは価値が認められる場合があります。

私なら、15年落ちで通常の買取店から値段がつかないと言われても、すぐに処分を決めません。

まずは、その車種を扱う専門店や、使用済自動車の引き取りに対応する業者にも条件を確認します。

※画像はAIによるイメージ

古い車は下取り・買取・廃車のどれが得?査定で損を防ぐ方法

10年落ち・13年落ち・15年落ちの車を売るときは、査定額だけでなく、手数料を差し引いた受取額と契約条件を比較することが重要です。

古い車では、売却先によって評価方法が異なるため、同じ車でも提示される条件が変わる場合があります。

ディーラー下取りと買取店の違い

ディーラー下取りは、新しい車の購入と現在の車の売却をまとめて進めやすい方法です。

納車と引き渡しの時期を調整しやすいことも、買い替えを考える人にとってメリットになります。

一方、中古車買取店では、再販売先や得意とする車種によって査定額が変わる可能性があります。

特定のスポーツモデルやSUVなどは、専門的な販売ルートを持つ業者が評価する場合もあるでしょう。

また、廃車買取業者では、一般的な中古車として再販売しにくい車でも、部品や資源として評価する場合があります。

ただし、どの売却先が最も高いかは車両条件によって異なります。

私なら、問題なく走行できる車はまず中古車として査定し、価格がつきにくい場合に専門店や廃車買取の条件も比較します。

査定額より実際の受取額を見る

例えば、同じ車に対して次の条件が提示されたとしましょう。

比較項目A社B社
買取査定額8万円7万円
引き取り費用2万円無料
実際の受取額6万円7万円

※比較のための仮定の金額です。実際の査定実績ではありません。

査定額だけならA社のほうが高く見えます。

しかし、引き取り費用を差し引くと、B社のほうが1万円多く受け取れる計算です。

古い車では、こうした費用の違いが判断を左右する場合があります。

さらに、廃車に伴う税金や自賠責保険料の還付・返戻が関係する場合は、その扱いも確認しましょう。

普通車の自動車税種別割には、一定の抹消登録を行った場合に月割りで還付される制度があります。

一方、軽自動車税種別割には同様の月割り還付制度がありません。

また、自動車重量税の還付は、解体を伴う抹消など所定の条件を満たす場合に限られます。

中古車として売却しただけで、重量税が自動的に還付されるわけではありません。

自動車リサイクル料金についても、中古車として譲渡する場合と、使用済自動車として引き渡す場合では扱いが異なります。

査定金額にリサイクル料金相当額が含まれているか、別に精算されるかを確認すると安心ですね。

下取り額と新車値引きを分けて比較する

ディーラー下取りでは、下取り額が高く見えても、必ずしも最終的な支払額が安くなるとは限りません。

例えば、次の車が250万円で下取り額20万円なら、単純な差額は230万円です。

一方、別の販売店で新車価格245万円、下取り額15万円だった場合も、差額は230万円になります。

下取り額だけを比較すると前者が有利に見えますが、購入時の負担は同じなのです。

実際の商談では、オプション費用や諸費用も加わります。

そのため、新車価格、値引き、下取り額、諸費用、最終支払額を分けて確認することが大切です。

私は、下取り額の大きさだけで判断するのではなく、最終的にいくら支払うのかを比較することをおすすめします。

修復歴と単なる部品交換歴は違う

査定で誤解されやすいのが、修復歴という言葉です。

中古車の査定でいう修復歴は、一般に車体の骨格部分に一定の損傷があり、修理や交換を行った履歴を指します。

例えば、バンパーを交換しただけで、必ず修復歴車になるわけではありません。

ただし、外装部品の交換や補修も、車の状態を評価する材料にはなります。

大切なのは、修復歴の有無を自己判断だけで決めず、分かっている修理内容を正確に伝えることです。

整備明細や修理記録が残っていれば、査定時に用意しておきましょう。

契約後の減額やキャンセル条件も確認する

古い車の売却では、査定後の契約内容にも注意が必要です。

例えば、契約後の再確認で不具合が見つかった場合に、買取価格の変更を求められる可能性があります。

国民生活センターも、中古車の売却契約に関するトラブルについて注意を呼びかけています。

契約前には、次の内容を確認しておきましょう。

  • 査定額が確定する条件
  • 契約後に減額される場合の条件
  • キャンセルの可否と費用
  • 車両の引き渡し日と入金予定日
  • 名義変更や抹消登録の手続き
  • 引き取り費用やその他の手数料

特に、入金予定日と引き渡し日は重要です。

車を引き渡してから入金されるまでの期間が長い場合、資金計画に影響することがあります。

また、次の車の納車まで現在の車を使いたい場合は、引き渡し時期も比較材料になります。

私は、査定額の高さだけで即決するより、契約書の内容を理解してから署名することが大切だと考えています。

古い車だからこそ、最後の取引まで安心できる条件を選びたいですね。


10年落ち・13年落ち・15年落ちは売るべき?2年間の費用で考察

古い車を売るか乗り続けるかは、年式だけでは判断できません。今後2年間の維持費と、買い替え後に必要になる費用を同じ条件で比較することが重要です。

特に50代以降では、車の購入費用が将来の家計に与える影響も考えたいところです。

13年落ちの車をあと2年間乗るといくらかかる?

例えば、13年落ちのガソリン車をあと2年間乗り続ける場合を考えてみましょう。

車両重量1.0トン超~1.5トン以下、排気量1.0リットル超~1.5リットル以下で、前述の重課税額が適用される車を想定します。

費用項目2年間の金額
自動車税種別割79,200円
自動車重量税34,200円
車検整備・消耗品交換100,000円
追加修理費50,000円
小計263,400円

※税額は前述の条件による例です。整備費10万円と修理費5万円は比較のための仮定です。自賠責保険料、任意保険料、燃料費、駐車場代、将来の売却価値などは含めていません。

この例では、2年間の税金と整備・修理費の小計が263,400円になります。

ただし、この金額がすべて買い替えによって節約できるわけではありません。

新しい車にも自動車税や保険料、整備費などが必要だからです。

また、買い替え時に支払う購入費用と、2年間の維持費は性質の異なる金額です。

両者を単純に比較して、どちらが得かを判断することはできません。

新旧の車を同じ条件で比較するとどうなる?

そこで、比較の考え方をもう少し具体的にしてみましょう。

ここでは、現在の車を2年間乗り続ける場合と、別の中古車に買い替える場合を、同じ2年間という期間で比較します。

以下は計算方法を説明するための仮定であり、実際の車両の買取価格や維持費を示すものではありません。

比較項目現在の車を継続使用中古車に買い替え
現在の車の売却額0円20万円
次の車の購入総額0円200万円
2年間の税金113,400円80,000円
2年間の整備・修理費150,000円60,000円
2年間の燃料費240,000円180,000円
2年間の任意保険料120,000円140,000円
2年後の車の売却価値5万円140万円

※すべて比較のための仮定です。自賠責保険料、駐車場代、購入時の税・諸費用の内訳、ローン金利などは別途確認が必要です。購入総額200万円には購入時の諸費用を含む想定です。

この条件で、2年間に実質的に負担する金額を計算してみます。

現在の車を乗り続ける場合は、税金・整備費・燃料費・任意保険料の合計が623,400円です。

そこから2年後の売却価値5万円を差し引くと、2年間の実質負担は573,400円になります。

一方、買い替える場合は、購入総額200万円から現在の車の売却額20万円を差し引きます。

そこに2年間の税金8万円、整備費6万円、燃料費18万円、任意保険料14万円を加え、2年後の売却価値140万円を差し引きます。

この場合、2年間の実質負担は860,000円です。

つまり、今回の仮定では、現在の車を乗り続けるほうが286,600円少ない負担になります。

ただし、これはあくまで設定した条件での計算結果です。

現在の車に大きな故障が発生したり、買い替え後の車の売却価値が予想以上に高かったりすれば、結果は変わります。

この比較で重要なのは、購入費用だけでなく、2年後に車がいくらで売れるかも計算に入れていることです。

車の購入価格から将来の売却価値を差し引いた部分は、保有期間中に失われる車両価値の目安になります。

私は、この部分を含めて比較することが、古い車の買い替え判断では特に大切だと考えています。

10年落ち・13年落ち・15年落ちで判断基準はどう変わる?

同じ古い車でも、年式によって優先したい確認事項は異なります。

10年落ちでは、現在の査定額と今後の値下がりを確認することが重要です。

まだ中古車として一定の需要が期待できる場合は、売却時期によって受取額が変わる可能性があります。

ただし、状態が良好で修理費も少ないなら、乗り続けることで購入費用を先送りできます。

13年落ちでは、税金の増加額よりも、今後の修理費を重視したいところです。

例えば、年間数千円の税負担増だけを避けるために、まとまった買い替え費用を支払うことが合理的とは限りません。

一方、エアコンや変速機などに大きな不具合があり、今後も修理が重なる見込みなら、買い替えを検討する理由になります。

15年落ちでは、通常の中古車市場以外の価値も確認したいところです。

一般的な買取店で価格がつきにくくても、専門市場や部品・資源としての価値が残る場合があります。

ただし、引き取り費用や処分費用によって実際の受取額が変わるため、最終的な条件まで確認する必要があります。

修理費が20万円なら買い替えたほうが得?

例えば、現在の車に20万円の修理費が必要になったとしましょう。

20万円という金額だけを見ると、買い替えたほうがよいように感じるかもしれません。

しかし、その修理によって不具合が解消され、今後しばらく安心して乗れる見込みがあるなら、修理する選択も考えられます。

一方、修理しても別の重要部品が近いうちに故障する可能性が高い場合は、買い替えを検討する理由になります。

ここで確認したいのは、修理費の金額だけではありません。

修理後にどの程度安心して使える見込みがあるか、ほかに交換が必要な部品はないか、整備工場に確認することが重要です。

もちろん、将来の故障を正確に予測することはできません。

それでも、現在の状態と必要な整備内容を把握すれば、判断材料を増やすことができます。

私が考える古い車の本当の価値

私は、古い車の価値を査定額だけで判断するのは、少しもったいないと感じています。

なぜなら、車には売却したときに受け取れる金額だけでなく、これからの生活を支える役割もあるからです。

例えば、毎日の通勤や買い物に問題なく使えている車なら、乗り続けることで新しい車の購入費用を抑えられます。

一方、故障への不安が大きく、遠出を控えるようになっているなら、買い替えによって安心感や使い勝手が改善する可能性があります。

ここで私が提案したいのは、古い車を「売却価値」と「使用価値」の2つで考えることです。

売却価値とは、今その車を手放した場合に受け取れる金額です。

使用価値とは、これからも安全かつ便利に使うことで得られる暮らしのメリットです。

この2つを分けて考えると、査定額が低いからといって、すぐに買い替える必要はないことが分かります。

反対に、査定額が高くても、生活に合わなくなった車を無理に使い続けることが最善とは限りません。

私は、車の年式を買い替えの期限として考えるより、今後の費用と使い方を見直すきっかけとして活用することをおすすめします。

長年乗ってきた車には、数字では測れない愛着もありますよね。

だからこそ、感情だけでも金額だけでもなく、両方を大切にして判断してほしいと思います。


まとめ:10年落ち・13年落ち・15年落ちでも車の価値は残る

10年落ち・13年落ち・15年落ちの車でも、売却できる可能性があります。

2026年時点では、2016年式が約10年落ち、2013年式が約13年落ち、2011年式が約15年落ちに相当します。

過去には、2013年式のランドクルーザープラドに185万円、登録から約15年2か月経過したシビック タイプRに150.9万円という買取実績も紹介されています。

ただし、これらは過去の個別事例であり、2026年現在の買取相場を示すものではありません。

10年落ちでは現在の査定額と今後の値下がり、13年落ちでは税金と修理費、15年落ちでは専門市場や部品価値も確認することが重要です。

そして、売却するときは査定額だけでなく、手数料を差し引いた受取額や契約条件まで比較しましょう。

古いから売れないと決めつけず、まず愛車の現在価値を知ること。

そこから、これからの維持費と生活に必要な性能を比べて、売却するか乗り続けるかを落ち着いて判断していきましょうね。


よくある質問

10年落ちで走行距離10万kmを超えた車でも売れますか?

はい、売却できる可能性があります。

走行距離10万kmは査定の目安のひとつですが、車種や整備状態によっては価格がつきます。

走行距離だけで判断せず、現在の車両状態を確認してもらいましょう。

古い車の査定にはどんな書類が必要ですか?

一般的には、車検証、自賠責保険証明書、自動車税に関する書類、リサイクル券の預託状況が分かる資料などを確認します。

売却手続きでは、普通車と軽自動車で必要書類が異なり、本人確認書類や印鑑登録証明書などが必要になる場合があります。

整備記録簿やスペアキーも、残っていれば用意しておくとよいでしょう。

ローンが残っている13年落ちの車でも売れますか?

売却できる場合がありますが、車検証上の所有者やローン契約の条件を確認する必要があります。

所有権が販売会社や信販会社にある場合は、残債の精算や所有権解除の手続きが必要になることがあります。

査定を受ける前に、ローン残高と車検証の所有者欄を確認しておくと安心です。

15年落ちで車検切れの車でも買取できますか?

はい、買取対象になる場合があります。

中古車として再販売できなくても、部品や資源としての価値が残っている可能性があります。

ただし、車検切れの車はそのまま公道を走行できないため、引き取り方法や運搬費用を確認してください。

古い車は査定前にキズを修理したほうがよいですか?

修理したほうが必ず得になるわけではありません。

修理費用が査定額の増加分を上回る場合があるため、まず現状のまま査定を受ける方法が考えられます。

ただし、安全に関係する不具合がある場合は、無理に運転せず整備工場などに相談しましょう。

13年落ちの車は税金が上がる前に売るべきですか?

必ずしも売ったほうが得になるわけではありません。

税金が増えても、買い替えにはまとまった購入費用が必要です。

現在の車の修理費や車検費用、次の車の購入総額と将来の売却価値を比較して判断しましょう。

情報の確認について

この記事では、国土交通省の自動車重量税に関する税額表、自動車検査登録情報協会の令和6年3月末の平均使用年数に関する統計、国民生活センターの中古車売却契約に関する注意喚起を制度・統計の参考としています。

買取金額については、カーセブンの2026年3月13日更新の2013年式車両の買取実績、ユーカーパックが公表した個別の買取成立事例、ガリバーの2025年1月31日公開の2009年式車両に関する情報を、過去事例として整理しました。

ただし、各買取実績の原資料との完全な照合、および2026年11月時点の最新買取相場の検証は完了していません。掲載した過去実績は現在の査定額を保証するものではなく、公開前には各原資料との照合が必要です。

また、税制や税額は適用条件や改正によって変わる場合があります。実際の税負担は、最新の公式情報と車検証の記載内容を確認してください。

執筆:杉原健一(モーターライフ・アドバイザー)

長年メーカー直営ディーラーで、お客様の車選びや維持管理に関する相談に携わってきました。

このブログでは、特定のメーカーやサービスに偏らず、車に詳しくない方でも安心して判断できるよう、難しい内容をできるだけ分かりやすくお伝えしています。

大切に乗ってきた愛車と、これからの暮らし。その両方を考えながら、納得できるモーターライフを見つけていきましょうね。

記事情報確認日:2026年11月6日

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