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60代におすすめのSUVは?大きさ・運転しやすさ・老後の使い勝手で選ぶ

60代の夫婦がヤリスクロスとヴェゼルとフォレスターを見比べながらSUV選びを相談している場面 車選び
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60代におすすめのSUVは、今の運転のしやすさだけでなく、5年後・10年後も気軽に出かけられる大きさの車です。

2026年8月14日時点のメーカー公式情報で比べると、街乗り中心ならトヨタ「ヤリスクロス」、夫婦での快適性ならホンダ「ヴェゼル」、長距離や荷物の多い使い方ならスバル「フォレスター」が有力候補になります。ヤリスクロスは全長4,180mmを基本とするコンパクトさ、ヴェゼルは扱いやすさと室内空間のバランス、フォレスターは全長4,655mmの余裕が特徴です。

60代におすすめのSUV3台はどう違う?

先に結論をまとめると、取り回しならヤリスクロス、広さとのバランスならヴェゼル、長距離と積載性ならフォレスターという選び分けが分かりやすいでしょう。

3台を、大きさ・小回り・燃費・価格・用途という同じ軸で並べると違いが見えやすくなります。

車種 全長 全幅 最小回転半径 代表的なWLTC燃費 メーカー希望小売価格の目安 向いている使い方
トヨタ ヤリスクロス 4,180mm※一部4,200mm 1,765mm 5.3m ハイブリッドで27km/L台〜※仕様による 約212万円〜※確認できる2026年3月発売X 街乗り・買い物・狭い駐車場
ホンダ ヴェゼル 主力タイプ4,340mm 1,790mm 5.3〜5.5m※タイプによる eで20km/L台※タイプによる 2,758,800〜3,968,800円 夫婦旅行・街乗り・室内のゆとり
スバル フォレスター 4,655mm 1,830mm 5.4m Sで18.5〜19.1km/L 3,850,000〜4,642,000円 長距離・荷物・アウトドア

ヤリスクロスの2026年3月発売Xは全長4,180mm、全幅1,765mm、最小回転半径5.3mで、メーカー希望小売価格の参考値は2,126,300円。ハイブリッドXにはWLTCモード28.6km/Lとなる仕様も確認できます。一方、Z Adventureなど一部は全長4,200mmです。

ヴェゼルはHondaが2026年8月時点で全国メーカー希望小売価格2,758,800〜3,968,800円と案内しており、ハイブリッドの正式名称は2モーターハイブリッドシステム「e」です。

フォレスターは全長4,655mm、全幅1,830mm、全高1,730mm、最低地上高220mm。パワートレーンには1.8L直噴ターボと、2.5Lエンジンに2つのモーターを組み合わせたe-BOXER(ストロングハイブリッド)「S」があります。

ここで大切なのは、サイズ表の「大きい・小さい」だけで勝負を決めないことです。

私がディーラーの店頭で車選びのお手伝いをしてきた経験では、カタログを見ているときほど「これくらいの大きさなら大丈夫」と考えやすいものです。

ところが、実際に車を使うのは広々したショールームではありません。

スーパーの駐車区画、病院の立体駐車場、自宅近くの細い道、旅行先の昔ながらの旅館。そうした何でもない場所で緊張しない大きさこそ、60代から長く乗るSUVでは重要だと私は考えています。


ヤリスクロス・ヴェゼル・フォレスターはどんな60代におすすめ?

3台に「誰にでも一番」という順位はありません。

普段どこへ行くか、夫婦のどちらが運転するか、どれくらい荷物を積むかで選ぶと、自分に合う一台が見えやすくなります。

ヤリスクロス|街乗りと駐車の気楽さを優先したい人

ヤリスクロスは、SUVらしいスタイルは欲しいけれど、大きな車を毎日扱う負担は抑えたい方に比較してほしい一台です。

基本となる全長4,180mm、全幅1,765mmは今回の3台で最もコンパクト。2026年3月発売Xでは最小回転半径5.3mとなっています。

たとえば全幅1,830mmのフォレスターとの差は65mmです。

「たった6.5cm」と感じるかもしれませんが、狭い駐車場では左右の余白に影響します。単純計算で車体中心を同じ位置に置けば左右約32.5mmずつの差になりますが、これはあくまで寸法上の話で、実際の運転感覚はミラー形状や視界にも左右されます。

ヤリスクロスには1.5Lガソリン車とハイブリッド車があり、2026年3月発売ハイブリッドXの4WD仕様ではWLTCモード28.6km/Lという公式値も確認できます。燃費は駆動方式やグレード、タイヤなどで異なるため、購入候補の仕様同士で比べましょう。

安全面ではToyota Safety Senseをはじめとする運転支援機能が用意されていますが、トヨタ自身も運転支援装置はドライバーの運転を支える機能であり、過信しないよう案内しています。

私なら、近所への買い物、通院、夫婦2人でのドライブが中心なら、まずヤリスクロスくらいのサイズから試します。

「SUVには乗りたい。でもスーパーへ行くだけで車庫入れの覚悟はしたくない」という方にとって、基準にしやすい車です。

ヴェゼル|夫婦の快適性と取り回しを両立したい人

ヴェゼルは、コンパクトSUVの扱いやすさを残しながら、室内の余裕も欲しい方に向いています。

主力タイプでは全長4,340mm、全幅1,790mm。ヤリスクロスより少し大きく、フォレスターよりコンパクトという立ち位置です。

Hondaはヴェゼルについて「どの席に座っても爽快な室内空間」や、フラットで積み降ろししやすい工夫を施した荷室を特徴として案内しています。夫婦だけでなく、ときどき家族や友人を乗せる方には注目したい部分ですね。

2026年8月時点の価格帯は2,758,800〜3,968,800円。主力となるハイブリッドは、正式にはe(イー エイチ イー ブイ)です。e Z、e RS、e Z・PLaYパッケージなど複数タイプが設定されています。

ここは今回、元の記事で「e」と途中までしか表記できていなかったところですが、車選びでは名称を正確に確認しておきたいですね。

「ハイブリッドだから全部同じ」と思ってしまうと、駆動方式や装備の違いを見落としやすくなります。

ヴェゼルにはHonda SENSINGが採用されていますが、Hondaも安全運転支援装置について能力を過信せず、周囲を確認して運転するよう注意しています。

個人的にはヴェゼルは、ヤリスクロスでは少しコンパクトに感じるものの、フォレスターほどのボディサイズまでは必要ない方にとって、ちょうどよい中間地点になりやすいと感じます。

夫婦で温泉旅行へ行く。ときどき子どもや孫を乗せる。日常ではスーパーや病院にも行く。

そんな「普段使い8割、旅行2割」くらいの暮らしなら、一度しっかり比較したいSUVです。

フォレスター|長距離と荷物の余裕を重視したい人

フォレスターは、高速道路を使った遠出が多く、荷物も積み、SUVらしい余裕をしっかり使いたい方に向いています。

現行フォレスターは全長4,655mm、全幅1,830mm、全高1,730mm、最低地上高220mm。3台では最も大きな車です。

一方で、ボディサイズだけを見て「取り回しが極端に悪い」と決めつける必要もありません。

最小回転半径は5.4mで、今回の3台と比較しても大差ではありません。

つまり、全長と小回り性能は同じ物差しでは測れないということです。

パワートレーンは1.8L直噴ターボと、e-BOXER(ストロングハイブリッド)のS。2026年8月時点では、ガソリンのTouringが3,850,000円から、X-BREAK Sが4,378,000円から、Premium S EXが4,642,000円からと案内されています。

燃費はガソリン車TouringがWLTCモード13.6km/L、X-BREAK Sが19.1km/L、Premium S EXが18.5km/Lです。装備や仕様により条件が異なるため、希望グレードを決めてから比較してください。

荷室は公式値で荷室開口部最大幅1,250mm、荷室フロア長928mm、ホイールハウス部分の荷室フロア幅1,100mmと案内されています。旅行用品やアウトドア用品をよく積む人には、この余裕そのものが価値になります。

逆に、ほとんどが近所の買い物なら「この広さを日常で使うだろうか」と一度考えてみてください。

使う大きさは価値になりますが、使わない大きさは毎日の負担にもなります。

フォレスターが向いているのは「大きいSUVが欲しい人」というより、その大きさを暮らしの中で使える人だと私は考えています。

※画像はAIによるイメージ

60代のSUV選びで大きさと運転しやすさは何を見る?

60代のSUV選びでは、全長だけでなく、全幅・最小回転半径・視界・乗り降りをセットで見ることが大切です。

「4.6mだから運転しにくい」「4.2mだから簡単」と数字一つで決めると、実車に乗ったとき印象が逆転することがあります。

たとえばフォレスターは全長4,655mmですが最小回転半径は5.4m。ヤリスクロスの5.3mとの差は0.1mです。

一方、全幅はヤリスクロス1,765mm、ヴェゼル1,790mm、フォレスター1,830mmと差があります。

狭い住宅街や立体駐車場をよく利用する人なら、私は全長以上に全幅を意識して試乗してほしいと思います。

そして、カタログに出にくいのが「見切り」です。

ボンネットの形、Aピラーの位置、窓の大きさ、ドアミラーの見え方、バックカメラの映像によって、同じ幅でも車の四隅をつかみやすい車と、そうでない車があります。

ディーラー時代にも、大きめのSUVを第一候補にしていたお客様が、実際に自宅周辺を想定して乗り比べた結果、一回り小さな車に変更したケースがありました。

理由は「運転できなかったから」ではありません。

狭い場所で何度か切り返したあとに、「毎日これをやるなら小さいほうが気楽ですね」と話されたんです。

この言葉は、今でも車選びの本質をよく表していると感じます。

運転の上手・下手ではなく、何百回と繰り返す日常動作にストレスが少ないかを見るわけですね。


60代ならSUVの乗り降りをどう確認する?

乗降性はカタログ数値だけで決めず、運転席へ3回続けて乗り降りするのがおすすめです。

1回座っただけでは、多くの車が「問題なさそう」と感じます。

ところが2回、3回と繰り返すと、「頭を少し下げている」「降りるとき手をついている」「思ったより足を持ち上げている」といった身体の癖が見えてきます。

SUVは着座位置が比較的高い車が多いため、低いセダンより身体を深く沈めず座れる場合があります。

ただしSUVだから必ず乗り降りしやすいわけではありません。

車高が高ければ足を持ち上げる動作が増えることもありますし、サイドシルの形やシート位置、ドア開口部との関係でも感じ方は変わります。

だから私は、乗降性について「この車は60代向けです」と数字だけで断定するより、身体で確かめる項目として扱うほうが誠実だと思っています。

夫婦で使うなら、必ず2人とも座ってください。

ご主人には視界がよくても、奥さまにはボンネットの先がつかみにくい場合があります。逆に小柄な方にはちょうどよい座面でも、背の高い方には膝まわりが窮屈ということもあります。

将来、夫婦の車を一台にまとめる可能性があるなら、どちらも無理なく運転できることは想像以上に大切です。

荷室も同じです。

容量の数字だけではなく、普段使っている買い物袋やスーツケースを持ち上げる動きをしてみてください。

「たくさん入る」より先に、「無理なく積める」が重要になることがあります。

※画像はAIによるイメージ

60代におすすめのSUVを試乗するとき何を確認する?

試乗では加速や静粛性だけでなく、乗る・曲がる・止める・積む・降りるまで一連の動作を確認するのがおすすめです。

私なら次の順番で見ます。

  • 運転席へ3回続けて乗り降りする
  • シートとステアリングを自分の体格に合わせる
  • 前方・左右・斜め前方の視界を見る
  • 左前輪の位置をイメージしやすいか確認する
  • アクセルとブレーキを自然に踏み替えられるか試す
  • 狭い交差点を想定して小さく曲がる
  • バック駐車を一度行う
  • カメラやセンサーの画面を理解しやすいか確認する
  • 助手席と後席にも座る
  • 荷室へ荷物を持ち上げる動作を試す
  • 夫婦で乗るなら2人とも運転する

できれば販売店の周囲を走るだけでなく、普段利用する駐車場に近い環境で車庫入れを試してください。

10分ほど走って「静かですね」「加速がいいですね」で終わるのは、少しもったいないんです。

60代から長く所有するSUVでは、最高出力を使う時間より、スーパーや病院の駐車場へ入れる回数のほうがずっと多いかもしれません。

また、安全運転支援についてはToyota Safety Sense、Honda SENSING、アイサイトなど名称だけで比較するのではなく、自分が操作を理解できるかまで確認してみてください。

これはスマートフォンに少し似ています。

機能がたくさん入っていても、よく使う機能の場所が分からなければ便利とは感じにくいですよね。

ACCなどの運転支援はどのボタンで設定するのか。警告表示は何を意味するのか。駐車支援画面は見やすいか。

販売店で実際に説明を受け、「自分でも使えそう」と思えるところまで確認して初めて、その装備は自分にとって価値のあるものになります。


60代のSUV選びでは「行動範囲を狭めない車」を選びたい

ここからは私見です。

60代でSUVを長く所有するなら、私が最も大切にしたいのは車を出すことがおっくうにならないことです。

年齢を理由に、小さい車を選ばなければならないという話ではありません。

60代は子育てや仕事が一段落して、「今度こそ好きな車に乗りたい」と考える方も多い年代ですよね。

フォレスターで夫婦旅行へ出かけたい。

キャンプや釣りを再開したい。

雪のある地域へ温泉旅行に行きたい。

そうした明確な目的があるなら、大きなSUVを選ぶ理由は十分あります。

一方で、「せっかくSUVなら大きいほうが格好いい」という理由が中心なら、購入前に一回り小さい車にも乗ってみてください。

装備はあとから追加できる場合がありますが、購入した車の全幅そのものは変えられません。

そして長く乗るうえで怖いのは、「運転できない」ことより「運転したくなくなる」ことだと私は考えています。

「病院の駐車場が狭いから今日はやめておこう」

「暗くなったから、この車で出るのは少し面倒だな」

そんな小さなためらいが積み重なると、せっかく買ったSUVに乗る機会が減ってしまいます。

反対に、「これなら気軽に出せる」と思える車なら、買い物にも趣味にも旅行にも自然と使えます。

だから、60代におすすめのSUVを私は自分の行動範囲を狭めない車と考えています。

ヤリスクロスなら、コンパクトさを生かして街中へ気軽に出やすい。

ヴェゼルなら、日常で扱える大きさを保ちながら、夫婦旅行にも使いやすい余裕を狙える。

フォレスターなら、その大きさを生かして長距離や荷物の多い趣味まで楽しめる。

大きい車、小さい車のどちらが正解なのではありません。

「その大きさを何に使うのか」が答えられる車を選ぶこと。

私は、それが60代からのSUV選びで後悔を減らす、とても現実的な基準だと思っています。


まとめ|60代におすすめのSUVは毎日気軽に使える一台

60代におすすめのSUV3台を比べると、街乗りならヤリスクロス、広さとのバランスならヴェゼル、長距離や荷物を重視するならフォレスターという違いが見えてきます。

ヤリスクロスは基本全長4,180mm・全幅1,765mm・最小回転半径5.3mで、今回の3台ではコンパクト。日常の駐車や細い道を重視する方に比較しやすいSUVです。

ヴェゼルは主力タイプで全長4,340mm・全幅1,790mm。価格帯は2,758,800〜3,968,800円で、ハイブリッドの正式名称はeです。街中の扱いやすさと室内空間の両方が欲しい方に向いています。

フォレスターは全長4,655mm・全幅1,830mmと大きい一方、最小回転半径は5.4m。1.8L直噴ターボに加え、e-BOXER(ストロングハイブリッド)のSも用意され、長距離や荷物の多い使い方に強みがあります。

そして、スペック表を見ただけで決めないことが大切です。

3回乗り降りし、バック駐車をして、夫婦それぞれ運転し、荷物を持ち上げてみる。

そこまで試しても「これなら気軽に出かけられそう」と感じる一台なら、今だけでなく数年後の暮らしにもなじみやすいでしょう。

60代だから、小さいSUVにしなければならないわけではありません。

「乗れる一番大きなSUV」ではなく、「何度でも乗りたくなる大きさのSUV」を選ぶ。

その視点を持ってヤリスクロス、ヴェゼル、フォレスターを乗り比べれば、自分にとってのおすすめがかなり見つけやすくなるはずですよ。


よくある質問

60代にはコンパクトSUVとミドルサイズSUVのどちらがおすすめ?

買い物、通院、街乗りが中心なら、まずコンパクトSUVを基準に比較すると選びやすいでしょう。

一方、長距離旅行やアウトドアが多く、後席や荷室を頻繁に使うならミドルサイズSUVにも十分なメリットがあります。カテゴリー名よりも、自宅周辺で気軽に扱える実寸を優先してみてください。

60代ならヤリスクロスとヴェゼルのどちらがおすすめ?

コンパクトさを優先するならヤリスクロス、室内のゆとりとのバランスならヴェゼルが比較しやすいでしょう。

ヤリスクロスは基本全幅1,765mm、ヴェゼルの主力タイプは1,790mmです。数字の差だけでなく、同じような駐車環境でバック駐車まで試して決めることをおすすめします。

60代でフォレスターは大きすぎますか?

使い方によるため、一概に大きすぎるとはいえません。

現行フォレスターは全長4,655mm、全幅1,830mmですが、最小回転半径は5.4mです。遠出、旅行、アウトドア、荷物の多い趣味など、その広さを実際に使う方には有力候補になります。

反対に狭い住宅街や駐車場を日常的に使うなら、ヤリスクロスやヴェゼルも同じ日に試乗し、大きさによる疲れ方まで比べると判断しやすいですよ。

※車両寸法、価格、燃費、装備、グレード構成などは2026年8月14日時点で確認した各メーカー公式情報を基準にしています。メーカー希望小売価格は参考価格であり、実際の販売価格や選択できる仕様は販売店、地域、グレード、駆動方式、オプション、仕様変更などによって異なります。購入時は各メーカーおよび販売店の最新情報をご確認ください。

モーターライフ・アドバイザー 杉原健一

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