ロードスターは人生最後の車の有力候補です。ただし、2人乗りで困らないこと、低い車へ無理なく乗降できること、荷物量が暮らしに合うことが大前提です。
「子どもも独立したし、次は本当に自分が乗りたかった車を選んでもいいかな」
50代、60代になると、そんな気持ちが少しずつ大きくなる方もいるのではないでしょうか。
今回取り上げるのは、マツダ車とカーライフを楽しむ人の交流サイト「CLUB MAZDA COMMUNITY」に、ユーザー「ひろうき」さんが2025年4月7日に投稿した「人生最後のクルマ『ロードスター』…(たぶん笑)」というエピソードです。
ひろうきさんは、子どもたちが独立して夫婦二人の生活になったことをきっかけに、4代目NDロードスターを現実的な愛車候補として考えるようになりました。
ただ、2015年にNDロードスターが登場してすぐ購入したわけではありません。
奥さまと話し合いながら、2人乗りで本当に困らないのか、荷物はどうするのか、子どもたちが帰ってきたときはどうするのかといった現実的な問題を一つずつ考え、2017年7月5日にソフトトップのロードスターを迎えています。
この流れは、「人生最後の車」としてロードスターを検討している方にとって、とても参考になります。
憧れだけで決めるのではなく、「好きな車」と「これからの暮らし」が重なるかを確認する。
ロードスター選びで一番大切なのは、ここなんですね。
ロードスターを人生最後の車に選ぶ条件とは?
ロードスターが人生最後の車として現実的なのは、普段の乗車人数が1〜2人で、荷物を多く積まず、低い車への乗り降りにも無理がない人です。
反対に、親の送迎や孫との外出などで3人以上乗る機会が多いなら、1台ですべてをまかなう車としては慎重に考えたほうが安心です。
判断するときは、次の条件を確認してみてください。
- 普段は1人または夫婦二人で乗る
- 3人以上を乗せる機会が少ない
- 大型の荷物を日常的に運ばない
- 低い着座姿勢から無理なく立ち上がれる
- 家族やパートナーが2シーターを理解している
- 実用性より運転する楽しさを重視したい
- 購入費だけでなく維持費も家計に無理がない
ここで大切なのは、「将来使うかもしれない」ではなく、実際の生活を振り返ることです。
たとえば、過去1年間に3人以上で車に乗ったのは何回だったでしょうか。
大きな荷物を自分の車で運んだのは何回だったでしょう。
年に1〜2回なら、そのときだけ家族の車、レンタカー、配送サービスなどを使う方法もあります。
一方、毎週のように後席を使っているなら、ロードスターへ替えたあと、その制約が小さなストレスとして積み重なる可能性があります。
ロードスターが最後の車に向くかどうかは、年齢より「これから車に何をさせたいか」で決まる。
まずは、この考え方から始めてみてくださいね。
ひろうきさんはなぜロードスターを人生最後の車に選んだ?
ひろうきさんがロードスターを現実的に考えられるようになった大きな転機は、子どもたちの独立でした。
家族全員を乗せる必要がなくなり、夫婦二人の生活になると、車に必要な役割も変わります。
それまで乗っていた大型ミニバンについては、税金や燃費だけでなく、18インチタイヤを扱う負担なども気になるようになっていたといいます。
大きな車は便利です。
後席があり、荷物も入り、人を迎えに行くときにも困りません。
ただ、使わなくなった便利さのために、毎日の維持負担まで抱え続ける必要があるのか。
ひろうきさんは、そこを考え直していったわけです。
そして夫婦二人なら2シーターでもいい、大きな買い物は配送を利用すればいいと考えることで、ロードスターが「憧れの車」から「暮らせる車」へ近づいていきました。
私は、この考え方こそ50代以降の車選びで大事だと思っています。
子育て中なら、後席も大きな荷室も必要です。
親の送迎があれば、乗り降りしやすさも優先したくなります。
でも生活が変われば、必要条件も変わっていいんですよね。
家族のために増やしてきた車の役割をいったん整理し、自分に本当に必要なものだけを残す。
大型ミニバンからロードスターへの乗り換えは、単なる「大きい車から小さい車へのダウンサイジング」とは少し違います。
何でもできる車から、運転する時間そのものを楽しむ車へ。
車に求める価値を組み替える選択と考えると分かりやすいでしょう。
2015年から2017年7月まで、すぐには決めなかった
ひろうきさんの意思決定で注目したいのは、時間をかけていることです。
4代目NDロードスターは2015年に登場しました。
ひろうきさんはその姿に惹かれましたが、実際に愛車として迎えたのは2017年7月5日です。
つまり、NDロードスター登場から2017年7月まで、家族との生活に本当に成立するのかを考え続けたことになります。
奥さま側から見れば、
「2人しか乗れないけれど大丈夫?」
「子どもたちが帰ってきたらどうする?」
「荷物は積めるの?」
「幌の車で困らない?」
といった疑問が出るのは自然なことですよね。
本人には「昔から憧れていたスポーツカー」でも、家族には「便利さが大きく減る車」に見えることがあります。
そこで押し切るのではなく、生活上の不都合を一つずつ考える。
人生最後の車ほど、このプロセスは大切だと私は感じます。
購入まで時間がかかったことは、決断力がなかったという話ではありません。
欲しい気持ちを一度生活の中へ置いてみて、それでも欲しいと思えるかを確かめた時間だったと見ることができます。
原点にはコスモスポーツへの記憶もあった
ひろうきさんのスポーツカーへの思いは、さらに昔へさかのぼります。
投稿では、特撮作品「帰ってきたウルトラマン」と結びついたコスモスポーツの記憶にも触れられています。
当時から「マツダだから好き」と意識していたというより、格好いいスポーツカーとして心に残っていたようです。
こうした昔からの記憶は、人生最後の車を選ぶとき、意外に無視できません。
価格、燃費、荷室容量は数字で比較できます。
けれど、
「駐車場にある姿を見ると少しうれしい」
「晴れた日に屋根を開けて走りたい」
「用事がなくても運転したくなる」
という気持ちは比較表には載らないんですよね。
人生後半の車選びでは、実用性だけでなく、その車が残りのカーライフを楽しむ理由になってくれるかも大切な判断材料です。
ただし、好きだからこそ現実的な確認は必要です。
そこで、現在のロードスターについても見ていきましょう。
現行ロードスターの価格・サイズ・荷室はどれくらい?
2026年9月6日にマツダ公式サイトを再確認したところ、掲載されている車両情報は2026年6月26日現在の内容です。
ソフトトップのロードスターはメーカー希望小売価格295万9,000円から。
全長3,915mm、全幅1,735mm、全高1,235mmで、1.5Lガソリンエンジンを搭載するFRの2人乗りです。
RFは385万円からで、全長3,915mm、全幅1,735mm、全高1,245mm。
2.0Lガソリンエンジンと電動格納式ルーフを備えています。
WLTCモード燃費は、公式サイトでソフトトップが16.9〜17.3km/L、RFが15.3〜15.9km/Lと案内されています。
価格や仕様は変更される場合があるため、購入時にはマツダ公式サイトや販売店で最新情報を確認してください。
項目 ソフトトップ RF
乗車定員 2名 2名
全長 3,915mm 3,915mm
全幅 1,735mm 1,735mm
全高 1,235mm 1,245mm
エンジン 1.5Lガソリン 2.0Lガソリン
駆動方式 FR FR
価格 295万9,000円〜 385万円〜
トランク容量 約130L 約116L
WLTCモード燃費 16.9〜17.3km/L 15.3〜15.9km/L
トランク容量については、現在のマツダ公式「デザイン」ページで、ソフトトップが約130L、RFが約116Lと案内されています。
また、54cm×40cm×20cm程度を想定したキャリーバッグを2つ収納できる深さと奥行きを確保していると説明されています。
なお、ウェブ上には過去のカタログなど異なる時期の数値が残っている場合があります。
そのため本記事では、公開直前に確認できた現行のマツダ公式車種ページと収納性ページの数値を優先しています。
これは「ロードスターには荷物がほとんど積めない」と思っていた方には、少し意外かもしれませんね。
ただし、約130Lという数字だけで「夫婦旅行に十分」と断言することはできません。
バッグの形、季節、旅行日数、持っていく物によって必要な容量は大きく変わるためです。
筆者の目安としては、荷物をコンパクトにまとめる夫婦二人の旅行なら対応できる場面もあるでしょう。
しかし、大型SUVやミニバンのように「念のためこれも積んでおこう」と荷物を増やす使い方には向きません。
ロードスターでは、車が人に合わせるだけでなく、人の暮らし方を少し車に合わせる必要があります。
それを不便と感じるか、身軽で気持ちいいと感じるか。
ここが最後の車としての相性を分けます。
ロードスターを最後の車にする前に確認したい5つの注意点
人生最後の車としてロードスターを選ぶなら、乗車人数、荷物、乗降性、安全性、家族との合意の5点を購入前に確認しましょう。
どれもカタログを見るだけでは判断しきれません。
実際の生活と実車を重ねて確認することが大切です。
1.2シーターで本当に困らないか
ロードスター最大の制約は、乗車定員が2名であることです。
夫婦二人なら問題なさそうに見えますが、生活を1年間ほど振り返ってみてください。
独立した子どもが帰省したとき。
孫と出掛けるとき。
高齢の親を病院へ送るとき。
友人と食事へ行くとき。
一般的な5人乗りなら「今日だけ後席を使おう」ができますが、ロードスターにはその逃げ道がありません。
そこでおすすめしたいのが、過去1年間に3人以上で自分の車に乗った回数を数えることです。
年に数回で、そのときは家族の車、タクシー、公共交通機関、レンタカーなどへ切り替えられるなら、2シーターでも生活できる可能性はあります。
反対に月に何度も3人以上で移動しているなら、「ロードスターが好き」という気持ちとは分けて慎重に考えたほうがいいでしょう。
最後の車だからこそ、「いつか困るかも」という漠然とした不安ではなく、実際の使用回数で考えると判断しやすくなります。
2.約130L前後の荷室で暮らせるか
ソフトトップのトランク容量は約130L、RFは約116Lです。
しかし、容量の数字だけでは自分の荷物が入るか分かりません。
普段使っている物を具体的に思い浮かべてみましょう。
旅行バッグ、買い物袋、カメラ用品、釣り道具、ゴルフ用品など、人によって必要な荷室はまったく違います。
「昔は旅行しなかったから大丈夫」とも限りません。
定年後に夫婦旅行が増えたり、新しい趣味を始めたりすることもありますよね。
一方で、ひろうきさんのように、大きな買い物は配送を利用すると割り切る方法もあります。
ここで一度考えたいのが、
年に数回しか運ばない大きな荷物のために、毎日大きな車へ乗る必要があるのか
ということです。
答えが「ない」と感じる人なら、ロードスターの小さな荷室は意外と受け入れやすいかもしれません。
できれば購入前に、自分がよく使う旅行バッグなどの実寸を測っておくと安心ですよ。
3.低い着座姿勢で5年後も乗り降りできそうか
人生最後の車というテーマで、私がもっとも慎重に確認したいのが乗降性です。
ロードスターは低い着座位置によって、スポーツカーらしい運転感覚を楽しめる車です。
しかし、その低さは年齢を重ねたとき、乗り降りの負担にもなり得ます。
今は簡単に乗れても、5年後、10年後も同じとは限りません。
だから試乗では、走りだけを見ないでください。

おすすめは、
乗る→降りる→少し歩く→もう一度乗る
という動作を何度か繰り返すことです。
一度乗っただけでは、意外と分かりません。
さらに、自宅駐車場を想像してください。
販売店の駐車スペースではドアを大きく開けられても、自宅では壁や隣の車が近い場合があります。
ドアを途中までしか開けられない状態でも、腰や膝へ強い負担をかけずに身体を出し入れできるでしょうか。
助手席に乗る家族についても同じ確認が必要です。
ロードスターを人生最後の車として選ぶなら、最高出力や加速感より先に、
毎回嫌にならず乗り降りできるか
を見てほしいと思います。
これはスペック表だけでは判断できない、とても重要なポイントです。
4.安全装備だけでなく運転姿勢も合っているか
現在のロードスターには、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」が採用されています。
衝突回避や被害軽減を支援するスマート・ブレーキ・サポートなど、複数の安全・運転支援機能が用意されています。
ただし、安全支援機能には作動条件や限界があります。
運転そのものを車へ任せられるわけではありません。
人生最後の車で私が重視したいのは、装備数と同じくらい自分が自然に操作できるかです。
運転席へ座ったとき、無理なく正面を向けるか。
アクセルとブレーキを自然に踏み替えられるか。
後方や斜め後ろを確認しにくくないか。
低い位置から道路状況を見たとき、不安を感じないか。
こうしたことを確認してください。
安全というと電子装備の数へ目が向きやすいのですが、毎日の操作で迷いが少ないことも大切です。
特に久しぶりにスポーツカーへ戻る方なら、若い頃の感覚だけで判断せず、現在の身体で操作しやすいかを基準にしてみましょうね。
5.家族が2シーターを納得しているか
ひろうきさんのエピソードから、もう一つ学びたいのが家族との話し合いです。
本人から見れば、
「ずっと乗りたかったロードスター」
でも、パートナーから見ると、
「後席も大きな荷室もない2人乗りの車」
かもしれません。
どちらが正しいという話ではありません。
車に期待する役割が違うだけです。
だから「人生最後の車なんだから好きにさせて」と押し切るのではなく、
「ロードスターにしたら二人の暮らしはどう変わるだろう」
と考えてみてください。
子どもが帰省したらどうするか。
旅行の荷物はどうするか。
雨の日でも困らないか。
助手席の乗り降りは大丈夫か。
大きな買い物はどうするか。
こうした場面を先に共有しておくと、購入後の「こんなはずではなかった」を減らせます。
人生最後の車は、自分が好きであることが大切です。
でも夫婦で使うなら、助手席側の納得も車選びの性能の一つと考えたほうが、長く気持ちよく乗れると思います。
ソフトトップとRFは人生最後のロードスターならどちら?
開放感と1.5Lの軽快さを重視するならソフトトップ、2.0Lエンジンと電動格納式ルーフを重視するならRFが候補です。どちらも2人乗りである点は変わりません。
ひろうきさんは検討を重ねた結果、ソフトトップを選びました。
そこには、ロードスターに求めていたオープンカーらしい魅力が大きかったのでしょう。
ただし、人生最後の車だからソフトトップが正解というわけではありません。
大切なのは、自分がロードスターのどこに一番惹かれているのかです。
ソフトトップは1.5Lエンジンを搭載し、2026年6月26日現在のメーカー希望小売価格は295万9,000円から。
RFは2.0Lエンジンと電動格納式ルーフを備え、385万円からです。
同じロードスターでも、選ぶ理由はかなり変わります。
屋根を手軽に開けて、オープンカーらしい軽快さを味わいたい。
1.5Lエンジンを使いながら走る楽しさが好き。
そういう方はソフトトップに惹かれるでしょう。
一方で、屋根を閉じた姿も含めたデザインが好き。
電動でルーフを開閉したい。
2.0Lエンジンの余裕を重視したい。
そういう方ならRFが候補になります。
人生最後のロードスターほど、一度の試乗だけで決めないことをおすすめします。
一回目は普通に走りを確かめる。
二回目は乗降、視界、ペダル操作を見る。
三回目は可能ならパートナーにも助手席へ乗ってもらい、駐車や荷物まで考える。
このように確認する目的を変えると、
「欲しいロードスター」と「暮らせるロードスター」が同じなのか
が見えてきます。
ロードスターを最後の車に向く人・慎重にしたい人
人生最後のロードスター選びで大切なのは、便利さの多さではなく、自分に必要な役割とロードスターの役割が一致しているかです。
ここまでの内容を踏まえると、向いている人と慎重に考えたい人は比較的はっきり分かれます。
ロードスターが向いているのは、夫婦二人または一人で乗ることが多く、車へ「人や荷物をたくさん運ぶ道具」より「運転する時間を楽しむ相棒」を求める人です。
さらに、低い車への乗降に問題がなく、家族も2シーター生活を理解しているなら、現実味はかなり高まります。
反対に慎重に考えたいのは、親の送迎、孫との外出、家族3人以上の移動が頻繁にある人です。
腰や膝などの負担を感じながら乗り降りしている場合も、長期所有を前提にすると注意が必要でしょう。
ここで私は、ロードスターを単なる「小さい車」と考えないほうが分かりやすいと思っています。
ミニバンからコンパクトカーへ乗り換える場合、多くは車の役割を残したままサイズを小さくします。
ロードスターへの乗り換えは違います。
後席をなくす。
大きな荷室をなくす。
高い着座位置もなくす。
その代わり、FR、低い運転姿勢、オープンエア、軽快な操縦感覚といった部分へ役割を集中させています。
つまり、
「大きな車から小さな車へ」ではなく、「何でもできる車から、やりたいことを絞った車へ」
という乗り換えなんです。
私は、この違いが人生後半の車選びとロードスターの相性を考えるうえで、一番大きなポイントだと思っています。
50代、60代になると、若い頃とは生活が変わります。
子どものための後席が要らなくなる。
大きな荷室を毎週使うこともなくなる。
通勤距離が短くなることもあります。
そこで「今まで必要だったから」という理由だけで車の条件を残すのではなく、これから必要な役割だけを選び直す。
ロードスターは、その作業をとても分かりやすくしてくれる車なんですね。
最後の車だから、一生乗り続ける必要はない
「人生最後の車」という言葉は少し重く感じますよね。
ひろうきさん自身も投稿タイトルを「人生最後のクルマ『ロードスター』…(たぶん笑)」としています。
この「たぶん笑」という距離感は、とても大切だと私は思います。
身体の状態は変わります。
家族の事情も変わります。
住む場所や駐車環境が変わることもあります。
もし数年後に乗降がつらくなれば、その時点で別の車へ乗り換えてもいいんです。
だから人生最後の車を、
「絶対に死ぬまで乗らなければならない車」
と考える必要はありません。
それよりも、
「今の自分が、できれば最後まで乗りたいと思えるほど好きな車」
くらいに考えたほうが、無理のない選択になります。
私は最後の車を考えるとき、三つの相性を見ると判断しやすいと考えています。
一つ目は身体との相性。
乗り降り、運転姿勢、視界、ペダル操作です。
二つ目は生活との相性。
2人乗りで足りるのか、荷物は入るのか、家族との移動に困らないのか、自宅駐車場で無理なく乗降できるのか。
三つ目は心との相性です。
駐車場で振り返って見たくなるか。
休日に用事がなくても運転したくなるか。
「いつか乗ってみたかった」という気持ちが今も残っているか。
身体にも生活にも合っていて、それでもロードスターを見ると心が動くのであれば、その気持ちは大切にしていいと思います。
反対に、低い車への乗降がすでにつらい、3人以上で出掛けることが多い、荷物の少なさが毎週ストレスになりそうという方は、憧れだけで無理をする必要はありません。
人生最後の車で避けたいのは、スペックで他車に負けることではなく、
好きな車を選んだはずなのに、日常では我慢ばかり増えること
だからです。
まとめ|ロードスターは「好き」と「暮らせる」が重なる人の最後の車
ロードスターは人生最後の車として魅力的な候補ですが、誰にでも向くわけではありません。
2025年4月7日にCLUB MAZDA COMMUNITYへ投稿されたひろうきさんのエピソードでは、子どもたちの独立で夫婦二人になったことをきっかけに、NDロードスターが現実的な選択肢になりました。
大型ミニバンで感じていた税金、燃費、18インチタイヤなどの負担を見直しながら、2人乗りで困らないのか、荷物をどうするのか、家族は納得できるのかを考え、2017年7月5日にソフトトップのロードスターを迎えています。
現行ロードスターは、2026年6月26日現在のマツダ公式情報で、ソフトトップが295万9,000円から。
全長3,915mm、全幅1,735mm、全高1,235mm、トランク容量は約130Lです。
RFは385万円からで、全長3,915mm、全幅1,735mm、全高1,245mm、トランク容量は約116Lです。
購入前に確認したいのは、数字以上に次の5点です。
2シーターで暮らせるか。荷物量は合うか。5年後も乗り降りできそうか。自分が自然に操作できるか。家族も納得しているか。
この条件を満たしたうえで、
「それでもロードスターに乗りたい」
と思えるなら、人生最後の車として十分に現実的な候補になり得ます。
便利さだけで比べれば、ロードスターより優れた車はいくらでもあります。
けれど、子育てや家族中心の時期を終えたあと、
「今度は本当に好きな車へ乗ってみたい」
と思うこともありますよね。
ロードスターは、その気持ちにとても正直な車です。
最後だからロードスターを買うのではありません。
最後まで乗りたいと思えるほど好きなロードスターが、これからの暮らしにもきちんと収まるかを確認して選ぶ。
その順番なら、ロードスターは単なる趣味車ではなく、人生後半の時間を楽しむ大切な相棒になってくれるのではないでしょうか。
よくある質問
ロードスターは人生最後の車に向いていますか?
普段1〜2人で乗り、荷物を多く運ばず、低い車への乗り降りにも無理がないなら有力な候補です。
反対に、親の送迎や孫との外出などで3人以上乗る機会が多い場合は、ロードスター1台体制にすると不便が増える可能性があります。
ロードスターの荷物はどれくらい積めますか?
2026年9月6日に確認したマツダ公式ページでは、トランク容量はソフトトップが約130L、RFが約116Lです。
54cm×40cm×20cm程度を想定したキャリーバッグを2つ積める深さと奥行きを確保していると案内されていますが、自分が普段使うバッグや趣味用品が入るかは実物で確認するのがおすすめです。
人生最後のロードスターはソフトトップとRFのどちらがおすすめですか?
開放感や1.5Lエンジンの軽快さを重視するならソフトトップ、2.0Lエンジンや電動格納式ルーフを重視するならRFが候補になります。
どちらも2人乗りという基本条件は同じなので、価格やエンジンだけでなく、複数回試乗して乗降性や助手席側の使いやすさまで確認して選んでみてくださいね。
参考にした一次情報
本記事のユーザー事例は、CLUB MAZDA COMMUNITYに2025年4月7日掲載の、ひろうきさんによる「人生最後のクルマ『ロードスター』…(たぶん笑)」を基に、内容を要約・再構成しています。
現行ロードスターの価格、寸法、エンジン、燃費については、2026年9月6日にマツダ公式「MAZDA ROADSTER / MAZDA ROADSTER RF」車種ページを確認しました。公式ページ上の掲載基準日は2026年6月26日です。
トランク容量とキャリーバッグの想定サイズについては、同日にマツダ公式「MAZDA ROADSTER デザイン・収納性」ページを確認しています。
価格、グレード、装備などは今後変更される場合があります。購入時は最新のマツダ公式情報と販売店で確認してください。
モーターライフ・アドバイザー
杉原健一



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