クロストレックは、全幅1,800mmを無理なく扱え、旅行も楽しみたい人なら「最後の車」の有力候補です。
ただし、今の運転感覚だけで決めるのではなく、車幅、乗降性、視界、安全装備、維持費、今後の用途、購入時期という7つの基準で、5年後・10年後の自分まで想像して選ぶことが大切ですよ。
私は長年、メーカー直営ディーラーの店頭で車選びの相談に接してきました。
そこで感じてきたのは、「良い車を選んだ人」が必ずしも長く満足するわけではなく、自分の暮らしに合う車を選んだ人ほど、年数がたっても後悔が少ないということです。
最後の車を考えるときは、次の7項目を順番に確認してみてください。
1. 車幅・取り回し:全幅1,800mmを日常の道路や駐車場で無理なく扱えるか
2. 乗降性:5年後、10年後も自然に乗り降りできそうか
3. 視界:前方や斜め前、後方の距離感をつかみやすいか
4. 安全装備:アイサイトを理解し、自然に使えるか
5. 維持費:燃料だけでなくタイヤや保険、整備まで無理がないか
6. 今後の用途:夫婦旅行を続けるのか、近距離中心になるのか
7. 購入時期:未確定の改良情報より、現在買える仕様が自分に合うか
この7つに大きな不安がなく、それでも運転席に座ったときに「この車で出かけたい」と思えるなら、クロストレックは長く付き合える一台になりやすいと私は考えています。
判断基準① クロストレックの全幅1,800mmを60代以降も扱える?
最初に確認したいのは、全幅1,800mmを自分の生活圏で無理なく扱えるかです。
SUBARU公式による現行クロストレックのボディサイズは、全長4,480mm、全幅1,800mm、全高1,575mm。最低地上高は200mmです。公式諸元では最小回転半径5.4mとなっています。SUBARU オフィシャルWebサイト+1
数字だけなら、巨大なSUVというわけではありません。
けれども「最後の車」という視点では、他のSUVより大きいか小さいかより、自宅周辺で自分がどう感じるかのほうが重要です。
たとえば全幅1,695mmのコンパクトカーから乗り換えると、クロストレックは105mm広くなります。
左右では約52.5mmずつです。
「片側5cmくらいなら大したことはない」と思いますよね。
ところが、その5cmが住宅街で対向車とすれ違うときや、スーパーの柱と隣の車に挟まれた駐車枠では、意外と存在感を示します。
ディーラー時代にも、「試乗コースでは何ともなかったのに、自宅の駐車場へ入れたら想像以上に気を使った」という相談は珍しくありませんでした。
車そのものが悪いのではありません。
試乗した場所と、毎日使う場所が違っていたんですね。
逆に、それまでミニバンや同程度のSUVへ乗ってきた人なら、クロストレックを「ちょうどいい大きさ」と感じることも十分あります。
だからこそ、最後の車ではカタログの「コンパクトSUV」という呼び方だけで決めないでください。
試乗では、できれば次の場所に近い環境を走ってみましょう。
- 自宅周辺の住宅街と同じくらいの細い道
- 対向車とすれ違う道路
- 左折時に縁石が近い交差点
- スーパーや病院の駐車場
- 自宅駐車場への出入り
特に大切なのは自宅駐車場です。
旅行は年に数回でも、自宅から車を出し入れするのは年間数百回になるかもしれません。
毎回「左をこすらないかな」。
毎回「もう少し右へ寄せないと」。
そんな小さな緊張が積み重なる車は、5年後、10年後に負担になる可能性があります。
肩に力を入れずに動かせるか。
私は最後の車では、この感覚をスペック以上に大切にしてほしいと思っています。
判断基準② クロストレックの乗り降りは5年後・10年後も楽?
2つ目は乗降性です。
クロストレックは最低地上高200mmを確保したSUVですが、「SUVだから乗り降りしやすい」と決めつけるのはおすすめできません。SUBARU オフィシャルWebサイト
身体に合う着座位置は、身長や脚の長さ、身体の動かし方によって変わります。
今は何ともなくても、最後の車として10年近く乗れば、自分の身体の状態が今とまったく同じとは限りませんよね。
ですから試乗では、一度座って終わりにしないでください。
私は最低でも2〜3回、運転席から乗り降りして確認することをおすすめします。
見るところは難しくありません。
足を必要以上に持ち上げていないか。
頭を大きくかがめていないか。
降りたときに身体をドアやシートへ預けたくならないか。
腰を深く落とさないと座れないか。
こうした小さな動作を見てください。
夫婦二人で使うなら、助手席も同じです。
運転する本人には快適でも、助手席へ乗る配偶者が毎回「よいしょ」と身体を持ち上げるようなら、長期所有では不満になってしまうかもしれません。
ここで私が大事にしているのは、今日できるかではなく、余裕を持ってできるかです。
ギリギリ乗り降りできる車より、「これなら少し身体が硬くなっても大丈夫そう」と感じる車のほうが、最後の車には向いています。
判断基準③ クロストレックの視界は自分に合う?
3つ目は、前方や斜め前、後方の見え方と車両感覚です。
カタログでは数字になりにくい部分ですが、最後の車ではとても重要ですよ。
運転席へ座ったら真正面を見るだけでなく、左斜め前、右斜め前、左右のミラー、後方まで確認してください。
そして実際に低速で走りながら、
「左側のタイヤがどのあたりを通っているか」
「対向車との距離を自然につかめるか」
「交差点で左折するとき、内側を過度に気にしなくて済むか」
を感じてみます。
ここで大切なのは、カメラなどの支援機能を使わないことではありません。
便利な装備は使っていいんです。
むしろ長く乗る車なら、使えるものは上手に使ったほうが負担を減らせます。
ただ、カメラだけを見なければ駐車できない状態と、「ミラーや目視で状況をつかみ、最後の確認にカメラを使える」状態では安心感が違います。
私は最後の車の試乗で、よく「怖くないかを見てください」と考えます。
運転の上手下手を競う必要はありません。
自然に周囲との距離を把握できるか。
これが重要です。
購入直後は緊張していた車幅にも慣れることはあります。
ただ、最初から強い怖さを感じる車を「そのうち慣れる」と期待して選ぶのは、最後の車では少し慎重になったほうがいいでしょう。
判断基準④ アイサイトなど安全装備を自然に使える?
4つ目が安全装備です。
クロストレックの大きな強みのひとつが、SUBARUの運転支援システム「アイサイト」です。
現行クロストレックでは、ステレオカメラに加えて広角単眼カメラを組み合わせ、安全性を高めています。
公式では、プリクラッシュブレーキをはじめとする衝突回避支援、全車速追従機能付クルーズコントロール、車線中央維持に関わる運転支援など、多くの機能が案内されています。SUBARU オフィシャルWebサイト
安全性能については、クロストレックとインプレッサがJNCAP「自動車安全性能2023ファイブスター大賞」を受賞しています。
SUBARUの2024年5月28日の発表によると、2023年度の衝突安全性能と予防安全性能の総合評価で最高得点を獲得したことによるものです。株式会社SUBARU(スバル)企業情報サイト
最後の車を選ぶうえでは、心強い材料ですよね。
ただし、ここでひとつ注意があります。
安全装備が多いことと、その車を自分が安心して使えることは同じではありません。
安全支援装備は、ドライバーに代わって何でも運転してくれる装置ではありません。
長く乗るなら、「付いているか」だけでなく「理解して使えるか」まで確認したいところです。
試乗時には販売スタッフへ、
「この表示は何を意味しますか?」
「クルーズコントロールはどう設定しますか?」
「機能が作動できないときはどう表示されますか?」
と聞いてみましょう。
そして可能なら、自分の指でステアリングスイッチを操作してみてください。
説明を聞いて「これなら使えそう」と思えることが重要です。
最後の車では、装備表に丸印がいくつ付いているかより、必要なときに迷わず使えるかのほうが実用上の安心につながると私は考えています。
判断基準⑤ クロストレックの価格・燃費・維持費を無理なく負担できる?
5つ目は、長期保有で避けて通れないお金です。
2026年9月7日時点のSUBARU公式ラインアップには、2.0L e-BOXERと、2.5Lエンジンと2モーターを組み合わせるストロングハイブリッドのS:HEVが掲載されています。
Premium S:HEVはAWDで3,833,500円、Premium S:HEV EXは4,053,500円。両グレードのWLTCモード燃費は18.9km/Lです。SUBARU オフィシャルWebサイト+1
主な数字を整理してみましょう。
項目 2026年9月7日時点で確認できる内容
全長 4,480mm
全幅 1,800mm
全高 1,575mm
最低地上高 200mm
最小回転半径 5.4m
Premium S:HEV 3,833,500円
Premium S:HEV EX 4,053,500円
S:HEV WLTC燃費 18.9km/L
荷室開口部最大幅 1,042mm
荷室フロア長 814mm
価格・仕様は変更される可能性がありますので、契約前にはSUBARU公式サイトや販売店で最新情報を確認してくださいね。SUBARU オフィシャルWebサイト+1
最後の車で忘れやすいのが、「買えるか」と「維持し続けられるか」は違うということです。
購入時には収入があっても、定年後は家計の形が変わる可能性があります。
一方で走行距離は減るかもしれません。
年間1万km走っていた人が、定年後は年間4,000kmになることもあるでしょう。
そうなれば燃料代は減ります。
ところが、走らなくなったからといって任意保険、税金、車検、タイヤ、バッテリーなどがすべてゼロになるわけではありません。
ここが最後の車ならではのポイントです。
走行距離に比例する費用が減る一方、所有しているだけで必要になる費用の存在感が大きくなるんですね。
ですから購入前に、販売店でタイヤ4本を交換した場合の目安や、点検・車検費用のイメージも聞いておくと安心です。
ローンの月額だけを見るより、「ローンが終わったあとでもこの車を気持ちよく維持できるか」を考えてみてください。
旅行や趣味でクロストレックの能力をしっかり使う人なら、その維持費にも納得しやすいでしょう。
反対に、数年後には近所への買い物と通院しか使わない可能性が高いなら、一段小さな車と総費用を比較する価値があります。
小さな車へ替えること自体が正解なのではありません。
使わない能力にどれほど費用を払うことになるかを見ることが大切です。
判断基準⑥ 夫婦二人の旅行や荷物にクロストレックは必要?
6つ目は、これから何のために車を使うかです。
「最後の車だから安全な車」と考えるだけでは、少し足りません。
車は安全装置ではなく、生活を運ぶ道具でもあります。
クロストレックの公式スペックでは、荷室開口部最大幅1,042mm、荷室フロア長814mm。e-BOXERモデルの荷室高は708mm、S:HEVでは688mmと案内されています。SUBARU オフィシャルWebサイト
つまり夫婦二人で旅行バッグを積んだり、趣味の荷物を載せたりする場面も想定しやすいSUVです。
ここは「最後の車=小さい車」と考える前に、自分の休日を思い浮かべてみてほしいところです。
定年後、夫婦で温泉へ行きたい。
高速道路を使って少し遠くへ出かけたい。
写真やキャンプ、釣りなど趣味の荷物を積みたい。
帰省するときに荷物を余裕を持って載せたい。
そんな暮らしを考えているなら、クロストレックのサイズは単なる負担ではなく、行動範囲を残してくれる余裕にもなります。
一方で、今後はスーパー、病院、駅への送迎が中心で、高速道路へ乗る機会もほとんどなくなると分かっているなら話は変わります。
その場合、全幅1,800mmのSUVを所有し続けるメリットが、自分の生活でどれほどあるかを考えてみましょう。
私は「年齢が上がったら小型車へ乗るべき」とは考えていません。
むしろ、運転できるうちに夫婦で行きたい場所があるなら、その時間は大切にしていいと思います。
最後の車という言葉を聞くと、どうしても「縮小」「我慢」「無難」という方向へ考えてしまいますよね。
でも本来は逆なのかもしれません。
これから何を諦めずに楽しみたいか。
それによって最後の車の正解は変わります。
クロストレックは、街中だけで最小限の移動をするための車というより、まだ少し遠くへ出かけたい人にこそ意味を見いだしやすい一台だと私は考えています。
判断基準⑦ 2026年のクロストレックは今買う?改良を待つ?
最後の7つ目は購入時期です。
2026年のクロストレックについては、公式に確認できる情報と、インターネット上の将来予想を分けて考えましょう。
確定している動きのひとつが、2026年4月2日にSUBARUが発表した特別仕様車「Limited Black」です。
Limited Blackは、2.0L直噴エンジン+モーターのe-BOXERを搭載するLimitedをベースにしています。
ダークメタリック塗装の18インチアルミホイール、ブラック塗装のドアミラーやルーフスポイラー、ブラックルーフ&ピラートリムなどを採用し、内外装をダークトーンに仕上げたモデルです。株式会社SUBARU(スバル)企業情報サイト
長く乗る最後の車だからこそ、見た目の好みも軽視しなくていいと私は思います。
毎朝駐車場へ行って、「やっぱりこの車、好きだな」と思えることは数字に表れません。
でも10年付き合う車では、その小さな満足感が案外大切なんですよね。
一方で、「次の年次改良で2.0L e-BOXERがなくなる」「別のエンジンが追加される」といった情報については注意が必要です。
2026年9月7日時点でSUBARU公式サイトを確認すると、クロストレックにはe-BOXERモデルとS:HEVモデルが掲載されています。SUBARU オフィシャルWebサイト+1
また、SUBARUの2026年の公式ニュースリリースでは、4月2日のLimited Black発表が確認できます。株式会社SUBARU(スバル)企業情報サイト+1
したがって、公式に発表されていない将来のエンジン構成やグレード変更を、確定事項として購入判断へ組み込むべきではありません。
車には毎年のように改良の可能性があります。
「次のモデルのほうが良いかもしれない」
「もう少し待てば新装備が付くかもしれない」
そう考え始めると、いつまでも決められません。
最後の車選びでも重要なのは、未来の噂ではなく、今買える車が自分の今後の生活に合うかです。
もちろん購入を急いでいないなら、次の公式発表まで待つ方法もあります。
しかし現行クロストレックを試乗し、サイズ、乗降性、装備、価格に納得できているなら、未確認情報だけを理由に購入を先延ばしする必要はないと私は考えています。
クロストレックを最後の車として試乗するとき何を確認する?
7つの判断基準を読んでも、最後は実車に触れなければ分かりません。
そして最後の車候補の試乗では、加速の気持ちよさだけを見る試乗から、少し視点を変えてみましょうね。
私なら、「疲れない・迷わない・怖くない」の3つを中心に確認します。
まず運転席へ座り、普段と同じようにシートとステアリングを合わせます。
前方だけでなく、左右の斜め前、ドアミラー、後方まで確認しましょう。
次に低速の住宅街を走ります。
道路端との距離を自然につかめるか。
対向車が来たとき、無意識に大きく減速したくならないか。
左折で縁石を気にしすぎないか。
その感覚を覚えておいてください。
次は駐車です。
できればバック駐車を一度行います。
カメラや安全支援機能も普段使うつもりなら、遠慮せず使ってください。
そのうえで、「どこに車があるか」を自分の感覚でも理解できるかを確かめます。
そして駐車したら、一度降りましょう。
数十秒してから、もう一度乗ります。
乗り込むときに脚を大きく持ち上げていないか。
頭をぶつけないよう過度にかがんでいないか。
シートから立ち上がる動きに無理がないか。
夫婦で使うなら、助手席側も同じことを行ってください。
後席へ家族や友人を乗せることがあるなら、後席の乗り降りも見ておくといいですね。
そして最後に、アイサイトの説明を受けましょう。
高速道路を走る機会が多い人なら、全車速追従機能付クルーズコントロールなど、自分が実際に使いたい機能の操作方法を確認します。
若いころなら多少クセのある車でも、「好きだから乗りこなす」という楽しみ方ができます。
もちろん60代でも、それは悪いことではありません。
ただし最後の車として長く付き合うなら、私は「頑張って使える」より「考えなくても自然に使える」車をおすすめしたいですね。
スーパーへ行く。
病院へ行く。
家族を駅まで迎えに行く。
旅行へ出かける。
荷物を積む。
こうした何でもない場面でストレスが少ない車ほど、年数がたっても手放したくなくなるものです。
私が考えるクロストレックが最後の車に向く人・向かない人
ここからは、公式情報と長年の車選び相談の経験を踏まえた私見です。
私はクロストレックを、「運転を楽しむ生活を、もうしばらく縮小したくない人」に向いた最後の車だと考えています。
全長4,480mm、全幅1,800mmというサイズに、最低地上高200mmのSUVらしい余裕があります。SUBARU オフィシャルWebサイト
S:HEVも選択でき、アイサイトをはじめとした安全装備も用意されています。SUBARU オフィシャルWebサイト+1
夫婦二人で旅行へ行く。
高速道路を使って温泉へ行く。
趣味の荷物を積む。
少し天候が悪くても、落ち着いて移動したい。
こうした使い方を今後も続けたい人なら、「年齢が上がるから小さい車にしなければ」とクロストレックを候補から外す必要はないでしょう。
ただ、私は全幅1,800mmをひとつの大きな境目として見ます。
今1,695mm級の車に乗っていて、すでに狭い駐車場に苦手意識がある人なら、105mm広くなる意味を慎重に考えてほしいところです。
アイサイトがあるから車幅の不安まで消えるわけではありません。
安全支援と取り回しのしやすさは別の話です。
また、S:HEVの燃費が18.9km/Lだからといって、燃費だけで高価格なグレードを選ぶ必要もありません。SUBARU オフィシャルWebサイト
年間走行距離が少なくなるなら、購入価格との差を燃料代だけで取り戻す発想より、走りや装備を含めて「この仕様が欲しいか」で選んだほうが納得しやすいでしょう。
私がクロストレックを最後の車として選びやすいと考えるのは、次の条件がそろう人です。
全幅1,800mmを怖がらず扱える。
乗り降りが自然にできる。
視界に不安がない。
安全装備を理解して使える。
維持費を負担しても暮らしに無理がない。
これからも旅行や趣味に車を使いたい。
現行モデルそのものを気に入っている。
この7つがそろうなら、クロストレックはかなり有力な候補です。
反対に、近距離の買い物がほとんどで、現在でも車幅や駐車に強い不安があるなら、小型SUVやコンパクトカーも同じ日に試乗してみてください。
同じ日に乗ると違いがよく分かります。
「クロストレックの安心感のほうが好きだ」と感じるかもしれませんし、「小さい車ってこんなに気楽だったのか」と気づくかもしれません。
どちらの答えでもいいんです。
最後の車選びで大切なのは、他人から正解と言われる車ではなく、自分の身体と暮らしが自然に受け入れられる車です。
そして「最後の車」という言葉を、必要以上に重く考えなくても大丈夫ですよ。
60歳で買った車が、本当に生涯最後の購入になるかは誰にも分かりません。
数年後に生活が変わり、「もっと小さな車がいい」と思えば乗り換えることもできます。
だから私は、最後の車を「死ぬまで乗らなければならない一台」ではなく、これから先をできるだけ長く、無理なく楽しめる車と考えています。
その意味では、クロストレックは年齢を理由に運転の楽しみを全部手放したくない人にとって、魅力のある選択肢だと思います。
まとめ|クロストレックを最後の車にするなら7つの基準で決めよう
クロストレックは、60代以降も旅行やドライブを楽しみたい人にとって、有力な「最後の車」候補です。
現行モデルのボディサイズは全長4,480mm、全幅1,800mm、全高1,575mm、最低地上高200mm。公式サイトには2.0L e-BOXERとS:HEVが掲載され、Premium S:HEVのWLTCモード燃費は18.9km/Lです。SUBARU オフィシャルWebサイト+1
安全面ではアイサイトを備え、クロストレックとインプレッサはJNCAP「自動車安全性能2023ファイブスター大賞」を受賞しています。株式会社SUBARU(スバル)企業情報サイト
また2026年4月2日には、2.0L e-BOXERのLimitedをベースとした特別仕様車「Limited Black」も正式発表されています。株式会社SUBARU(スバル)企業情報サイト
一方、最後の車として本当に大切なのはスペックの豪華さではありません。
①車幅・取り回し、②乗降性、③視界、④安全装備、⑤維持費、⑥今後の用途、⑦購入時期。
この7項目を、自分の今だけでなく5年後、10年後の生活まで想像しながら確かめてみてください。
そのうえで、
「この車なら怖くない」
「乗り降りも自然だ」
「維持費にも無理がない」
「それでも乗ると少しうれしい」
と思えるなら、クロストレックは単に安全性や実用性で選ぶSUVではなく、これからの時間を一緒に楽しめる一台になってくれると私は考えています。
よくある質問
クロストレックは60代から最後の車として選べますか?
十分候補になります。
全長4,480mm、全幅1,800mmのサイズを日常の道路や駐車場で無理なく扱えて、今後も旅行や高速道路を使った移動を楽しみたい人には特に検討しやすいでしょう。SUBARU オフィシャルWebサイト
ただし、1,695mm級のコンパクトカーから乗り換える場合は車幅が105mm広くなるため、自宅駐車場や狭い道路での試乗確認をおすすめします。
クロストレックのS:HEVは最後の車に向いていますか?
走行距離が比較的多く、燃費だけでなく走りや装備にも魅力を感じる人には有力候補です。
2026年9月7日時点のSUBARU公式サイトでは、Premium S:HEVが3,833,500円、Premium S:HEV EXが4,053,500円で、WLTCモード燃費はいずれも18.9km/Lと案内されています。SUBARU オフィシャルWebサイト
年間走行距離が少なくなる予定なら、燃費だけで決めず、車両価格や欲しい装備を含めてe-BOXERモデルと比較すると判断しやすいですよ。
2026年のクロストレックは次の改良を待ったほうがいいですか?
2026年9月7日時点では、SUBARU公式サイトにe-BOXERとS:HEVの現行モデルが掲載されています。SUBARU オフィシャルWebサイト+1
将来の年次改良はあり得ますが、公式発表されていないエンジン廃止や新グレードなどを確定事項として判断するのは避けたほうが安心です。
購入を急いでいなければ正式発表を待つ方法もありますが、現在のクロストレックを試乗して7つの判断基準を満たしているなら、「もっと新しいモデルが出るかもしれない」だけで待ち続ける必要はないと私は考えています。
参考にした主な公式情報
本記事の車両寸法、荷室寸法、価格、燃費、ラインアップは、2026年9月7日にSUBARUオフィシャルWebサイト「クロストレック」「グレード一覧」「諸元・スペック」で確認しました。SUBARU オフィシャルWebサイト+2SUBARU オフィシャルWebサイト+2
安全性能については、株式会社SUBARUが2024年5月28日に発表した「クロストレック・インプレッサ JNCAP『自動車安全性能2023ファイブスター大賞』を受賞」を参照しています。Limited Blackについては、2026年4月2日のSUBARU公式ニュースリリースを参照しました。株式会社SUBARU(スバル)企業情報サイト+1
杉原健一
モーターライフ・アドバイザー



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