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50代のフリード・ソリオ比較|後席の広さと荷物の積みやすさをどう選ぶ?

明るい駐車場に並ぶ2列シートのコンパクトミニバンと小型ハイトワゴン、開いた荷室の前に同じ旅行バッグを置いて比べる様子 車選び
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フリード+とソリオの中古車は、小回りならソリオ、荷室の上下分割と低い入口を活かすならフリード+が候補です。

両車とも後席の前後調整と背もたれの角度調整ができ、片側だけ収納する使い方にも対応します。50代の車選びでは、広さの印象に加えて、乗り降りと荷物の積み下ろしを無理なく続けられるかで比べてみましょう。

  1. フリード+とソリオは、どの年式・型式を比較する?
    1. 元になった中古車比較は、どのように評価している?
    2. 資料比較で分かる範囲は、ここで整理しておく
  2. フリード+とソリオの後席は、調整と収納にどんな違いがある?
    1. 後席の調整は、足元と荷室の配分を変える機能
    2. 6:4と5:5の違いは、片側収納で意味を持つ
    3. 50代の後席確認は、乗り降りから始める
  3. 後席使用・片側収納・全収納で、荷室はどう変わる?
    1. ソリオは、後席を使ったまま荷室の奥行きを変えられる
    2. 片側収納は、荷物を積んだ後の座席まで確認する
    3. 全収納では、長さより床面のつながりも見る
  4. フリード+の低い入口と荷室ボードは、どう使い分ける?
    1. ボードありは、荷物を上下へ分けたいときに向く
    2. ボードなしは、背の高い荷物を置きたいときに向く
  5. 小回りと積み下ろしは、50代の使い方でどう比べる?
    1. 同じ4人・同じ旅行バッグで、選択が変わる例
    2. 販売店では、この順番で確認してみましょう
  6. 50代の中古車選びでは、結局どちらを先に見るとよい?
    1. ソリオを優先する人は、必要量を積めるかが判断条件
    2. フリード+を優先する人は、使う床面を決める
    3. 将来の変化は、毎日の動作を基準に考える
  7. よくある質問
    1. フリード+にも後席のスライドとリクライニングはありますか?
    2. フリード+の荷物を置く高さは335mmですか?
    3. ソリオの荷室床面長715mmは、後席を倒した数値ですか?

フリード+とソリオは、どの年式・型式を比較する?

この記事では、2021年式の5人乗り・前輪駆動車を購入候補の基準にします。代表グレードは、フリード+の「G・Honda SENSING」とソリオの「HYBRID MZ」です。

フリード+は、2019年10月の改良後から2022年5月の改良前までの仕様を参照します。ソリオは、2020年12月発売時の仕様を参照し、比較例を2021年式にそろえます。

比較対象 先代フリード+ ソリオ
購入候補の基準年式 2021年式 2021年式
代表グレード G・Honda SENSING HYBRID MZ
型式 6BA-GB5 5AA-MA37S
駆動方式・定員 FF・5人乗り 2WD・5人乗り
参照する仕様 2019年10月改良後~2022年5月改良前 2020年12月発売時の仕様
今回含めない仕様 3列シート車、4WD、福祉車両、現行フリード 4WD、バンディット、後年の別仕様

ここで年式をそろえるのは、中古車の掲載情報を読みやすくするためです。同じ2021年式でも、片方はガソリン車、もう片方はマイルドハイブリッド車なので、動力の仕組みまで同じという意味ではありません。

今回は、後席と荷室の使い勝手がテーマです。燃費、購入価格、維持費まで一度に混ぜず、「人が座る場所」と「荷物を置く場所」の関係に絞って比較します。

元になった中古車比較は、どのように評価している?

車選びドットコムマガジンで2024年11月29日に更新された、塚田勝弘さんの「子育てファミリーにもおすすめのコンパクトミニバン、フリード+とソリオを徹底比較」は、小回りを重視するならソリオ、積載性を重視するならフリード+という方向で評価しています。

また、フリード+については、Honda SENSINGが進化した2019年の改良後を推しています。本記事で改良後の2021年式を基準にしたのも、こうした元記事の選び方を具体的な購入候補へ落とし込むためです。

ただし、元記事の「現行型」という表現は、更新当時のものです。2026年10月8日時点で読む際は、当時の呼び方と現在の販売モデルを区別する必要があります。

Hondaは2016年9月16日に、3列シートのフリードと2列シートのフリード+を発売しました。その後、2019年10月18日に内外装の変更などを伴う改良を実施しています。

スズキは2020年11月25日にソリオの全面改良を発表し、12月4日に発売しました。こちらも、車名だけで判断せず、発売時期と型式を組み合わせて候補を確認したいですね。

資料比較で分かる範囲は、ここで整理しておく

本記事は、元の比較記事に加え、Hondaの対象期間の主要装備表・主要諸元表・荷室紹介と、スズキの発売資料、当時の販売会社の紹介を確認した資料比較です。確認日は2026年10月8日で、筆者による両車の同条件での実測・試乗ではありません。

同じ乗員と前席位置で測った膝まわり、座面の有効幅、収納後の使える床面長は、比較を完結できる資料をそろえられませんでした。フリード+の後席使用時の荷室床面長、ボード上面の地上高、ソリオの同条件の荷室開口部地上高も、この記事では数値を示しません。

したがって、確認できた機能差は比較し、座り心地や荷室寸法の勝敗は実車で補うという読み方をしてください。以下ではこの限界を前提に、何が違い、その違いがどんな使い方に役立つのかを整理します。


フリード+とソリオの後席は、調整と収納にどんな違いがある?

両車とも後席のスライドとリクライニングに対応します。分かりやすい違いは、フリード+が6:4分割、ソリオが5:5分割で、収納の仕組みや残せる座席の組み合わせが異なることです。

「ソリオは後席を動かせる、フリード+は倒せる」という分け方では不十分です。どちらにも調整と収納があるため、その操作と分割の仕方まで見てみましょう。

後席の比較項目 フリード+ G・Honda SENSING/対象期間の仕様 ソリオ HYBRID MZ/2020年発売仕様
前後位置の調整 スライド機構あり スライド機構あり
背もたれ角度の調整 リクライニング機構あり リクライニング機構あり
左右の分割 6:4分割 5:5分割
荷室を広げる収納 座面を前にはね上げ、背もたれを倒すダブルフォールダウン ワンタッチダブルフォールディング
片側だけの収納 対応 対応
注目する操作 座面と背もたれを順に動かす手順 荷室側からのスライド・前倒し操作

Hondaの対象期間の主要装備表では、フリード+の6:4分割ダブルフォールダウン式リアシートに、スライドとリクライニングが設定されています。荷室紹介では、座面を前方にはね上げ、続いて背もたれを倒す収納手順を説明しています。

ソリオは、5:5分割の後席を使って、片側収納と両側収納を選べます。発売当時の東中国スズキ自動車の紹介では、後席のスライドと前倒しを荷室側から操作できることも案内されています。

後席の調整は、足元と荷室の配分を変える機能

後席を後ろへ動かせば前席との距離を取りやすくなり、前へ動かせば荷室側の奥行きを増やせます。リクライニングも、姿勢を調整できる一方で、背もたれの後方にある荷物との距離に関係します。

つまり、「後席が広い状態」と「荷室が広い状態」は、いつも同時に成立するとは限りません。座席は、限られた空間を人と荷物で分け合うための仕切りに近いものなんですね。

筆者としては、後席の調整機能があるかどうかに加え、普段乗る人に合う位置で荷物が収まるかが重要だと考えます。旅行バッグのために毎回座る姿勢を我慢するなら、その組み合わせは使い方に合っていない可能性があります。

6:4と5:5の違いは、片側収納で意味を持つ

フリード+の6:4分割は、左右で収納する幅が異なります。後席を一部残しながら荷室を広げる際、広い側を荷物に使うか、座席として残すかを考えられます。

ソリオの5:5分割は左右をほぼ半分ずつ使う構成です。片側を収納した後の乗車人数は、残ったシートの見た目の幅ではなく、使用できる座席とシートベルトで判断してください。

特に、「4人乗って長い荷物も積みたい」という条件では、分割比率が購入判断に関わります。フリード+でも、どちら側を収納するかによって残せる座席が変わるため、販売店で取扱説明書と実車を合わせて確認しましょう。

後席を片側だけ残す使い方は、最大荷室の写真では見落としやすい項目です。夫婦と家族1人で趣味の道具を運ぶなら、後席の人が座る側と、道具を固定する側を最初から分けて考えると整理しやすくなります。

50代の後席確認は、乗り降りから始める

座った後の足元だけでなく、ドアを開けて足を入れ、腰を下ろすまでを一続きで確かめてください。足元が広く見えても、座面の高さや体の向きを変える動作が合わないことがあります。

確認したいのは、頭を大きく下げずに入れるか、足を置く場所が見えるか、立ち上がる際に自然な姿勢を取れるかです。年齢だけで身体の状態は決まらないので、普段乗る方自身の動きを基準にしましょう。

座ったら、膝前の余裕、前席下へのつま先の入り方、太ももへの座面の当たり方も見ます。床の形と座面の関係を確かめることで、室内寸法だけでは分からない相性が見えてきます。


後席使用・片側収納・全収納で、荷室はどう変わる?

後席を使う状態では、人の姿勢と荷物の両立を比較します。片側収納では残す座席と荷物の幅、全収納では床面のつながりと積み下ろしの動作が判断の中心になります。

同じ車でも、状態を変えると得意な使い方が変わります。両車を次の3つの状態にそろえると、「何人乗った写真なのか」が曖昧になりません。

比較する状態 ソリオで見ること フリード+で見ること
後席使用・5人乗車 後席位置と荷室奥行きの配分 後席位置とボードあり・なしの使い分け
片側収納 残せる座席、収納側の幅、荷室側からの操作 6:4のどちらを収納するか、残せる座席、床面のつながり
全収納・前席2人乗車 収納後の床面、前席との間、荷物の取り出し方 後席収納とボードの組み合わせ、上下の空間、取り出し方

この表は、荷室容量の順位を示すものではありません。同じ人数条件で、どの機能を使い、どこを確かめればよいかを整理した比較です。

ソリオは、後席を使ったまま荷室の奥行きを変えられる

スズキ自販東海のスズキアリーナ豊橋下地が2021年5月7日に掲載した紹介では、当時のソリオの荷室床面長は、5名乗車時に後席最後端で550mm、最前端で715mmと説明されています。

これは後席を倒した状態の寸法ではありません。座席を残したまま、前後位置で荷室側の奥行きを変えた条件付きの数値です。

両端の荷室床面長を差し引くと165mmですが、ここでは「掲載された荷室床面長の差」として扱います。この引き算だけを根拠に、正式なシートスライド量を断定することはしません。

スズキの2020年の発売資料では、先代より全長を80mm延ばし、荷室床面長を100mm拡大したと説明しています。後席左右の肩まわりも見直しており、車体の拡大を荷室と居住性の両方へ振り分けたモデルです。

この背景から、ソリオを「小さいから荷物は苦手」と決めつけるのは早いと私は考えます。必要な荷物が収まるなら、短い車体の利点を日常で活かせるからです。

片側収納は、荷物を積んだ後の座席まで確認する

ソリオもフリード+も、後席の片側を収納して荷物用の空間を増やせます。長い道具を前後方向へ置くときは、入口の幅だけでなく、収納したシートの前方まで道具が伸びる位置を見ます。

残った後席に乗る方の肩や腕へ荷物が近づかないか、シートベルトを自然に使えるかも確認してください。荷物が入った時点で終わらず、乗員が普通の姿勢を取れる状態を完成させることが大切です。

フリード+では6:4のどちら側を使うか、ソリオでは左右どちらを収納するかを変えてみると、積み方の相性が分かります。同じ道具でも、車内の張り出しや乗員の位置によって、置きやすい側が異なる場合があります。

全収納では、長さより床面のつながりも見る

後席を両側収納した状態では、両車とも前席2人を残して荷室を広げる使い方になります。ただし、最大の空間を作れたことと、普段の姿勢のまま使えることは分けて考えましょう。

前席を大きく動かして展示されている場合は、まず運転できる位置へ戻します。その状態で、収納した背もたれと荷室床面の境目、荷物の底が接する位置を確かめてください。

長い箱なら安定して支えられるか、柔らかいバッグなら境目へ落ち込まないかが気になります。床が平らに見える写真だけで決めず、自分の荷物を置いたときの支え方を見るのが実用的です。


フリード+の低い入口と荷室ボードは、どう使い分ける?

フリード+のFF車は荷室開口部が低く、ボードで荷室を上下に分けられることが特徴です。ただし、入口の下端と、荷物を実際に置く面の高さは同じではありません。

Hondaの対象期間の公式カタログでは、FF車の荷室開口部地上高は335mm、開口部高さは1,255mm、開口部最大幅は1,080mmです。いずれもHonda測定値で、今回のFF車を検討する際の参考になります。

335mmは地面から入口下端までの高さです。ボード上へバッグを載せる場合に、荷物を335mmだけ持ち上げればよいという意味ではありません。

ボードありは、荷物を上下へ分けたいときに向く

荷室用ユーティリティーボードを設置すると、上に旅行バッグ、下に小物というように空間を分けられます。大きな袋の中から小物を探す代わりに、置き場所そのものを分けられる仕組みですね。

一方で、下側へ入れた物を取り出すには、上の荷物やボードとの位置関係が影響します。頻繁に使う物まで下へ収めると、整理したつもりが取り出しにくくなる可能性があります。

筆者としては、上下に収納できることより、よく使う荷物を取り出すために、別の荷物を動かす必要があるかを見たいところです。収納場所が増えても、帰宅のたびに積み直すなら便利さを使い切れていません。

ボードなしは、背の高い荷物を置きたいときに向く

Hondaは、ボードを外すと背の高い物を積載できると案内しています。また、FF車と4WD車では荷室形状と容量が異なるため、今回の説明を4WDへそのまま広げないでください。

背の高い箱を積む際は、入口を通るかに続いて、箱の底を安定して置けるかを見ます。低い位置へ置けても、底面が傾いたり、固定しにくかったりすれば、積み方を見直す必要があります。

また、低い場所から荷物を取り出すときは、腰をかがめる動きが増える場合があります。持ち上げる量を抑えられる可能性と、取り出す姿勢の負担を、同じ動作の中で確かめましょう。

ボードを外す使い方が多いなら、外したボードの置き場所も購入前に決めておくと安心です。車内に残すのか自宅に置くのかで、日常の手間が変わります。

※画像はAIによるイメージ

小回りと積み下ろしは、50代の使い方でどう比べる?

車体の短さと小回りではソリオ、低い荷室入口と上下に分ける構造ではフリード+が注目点です。購入判断では、この違いを自宅の駐車場と実際の荷物に結びつけます。

数値と適用条件 ソリオ フリード+
全長・全幅 2020年発売型の比較記事掲載値:3,790mm・1,645mm 対象期間のG・Honda SENSING/FFのHonda主要諸元:4,295mm・1,695mm
最小回転半径 2020年発売資料の掲載値:4.8m 対象期間のHonda主要諸元:5.2m
後席使用時の荷室床面長 2021年の販売会社紹介:最後端550mm、最前端715mm 同条件で比較できる数値は今回提示しない
荷室開口部地上高 対象仕様の比較値は今回提示しない 対象期間のHondaカタログ/FF車測定値:335mm

車体寸法は車選びドットコムの比較記事とHondaの対象期間の主要諸元、最小回転半径はスズキの発売資料とHondaの主要諸元で確認しています。荷室寸法は測定項目と条件が異なるため、横に並んだ数字を同じ尺度の勝敗として読まないことが大切です。

全長の差は505mm、全幅の差は50mmです。約50cmの長さの違いは、短い車庫や後方に壁がある駐車場で、候補を絞る材料になります。

ただし、短い車なら自動的にテールゲートを使いやすくなるわけではありません。駐車位置、ドアを開ける軌跡、人が荷物を持って立つ場所を合わせて見る必要があります。

同じ4人・同じ旅行バッグで、選択が変わる例

ここからは実測結果ではなく、筆者が提案する比較例です。夫婦と家族2人の計4人で出かけ、同じ旅行バッグ2個と買い物袋を積む場面を考えます。

最初に両車の前席を普段の運転姿勢へ合わせ、後席2人が無理なく座れる位置を決めます。その後で荷物を積み、荷物のために後席位置を変える必要があるかを記録します。

ソリオで後席の人が楽に座れたまま荷物が収まり、取り出しにも困らなければ、小回りを優先する理由が強くなります。荷室の最大値を追いかけず、必要な条件を満たした時点で、毎日の扱いやすさへ目を向けられるからです。

反対に、ソリオでは荷物を入れるたびに後席を前へ動かし、乗員の姿勢が窮屈になるなら、フリード+を重点的に確認します。フリード+でも、4人分の座席を残す条件を崩さず、ボード上と下の配分を試すことが前提です。

両車とも積めるなら、次はバッグを車外へ戻してみましょう。取っ手を握れるか、奥のバッグを手前へ引けるか、ほかの荷物を先に降ろす必要があるかで、使いやすさの差が見える場合があります。

筆者が重視するのは、「最大で何個入ったか」より、必要な人が座ったまま、普段の荷物を一度で積んで降ろせるかです。この条件なら、50代の買い替えで減らしたい動作を具体的に評価できます。

販売店では、この順番で確認してみましょう

  • 車両情報で年式、型式、グレード、駆動方式を確認する。
  • 前席を運転姿勢に合わせ、後席に普段乗る人が座る。
  • 同じバッグを積み、座席調整前後の足元と荷室を記録する。
  • 片側収納と全収納を試し、操作のしやすさと残せる座席を確認する。
  • フリード+はボードあり・なしで、置く高さと取り出す姿勢を比べる。
  • 自宅の駐車条件に照らし、テールゲートの開閉と荷物を持つ場所を確認する。

荷物の持ち込みは販売店へ相談し、試す際は無理に重い物を使わなくて構いません。空のバッグでも置き方や取っ手への手の届き方を確認でき、必要に応じて普段の重量を考慮できます。

中古車では機能の有無だけでなく、実際の動作状態も見てください。シートが確実に固定されるか、レバーが扱えるか、ボードや必要な部品がそろっているかまで確認すると、購入後の戸惑いを減らせます。


50代の中古車選びでは、結局どちらを先に見るとよい?

必要な人と荷物が収まることを前提に、日常の取り回しを軽くしたいならソリオ、荷物に合わせて空間を組み替えたいならフリード+を先に見ると整理しやすくなります。

私の考えでは、この2台の比較は「後席が広い車を当てる問題」ではありません。後席の調整、収納の分割、荷室床面の使い方を、自分の生活へ当てはめる比較です。

ソリオを優先する人は、必要量を積めるかが判断条件

短い車庫や狭い道を日常的に使い、荷物は買い物袋や旅行バッグが中心なら、ソリオから確認する理由があります。後席を使う位置で必要量が収まれば、車体の短さを日々活かせます。

確認条件は、荷室を広げた際にも後席の人が無理なく座れることです。後席のスライドを便利な調整として使えるか、毎回我慢するための調整になってしまうかを分けて考えましょう。

フリード+を優先する人は、使う床面を決める

背の高い箱や趣味の道具を運ぶ機会が多く、荷物を上下に分けたいなら、フリード+から確認する意味があります。ボードを使う日と外す日で、荷室の役割を変えられるためです。

確認条件は、必要な座席を残せること、荷物を置く面まで無理なく運べること、帰宅後も取り出しやすいことです。低い入口の数値だけに期待せず、実際に使う床面を決めてから判断してください。

将来の変化は、毎日の動作を基準に考える

今後、家族の人数や趣味が変わる可能性はあります。ただ、その可能性だけで車の大きさを決めると、今の駐車や積み下ろしで感じている不便が残ることもあります。

筆者としては、「頻繁に使う条件」と「頻度は低くても外せない条件」を分ける方法が有効だと考えます。年に数回の大荷物への対応と、毎日の駐車のしやすさを、同じ重さで比べずに済むからです。

また、50代という年齢だけで、低い車や小さい車が合うとは決まりません。乗り降り、荷物の持ち上げ、シート操作のうち、今どの動作を楽にしたいのかを一つ言葉にすると、選ぶ軸がはっきりします。

今回の比較では、ソリオは短い車体と小回り、フリード+は低い荷室開口部と上下に使い分ける構造が特徴です。後席は両車とも調整と収納に対応し、6:4と5:5の分割の違いも使い方に関わります。

同じ人数、同じ荷物、同じ運転姿勢で比べ、最後に荷物を取り出すところまで試してみてください。広そうに見える一台より、いつもの動作が素直にできる一台のほうが、日常の納得につながると私は考えます。


よくある質問

フリード+にも後席のスライドとリクライニングはありますか?

あります。今回対象とする2019年10月改良後~2022年5月改良前の主要装備表では、6:4分割の後席にスライドとリクライニングが設定されています。3列シートのフリードとは、座席構成と収納方式を区別してください。

フリード+の荷物を置く高さは335mmですか?

335mmは、対象期間のFF車についてHondaが示す荷室開口部地上高です。ボード上面の高さではなく、荷物を置く面によって持ち上げる高さや取り出す姿勢は変わります。

ソリオの荷室床面長715mmは、後席を倒した数値ですか?

いいえ。2021年5月7日の販売会社の紹介では、5名乗車時に後席を最前端へ動かした状態の数値で、最後端では550mmです。両端の差165mmは、この記事では荷室床面長の差として扱っています。

執筆:杉原健一(モーターライフ・アドバイザー)

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