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ロードスターとGR86、60代から楽しむなら?乗り味と使い方を比較

ロードスターとGR86が並ぶ道で、オープン走行とスポーツクーペ、乗り降りや荷室の違いを表現 車選び
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二人で風を感じて走りたいならロードスター、加速の余裕や荷室の広さも欲しいならGR86が候補です。価格と乗り降りも含め、年齢ではなく使い方で比べましょう。

この記事では、東洋経済オンラインの2021年比較記事と、Webモーターマガジンの2022年試乗記事を手掛かりに、二台の違いを整理します。車両価格は2026年10月時点で確認できるメーカー希望小売価格を示し、当時の記事の数値とは分けて扱います。私は実車に試乗していないため、試乗者の感想と筆者の見立ても区別してお伝えしますね。

60代でロードスターとGR86を選ぶなら、どちらが向いている?

二人でオープン走行を楽しみたい人はロードスター、加速の余裕や後席を倒したときの積載性も重視する人はGR86から試すと、比較の軸が見つかりやすくなります。

比較項目 マツダ ロードスター トヨタ GR86
車の形・定員 ソフトトップのオープンカー・2人乗り クーペ・4人乗り
現行モデルの価格目安 295万9,000円から(S・6MT) 293万6,000円から(RC・6MT)
走りの特徴 小さく軽い車体、屋根を開けて走る楽しさ 2.4Lエンジンの加速、後席を備えたクーペ
荷室の使い方 トランクを使う。後席はない 後席を倒して荷室を広げられる
乗り降りで見たい点 低い座面、開けた屋根の操作、ドアを開ける幅 低い座面、ドアの開く幅、後席へのアクセス

価格は2026年10月11日に確認したメーカー希望小売価格の参考値で、税金や登録諸費用、オプションなどは別です。GR86は2026年8月発表の一部改良モデルの価格、ロードスターはマツダのグレード比較ページに掲載された価格を基準にしています。地域や販売店、選ぶ仕様によって支払額は変わります。

最安グレード同士を並べても、装備やトランスミッションの条件が同じとは限りません。GR86のRCは6MTのみ、ロードスターのSも6MTです。ATを希望する場合は、選べるグレードと価格をそれぞれ確認してから比較しましょう。

どちらも後輪駆動のスポーツカーですが、楽しみの方向は異なります。ロードスターの二人乗りは、オープンエアや軽快さを楽しむための個性です。GR86の後席も、大人がいつも快適に座るためだけではなく、乗員や荷物に合わせて使い分ける場所と考えると、実際の使い方に近づきます。


元記事は何を伝え、価格や仕様はどう読む?

東洋経済オンラインの平塚直樹さんによる比較記事は、2021年10月13日に公開されました。GR86の発売前に、車両の成り立ちや寸法、内装、価格、ロードスターの手動運転装置付き車などを比較しています。

当時の記事で紹介されたロードスターの価格は、ソフトトップが260万1,500~333万4,100円、RFが343万9,700~390万600円です。いずれも記事公開当時の価格で、現在の価格として使うことはできません。また、記事ではGR86の公式価格発表前の情報も扱われているため、当時の予想や販売店情報を現在の確定価格と混同しないようにしましょう。

もう一つの資料は、Webモーターマガジン編集部が2022年8月20日に公開した試乗記事です。ロードスターを長く愛車としてきたモータージャーナリストの鈴木ケンイチさんが、フルモデルチェンジ後のGR86に試乗し、サイズや後席、積載性、エンジンの変化を取り上げています。

ここで紹介される加速の印象は鈴木さんの試乗感想です。私自身の試乗結果ではありません。二つの記事は公開から時間が経っているため、当時の比較や試乗の視点を知る資料として読み、購入候補の仕様や価格は最新のメーカー情報で確かめてください。


現行価格と2021年の価格はどう違う?

2026年8月6日、GR86の一部改良モデルが発表され、トヨタは次のメーカー希望小売価格を公表しました。発表資料では注文受付を8月28日から、生産開始を2026年12月からとしています。

GR86のグレード 6MT 6AT
RC 293万6,000円 設定なし
SZ 319万5,000円 329万3,000円
RZ 351万8,000円 361万6,000円

マツダの現行グレード比較ページでは、ロードスターのS・6MTが295万9,000円からと案内されています。ソフトトップにはATを選べるグレードもありますが、Sは6MTのみです。ロードスターRFは電動格納式ハードトップの別モデルで、ソフトトップより価格帯が上がります。

単純に入口の価格だけを見ると、GR86 RCとロードスターSの差は2万3,000円です。しかし、GR86のRCはベーシックな6MTグレードで、ロードスターSも装備や変速機の条件が異なります。快適装備、シート、ホイール、ATの有無まで合わせた比較ではありません。

見積もりでは車両本体価格に加えて、必要なメーカーオプションや販売店オプション、諸費用を確認してください。スポーツカーは、欲しい装備を足した結果、最初に見た価格から大きく変わることがあります。予算を考えるときは、支払総額で比べるのが安心です。


ロードスターの手動運転装置付き車は、今も買える?

2021年の東洋経済オンライン記事が取り上げたロードスターの福祉車両は、ペダル操作が難しい人が手でアクセルとブレーキを操作できる「手動運転装置付き車」です。記事では、センターコンソール横のコントロールグリップを引くと加速し、押すと減速する仕組みや、装備品代を紹介しています。

マツダの2017年9月の発表資料によると、ロードスターとロードスターRFの手動運転装置付き車は、当時AT車のみの設定でした。装置には左手でアクセルやブレーキを操作するコントロールグリップなどが含まれ、同資料に掲載された価格は当時の車両価格を基にしたものです。2022年には、マツダが「MAZDA ROADSTER Self-empowerment Driving Vehicle(SeDV)」を市販車として展示したことも発表しています。

ただし、これらの過去資料だけでは、2026年現在の注文可否や対応グレード、価格、装置の仕様までは確認できません。手動運転装置が必要な人は、販売店やマツダの福祉車両窓口に、現行車での設定と相談方法を確認してください。乗降用補助シートやステアリングノブなども含め、自分の身体状況や運転方法に合うかを専門の担当者と確かめることが大切です。

福祉車両の情報は、単に装備の有無を比べるだけでは足りません。運転席への移乗、車いすの置き場所、装置を使う人と通常のペダル操作をする人が交代できるかなど、購入後の動作まで想像して相談できると安心です。ここは年齢だけで判断せず、必要な支援や使う人の希望から確認したいところですね。


寸法・重量・エンジンはどの年式の数値?

以下の数値は、Webモーターマガジンの2022年試乗記事などで比較されたGR86とロードスターの寸法、および2021年10月に発行されたGR86の主要諸元表に記載された車両重量です。現行車すべてに共通する値ではありません。

項目 GR86(2021年発売時の例) ロードスター(試乗記事の比較対象)
全長 4,265mm 3,915mm
全幅 1,775mm 1,735mm
全高 1,310mm(ルーフ高1,280mm) 1,235mm
ホイールベース 2,575mm 2,310mm
車両重量 1,260~1,290kg(グレード・変速機による) 990~1,020kg(記事掲載時のソフトトップ)

掲載値で比べると、GR86はロードスターより全長が350mm、全幅が40mm大きく、車両重量も重めです。小さな車体は駐車や細い道で気持ちの余裕につながる可能性がありますが、寸法だけで取り回しやすさを決めることはできません。視界やシート位置、ドアを開けられる幅、駐車場の壁や柱の位置も関係します。

GR86の2021年主要諸元表では、RZ・6MTが1,270kg、RZ・6ATが1,290kgとされています。SZやRCも変速機やグレードで重量が違うため、「GR86は1,270kg」と車種全体の固定値のように書くのは正確ではありません。検討中の年式・グレードの諸元表で確認しましょう。

エンジンについて、2022年の試乗記事では、GR86が2.4Lで最高出力235ps・最大トルク250Nm、比較対象となった1.5Lロードスターが132ps・152Nmと紹介されました。記事の試乗者は、GR86の最大トルク発生回転数が先代より低くなり、高速道路での加速に余裕を感じたと述べています。

この数字の差は、走行場面の違いを考える手掛かりになります。ただし、出力だけで楽しさや運転のしやすさは決まりません。屋根を開けて走る体験や、小さく軽い車体を操る感覚も、ロードスターを選ぶ理由になります。


荷室と後席は、日常でどう使い分ける?

GR86は4人乗りで、後席の背もたれを倒すとトランクとつながります。2022年の試乗記事では、タイヤ4本を積めることが実用性の例として挙げられました。後席は、乗員を乗せるだけでなく、長い荷物や大きな荷物を積むためにも使えます。

トヨタの案内では、GR86の後席を前倒しした状態で、46インチのクラブが入る9.5インチのゴルフバッグを2個収納できる想定も示されています。ただし、荷物の形やサイズによっては入らない場合があります。いつも使うバッグや趣味の道具があるなら、実物を持って販売店で確認しましょう。

ロードスターは2人乗りですが、荷室がまったくないわけではありません。マツダの案内では、ソフトトップのトランク容量は約130L、RFは約116L(マルチボックス容量3Lを除く)です。54cm×40cm×20cmのキャリーバッグを2つ積める想定も掲載されています。荷物の形状や置き方で収まり方が変わるため、旅行用のバッグを載せる予定がある人は実車で確かめてください。

※画像はAIによるイメージ

ここで考えたいのは、後席を「人の席」として使う頻度と、「荷物置き場」として使う頻度です。大人を後席に乗せる機会がほとんどなくても、趣味の道具や買い物を載せるならGR86の後席は役立ちます。一方、二人で出かけるのが中心で、積む荷物も旅行かばん程度なら、ロードスターのトランクで足りる可能性があります。

後席に人を乗せる予定がある場合は、必ず実車で座ってもらいましょう。頭や膝の余裕、乗り込むときの姿勢を確かめると、「4人乗り」という数字だけでは分からない使い心地が見えてきます。


60代の試乗では、乗り降りと視界をどう確認する?

どちらも低い着座位置を持つスポーツカーです。60代だから乗りにくいと決めつける必要はありませんが、普段の車より腰を深く下ろしたり、車体から体を起こしたりする動きが必要になる場合があります。試乗では走行中の印象だけでなく、乗る前と降りた後まで確かめましょう。

ロードスターは、屋根を開けて乗り降りできる状況と、屋根を閉じた状況の両方を確認してください。屋根を開けていてもドアの開く幅やシートの低さは変わりませんが、頭上の空間が広く感じられ、乗り込む動作がしやすいと感じる人もいます。幌の開閉を自分で無理なく扱えるかも確認項目です。

GR86はクーペの屋根があるため、頭をぶつけずに乗り込めるか、ドアを十分に開けられる場所が確保できるかを確認しましょう。後席に家族を乗せるなら、前席を動かして後席へアクセスする動作も試しておきたいところです。

試乗や展示車では、次の順番で確認すると使う場面を想像しやすくなります。

  • シートに座る前後で、腰や膝に無理がないか確かめる
  • シートとステアリングを調整し、自然な運転姿勢を作れるか確認する
  • 前方や斜め後方の視界、ミラーの見え方を確認する
  • 自宅の駐車場に近い幅や切り返しを想像して、取り回しを確かめる
  • 普段の荷物を持参し、トランクや後席に出し入れできるか試す
  • ATとMTの両方を検討する場合、渋滞や坂道での操作も含めて比べる

低いシートから立ち上がるときに、手を置く場所があるか、ドアの縁に体重をかけやすいかも、人によって大切な確認点になります。販売店での短い試乗では遠慮せず、何度か乗り降りしてみてください。駐車場に車が停まった状態で確かめるだけでも、日々の使いやすさに気づけます。


私見|選ぶ決め手は、走る時間と乗り降りの負担

私見では、ロードスターとGR86を選ぶときは、まず「誰と何を積んで、どんな道を走るか」を決めるのが近道です。二人で景色のよい道を楽しみ、屋根を開ける時間に価値を感じるなら、ロードスターを試す理由があります。高速道路での移動が多く、後席や荷室を使う場面も思い浮かぶなら、GR86を重点的に見てみましょう。

60代の選び方では、乗降性を車種ごとに比べることも大切です。ロードスターは頭上が開放されるオープンカーですが、低いシートへの乗り降り自体は確認が必要です。GR86は後席や荷室の使い道が広い一方、クーペの屋根やドアの開閉スペースが日常環境に合うかを見たいところです。年齢だけで向き不向きを判断せず、自分の身体で数回動作を試すことが納得につながります。

価格も入口の数字だけで判断せず、希望するグレードと変速機、必要な装備を揃えた見積もりで比べてください。最安グレードが自分の希望する仕様でなければ、その価格差は実際の選択肢を表していません。ロードスターの手動運転装置付き車を検討する場合は、現在の対応状況や装置、価格をマツダに確認する必要があります。

私自身は両車に試乗していません。ここでの見立ては、公開された寸法・価格・荷室情報と、鈴木ケンイチさんの試乗記事に基づくものです。現行車の仕様は改良や年式で変わるため、最後は最新のメーカー資料、見積もり、実車確認をそろえて判断しましょう。


まとめ|ロードスターとGR86は使い方と実車で選ぶ

ロードスターは、二人で軽快さやオープン走行を楽しみたい人に向く候補です。GR86は、加速の余裕や後席、後席を倒したときの積載性も考えたい人に向きます。

2026年10月時点の価格目安は、ロードスターS・6MTが295万9,000円から、GR86 RC・6MTが293万6,000円からです。グレードや装備、ATの設定が異なるため、見積もりは希望条件を揃えて比べてください。

乗り降りや視界、荷室の使い勝手は、実車で確かめて初めて分かることがあります。いつ誰と乗るか、何を積むか、乗り降りを無理なく続けられるかを一つずつ確認すれば、自分に合う一台が見つけやすくなりますよ。


よくある質問

60代ならロードスターとGR86のどちらが乗りやすい?

体格や腰・膝の状態、駐車環境によって異なります。両車とも低い着座位置のため、展示車や試乗車で乗り降りと視界を確かめてください。

2026年のロードスターとGR86はいくらから?

2026年10月11日に確認したメーカー希望小売価格では、ロードスターS・6MTが295万9,000円から、GR86 RC・6MTが293万6,000円からです。オプションや諸費用を含む支払額は販売店で確認しましょう。

ロードスターに福祉車両の設定はある?

マツダは過去にロードスターの手動運転装置付き車を発売し、2022年にはロードスターSeDVを市販車として展示しています。現在の注文可否や仕様は、マツダの販売店・福祉車両窓口へ確認してください。


参照した記事・メーカー資料

  • 東洋経済オンライン「GR86/ロードスター FRスポーツ買うならどっち 王道スポーツのトヨタ、上質オープンのマツダ」平塚直樹、2021年10月13日公開
  • Webモーターマガジン「【試乗】マツダ『ロードスター』乗りがトヨタ『GR86』に乗ってみた!その印象は?」2022年8月20日公開、試乗:鈴木ケンイチ
  • トヨタ自動車「GR86 主要諸元表」2021年10月発行
  • GAZOO Racing「進化したGR86を発売」2026年8月6日発表
  • マツダ「ロードスター/ロードスターRF グレード比較」2026年10月11日確認
  • マツダ「ロードスター・ロードスターRF・アクセラの手動運転装置付車を発売」2017年9月21日発表
  • マツダ「国際福祉機器展 H.C.R.2022 出展概要」2022年9月26日発表

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