フィット クロスターのNZ809は2022年10月の改良前専用で、改良後はCZ332や荷室ボックスを条件付きで選びます。
前席の小物には対応するコンソール用品、サングラスには専用ケース、休日の道具には寸法を確認できる荷室ボックスが候補です。「フィットクロス」で探している方も、正式なタイプ名であるフィット CROSSTAR(クロスター)の改良時期と実車の装備を確認して選びましょうね。
フィット クロスターの収納グッズは改良前後でどう選ぶ?
2022年10月の改良前は、純正テーブルコンソールの条件を満たせばカーメイトNZ809を検討できます。改良後はNZ809を候補から外し、純正収納を使ったうえで、CZ332などの汎用品や荷室ボックスを用途別に選びます。
ここで大切なのは、専用品と汎用品では確認する順番が違うことです。専用品は車両への適合が出発点で、汎用品は取り付ける場所の形状や、車両の装備との両立が出発点になります。
NZ809は「GR系なら全部対応」ではない
カーメイト公式によると、NZ809「フィット専用 マルチ収納ポケット」の対象は、2020年2月〜2022年10月のGR1〜GR8です。ただし、マイナーチェンジ後の車両とマルチコンソール装着車には取り付けできません。
つまり、「GR系用」「フィット専用」という商品名だけでは、購入判断を終えられません。同じクロスターでも、対応する改良前車であることと、純正テーブルコンソールを備えていることの両方が必要です。
特に、2022年10月に登録された車は、登録年月だけで判断しないほうが安心です。改良前後が分からない場合は、車台番号を販売店へ伝え、実車のコンソールも合わせて確認してください。
中古車では、前の所有者が純正アクセサリーなどを追加している可能性もあります。車両が対応する時期のものでも、購入後の装備変更まで商品名が保証するわけではありません。
私なら、販売ページの適合年月を確認した後、運転席と助手席の間を実際に見ます。書類上の条件と目の前の形状を合わせることで、年式違いだけでなく、装備違いによる買い間違いも減らせるからです。
2026年の改良車を、2022年改良車と混同しない
Hondaは2026年7月9日、フィットのマイナーモデルチェンジを発表し、7月10日に発売しました。この改良ではタイプ構成も変更され、CROSSTARはハイブリッド専用タイプになっています。
そのため、販売ページにある「改良後」「現行対応」という短い説明だけでは、どの時期の車を指すのか分かりません。2022年10月の改良後なのか、2026年7月の改良後なのかを、対応年月で読み替える必要があります。
この記事では、NZ809の適合を説明するときの「改良前後」は、2022年10月の変更を指します。2026年の改良車についても、NZ809を使えるとするメーカー案内は確認できていないため、候補には含めません。
新しい車ほど、新しい名前の用品を買えばよいと思いがちですよね。実際には、発売時期よりも「メーカーがどの車両条件に対応すると示しているか」が判断の中心になります。
小物・サングラス・荷室にはどの商品が候補になる?
前席の小物にはNZ809、サングラスにはCZ332、荷室にはアイリスオーヤマのRVBOX400とRVBOX600Fが比較候補です。後ろの3商品はクロスター専用品ではなく、実車との相性を確かめて選びます。
用途の違う収納用品を、価格だけで順位付けすると迷いやすくなります。まず「散らばって困っている物」を一つ決め、その物に必要な寸法と置き場所から見ていきましょう。
商品 主な用途 公式仕様の要点 改良前後の考え方
カーメイト NZ809 前席の小物1点の定位置 開口部90×26mm、深さ約70mm 2022年10月改良前の対応車用
カーメイト CZ332 サングラス収納 外寸:幅160×奥行70×高さ45mm、70g 改良前後ともバイザーとの相性を確認
アイリスオーヤマ RVBOX400・RV400R 休日の小道具など 外寸:幅423×奥行397×高さ317mm、約28L 改良前後とも荷室の採寸が必要
アイリスオーヤマ RVBOX600F・RV600F 高さを抑えた荷室整理 外寸:幅600×奥行372×高さ220mm、約28L 改良前後とも荷室の採寸が必要
NZ809とCZ332の数値はカーメイト公式商品ページ、RVBOX2製品の数値はアイリスオーヤマ公式の商品仕様によるものです。いずれも2026年10月1日に確認しており、表は装着を保証する一覧ではありません。
NZ809には付属の粘着テープ、CZ332にはサンバイザーへ差し込むクリップを使います。一方、RVBOXは箱そのものの仕様を確認できる商品であり、クロスターの荷室での固定方法や走行中の保持力まで確認したものではありません。
価格と注文受付は、適合とは分けて判断する
2026年10月1日に確認したカーメイト公式オンラインストアでは、NZ809は税込1,980円、CZ332は税込1,655円で、両方に「カートに入れる」の表示がありました。価格、送料、注文受付状況は変わるため、最新は公式で確認してください。
この表示から分かるのは、確認時点で購入手続きへの入口が設けられていたことです。自分の車に合うことや、注文完了時まで在庫が確保されることを意味するわけではありません。
RVBOX400とRVBOX600Fは、メーカーの商品ページから公式通販の商品ページへ進めることを確認しました。ただし、色別の在庫や購入手続きの完了までは検証していないため、ここでは価格や即納を断定しません。
用品選びでは、「車に合う」「物が入る」「購入できる」という三つの判断を分けると整理しやすくなります。どれか一つが確認できただけで、残りも満たしていると思い込まないことが大切ですね。
DZ496は主要候補から外し、受付状況を補足する
カーメイトDZ496「ショッピングバッグ」は、2026年10月1日の公式ストアで税込2,420円と表示されていました。ただし、注文欄の文言は「ただいまご注文いただけません」でした。
この文言だけでは、一時的な在庫切れなのか、販売終了なのか、別の理由による受付停止なのかは確定できません。したがって、この記事では「販売終了」と言い換えず、主要な購入候補から外しています。
買い物袋をまとめたい方は、荷室ボックスに袋ごと入れる方法も比較できます。ただし、硬い箱は持ち帰るバッグの代わりとは限らないので、買い物後に何を家まで運ぶかも考えて選びましょう。
改良後のクロスターでは純正収納とCZ332をどう使う?
改良後車では、まず純正のスマートフォントレーやコンソールを使い分け、サングラスの置き場だけ足りないならCZ332を検討する方法が分かりやすいでしょう。前席全体に収納を増やす必要があるとは限りません。
収納を買う前に、「入る場所がない」のか、「入る場所はあるけれど戻しにくい」のかを分けてみてください。後者なら、用品を足すより中身を減らしたほうが改善することもあります。
標準収納は、使う人と頻度で分ける
2026年10月1日に確認したHondaの室内紹介では、インパネアッパーボックス、スマートフォントレー、グローブボックス、ドアのボトルホルダーなどが案内されています。e:HEV CROSSTARには、アームレスト付きセンターコンソールボックスとシートバックスマートフォンポケットも掲載されています。
ただし、この情報を過去のクロスターすべてにそのまま当てはめないでください。中古車や2022年改良後の初期車では、購入時期の装備表と実車を確認する必要があります。
筆者の提案としては、前席のスマートフォンはトレー、短い充電ケーブルはコンソール、後席で使う薄い小物はシートバック側へ分けます。使う人の近くへ戻し場所を作ると、車内を横断して物を探す手間を減らしやすくなります。
グローブボックスは、車両の書類など、必要なときにまとまって取り出したい物に向いているでしょう。普段使う物を何でも重ねてしまうと、書類を出すたびに別の物まで動かすことになります。
また、スマートフォンを置ける場所があることと、夏の駐車中に放置してよいことは別です。降車時には持ち出し、収納場所を長時間の保管場所として使わないようにしましょうね。
NZ809は一つの小物を戻すための用品
対応する改良前車でNZ809を使うなら、入れたい物を一つ決めるのがおすすめです。カーメイトも、複数の小物をまとめて入れる収納力はないと説明しています。
スマートフォンならケース込みの幅と厚み、財布なら最も膨らむ部分を測ってください。開口部より数値が小さくても、突起や角の形、指を掛ける余裕によって取り出しやすさは変わります。
さらに、NZ809はカーメイトのフィット専用スマートフォントレイNZ596とは併用できません。すでに専用品を付けている車では、新しく追加する一つだけでなく、今ある用品との組み合わせも確認しましょう。
小さなポケットは、車内の引き出しを増やすというより、物の「指定席」を一つ作る道具です。鍵、カード、ケーブルを毎回詰め込む使い方より、いつも同じ物を戻すほうが特徴を活かせます。
CZ332は外寸ではなく、メガネの収まりで選ぶ
CZ332「サングラスケース 本革調」は、サンバイザーにクリップで取り付けるケースです。外寸の幅160mmはケース本体の寸法であり、収納できるメガネの最大幅を示したものではありません。
大きなフレームや厚みのあるサングラスを使う方は、内側の形状と収まりを確認してください。ケースを閉めるためにフレームを押し込むような状態なら、その組み合わせは避けたいところです。
取り付けた後は、停車中にバイザーを下げ、横へ向け、ミラーも使ってみましょう。取り付けられた状態だけでなく、日差しに合わせて動かした状態でも支障がないことが判断材料になります。
私は、サングラスをドリンクホルダーから移せることに、この用品の意味があると考えます。飲み物を置くたびにメガネを移動させる方なら、収納量よりも日々の動作を減らす効果を期待できるからです。
出し入れは安全な場所に停車してから行ってください。片手で開閉できる機能は、走行中の操作を増やすためではなく、使う前後を楽にするために活かしましょうね。
荷室ボックスはRVBOX400と600Fのどちらが合う?
高さのある小道具をまとめるならRVBOX400、背の低い用品を横に並べるならRVBOX600Fが比較候補です。ただし、どちらもクロスターへの実車装着を確認した専用品ではありません。
この2製品は、どちらも容量約28Lですが、置き場所に必要な形が違います。同じ容量でも、荷室を占める幅と高さは同じではないことが、選ぶときの重要なポイントです。
RVBOX400は幅を抑えた形、600Fは高さを抑えた形
アイリスオーヤマ公式によると、RVBOX400・RV400Rの内寸は約幅303×奥行249×高さ272mmです。RVBOX600F・RV600Fの内寸は約幅510×奥行280×高さ180mmで、外寸だけでなく収納物の形からも選び分けられます。
例えば、背の高い物を立てて入れたいときは、400の内側の高さが判断材料になります。薄い道具を横に並べたいときは、600Fの内側の幅を確認すると候補を絞りやすいでしょう。
これは寸法から導いた使い方の提案で、特定の道具が入ると検証した結果ではありません。収納物の最も大きい部分を測り、ふたを閉じられるかまで照合してください。
また、RVBOX400には旧仕様の商品もあり、公式ページでは旧型の一部に生産終了の表示があります。「RVBOX400」という名前だけでなく、今回比較したRV400Rかどうかまで確認しましょう。
収納量が同じでも、箱の形によって残せる空間は変わります。横に買い物袋を置きたいのか、箱の上方を空けたいのかを考えると、容量だけでは見えない違いが分かりますね。
採寸は「置けるか」と「扱えるか」を分ける
荷室では、箱を置く位置の幅・奥行き・高さを測ります。荷室全体の最大幅ではなく、内装の張り出しなども含めて、実際に箱の底が収まる範囲を確認してください。
Hondaの室内ページには荷室寸法もありますが、掲載値の測定車両はe:HEV ZのFFです。その数値をクロスターの箱の設置保証として使うことはできません。
採寸の目安を作るなら、RV400Rは423×397mm、RV600Fは600×372mmの長方形を紙で作り、停車中の荷室に置いて比べる方法があります。これは底面の占有範囲を想像するための方法で、高さやふたの動き、固定状態は別に確認します。
紙の上では収まっても、実物を持ち上げる手の余裕がなければ扱いにくくなります。ふたを開ける場所、テールゲートから取り出す経路、横へ追加する買い物袋の場所も見ておきましょう。

後席の片側を使う予定から箱の位置を決める
クロスターの後席は、座面を跳ね上げるチップアップと、背もたれを倒して荷室を広げるダイブダウンに対応した6:4分割可倒式です。収納箱の配置も、次に使うシートアレンジから考えると整理しやすくなります。
例えば、後席の片側だけを倒して長い物を積む予定なら、その側に箱を常設しない配置を試してください。反対側へ置く場合も、箱が座席や内装に干渉しないかを実車で確かめます。
ここでは、400をどちら側に置けば操作できる、といった装着結果までは示せません。箱の実物、車両仕様、前席位置を合わせた検証をしていないためです。
筆者が購入前の比較で重視したいのは、「後席を倒すために何個の物を動かすか」です。休日用品を一つの箱で降ろせる配置なら、細かな物を何度も移す配置より使い替えやすいと考えられます。
ただし、片側へまとめることは荷物の固定の代わりにはなりません。車両と製品の説明に従って移動を抑え、重い物を不安定に積み重ねないことも必要です。
収納用品の失敗を減らすには何を優先すればよい?
優先したいのは、適合、収納物の寸法、車両機能との両立です。その三つを満たしたうえで、使った物を戻しやすく、席や荷室を変えやすい配置を選びましょう。
「たくさん入る」という説明は魅力的ですが、入れた物を出すたびに別の物を動かすなら、日常では使いにくいかもしれません。収納量と手間を一緒に見ることが、買ってからの満足につながると私は考えます。
CZ502はクロスターの前席用候補から外す
カーメイトCZ502「座席につける荷物固定ネット」は、エアバッグが内蔵されている座席に使用しないよう明記されています。クロスターの前席にはサイドエアバッグがあるため、前席へ巻き付ける用途ではおすすめできません。
寸法が合い、ベルトを回せたとしても、使用条件を満たしたことにはなりません。エアバッグ、座席調整部分、シートベルトなどとの関係は、収納量より先に確認する項目です。
これは、すべてのシートバック用品が使えないという意味ではありません。製品ごとに固定する位置や禁止条件が異なるため、別の商品へも同じ結論を広げず、それぞれの説明書を読みましょう。
座席の下も、空いて見えるから収納箱を押し込める場所とは限りません。座面の跳ね上げや座席の操作を妨げないかを確かめ、別車種専用品の流用は形の印象だけで決めないでください。
筆者の考察:改良後車は「増設」より「不足の切り分け」が先
私は、改良後のクロスターでは、収納用品を一式そろえるより、純正収納で不足する用途だけを補う方法が合理的だと考えます。トレー、コンソール、後席のポケットがあれば、問題は収納量ではなく、置き方にある可能性もあるからです。
一方、休日用品を車外へ持ち出す使い方では、純正収納より取り外せる箱が役立つ場面があります。前席の小物を戻す仕組みと、荷室を普段の状態へ戻す仕組みは、別々に作ったほうが無理がありません。
今後、車両や用品の改良が進んでも、古い商品の適合が自動的に広がるとは考えないほうがよいでしょう。対応年月、型番、取付禁止条件が更新されているかを確認する習慣は、次の買い替え時にも使えます。
本記事では、公式の商品仕様と車両の装備紹介を照合し、適合の明示がある物と、実車確認が必要な物を分けました。実車装着、荷室の実測、走行中の保持力は検証しておらず、寸法からの配置提案を装着実績として扱っていません。
フィット クロスターの収納選びは、改良前の対応車ならNZ809、サングラスならCZ332、荷室なら形の違うRVBOX400と600Fというように、用途から候補を分けると進めやすくなります。まず一番困っている物の定位置を作り、後席を動かす余地も残して、少しずつ整えてみましょうね。
よくある質問
NZ809は2022年10月改良後のクロスターにも使えますか?
使えません。カーメイトは改良後車を取付不可としているため、型式や車名だけで判断せず、対応年月とコンソールの条件を確認してください。
改良後車で、具体的に検討できる収納用品はありますか?
サングラス用のCZ332、荷室用のRVBOX400・RV400RとRVBOX600F・RV600Fが比較候補です。いずれもクロスター専用の装着保証はなく、バイザーや荷室との相性を実車で確認します。
荷室ボックスは容量が大きいほど便利ですか?
容量だけでは決まりません。外寸が置き場所に合い、内寸が収納物に合い、後席操作や持ち出しを妨げないことを優先すると選びやすくなります。
参照情報と確認日
以下は、適合・仕様・販売表示を確認した公式ページです。確認日はすべて2026年10月1日で、注文状況や掲載内容は更新される可能性があります。
- カーメイト「NZ809 フィット専用 マルチ収納ポケット」
対応年月、改良後・マルチコンソール装着車の取付不可、開口部寸法、併用条件、税込1,980円と注文欄を確認。
- カーメイト「CZ332 サングラスケース 本革調」
サンバイザーへの取付方法、本体外寸・重量、税込1,655円と注文欄を確認。
- カーメイト「DZ496 ショッピングバッグ」
税込2,420円と「ただいまご注文いただけません」の表示を確認。受付停止の理由は未確認。
- カーメイト「CZ502 座席につける荷物固定ネット」
エアバッグ内蔵座席への使用禁止を確認。
- アイリスオーヤマ「RV BOX スタンダードタイプ」
RVBOX400・RV400Rの外寸、内寸、容量と、旧仕様の生産終了表示を確認。
- アイリスオーヤマ「RV BOX 浅型タイプ」
RVBOX600F・RV600Fの外寸、内寸、容量を確認。
- アイリスプラザ「RVBOX 400 全2色」「RVBOX 600F 全2色」
公式通販の商品掲載を確認。色別在庫と注文完了は未検証。
- Honda「装備・室内空間」「FIT 主要装備」
純正収納の名称・装備対象、シートアレンジ、荷室寸法の測定車両を確認。

https://www.honda.co.jp/Fit/common/pdf/fit_equipment_list.pdf
- Honda「『FIT』をマイナーモデルチェンジし発売」
2026年7月9日発表、7月10日発売と、CROSSTARのハイブリッド専用化を確認。

杉原健一(モーターライフ・アドバイザー)
メーカー直営ディーラーでの接客経験を背景に、読者の困りごとを用途別に整理し、公式の適合・寸法・使用条件を照合して解説しています。本記事は公式仕様に基づく用品選びの解説であり、実車装着レビューではありません。



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